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ユーロ圏首脳会合、債務危機包括策で合意:識者はこうみる
http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/800.html
投稿者 sci 日時 2011 年 10 月 27 日 17:10:49: 6WQSToHgoAVCQ
 

(回答先: ドイツがEFSF拡大案を承認 銀行保証供与の用意、自己資本比率9% ギリシャ債損失で銀行団とEUの協議  投稿者 sci 日時 2011 年 10 月 27 日 03:52:59)

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23845520111027?sp=true
2011年 10月 27日 14:08 JST 

 10月27日、ユーロ圏首脳会議は、債務危機包括策で合意した。写真はファンロンパイEU大統領(右)とバローゾ欧州委員長(左)。ブリュッセルで撮影(2011年 ロイター/Thierry Roge)
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ユーロ圏首脳が危機対策で合意、ギリシャ債務減免50%

 [ブリュッセル/東京 27日 ロイター] フランスのサルコジ大統領は27日、ユーロ圏首脳会議閉幕後の記者会見で、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)に4─5倍のレバレッジをかけ、約1兆ユーロ(約1兆4000億ドル)の規模に拡大することで合意した、と表明した。

 サルコジ大統領はまた、民間セクターが保有するギリシャ債務については、50%減免することで、銀行側と合意した、とも明らかにした。

 市場関係者の見方は以下の通り。

●予想の範囲内だが市場に安心感もたらす

 <三菱UFJモルガン・スタンレー証券シニアストラテジスト 白木豊氏>

 ユーロ圏首脳会合の結果は予想の範囲内であり、力強い支援材料とはならないが、市場をほっとさせる安心感をもたらすだろう。実現可能性などに不透明な部分はあるものの、合意した以上、やらざるを得ないのではないか。最近の日本株は海外市場の動向に左右されにくく、国内企業の決算に関心が移っている。決算を見極めるまで大きく反応しにくい。

●ユーロの上値は1.40ドル乗せ程度

 <大和証券投資情報部部長、亀岡裕次氏>

 フランスのサルコジ大統領が発表した債務危機対策は、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)への4─5倍のレバレッジなど、ほぼ事前予想通りの内容になった。ユーロ/ドルは発表後に急上昇したが、まずは対策が合意にこぎつけたことを好感した形だ。イタリアなどの債券利回りの上昇も歯止めがかかる可能性がでてきた。

 ただ、危機対応の枠組みは決まったものの、実際の運用には時間がかかる。運用の動向をみながら、今後も曲折はありそうだ。道筋がはっきりしていい方向に向かってはいるが、これでユーロが完全にアク抜けしたわけではない。短期的なユーロ/ドルの上値余地は1.40ドル乗せ程度まで。1.45ドルに向かうのは難しいとみている。

●金融市場が危機脱却を織り込むには不十分

 <東京海上アセットマネジメント シニア・ファンド・マネージャー 久保健一氏>

 ユーロ圏首脳会合後に発表された内容をみても、依然として不透明感が払しょくされるという段階ではない。17カ国が足並みを揃えて実施に至るには長い道のりがあり、まだ道半ばだ。実際に金融市場が危機脱却を織り込むのには不十分とみている。

●危機を食い止めることに役立つ

 <みずほインベスターズ証券 チーフマーケットエコノミスト 落合昂二氏> 

 合意内容は事前に想定されていた範囲内にとどまっている感じだ。一定の着地を見たということで、危機を食い止めることには役立つと思われる。

 ただ、いったんギリシャ債務問題は区切りがついたようだが、ギリシャ以外の債務国に波及していく場合に不安が広がらないか、つまり、イタリア、スペインには債務削減の課題を出す格好になっているが、危機が食い止められるかは分からない。

 一方で金融機関の資本増強の話しがあったが、金融機関の自助努力によって、まずは資本増強をするが、これがうまくいくかは今のところ不透明だ。資産売却やローンを減らすことなどで対応するとクレジット・クランチが発生することもあり得る。この点の予防策が見えない。依然として課題は山積している印象だ。

 相場への影響は合意内容が想定内だっただけに限定的だろう。

●3本の柱で基本合意、前向きに評価

 <ニッセイ基礎研究所・主任研究員 伊藤さゆり氏> 

 ギリシャの債務削減、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の機能拡充、銀行の資本増強の政策、いわゆる「3本の柱」で、基本的合意に達した。う余曲折を経ながらも、ユーロ危機を克服する上で、必要最低限の条件をまとめ上げたことは、前向きに評価していいのではないか。

 3つの柱を強力に推し進めることができるのであれば、金融市場にあく抜け感が出てくるのだろうが、実行には時間が必要。1つ1つ、実行と効果を見極めていくことになるのだろう。

●景気後退懸念は今後も続く

 <ソシエテ・ジェネラル香港のコモディティ・ストラテジスト、ジェレミー・フリーセン氏>

 欧州金融安定ファシリティー(EFSF)を拡大することになれば、間違いなくポジティブであり、欧州市場に持つリスクが幾分減ることになる。購買力や成長を創出すれば、商品市況にも好影響を与えることにつながる。

 依然としてギリシャやイタリアの債務問題が片付かない中で、早急な解決策を期待するのは楽観的すぎる。ただ、欧州各国は問題に真剣に取り組んでいるように思える。

 短期的には、信用リスクやデフォルト(債務不履行)リスクはEFSFにコントロールされることになる。景気後退懸念は今後もくすぶり、商品市況にはしばらく重しとなるだろう。

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債務危機包括策で合意:こうみる

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