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『パレスティナ国家』の国際承認を切望する。そして「アメリカ」の拒否権の行使を唾棄する。(晴れのち曇り、時々パリ)
http://www.asyura2.com/11/kokusai6/msg/102.html
投稿者 メジナ 日時 2011 年 9 月 25 日 13:32:00: uZtzVkuUwtrYs
 

『パレスティナ国家』の国際承認を切望する。そして「アメリカ」の拒否権の行使を唾棄する。
http://blog.goo.ne.jp/veritas21/e/b07f60e991270e2c3b38711a66351baa
2011-09-23 22:01:55 :(晴れのち曇り、時々パリ)


2011年9月23日ニューヨーク。
国連総会に於ける演説が、世界の注目を集めた。

勿論、野田佳彦のそれでは無い。
パレスティナ暫定政府アッバス議長の、パレスティナ承認を訴える演説である。

AP通信の記事の第一行目に曰く。
  「マフムッド・アッバスは、ついにルビコン河を渡った」


ロイター通信配信による、フランス3(仏テレビ3チャンネル)のインタヴュー記事で曰く。
「今回の<国家承認申請>は出口の無い<袋小路>のもたらした結果だ」


 拙ブログで、「パレスティナ」に対するイスラエルの行っている「非道」の行いを、不定期に糾弾して来た。


 日本では殆ど報道されない、パレスティナの人々に加えられている、イスラエル側の悪行は、語るに耐えない物で有る。
確かに、前世紀に行われた「ユダヤ人」に対する「ナチ」の行いは、オゾけをふるわざるを得ない、非道な物であった。
アウシュヴィッツを含む、10カ所の「強制収容所」での行いは、人間の成した事とは到底信じられない物であった。
その事に関して、何も反論は無い。

 辛酸をなめたユダヤ人の、時空を超えた哀しみや痛み、苦しみや絶望感などは、体験していない者には、語る資格は無いのでは無かろうかと、思える程である。
あの様な行いを受けた民族としての『ユダヤ人』に対しては、同情の念を通り越して、何と声をかけて良いのかすら、解らない。


 しかし、それによって「ユダヤ人」は何をやっても許される、と考えるイスラエル国家の、パレスティナ人に対する行動様式は、到底受け入れる訳にはいかないものである。
人間としての尊厳を奪われた民族が、他の民族の尊厳を奪って良い、などと言った理論は人間世界の何処にも存在しないのだ。


 第二次世界大戦まで、恐らく二千年間に渡って、パレスティナにはパレスティナ人が住み着いて来て、平和に暮らしていた。
そして、アラブ社会に於いて「ユダヤ人」達は、イスラムの社会に同化し、イスラムの宮廷の学問的、技術的部分を担って、多いにアラブ社会の発展に貢献していたのである。
共存関係は、平和裏に続いて来た。


 この二つの民族が、骨肉の争いを始めたのは、僅か半世紀前からのことに過ぎない。

それも是も、イギリスの「三枚舌」による裏切りの結果、パレスティナ人の土地を強制的に奪って『イスラエル』建国をゴリ押ししてからの事なのだ。

パレスティナ人は、いきなり土地を奪われ、親兄弟を殺され、人間以下の扱いを受けて「難民キャンプ」で絶望的に暮らしながら、三世代目を送り出している。
難民キャンプが故郷で、難民キャンプしか知らない世代のパレスティナ人。
未来の希望も展望も持てず、父母、祖父母の土地を、いつの日か取り返したいという願いダケが、生きて行く糧となって。
ささやかな抵抗をしながら。

そして、その度ごとに、イスラエル側の<10倍返し><50倍返し><100倍返し>の繰り返しであった。

 石つぶてにライフルで。
 ピストルにバズーカ砲で。
 小型ロケットランチャーにジェット攻撃ヘリのミサイルで。

 イスラエルは、絶対に引き下がらない。
常に、パレスティナ人を「圧倒的な武力」で叩きのめす事によって、屈服させようという政策しか、取らない。
常に「暴力支配」を目指して来た。

 彼等の教典を拡大解釈する「原理主義ユダヤ人」は、「異教徒は殺して構わない」と、教典に書かれていると平然と言う。
3800年前の神話を引き写した「教典」が、現代の地球上の隅々まで有効であると、信じて疑わない。
石器時代の教典で、他の民族を虐殺して恥じない。


 イスラエルの建国自体のペテンを、百歩下がって受け入れるとしても、彼等イスラエル人達は勝手に決めた国境線には満足せず、周辺のパレスティナ領土の町や村を平然と「併合」し、住民を追い出し、彼等の家屋を重機で打ち壊し、新たな建築物を次々と立てては、イスラエル人に土地と共に与えて、国土を無制限に拡張して行く行為は、たとえパレスティナ人でなくとも、到底受け入れられる物では無いのだ。

 そして、そのイスラエルの無謀さに抵抗しようとする「周辺アラブ諸国」には、如何しても『軍事的に』イスラエルには勝てない。何故なら、アメリカが背後から無制限に支援しているからである。

軍事顧問を送り込んで。
最新鋭兵器を大量に与えて。
特殊部隊『モサド』の訓練を引き受けて。
軍事衛星のノウハウを与えて。
核兵器製造のノウハウを与えて。

 ジョージ・ブッシュが、親子二代に渡って『イラク』を責めたのも、『イラン』を執拗に非難するのも、石油利権その他に混じって、すべて「イスラエル」を守るためなのである。


 ところで、人類史上アメリカ合衆国ほど、世界中に悪災を振りまき続けて来た国は、歴史的に存在しないのでは無かろうか。

 CIAが手先となって、『対ソ戦略』の一環として、アラブの、アフリカの、中南米の、中東の、アジアの、あらゆる諸国に「分裂」を引き起こさせ、その片方を支援し、体制が逆転した後、推した側が政治力学的に邪魔になると、そのまた反対勢力を支援して、果てがない。

 ソ連崩壊後は、敵が「反米思想のイスラム勢力」に代わっただけで、アメリカの世界戦略は、常に変わらず「紛争を引き起こして介入する」戦略で、100年間の間変わる事無く、厭きる事無く、世界中の無辜の市民の上に爆弾を投下し続けている。

 そして、今やそのお先棒を担いでいるのは、日本と言う国である。
軍事同盟と言う「美名」の下に、無尽蔵の資金を提供し、先端技術を提供して、アメリカの世界侵略路線の欠かせない手足となって居るのだ。

 △ 米大統領「彼とは一緒に仕事できる」…真意は?(讀賣見出し)

>「彼とは一緒に仕事ができる(I can do business with him)」

>21日に行われた日米首脳会談の後、オバマ大統領が周辺に、野田首相を「仕事相手」として評価する発言をしていたことがわかった。米側から大統領の発言を伝えられた首相同行筋が22日、明らかにした。

「彼とは一緒に仕事ができる」という言葉は、1984年、当時のサッチャー英首相が、ソ連の次期共産党書記長として訪英したゴルバチョフ氏(後に大統領)を評した言葉として知られている。
東西冷戦下だったが、サッチャー氏は、ゴルバチョフ氏がそれまでのソ連指導者と違うと見抜き、当時のレーガン米大統領に“推薦”した。ゴルバチョフ氏は実際、米国と対話を進め、冷戦を終結に導いた。

>日本政府筋は、「米側は当然、サッチャー氏と同じ発言だと意識してこちらに伝えてきたのだろう。これまでの民主党首相と違い、今度こそちゃんとやってくれ、という意味だろう」と話した。
【讀賣新聞/9月23日(金)20時50分】


サッチャーとゴルビーに例えて?

何とおめでたい。
まさか、野田佳彦がゴルバチョフだとでも??


 大笑い。

文字通り、「ビジネス」が出来ると言ったに過ぎない。
だって、考えても見たまえ。

総理大臣になって、すぐさま、国会の会期すら縮めてまで、ひたすらホワイトハウスに朝貢に出かけて行ったのだ。

ドル防衛の為に。
議会によって予算を大幅に削減される、米軍海外駐留費用の、肩代わりを「喜んで」伝える為に。


自民党政権が倒れ、一時対米政策の変更を恐れた米政府は、民主党が自民党政府以上に「隷属的」にすり寄って来る事で、一安心している。
そして、その自民党も、相変わらずの唐変木ぶり。

 △ 普天間進まないと日米関係ずたずた…石原幹事長(讀賣見出し)

>自民党の石原幹事長は23日、大阪市であいさつし、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題や環太平洋経済連携協定(TPP)をめぐって、米国が日米首脳会談で具体的成果を求めたことについて、「秋までに全くものが進まなければ、日米関係がずたずたになるのは間違いない」と指摘し、両問題解決を先送りしてきた民主党政権の対応を批判した。
【讀賣新聞/9月23日(金)21時50分】


何ともコマッタちゃんですね。

また与党に戻った際に、直ちに「信任」を得んが為に必死である。
過去65年の「忠勤」をどうかお忘れなく…ってなわけで。


オバマは、「普天間」に関して一言も言及していないにも拘らず。

彼等は、別に普天間でも宜野湾沖でも、グアムでもテニアンでも、どこでも良いのだ。
世界戦略上、縮小段階に入っている米軍の基地が、安く置ける所なら、こだわり等無いのが、本音。

あくまで「日本との関わり」で大きな利益を確保している、一部の『知日派』と呼ばれる不良官僚や、ろくでなし軍人を、錦の御旗と捉えるしか脳が無い日本の盲目官僚と政治家とが、自分から生け贄を差し出したくてたまらないだけの話。

 △ パレスチナ、国連加盟を申請…米は拒否権行使へ(讀賣見出し)

>パレスチナ自治政府のアッバス議長は23日午前(日本時間24日未明)、国連への加盟申請書を潘基文(パンギムン)国連事務総長に提出した。

>潘事務総長は近く、申請書を安保理に送り、安保理が加盟決議案を協議・採決する。今後、決議案の扱いをめぐる攻防が予想され、決議案作成までには一定の時間がかかりそうだ。パレスチナは昨年9月、イスラエルの入植凍結解除に反発し、交渉を中断。国連を通じた国家樹立の方針に転換した。

>パレスチナによる国連加盟申請は初めて。加盟勧告権を持つ国連安全保障理事会では米国が拒否権を行使する方針で、申請は却下される見通しだ。申請強行についてイスラエルが反発するのは確実で、和平交渉再開はさらに遠のきそうだ。
【讀賣新聞/9月24日(土)1時4分】


世界平和に、パレスティナ問題の解決は、欠かせない。


そして、その解決を阻んでいるのが、イスラエルの強硬路線を無条件に支持して支援している、アメリカの存在である。
要するに、ここ50年のアメリカは、世界の平和に取って癌以外の何者でも無い存在と言っても良い存在に過ぎないのだ。

 △ パレスチナが国連加盟を申請=和平交渉停滞に業煮やす(時事見出し)

>国連加盟を目指すのは、米国がイスラエル寄りの立場を取り続け、交渉の行き詰まりが打開されないことに業を煮やした面が大きい。こうしたパレスチナ側の動きをイスラエルは「一方的」と非難しており、反発するのは必至。停滞したままの中東和平交渉の再開がさらに遠のきそうだ。

>潘事務総長は加盟申請を受け、安保理に付託する。安保理は15カ国中、常任理事国5カ国全てを含む9カ国以上の賛成があれば総会に加盟認可を勧告。総会では加盟193カ国の3分の2(129カ国)以上の賛成で、新規加盟が認められる。
 
>米国の反対で安保理通過は困難な見通し。ただ、常任理事国の特権である拒否権を行使すれば、米国は批判にさらされるため、発動したくないのが本音だ。採決を先延ばしし、その間に和平交渉再開の糸口を見いだすことも検討されているもようで、安保理で結論が出るまで時間を要すると予想される。
【時事通信/9月24日(土)0時49分配信】


口の端で「平和」を謳い、その実やる事はあくまで自分達の「利益」の為。
アメリカの「ダブル・スタンダード」は常に変わらない。
そして、そのアメリカのご都合仕儀に、一切の批判精神を持つ事も無く、唯々諾々と従う「日本外交」も、常に変わらない。

 △ 国連加盟申請は遺憾=イスラエル(時事見出し)

>イスラエルのネタニヤフ首相のスポークスマンは23日、パレスチナ自治政府のアッバス議長が国連加盟を申請したことについて、「真の和平への唯一の道は、一方的な手段ではなく交渉だ」と述べ、遺憾の意を表明した。
【時事通信/9月24日(土)1時14分配信】


『真の和平への唯一の道は、一方的な手段ではなく交渉だ』

このセリフを、イスラエルが吐く権利など、全く無い。
どこにも無い。

交渉を破棄し、一方的武力行使の手段を取り続けているのは、イスラエルの方である。


大した文明を築いた事も無い、北方ゲルマンの妄想『アーリア人至上主義」の狂気を生み出した、ドイツを責めるべきなのだ。
その「アーリア人優勢種」思想が、如何しても払拭出来ず、社会の見えない部分に、未だに常に流れている『ドイツ社会の風土』を、責めれば良いのだ。
パレスティナ人を虐殺する事など、お門違いも甚だしい。


 そういえば、福島第一原発の保安管理は、イスラエル企業が引き受けているのだった…。

 

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コメント
 
01. 2011年9月26日 11:27:05: euJ1ZWe38g
全文同意!

>また与党に戻った際に、直ちに「信任」を得んが為に必死である。
>過去65年の「忠勤」をどうかお忘れなく…ってなわけで。
>オバマは、「普天間」に関して一言も言及していないにも拘らず。
>彼等は、別に普天間でも宜野湾沖でも、グアムでもテニアンでも、
>どこでも良いのだ。
>世界戦略上、縮小段階に入っている米軍の基地が、安く置ける所なら、
>こだわり等無いのが、

全くだ。米国の州を企業に売却してよいなどの仰天法案の情報が出た。
ドル・米国経済が破綻寸前、暴動を抑えるため、世界に派遣した米軍を
自国に集めている最中にありながら、石破らの普天間軍事問題発言は
いい加減うざい、反吐が出るだけだ!
普天間問題は米国にとり集金口実程度だろ、自民にとっては選挙資金用利権か


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