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1.2GPa級超ハイテン材---日産、新日鉄、神戸製鋼が共同開発(レスポンス) 世界で販売が伸びる自動車メーカーは凄い
http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/513.html
投稿者 スカイキャット 日時 2011 年 10 月 06 日 19:57:00: 3nXimNhwS3/Ls
 

下請けのコストを減らすことばっかり考えて、あげくに不良品をつかまされたメーカーとは違うね。
車作りの基礎からきちんとやっている。

★本文
 日産自動車は10月5日、自動車の車体構造部材の冷間プレスが可能な引張強度1.2GPa級の高成形性超ハイテン材(高張力鋼板)を新日本製鐵、神戸製鋼所の両社と共同開発したと発表した。世界で初めてとなる。

ハイテン材は強度が高くなればなるほど、伸びにくくなり成形性が低下する性質を持ち、スポット溶接強度を確保しにくくなるという特性があるため、複雑な加工を伴う車体構造部材の冷間プレス用には、980MPa級ハイテン材の適用が限界とされてきた。

日産と新日鉄、神戸製鋼は1.2GPa級超ハイテン材で高い成形性とスポット溶接強度を確保するため、最適な成分設計と製造プロセスにより、材料の組織を極限まで微細化させる技術を確立。従来のハイテン材のような単一組織ではない硬質相・軟質相の最適な組織分率を持った複合組織を開発した。

この材料開発とあわせて、スポット溶接工法の開発にも取り組み、超ハイテン材に最適な加圧力・電流・通電時間等のパラメーター設計により、新たなスポット溶接パターンを確立した。これらの技術開発により超ハイテン材をさまざまな部位の車体構造部材に適用することが可能となった。

日産は2013年に発売する新型車からこの超ハイテン材を車体のセンターピラーレインフォース、サイドルーフレール、フロントルーフレールなどの車体構造部材に適用。グローバルで採用する。

今回開発した超ハイテン材を適用することで、通常のハイテン材と同等の車体性能を保ちながら鋼板を薄くできるため、1台あたり約15kgの軽量化が図れ、車両の燃費改善などに貢献する。

1台あたりの鋼板の使用重量が少なくなることに加え、この超ハイテン材は冷間プレスが可能なため量産に適しており、生産コストを含めた車両トータルでコストの上昇を抑えることができる。

http://response.jp/article/2011/10/06/163388.html  

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コメント
 
01. おっさんZ 2011年10月07日 05:52:52: vf1pLsPn/FgHY : w6Snwtdq2w
でも、今、日本車は全然売れなくなっているんですけど?。

02. 2011年10月07日 06:25:23: Tt5VZL1wuU
>>01
そうですね。日産は外車ですからね。
でも、ルノー傘下に入って大正解でした。

03. 2011年10月07日 19:48:07: 1qmOy4Hy0U
あまり関係ないけど、マツダはロータリーエンジン車の生産をやめるんだって。
なんか、どんどんつまらなくなっていくよ・・・

04. 2011年10月08日 01:32:35: 8H9nIxVLIY
これはコスト削減ばかり優先して韓国製鋼板の使用拡大を推進するトヨタやダイハツ、ホンダなどへの強力なカウンターパンチになるだろう。日産自動車が新日本製鉄、神戸製鋼など国産メーカーとの関係を重視することにより、彼らを強力な味方につけたのである。いくら安くても不純物が多くて錆びやすい鋼板では、亜鉛メッキしたところで効果は期待できない。当方は所有したことがないから経験したことはないが、ホンダの自動車は海岸部分での潮風に弱い傾向があると聞いたことがある。韓国製鋼板の広範な使用が影響していると断定する。

ダイハツは群馬県の軽商用車工場を閉鎖し、大分県に移転した。これは韓国からの鋼板輸入を考慮したものと見られる。これに対し日本の鉄鋼メーカーは防戦一方であった。今回、日産自動車は国内メーカーに貴重な仕事を確保した。特にトヨタと親しい新日鉄との関係を強化したことが特筆される。新日鉄はトヨタのコスト削減策によって韓国製鋼板の使用拡大ののあおりを食っていた。ここに楔を打ち込んだことの意義は大きい。

かつて日産自動車は、ゴーン革命と言って系列破壊の動きを見せていたが、最近では逆にグループの結束を強化する方向を打ち出している。ゴーン社長が日本国内の事情を重視していることの現れである。また最近では三菱自動車との協力が目立つ。先日も日産自動車のNV200を三菱デリカD:3としてOEM供給し、三菱自動車ディーラーでも販売を開始した。三菱自動車が国内販売の不振から5ナンバーのミニバンをカタログから落として久しいが、トヨタやホンダのライバル車種に対抗できるミニバンが欲しかったものの、現在の状況では国内生産しても採算が合わなくて困っていた。これは三菱車ディーラーに朗報となろう。

この相互補充の手法は、欧州では普通に行なわれている。商用車にその傾向が強く、シトロエン、プジョー、フィアットが前輪駆動商用車を共同生産するほか、日産・ルノー連合はオペルとも協力している。自社にない車種は他社から調達する。日本人は何でも自社で生産しないと気がすまないようだが、それの典型例がトヨタだ。

かつてのGM。それを模倣したトヨタに見られる徹底したフルライン生産は、もはや維持するのは無理だ。他社と協力して車種を相互供給する。自動車マニアから見れば邪道に見えるようだが、経営者は自社の実力を知って経営しなくてはならない。日産自動車のゴーン社長は、それをわきまえている人物だ。彼のトヨタ包囲網は着実に強くなりつつある。先ほど述べたNV200を日本でもタクシーに採用すべく、活動しているようだ。昔から日産自動車を伝統的にタクシーとして使用している西武系の会社も、実験的にNV200をテスト導入している。これで顧客の反応を見ているようだ。

ゴーン社長の次の手に期待しよう。


05. 2011年10月10日 21:48:38: Tt5VZL1wuU
>>特にトヨタと親しい新日鉄との関係を強化したことが特筆される。

新日鉄君津の工場の社用車はフーガだった。
他にもスカイラインもいた。
すでに、日産との関係は強化されている。


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