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イヌ、ネコは震度5以上で予兆行動…地震予知最前線 動物の感知能力を探る (産経新聞) 
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/760.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 1 月 29 日 01:01:31: igsppGRN/E9PQ
 

イヌ、ネコは震度5以上で予兆行動…地震予知最前線 動物の感知能力を探る
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120128/wlf12012818010019-n1.htm
2012.1.28 18:00  産経新聞


 大地震発生の前後に動物や魚などがとる異常行動を分析し、地震予知につなげようという研究が、専門の研究者らによって進められている。地震学者の間では、動物の行動を地震の予兆現象につなげるのは非科学的だとする意見がある一方で、謎が多い動物の感知能力の解明に期待を寄せる声も大きい。これまでにイヌやネコは震度5以上の地震に事前反応するとのデータも得られており、東日本大震災後は「未科学」といわれるこの分野への関心が高まっている。

 「大地震の後、そういえばあの時…という言葉を聞くたびに、科学者として悔しさと屈辱を感じます」

 人工的に再現した電磁波をイヌやネコにあて、その反応を見る実験を5年前から続けている麻布大獣医学部動物応用科学科(神奈川県)の太田光明教授はこう話す。

 地球科学などの分野の研究によると、地震前の動物の異常行動は、地震直前に生じる電磁波を感じとったためとする説と、地上に出た電磁波によって水蒸気やちりなどが電気を帯びる「帯電エアロゾル」に反応したとする説がある。

 太田教授は「どちらの説も証拠となる記録があり、理論的にありうる」とみており、動物が地震の前兆を感じ取るのは地震の前に起こる電磁波や、地下水の水位、においの変化などの複合的物理化学現象を五感で察知していると考える。

 日本では現在、イヌ約1300万匹、ネコ約1200万匹がペットとして飼われており、太田教授はこの身近なイヌやネコを地震予知に役立てないかと、実験を始めた。

 研究室入り口の床下に直径30センチのコイルを設置し、遠隔操作でアンプから20ボルトの電気を流して磁場を発生させ、電磁波に反応したイヌの唾液を採取してストレスホルモンの数値などを調べている。

 動物の予知能力の基本は嫌なものから逃げるという習性にある。これまで約300匹のイヌで試した結果、10匹中1匹が反応し、野生に近い状態で飼われているイヌほど電磁波に反応しやすいというデータを得た。特に古代犬種でオオカミに近いバセンジやシベリアンハスキーが激しく反応したという。

 またイヌやネコでは、震度5以上の地震の際、直前になく、ほえる、暴れるなどの行動が見られた。太田教授は「イヌやネコの優れている点は、震度5以上にしか反応しないこと。大規模な地震であればあるほど直前に多くの事例が観察できる」と話す。2月中旬には、福島県など東日本大震災の被災地を訪れ、野生化しているイヌやネコを視察する予定だ。

 地震学者の間では、動物は繁殖時や極端な空腹時の場合などでも異常な行動をみせるため、予兆現象につなげるのは非科学的だという意見もある。しかし、過去の大地震の際に、そうした異常行動が多く観察されているのも事実だ。

 昨年3月の東日本大震災では、地震の約3カ月後に魚の異常現象が確認された。岩手、青森両県の太平洋沿岸でマダイの豊漁が続き、一日の水揚げが岩手で約3・5トン、青森で約2トンに上ったのだ。マダイはこれまで両県でほとんど漁獲されたことがなく、岩手水産技術センターの研究員は津軽暖流による日本海側の群れの一部の回遊を一因に挙げるが、明確な理由は分かっていない。

 平成7年の阪神大震災以後、地震による魚の生態や漁況変化などの調査を続ける大阪府環境農林水産総合研究所の鍋島靖信・主任研究員は「マダイは海底の音や振動を察知する感知能力に優れており、東北での豊漁は暖流で回遊してきた群れが沖合の余震の震源域を避け、水温が上昇した沿岸部に集まったのが要因ではないか」と推測する。

 阪神大震災では、地震直前に震源域の明石海峡でマダイが不漁となる一方、淡路島南部の定置網に地震数日前から例年の30倍にあたる約7トンの水揚げがあった。地震当日(1月17日)前後の16〜20日にかけては1・2〜1・7トン(例年の水揚げは30〜50キロ)となり、漁獲が低迷する冬季にもかかわらず、過去の漁獲記録を塗りかえる豊漁になった。

 鍋島研究員は「明石海峡付近で越冬するマダイが地震からの大規模な忌避移動をした可能性がある」とみる。この状況は漁業者や釣り人からの報告だけでなく、漁獲統計にも記録されているという。

 東日本大震災の場合は地震発生から約3カ月もたっており、季節も違うので単純に比較はできないものの、鍋島研究員は「低周波振動や音波などを察知しての行動ともとれる」と話す。今後、東北の漁業者や水産関係者らの協力を得て三陸沖などの漁況変化などについて情報収集するという。


 

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コメント
 
01. 2012年1月29日 07:56:50 : tRdNTeoJ5o
阪神淡路大震災の前にネズミの大移動があったとか、直前に犬が集団で歩いて行ったとか聞いたことがあります。
中越沖地震の前も野良猫を全く見なかったと地元の人に聞きました。

飼われている動物は人間と同じで感受性が薄れてしまっているでしょうが、うちの飼い猫で臆病なほうが東日本大震災の前に梁の上で寝ていたことがありました。

それをいえば、人間にも体感でわかるという事もあるかも知れませんね。


02. 2012年1月29日 14:39:26 : E85Qm3Rs3w
>またイヌやネコでは、震度5以上の地震の際、直前になく、ほえる、暴れるなどの行動が見られた。
震度を考えているだけで、肝心の震源地との距離を全く考慮されていないのが引っ掛かる。
震源から遠い場所でも大きな揺れがあった場合、果たして動物達は反応出来るのだろうか。

動物達の感受性もあるだろうし、一概には判断出来ないところもあるけど、それでも
個体数が多ければ、震源地からの距離とマグニチュードとの影響がある程度推測できるかも?

もし、動物達が人間には感知出来ない「何か」の正体が突き止められれば凄い事ですが
それでも完璧に予知するのは難しいでしょうね。
確立が上がれば上がるほど、外れたときに「外した責任を取れ!」という連中が存在する
限りはまともに予知公開は出来ないでしょうね。

確実に言える事は、感じる人も動物もいれば、なにも感じない人も動物も居る。
何かを感じたり特徴的な頭痛が出たりする人達の発言が増加する地区と、動物達の
異常行為を重ね合わせると目安になるかも知れない。

ただ、これら異常は地震の前触れなのか単なる体調の悪化なのかは本人でも解らない場合が
多いですから。

特に大震災後はちょっとした事に過敏に反応し、本当の前兆現象なのかの判断が難しくなります。
そして最大の問題は、これら前兆現象の正確さを誰が見極めるのかという事でしょうね。

やってはならない事は、地震を当てる事を絶対視して外れても外したとちゃんと自己管理が
出来ない言い訳ばかりで、予知を外しても構わないように長期間に渡って異常事態だ!などと
言うようでは話になりません。

>>01さんへ
>それをいえば、人間にも体感でわかるという事もあるかも知れませんね。
私の場合、阪神淡路大震災の起きる12時間ほど前から、頭頂部の表皮部分に今まで
味わった事の無いひどい頭痛が起こり、これはただ事じゃない地震の前兆かもしれないと
思ってキャンプ用品など準備出来ました。
なので、近場で大きな地震が起きるときは頭部表皮にひどい痛みが出れば地震の前兆と
感じるようになりました。
ただ、出たから必ず当たると言う訳ではありませんでした…

しかしながら、感じ取れる人は居るようですよ。
>イオンの不思議生活
http://newmainasuionx.blog43.fc2.com/
この人は凄いですよ。
地震予知を行なう以前から霊的に感じ取る感受性の凄い人だと感心しています。

確実なのは、いつ頃地震が起きるのかは誰にも正確には解らないと思いますので、
万が一に対応出来るように最小限の備蓄意識は各自が持って備えていきたいです。
一人が1週間分の備蓄をしても、7人が助けを求めたらわずか1日で無くなってしまいます。
だからこそ、非常時にでも対応出来る最小限の備蓄こそが今予知よりも大切だろうと
個人的に思います。
本当に確実に予知出来ればいいですよね。


03. 2012年1月29日 16:47:43 : mHY843J0vA

動物は、いろいろな要因で反応するので、不確かな動物の反応に頼るよりも、直接、地中の電磁場や地表のエアロゾルをモニターした方が確実でしょうが

そちらと地震との相関も怪しい可能性がありますね

つまり動物にせよ、電磁的なセンシングにせよ偽陽性を除かなければ実用的な予知には使えません。


04. 2012年1月29日 18:59:08 : AQthY6ysC1
今日御殿場に三島から行く間の道路で猫の轢死3体ありました。

05. 2012年1月29日 22:36:27 : 0p4HvDOe5g
震災時犬を6匹飼っていました
5匹チワワ、1匹震災2ヶ月前に保護した山に住んでいた半野犬
地震直後、皆炬燵で上を向いて寝ていました

06. 2012年2月01日 21:12:54 : xCKC9rBowQ
ナマズの次は犬か猫?
何百年かのちに結果が
出るかも???
出ないかも???

産経新聞が言う話だし・・・
少なくとも税金での研究はやってほしくない。


07. 2012年2月11日 00:32:13 : NJX5XooHCs
311があったから、自分も気になるようになったのだと思いますが・・・
日本のどこかでM4超えたあたりの地震が起きる前に、
カラスや犬の鳴き方が変わるのを感じています。
うまく言えないのですが・・・
鳴き方の様子がなにか違うような感じがしたとき、必ず起きています。

08. 2012年7月15日 23:38:06 : V4pRiPFm8U
野生動物でも地鳴りがしてからですよ。地震に気付くのは。
私は阪神大震災のときにそれを目の当たりにしています。
ちなみに神戸市兵庫区で被災しました。

09. 2012年7月20日 09:41:44 : mvBVmXBPgY
生き物の感性は税金無駄遣いの官製既存地震研究よりはましだろう。

10. 2012年7月20日 18:37:37 : UR7CdS5DNU
地震とか天災を事前にキャッチするっていうのは、人間の希望的観測のような気がする。でも、都会人は、普段の生活でも五感が働かなくなってるように思う。
いつも快適温度、人工的環境に慣れていると、野生動物の本能をなくしてしまう。
ひったくりやスリに会うのも、普段からの鍛錬でふせげるのじゃないか。
「殺気」というものを感じられない人が増えてきてるように思う。危急のときの判断力、逃げられる体力を養成するほうが先決ではないのか。

11. 2012年7月21日 07:48:52 : E35DxKZnR6
阪神大震災の時、我が家の辺りは震度3でしたが、直前に愛犬が怯えたように吼えたのを覚えています。
吼えたのは本当に直前でしたから、電磁波というより(人間には感じられない程度の)微震動に反応しているように思えます。
電磁波に反応しているなら、もっと早く反応する(地振動より電磁波の方が伝播速度が速いから)ハズだと思います。
電磁波を照射して鳴くかどうか調べるより、本当に電磁波が出ているなら、それをキャッチするセンサーを開発すればよいのです。

12. 函館の犬。 2013年4月30日 08:24:04 : bhbAK3m6MJQx2 : JX6jxxcmeU
北海道にはイノシシがいないので、心配です。

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