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Re: 「僕のお父さんは東電の社員です」(現代書舘)を読む(3)
http://www.asyura2.com/11/hihyo12/msg/822.html
投稿者 脳天気な 日時 2012 年 4 月 10 日 17:00:51: Md.C3hMjrAb3Q
 

(回答先: Re: 「僕のお父さんは東電の社員です」(現代書舘)を読む(2) 投稿者 脳天気な 日時 2012 年 4 月 10 日 16:58:06)

ブログ:法螺と戯言 より
http://blog.livedoor.jp/oibore_oobora/archives/51782528.html
++++「僕のお父さんは東電の社員です」(現代書舘)を読む(3)

 森氏は数年前にアウシュビッツを訪ねたと書きます。とすれば下の写真を見たはずです。ここには、虐殺されたユダヤ人の数が当初彫り込まれていた400万超という数から150万と書き換えられているのです。これだけでも600万ー(400-150)万=350万となります。600万の数字の根拠は定かではないけれども、それにはアウシュビッツでの「400万」が勘定に入っており、おり、それが書き換えられたのですから、せめて300万強と書くべきであったでしょう。何がしかの効果を期待して、「600万」と書いたと疑われてもしかたありません。


(「アウシュビッツの争点』(木村愛二著)より)
 私は、かって、ダッハウ(ミュンヘン郊外)、マウトハーゼン(ウイーンの西百数十キロ)の強制収用所跡を訪ねたことがあります。ダッハウの近傍のホテルのフライヤにはガス室を連想させる写真が説明なしで掲載されています。収容所跡地で入手した資料には「ガス虐殺」は記述されていません(2005年5月13日記事
http://blog.livedoor.jp/oibore_oobora/archives/51781726.html 。
ドイツ国政府は、「反ユダヤ言動」に極めて神経質です。その理由を観光客に理解させるためにも、ドイツ国が犯したとされるホロコストを、あらゆる機会に謝罪をこめて書き込んでおくと思っていました。しかし、史跡案内書、ホテルのフライヤには、上記ブログ記事にあるように「自国の犯した犯罪そして謝罪」の意志が強烈に紙に表現されているわけではなく、なにやら心許無いのです。

 そこで、まずはマルコポーロへの寄稿者である西岡昌紀氏が著した「ガス室の真実」(日新報道、1997)、そして氏がこの本で推薦する「アウシュビッツの争点」(木村愛二著、リベルタ出版、1995年6月)を読みました。この二冊には「ホロコースト」に関する多くの疑点が指摘されています。森氏が書く「ヘスの供述調書」作成経過にも多くの疑点を指摘しています。

 例えば、西岡氏は、「戦後直ちに、連合軍が収容所に散乱する多くの死体を検死した。ガスによる窒息との医学所見は皆無で、殆どはチフス等の病死であった」、「ナチス虐殺の証拠写真として使われるベルゲン収容所の夥しい数の遺体について、そもそもベルゲン収容所にはガス室が存在しないことを連合軍が認めている。従って写真の夥しい数の死体はガス虐殺であるはずが無い」。又、木村氏は「世界年艦1938年版はユダヤ人総数を1660万と見積もっている。ニューヨークタイムス1948年2月22日付け記事では戦後のユダヤ人数は1500万から1800万と書いている」と指摘します。600万人減るどころか、ほぼ現状維持もしくは増加しているのです。

 何が本当なのか?市営図書館に備わった「ホロコースト」関連本の九割はホロコーストを肯定(「ホロコースト肯定」とは、「ホロコーストがなされたと認識する」、との意味。ブログ管理者注)していますから、西岡・木村両氏の主張の真偽・検証が出来る筈でした。ところが、上記のわずか3つの事例ですらまともな反論は皆無、むしろホロコスト肯定者達は東大教授、専門家も含めて事実関係を検証していないことが分かったのです。更に驚くべき事は、ホローコースト専門家であるビダル・ナケ氏は「(ホロコーストを否定する輩は)こまい事をグチグチいってくる。相手にしたら敵の思う壺だ。相手にしないのが最良」と、言ってのけ、一々事実関係は議論しないと公言したのです。そして日本のホロコースト肯定論者も「この対応に倣う」と公言し、自らの著書にそれを堂々と書くのです。(2006年9月9日記事参照)。
http://blog.livedoor.jp/oibore_oobora/archives/51301714.html 
%%%%%上記記事の部分引用
(途中抜粋)山崎、三鷹氏らが下記の様に語るとき、彼等は、学者研究者であった筈の自らを自己否定していることになりはすまいか?(これは、当該ブログ管理人のコメント、念のため)
否定論者への対処法(引用はじめ)
「まともな論争ができる相手ではない。そういう相手の土俵に乗って議論することは、客観的には彼らの意図(=否定論の拡散)に加担してしまいかねない」、 「ガス室があったかなかったかという議論をすると、否定派は際限なく『論拠』を繰り出し、都合が悪い事実には口をつぐ むか、まったく見当はずれの罵声を浴びせるだけである。ヴィダル=ナケが『否定派を相手に議論はしないが、否定派については議論すべきだ』と述べている が、私はこの意見に賛成である」。
%%%%%引用終わり。

 にも拘わらず、東大の教授は「ジェノサイド(大量虐殺)を研究課題として文部省(当時)から科学研究費を獲得しています。「事実関係究明」をせずして、こうした研究課題がありえるのは奇妙なことです。

 ホロコーストについては疑惑する側から夥しい疑点が指摘されているにも拘らず、肯定する側の研究者がそれに正面から否定・反論しないために、まさに「意図的」にそれらの疑点は闇に置かれままになっているのです。「ホロコーストはあった」との前提に立つ限りにおいてのみ、議論が許されるのです。それへの疑念は「あってはならず」、あれば、それは外圧で押しつぶされるか、又は無視されるのです。日本の「左翼」陣営は、ホロコーストに疑念を持つことをより強烈に犯罪視します。あたかもそれが自らの「左翼性」の証の如く。かくして、ホロコ−ストへの疑惑は「禁忌」(タブー)なのです。何故なのか?ジャ−ナリストたる方々が疑惑し探求すべき課題と思います。
 
 4月5日付東京新聞は、文化欄で関根謙氏(慶応大学)の寄稿「発信続ける南京、文学に刻まれる記憶」を掲載しています。関根氏は、その文を「大虐殺捏造論は近年特に声高に叫ばれているが科学的根拠と言う美名に走って人間性の根源を見失ってはいけない」と結んでいます。

 ホロコースト肯定論者と同じ「論法」を見ることができます。歴史学は「文学」であって「科学」であってはならないと主張しています。「南京虐殺」、「ホロコースト」の議論から「科学」を放逐してしまっているが故に、これらは政治的に微妙な問題になってしまったと私は思います。
 歴史学は「文学」と「科学」の両面を有しているのだから、「科学」を排除し、「文学」を強調することは事実認識を曖昧にします。その結果、あってはならない事件が起きた、或いは起きているのがパレスティナ問題です。ここでは、パレスチナ人女性・子供達が連日残虐な非道に晒されています。

 私は「西岡・木村氏が真実を語り、森氏は嘘を信じている」と言ってるのではありません。ホロコーストについては、真実を知ろうとする努力、つまり「科学」の介在が阻害されている現状があるということを書いているのです。森氏は、安易にホロコースト問題に言及しているので、森氏がジャーナリストとして、自らに突きつけるべきは「自らの言葉から「科学」を欠落させて良いのか?」という問いであろうと思っていました。これは「ごめんなさい」と、言うことよりはるかに大きな勇気が要ることだからです。

 以上、「僕のお父さんは東電の社員です」(現代書舘)を読んで思うことを3回に分けて書いてきました。そもそもが毎日新聞に始まり、朝日新聞の書評がありました。しかし、そこには「報道の責任」議論が欠落していました。次に登場したのが「ホロコースト」です。これが「言論の自由の根幹」に関わる問題であることは、良識があり且つ勇気ある在野の言論人からこれまでも指摘されてきました。こうしてみると、この本が、現在の言論界ジャーナリズムの問題に関わるメッセージを紙面の背後から暗黙裡に発信していることに思い至りました。これが出版社の思惑であったとすると、私は、社長・編集者に脱帽せねばなりません。森氏の「ホロコースト」言及も、全てを承知の上での意図したものであったのかもしれません。  

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