世界の２２日の株式相場は大荒れだった。

表向きはＦＯＭＣ終了後に発表した声明が下げの原因になるようだが？・・すでに折込み済みの・・特段のものはなく、世界的に漂う・・いや〜な「予兆」が世界中の市場を覆っているようである。嵐の前とはそのようなものだ。

アジア市場では前夜の米国の軟調な地合いを受け継いで、香港ハンセン指数は−４．８５％の急落。アジア市場の軟調を受け、欧州市場も２００９年８月以来の悪い数字である。
今日発表された米国の経済指標は特別悪いものはなく、新規失業保険申請件数はほぼ予想通りの４２．３万件。また８月の景気先行指標総合指数は＋０．３％で予想より良かった。

世界的に市場から資金を退避させる「リパトリエーション」が起きており、一般に「リパトリエーション」の局面では次のような現象が起こる。
ドルが買われ・・それ以外の金融商品が手仕舞いされる。
これらの現象が続くようだと・・ＶＩＸ＝恐怖指数が振り切れる？

＠投資家は資金の避難先として米国債を選好。米国の１０年債利回りで新安値（価格は上昇）
＠フランスＣＡＣ４０指数。22日の引けは2,781.68、前日比−５．２５％と大きく売られた。
＠ドイツＤＡＸ指数。２２日の引けは5,164.21、前日比−４．９６％の下げ。

高値がだんだん切り下がる「ロウアー・ハイ」となっており、未だ底値模索中だ。

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■インド株（終了）：２年ぶり大幅安−ＦＯＭＣ景気見通しとルピー安で

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920017&sid=ahO4yoxV4Fx8

９月22日（ブルームバーグ）：22日のインド株式相場は下落。指標のセンセックス30種指数は２年余りで最大の下げとなった。米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）が米景気の下振れリスクを示唆したのに加え、ルピーが対ドルで２年ぶり安値に落ち込んだことが嫌気された。 (以下略)

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■ブラジル株：３日続落−ＦＲＢが米景気の「著しい下振れリスク」指摘

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920011&sid=asFoD322QXJU

9月21日（ブルームバーグ）：21日のブラジル株式市場では、指標のボベスパ指数が３日続落。米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）終了後に発表した声明で、景気の見通しに「著しい下振れリスク」があると指摘したことから売り優勢となり、相場は下げに転じた。 (以下略)

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■香港株（終了）：ハンセン指数、09年７月来の安値−リスク増大嫌気

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920017&sid=a9cvfZOwZT1s

９月22日（ブルームバーグ）：香港株式相場は下落。このままいけばハンセン指数が約３年ぶりの大幅な月間下落率となる。米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）と欧州システミックリスク理事会（ＥＳＲＢ）が世界の金融市場に対する脅威の高まりを警告したことや、中国製造業活動の減速が示されたことが嫌気された。

時価総額で欧州最大の銀行、英ＨＳＢＣホールディングス（5 HK）は3.6％安。国際通貨基金（ＩＭＦ）は欧州の銀行が「調達困難」に直面していると指摘した。ＦＲＢは、米景気には「著しい」下振れリスクがあるとの見解を示した。
ハンセン指数は前日比912.22ポイント（4.9％）安の17911.95と、終値としては2009年７月以来の安値。ハンセン中国企業株（Ｈ株）指数は同6.3％安の9202.70で引け、09年３月以来の大幅な下落率となった。 (以下略)

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■中国株（終了）：上海総合指数、約６週ぶり大幅安−製造業指標を嫌気

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920017&sid=aZ4e5SSp1Py8

９月22日（ブルームバーグ）：中国株式相場は反落。上海総合指数が約６週間ぶりの大幅な下落率となった。同国の製造業活動を示す指数が低下したことに加え、不動産開発企業の資金繰りが厳しくなる可能性をクレディ・スイス・グループが指摘したことが重しとなった。 (以下略)

コメント
01. 2011年9月23日 10:26:19: 3Sz5bSNGFo 略・・・・今、世界中でアメリカ人の資金がアメリカ（ドル）へ戻って行っていますが、この資金引き揚げの破壊力は韓国・香港・シンガポール等の中小国では半端なものではありません。 日本でも連日数兆円規模の資金引き揚げが起こっていると見られていますが、総額で数十兆円規模の資金流出になる可能性もあり、それを埋める資金はありません。 このような時に、日本（銀行）が保有します１兆ドルの外貨（準備高）をヨーロッパに無条件で融資すると発表になっていますが、ヨーロッパの中央銀行が破たんすれば、日本は全ての外貨を失うことになります。 ＜外貨（資）の引き揚げ＞が起こり、そして＜外貨準備を失う＞というダブルパンチに見舞われた場合、日本は一体どうなるでしょうか？ （http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/）
02. 2011年9月23日 11:01:42: HS4gbbOWdw ＞ドルが買われ・・それ以外の金融商品が手仕舞いされる。 これらの現象が続くようだと・・ＶＩＸ＝恐怖指数が振り切れる？ いよいよ米国の重みに押しつぶされる状況に陥るということだ。
03. 2011年9月23日 22:09:41: g5U9vG2cMi わけのわからない円高は日本国債買いによるもの。ますます不可解。
04. 2011年9月23日 22:12:49: g5U9vG2cMi 経済のメカニズムが壊れたか。
05. ku_mode 2011年9月24日 06:52:29: NXiwSiXfFPg/s : qhJb97mW02 貨幣経済モードの世界経済がリセットへ。 搾取なき経済システムの生み苦しみであって欲しい。
06. 2011年9月24日 07:49:14: vLunOyEJYd 日本政府は知っていて欧州米州の詐欺にかかっている。 年金は早くも崩壊、地方行政は赤字で市役所は破産する。 銀行預金も封鎖されて（溝漬け）で生活資金さへ引き出し禁止 2012年は日本国家財政が崩壊する。 誰が民主党を選んだ？
07. パルタ 2011年9月24日 23:14:00: BeExvDE2jO5d2 : KWEa32Be12 >>06 自民党なら避けられた？ウソつけ。そういうレベルの問題か。 民主より親米的な自民なら大丈夫だとでも言うのか。 自民党から民主党に代わったのは何年前の話だよ。 小渕時代にすでに爆弾仕掛けただろうが。小渕のあだ名は何だった？ 借金王だよ。ゼネコン不況の時だ。いや、橋本？村山？ 海部の時に湾岸戦争とソ連・ユーゴ崩壊、バブル崩壊があった。 その時にはすでにヤバい事が画策されていたんじゃないのか？ いや、中曽根の時に始まっていたのかも知れない。 恐らく原発とバブルは時限爆弾だろう。民主になろうが、自民になろうが、どの道欧米は日本を殺す気だろう。 ドル刷っているのはアメリカだし、権力持っているのはアメリカだからな。

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