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日本国債の暴落が起きにくい理由・・[ユーロ暴落]も絵空事?
http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/622.html
投稿者 尚林寺 日時 2012 年 1 月 10 日 11:22:43: JaTjL5JPya4go
 

http://blogos.com/genre/economy/

この前紹介した『弱い日本の強い円』と同様、これも外資系証券会社のベテランのクレジット・アナリストとストラトジストが書いた本である。このように第一線―といっても、アナリストやストラトジストは自分ではトレードせずにクライアントにいい加減な分析や予測をプレゼンしたりする芸者だけど―のプロが一般書を出版するようになったのは、いうまでもなく金融業界の将来のボーナスの期待値が大幅に低下したためである。そろそろ本でも書いて引退するとか、あわよくば印税で一儲けと目論んでいるわけである。

日本の財政が破綻するという話はもう15年以上されているが、日本国債の金利が1%前後にへばりつく中、日本国政府は楽々と金融市場から資金を調達し続けてきた。日本国債が暴落するなどという兆候は全く見られない。

日本国債を売り崩そうとしたヘッジファンドはことごとく失敗してきた。この間、経済評論家やファイナンシャル・プランナーは日本破綻論を展開し、外国株や外国債券はては金貨などへの投資を呼びかけてきた。こういうアドバイスに耳を傾けたファイナンシャル・リテラシーの高い個人投資家は、リーマンショック以降の円高と世界株安の中、資産の半分を吹き飛ばした。その一方で、黙って郵便貯金をしていた日本のお年寄りの方々は圧倒的な投資パフォーマンスを達成したのである。

しかし僕はこのままいけばやはりいつかは破綻するだろうと思っている。国債で調達した金をばらまき続けても何も起こらないのなら、無税国家の誕生である。いつかは必ず調整されるのだ。

しかし、いつ、どういうことがきっかけで、どのように調整されるのか、よくわからない。世間に溢れるのは、日銀引き受けによるハイパーインフレのような破綻論や、国内債だから大丈夫だという極端な楽観論ばかりで、冷静な分析があまりないように思われる。そしてこの本では、そういった極端な悲観論と楽観論の間を埋める様々な議論がなされている。

一言で財政破綻といっても、国の破綻は会社の破綻とはぜんぜん違う。会社の場合は借りていた金を期日に返せなくなって、信用を無くして運転資金を借りられなくなったところで破綻だが、国にはいろいろな方法がある。返済期日を延ばしたり、金利を免じてもらったり、丸々踏み倒すのが狭義のデフォルトだとしたら、新たな国債を日銀に引き受けさせたり、極端な重税を課すといったことは広義のデフォルトといえるだろう。

この本では、それぞれのシナリオを考え、その確率を「エイヤー」と計算している。著者らのメインシナリオは、このままズルズルと10年程度は財政状況を悪化させ続けるが、国債は問題なく消化され続けるだろうというものだ。日本の銀行、そしてその背後にいる日本国民が、突然、狂ったように外貨建ての資産を購入し始めるなど、まるで想像できない。

そもそもリーマンという一証券会社やギリシャという小国が破綻しただけでこれだけの大騒ぎなのに、日本の破綻など、間違いなく"Too big to fail"であり、アメリカやヨーロッパ、それに中国が許してくれるはずはなく、いよいよ危なくなってきたら、国際社会から強烈な財政再建のプレッシャーを受けるだろう。日本国債が暴落というのは、やはり起こる確率は非常に低いのではないか。

世の中のファイナンス理論は国債の金利をリスクフリーレートとして、その上に全ての理論が築かれている。ギリシャなどの小国は別にして、日本のような大きな先進国の国債のソブリンリスクをどうやって考えればいいのか、僕にはよくわからない。この本を買ってよかったことは、国債やクレジット商品を分析しているプロもぜんぜんよくわかっていないことが、赤裸々に綴られていたことだ。僕は、国債のトレーディングには全く関わっていないので、こういう話が聞けるのはありがたい。

この本の著者は、大量の日本国債を売買している日本の銀行や保険会社のファンドマネジャーにもサービスしているのだが、僕は日本の銀行の国債トレーダーはもっといろいろ考えているのかと思っていたが、実は何にも考えていないことが判明した。そもそも国債とは、ファイナンスの教科書ではリスクフリーなもので、多くの金融商品はその前提で取り引きされている。言ってみれば、飛んでいる飛行機の中でいろいろな業務をしているのが、金融業界の人たちで、飛行機そのものが落ちたらどうするのか、などということは考えてもしょうがないのである。

日本の金融機関にしてみれば、日本が財政破綻したら、サラリーマンとしての地位も出世もヘッタクレもないので、日本国債がデフォルトするなどということは考慮する必要がないのだ。

実際問題、日本の銀行は日本国債以外に運用先がない。まとまった金額を外貨建て資産に振り分ければ、ほんの数%逆に行くだけで、債務超過におちいってしまう。これだけの莫大な日本国債のポジションをCDSなどでヘッジするのは、コストからいって全く問題外なのである。要するに、日本国債が暴落するなんてことは現場のトレーダーは何も考えなくてもいいのだ。

まぁ、なるようになるでしょう。
 

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コメント
 
01. 2012年1月10日 11:49:45 : 86ovsje4bQ
Qレシオですね、わかります。

02. 2012年1月10日 12:32:08 : cPIJgl1gMc
暴落さす予定はいつですか。

3月の欧米シナと同時あたりでしょうか。世界同時アジェンダ。3月の東京への地震攻撃時なのか。

ご意見を。


何年か前に民主党の幹部が2012年3月までは予算がくめるといってた。変なことを言う、予定表を知ってるよねと思った。


03. 2012年1月10日 15:24:54 : v9jNyT3ODg
日本国債がデフォルトを起こすと言っている人は財政危機のことをまったく知らない人です。
日本国債デフォルトは10年前の格付け会社による日本国債の格下げ以降言われ続けていることですが、その間、日本では財政危機の兆候すら見られませんでした。それは日本がデフレで日銀のゼロ金利政策が行われた結果、政府がただ同然で資金を調達できたからです。現在3年物国債の利回りは0.2%なので、仮に5000兆円日本政府が借金しても利払いは10兆円なので、財政破たんは起こりません。つまり、その気になれば財務省は国債費をいくらでも削減できるのです。国債の札割れが起これば、日銀が国債を引き受ければいいだけです。
また、インフレも問題ありません。1940年代のアメリカの金融政策を真似して、金利ターゲット政策を導入すればいいだけです。つまり、インフレでもゼロ金利を続ければ、長期金利は上がりません。1947年のアメリカのインフレ率は14%で10%を超えましたが、FRBはゼロ金利を続けた結果、30年物国債の利回りは2.25%で2%前半で推移しました。
日本は現時点では債権国、経常収支が黒字なので金利ターゲット政策を導入しても円が暴落することはありません。バブルなどは当時のアメリカ同様、預金準備率を40%近くまで引き上げて対応すればいいだけです。
2001年にアルゼンチンで事実上デフォルトが起こりましたが、それはアルゼンチン政府がドルをアメリカの金融機関から借金していたからです。つまり、政府債務がアルゼンチンペソではなく、ドル(外貨)で行われていたのです。ちなみに日本政府はご存じのとおり円で借金しています。
通貨危機でアルゼンチンペソが一時的ですが4分の1に暴落し、その結果、ドル建ての債務が4倍になって返済不能になりました。1ドル=1アルゼンチンペソが1ドル=4アルゼンチンペソに暴落し、今まで1ドルの債務を返済するのに1アルゼンチンペソで済んだものが、4アルゼンチンペソ必要になったからです。また、ドルを発行しているのはFRBで、アルゼンチンの中央銀行はアルゼンチンペソしか刷れないというのも外貨建ての政府債務で財政危機が起こる理由です。
パイパーインフレにしても、財政危機にしてもまったくわかっていない人の台詞です。ハイパーインフレや財政危機について専門に研究した人が言うはずがありません。

04. 頭痛肩こり 2012年1月10日 20:59:36 : ijA4Bi/M2v2R6 : 4ZHu66NgSY
今NHKのクローズアップ現代を見ています〜
いよいよ財務省の増税はNHKを出先機関にしてキャンペーンを始めています〜
銀行の国債投資部門が利回りが2パーセントに成った時にリスクはどうなるかと物々しくやっていましたが…結論としては大丈夫とのこと(笑)

IMFもストレステストとかいろいろちょっかい言うけど銀行の国債は国民の個人資産から企業の内部留保のお金に変質しているから、此から年金世代がお金を貯金できないと言うけど相変わらず銀行としては貸すところが無くて国債に投資するしか道は無いのです

テレビではハッキリとは言い切っていませんが、デフレが全ての原因ですね
そのデフレの旗振りが日銀だと国民皆が気がついていますよ〜…


05. 2012年1月10日 22:24:32 : zwZ9syooTE
自国通貨建ての国債と言っても無限に買えるわけではないですよね?
国内消化ができなくなった時はどうするのですか?
デフォルトは無いにしても国民生活に大きな影響があるのはないでしょうか。

06. 2012年1月11日 11:54:22 : OU4HK5ibvj
政府の累積債務問題は日銀が国債を購入すれば解決する問題です。
外貨準備など資産の裏付けがある実質的には借金ではない政府債務は300兆円近くあるので、日銀が基金を通じて500兆円近く国債を購入するなどすれば日本政府の累積債務問題は解決します。
ただ、バブルになると思います。ご存じのとおり、1980年代後半の日本、リーマンショック後の中国、どちらの国も中央銀行の大量の資金供給の結果、不動産価格が倍以上になりました。
今の日本の財政問題の本質は単年度の財政赤字にあるのです。日本は1990年代に入り、経済が成熟化して名目GDPがあまり増えなくなりました。1998年からデフレに陥り、名目GDPはマイナスです。その結果、20年間で名目GDPが全く増えていません。安定成長している普通の経済では名目GDPの伸び率が4%から9%の間で推移、10年間で名目GDPが2倍になります。ですので、単年度の財政赤字は問題になりません。
財政赤字でも名目GDPが増え続け、歳入も増え続けるからです。つまり、税収が増えて返済能力が高まるので問題ないわけです。ところが日本の場合は税収が増えるどころか減っています。名目GDPが増えないにもかかわらず、借金だけは毎年着実に増え続けています。
日本でこれほどまでに財政問題が深刻化したのは名目GDPがまったく増えていないからなのです。

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