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通貨制度という虚構のシステム・・「ユーロ崩壊」ではなく「ユーロ縮小」、国債暴落を囃すのは崩壊するグローバリズムなのです
http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/354.html
投稿者 尚林寺 日時 2011 年 12 月 04 日 11:25:11: JaTjL5JPya4go
 

http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20111202

今回のユーロ危機で再確認したのが、「通貨制度」というのはそもそも虚構のシステムだという伝統的な事実です。
通貨制度というのは、お札にしろコインにしろ、国家の権威が「これは価値があるものだ。みんな、そう信じるように!」と宣言し、一般人全員がそれを信じることによって成り立っている虚構のシステムです。

****最近、メディアでは「ユーロ崩壊」という言葉がよく使われています。これはいったいどういう意味なんでしょう?
ユーロ暴落、なら意味は分かります。1ドル、もしくは100円が、1万ユーロになる、というようなことが起これば、それはまさに「ユーロ暴落」です。しかし、そのユーロという通貨がドイツでもフランスでもイタリアでも使えます、という限り、暴落には一定の歯止めがかかります。
それらの国でユーロという通貨をもって商品やサービス、さらには土地や企業が買えるのであれば、それらの実物資産を「ぜひ買いたい!」と思う人がでてきて、それを買うためにユーロを調達することになりますから、そんなめちゃな暴落は起こりえません。
北朝鮮やミャンマーの通貨が1ドル、何万ウォン、何百万チャットになりえるのは、北朝鮮やミャンマーに、海外の人が欲しいと思う貴重な実物資産がほとんどないからです。(唯一海外の人が関心を示す土地は、規制により購入不可能です。)
一方、ユーロの国々には世界の人々が欲しがる資産がいくらでもあります。それらの国の人がユーロを信じている限り(=ユーロと交換に商品や資産を売ることを受け入れている限り)、様々なノイズはあるにせよ、為替レートはこれらの実物資産が平価する範囲でしか暴落しないと考えるのが普通でしょう。

****では、(ユーロ暴落ではなく)「ユーロ崩壊」とは何でしょう?どこかの国がユーロを離脱することでしょうか?
ギリシャがユーロの使用を止めてドラクマを復活させる、と決めたとしましょう。その実現には物理的にお札を印刷して、交換して・・・、というだけでも2年近くはかかるでしょう。今から2年かけて、ギリシャがユーロの使用をやめ、ドラクマに戻しました。
これが「ユーロ崩壊」でしょうか?
これは「ユーロ加盟国の減少」「ユーロ圏の縮小」にしか見えません。

じゃあドイツやフランスを含め、どの国もユーロを使わなくなったら「ユーロ崩壊」でしょうか?それこそかなりの準備期間がかかりそうです。今ソレを決めて、3年から5年かけ、どの国も昔の通貨を復活させたとしましょう。
★これが「ユーロ崩壊」?
そう言ってもいいですが、価値観を除いて言えば「ユーロの廃止」「ユーロの消滅」でもいいはずです。

****だから、「ユーロ崩壊」とはいったい何なのか?
多くの人が心配しているのは、「ギリシャなどの国債がデフォルトし、それを保有している欧州の金融機関が多額の損失を被り、金融機関の世界的な連鎖倒産が起こること」でしょう。
これはたしかに大きなリスクです。リーマンショックに匹敵する、もしくは、より大きな金融危機が世界を包み込むことになります。どこの財政当局にもこれらの金融機関を救済する余力のない今、世界中の人がそういった事態を心配するのは無理はないし、不安に思います。
★でもそれは「世界的な金融危機」ではありますが、「ユーロ崩壊」ではありません。崩壊するのは「国際金融システム」なのです。

****別の言い方をすれば、ユーロという制度が崩壊するかどうかは、みんなが「ユーロ」という通貨をいつまで信頼するか?
ということに依存しているのです。ドイツやフランスの街角で、「ユーロ札をだせばレストランで食事ができる」、「ユーロ札をだせば、ブランド品のカバンや洋服が買える」限り、ユーロ崩壊ではありません。
★たとえばパリでレストランに入ろうとしたら、入り口に「支払いはドル、ポンド、円のみで受け付けます」と書いてあるようになったら、それがまさに「ユーロ崩壊」です。欧州の国の人達が自国の銀行口座からユーロ貯金を全部引出し、ドルやポンドや円、さらに実物資産に変換(購入)しようと走ったら、それが「ユーロ崩壊」です。
つまり、一般の人達が広く、その通貨を信任し続けるかどうか、これが通貨制度が維持されるか、崩壊するかの境目です。「虚構のシステム」は、みんながそれを信じている間は「ホンモノ」であり続けられるのです。

****日本の国債暴落を囃す虚構・・
★日本が少々経済停滞していても、財政赤字があまりに大きくても、高齢化で未来も厳しくても、日本人が「円」を強く信任している限り、円の価値は常に高く評価されるでしょう。海外からみても「日本人が円という通貨制度を強固に信じている」ことは、よく見えています。円高の本質的な理由はそこにあるのです。
円もユーロも(もちろんドルも)虚構のシステムです。その違いは「みながどれほどその虚構を信じているか?」というレベルの差だけです。そして円は今、どの通貨よりも「信じられている虚構」とさえ言える状態です。
このように、通貨制度の成立は「人々がその虚構を信じているかどうか」に依存しており、今問われているのは、“欧州統合通貨ユーロ”という虚構システムのひとつを、私たちが(欧州の人達が)いつまで信じるか、ということなのです。(中略)

(注)〈日本の国債暴落を囃す虚構〉は投稿者の補遺

 

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コメント
 
01. 佐助 2011年12月04日 20:48:49: YZ1JBFFO77mpI : gHqpcm4bVU
さらに追記すると

漫画経済学教科書に常識として紹介された資本主義の経済原理に下記の事が書かれている.「自由な貿易と内外投資が、世界市場を拡大させるので、バブルは絶対発生しない」と確信している。

「利益を上げることが善であり、リスクの見返りが利潤である」
「ベンチャー精神のないところに、ビジネスドリームも無い」
「自由な貿易と内外投資は、世界市場を拡大させるので、バブルを発生させない」
「市場はゼニの投票による選択淘汰で、早いもの勝ちのサバイバルゲームである」
「淘汰によって需要と供給は自然に均衡されるので、景気は自動的に回復する」
「だから、政治が干渉しないことが、経済にとって常にベターである」

バブルの発生期には、マスコミが、カリスマ&英雄としてこれを賛美する
しかし、バブルの崩壊過程では、バブル発生の元凶として糾弾されるのである。
如何にいい加減なことがよくわかる。都合のよいマジックでありトリックでもある。

紙幣の発生起源は、キンの預かり証である。つまり、預かり証そのものが、キンと同じ価値をもつと信じられて流通したことから、紙幣が誕生した。だから、紙幣を土台にした金融商品を放置すれば、自然と新しい信用を創造し膨張する。この紙幣が、信用を膨張させるバブルの真犯人なのです。紙幣のお蔭で金持ちは悠々自適な生活を満喫できる。

だが、紙幣は、その発行者の信用がなくなれば、徳川時代の大名の印刷発行した藩札や日本軍が占領地で発行した軍票のように、突然紙切れになる。又、ハイパーインフレが発生すれば、何百枚の紙幣で饅頭一個しか買えなくなる。

紙幣を土台とした金融商品は、自然に信用を膨張させバブルを発生させる。しかしバブルは姿を変えるために、その破裂を予知できない。紙幣から「金融商品は自然に信用を膨張させる。その膨張係数が、四倍以上になると、バブルは確実に炸裂する。金融商品以外の日常生活商品は、機会損失の心理に支配され、定期的にバブルの発生と消滅を繰り返す」ことになる。

人類は、色々な通貨を考案した。そして、金銀銅のように、それ自身が価値をもつ通貨を、最も長く使用した。金銀銅が通貨の時代、国家は、赤字財政になると金銀銅に混ぜ物を入れ穴埋めした。それは、せいぜい倍ぐらいの赤字しか埋めることができないのに、インフレは確実に発生した。

今日では、紙幣を印刷すれば、百倍の赤字を埋めることができる。それなのにナゼ、国家は、紙幣や国債の増発を避けるのだろうか,将来に必要な巨大な年金や保険を、できるだけ増やそうと思ったが、食いつぶしてしまった年金保険の役人が、国家に責任が及ばないよう切腹させられるのはナゼか?

それは、政府官僚たちは紙幣と国債を増発して穴埋めするとハイパーインフレとなり、米騒動的な全国暴動に波及して、国家が転覆すると恐れているためだ。デフレで放置すると暴動などが全国的に波及しないと思っているのである。だがインフレ待望論者は、インフレを起こせば、国家や企業の赤字は、手品のように消えてなくなる。と同時に、利益のない低価格に悩む企業を助けられるという妄想を抑えることができない。

金融商品と原材料の値上がりを放置しながら,消費者の所得は増やさないまま、生産工場を海外に移転すれば、どうなるか,当然国内市場が縮小する。そして消費者物価のインフレは発生することはない。そして、輸出の好調のセイで、3年半ごとの景気循環さえ見えなくなる。だからバブルの膨張が頂点で爆発することも予測できなくなる。そして世界経済は関税引き下げと通貨切下げ競争で、長期間悪夢にうなされることになる。

今回の世界金融大恐慌の妖怪の姿はまだ見えない,しいかしドルと株の暴落で、その妖怪の姿が誰の目にも見えてくる。

そもそも紙幣そのものが信用膨張の根源であった。ところが、個人や企業も、紙幣を土台にして儲けすぎたのである。すべて3分の1が適切なるバランスなのである。


02. 2011年12月04日 22:54:04: I8Z1OQSLRE
あのさ、インフレってさ、貨幣量>実物モノ・サービス量でおこるわけ。

ドイツのレンテンマルクは、刷り過ぎ。

日本の戦後は実物モノ・サービス量なさすぎ。

73年の狂乱物価は、固定相場制維持のために、市場に円供給しすぎ。

ユーロ崩壊させるなら、ECBが、バカバカユーロ刷らないとおこらない。

貨幣は信用。この「1万円札を、明日誰もが受けとってくれる」と信じているから、経済が成り立つ。

「1万円札なんて、信用ならないから、ゴールド持ってこいとか、ドルもってこい」といわれるのが、「円崩壊」

 ユーロがこうなるとでも?


03. 2011年12月05日 10:53:54: Ou16WLGjpU
現実は「ドルは信用ならないから日本円もってこい」だからな。

「西側先進国」以外の国同士の原油取引とか、実際にドル決済でなくなって
来ているようだしな。

大地震と大津波と原発大爆発のさなか、超円高が進行した理由について
まともな説明をマスゴミから聞いたことがない。


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