★阿修羅♪ > 経世済民74 > 382.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
格付け・・ EU危機に「メシウマ」的な政治ビジネス アングロサクソン流の格付け!
http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/382.html
投稿者 尚林寺 日時 2011 年 12 月 08 日 11:19:20: JaTjL5JPya4go
 

http://blog.goo.ne.jp/msi021112/e/f61983ec49f42d5f7d2b242e8d95bb88

ユーロ圏では明日から開かれるEUサミットに向け、ドイツ、フランスの他国に対する根回しが行われているのだろうか。
S&PがEUサミットの前にドイツをはじめ高格付け6ヵ国の格下げの可能性の条件としてEUサミットの結果をも指摘したことが、むしろ解決に向けた背中を押すんだというショイブレ独財務相の発言もあって大波乱には至らなかった。

しかし、こうしたタイミングでの格付け見通しの発表というのも、かなり政治的な意味合いを帯びてくる。
サブプライム問題華やかりしころかな、そうした政治的な意図で格付け会社を米国政府が使っているなどという見方が流れたこともあったが、タイミングによっては一国の方向をも変えてしまう力を持つのも確かで、それは格付け判断がカネの流れを変えてしまうことによる。

考えてみれば、カネの影響力が極大化して、その方向性が企業や国家までもの盛衰を左右するという環境の中、カジノ経済の申し子的な側面が強くなってしまったのが、今の格付け会社なのかも知れない。

どうして格付け会社は、サブプライムローンを組み込んだMBS(住宅ローン担保証券)やそれらを組み合わせたCDOの格付けでミスを犯したのか。その失敗にもかかわらず、否、その失敗により、格付けの需要がさらに増したのは何故なのか・・・・などなど。M&Aにおける契約を御破算にする(purchase back)のに格付けを要件にしたり、金融機関が与信管理に格付けを利用する「格付けトリガー」など・・なぜフランスは1段階ではなく2段階格下げの可能性なのか、その影響は・・ (中略/亀井幸一郎)


*************************************************************
■喧嘩を売ったのか警告を発したのか、S&Pはユーロ圏15か国を格下げ方向で見直し

http://blogos.com/article/26310/

米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は5日、ユーロ圏15か国の格付けを「クレジットウォッチ・ネガティブ」にするとした。見直し作業は90日以内に行われ、50パーセント以上の確率で実際に格付けが下げられるそうである。


見直し作業は90日以内に行われるとしているが、8日から9日にかけて開催される欧州連合(EU)首脳会議の結果次第では格下げする可能性があるとの指摘もあったようである。

EU連合首脳会議を控えて格付けの見直しを発表した理由について、S&Pは「会議でのEU当局の対応が断固としたものだと投資家に受け止められなければ、市場の不安が急速に強まり、政府や金融機関にとって市場からの資金調達がより困難になるおそれがあるため」と説明したそうである(NHKのサイトより)。

5日にサルコジ大統領とメルケル首相はEU首脳会議を前にパリで会談し・・共同声明では今回のS&Pによる動きを、認識しているとの発言もあったようである。

★今回のS&Pの動きは、EU首脳会議を前にドイツやフランスを中心として積極的な危機対応を行わなければ、問題がさらに深刻化することを懸念しての、警告とも捉えられる。

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は11月に格付け会社に対する規制強化を提案していた。格付け会社がギリシャ発の債務危機を助長した可能性があるとして、格付け会社が誤った格付け情報を流した場合、投資家が損害賠償を求められる法令を制定することなどを柱とする新たな規制案を発表していた。また、EU独自の格付け指標も検討するとしていた(毎日新聞)。

★こういった動きに対して、格付け会社が喧嘩を売ったというか買ったような動きにとれなくもないが・・格付け会社S&Pは6日に、EFSFについても、格付けを引き下げる方向で見直すと発表した。

そのS&Pに対してドイツのショイブレ財務相は、8、9両日にブリュッセルで開かれる首脳会議での打開合意に向けた最高の激励だと述べたそうである。皮肉にも聞こえなくもないが、それならそうと受けて立とうという意思の現れのようにも伺える。一方のS&Pの欧州ソブリン格付け担当者は、財政統合めぐる独仏合意で格下げ回避の可能性も指摘するなど・・
さてもし仮にS&Pがユーロ圏のトリプルAの国の格下げを行えば・・★ドイツとフランスが外れ、トリプルA(S&P)の国は英国とカナダしかなくなる。まさにトリプルAの国債はレッドデータブック(絶滅危惧種)入りしてしまう懸念もある。

★果たして民間の格付け会社がこれほどまでに影響力を持って良いのであろうか。警告を発することはたいへん重要ながらも、相場の攪乱要因となってしまうどころか、ちょっと大袈裟かもしれないが国の存亡にすら関わりかねない。そもそもソブリン格付けは格付け会社にとり勝手格付けであり、収益源とはなっていない。

★もちろん社債等の格付けをするには、そのベンチマークとなる国債の格付けは必要であろうが、そのソブリン格付けが欧州の信用危機などにより一人歩きし、さらなる影響力を持ってしまった。このため政府や市場、そしてマスコミなどからの注目度も増すことにより、格付け会社にとって本来は意見・見方であるはずの格付けが、大きな武器のような存在になってきていることは、かなり気になるところである。(中略/久保田博幸)

****************************************************************
■EU財政統合でイソップ物語のキツネ状態に陥っているイギリス・・EU危機に「メシウマ」な格付けビジネス

http://markethack.net/archives/51789200.html

ことEU問題に関してはイギリス人の言う事は話半分に聞く必要があります。
なぜならイギリス人は負け惜しみしているからです。
皆さんはイソップ物語のキツネの話を聞いたことがあると思います。
キツネはブドウを取ろうとしたけれど、高くて届かなかったので、(フン、あのブドウはきっと酸っぱいに決まっている!)と負け惜しみを言う事で溜飲を下げたのです。
これを英語ではSour grapes(酸っぱいブドウ)と言います。

イギリスは欧州統合の過程ではちゃんとERM(Exchange Rate Mechanism)と呼ばれる欧州各国の為替相場を一定のレンジの中に収めようとするプログラムに参加しました。そもそもERMを実施する狙いはそうやって為替相場の変動幅をだんだん固定してやることによって将来円滑に通貨ユーロへと移行出来るようにという意図で実施されたものですから、それに参加するということはイギリスに通貨ユーロへ参加する意思があったわけです。

ところが1992年にポンド危機が発生し、イギリスはERMからの脱退を余儀なくされます。これがジョージ・ソロスが「イングランド銀行を破産させた男」として勇名を馳せることになった歴史的な事件なのです。

もちろん、イギリス国内はEUに対して賛成意見だけではなく、反対意見も根強く存在しました。

その代表的な例がマーガレット・サッチャーです。サッチャーは米国のロナルド・レーガン同様、「小さな政府」をモットーとする政治家ですから「折角英国の労働組合の手から奪い取った主権を、なぜわざわざEUに差し出さなければいけないのか」とEUに対して反対の立場を取りました。

上記のような一連の歴史があるため、★イギリス人ならびにイギリスのマスコミはユーロ問題に関しては極めて冷笑的です。いや「ユーロなんか、壊れてしまえ!」という願望すら見え隠れします。

他人の困っている様子を見てメシウマ、、、というわけです。

僕は★The EconomistやFTをかれこれ20年以上購読してきたし、両方とも極めて高品質のメディアだと思います。
ただユーロ問題に関しては上に書いたような経緯があるのでどうしてもメシウマ的メンタリティーが露骨に出がちです。

でも有り体に言えばドイツがヨーロッパの押しも押されぬ盟主として君臨しようとしているときに、イギリスは蚊帳の外状態で最近ではアメリカにすらかまってもらえなくなっているわけです。

★だからイギリスのメディアの書いている事を金科玉条のように信じ込むとあっという間にFXトレードで投資元本を溶かす結果に陥ります。
おそろしや、負け惜しみ。(広瀬隆雄)


************************************************
■PIMCO キーセル氏:欧州政策当局の「総出演」待ってリスク資産購入

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LVUUYJ07SXKX01.html

12月7日(ブルームバーグ):世界最大の債券ファンドを運用する米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の社債ポートフォリオ担当グローバル責任者、マーク・キーセル氏は、欧州の中央銀行当局者が市場支援で一段の協調行動を講じるのを待った上でリスク資産を購入する考えを示した。

キーセル氏はPIMCOのウェブサイトに掲載した7日付のリポートで、「投資家はリスク資産を追加する前に、欧州と世界の政策当局者が『総出演』する瞬間が来るのを待つことを考えるべきだ」と指摘。

★ギリシャ発の債務危機が欧州の銀行システムに波及する恐れがある中、欧州連合(EU)は欧州中央銀行(ECB)は8日の政策委員会で銀行融資を促進する一連の措置を発表する可能性があると、ECBの協議について知るユーロ圏の当局者3人は匿名を条件に語っている。 (以下略)
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 経世済民74掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 経世済民74掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧