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国際事務局 : CIAと共謀した拘留者の移送に、メスを入れるべき  アムネスティ・インターナショナル
http://www.asyura2.com/11/kokusai6/msg/536.html
投稿者 ダイナモ 日時 2012 年 4 月 03 日 14:42:11: mY9T/8MdR98ug
 

欧州の国々が、CIAが拘束する人たちの移送に関わったとされる事案について、EUはしっかりとした調査を行うべきである。このEUの共謀に関する新しい報告書の公聴会が行われる中、アムネスティ・インターナショナルはこのように述べた

今回発表された、ヨーロッパにおける拘留者の不法な移送、失踪および拷問に関する報告書は、欧州議会(EP)の市民の自由、正義および内政に関する委員会(LIBE)が作成した。これは、EPの2007年の調査の追跡調査である。

「過去5年間について明らかにした新しい資料と情報に基づき、加盟諸国は緊急に行動を起こす必要があります」と、アムネスティのテロ対策と人権の専門家で、公聴会で証言したジュリア・ホールは語った。

「今回のEPの報告は、腰の重い各国政府に圧力をかけ、拷問と強制失踪など甚だしい人権侵害を伴う諜報活動を追及する、またとない機会です」

調査委員のクラウディオ・ファヴァが中心となってまとめた2007年の報告書は、ヨーロッパ議会で強硬な反対にあい、EU諸国に対し、事実上何の説明責任も問わない結果に終わった。

その後5年を経て、今回新たに報告書が作成された。今回の発表は、欧州が関与する真実を明らかにするための行程において、画期的な節目となる。

CIAと結託したとされる諸政府は、国際人権法のもとに、自由で公正、徹底的で効力ある調査の実施を保証する義務がある。

EPの報告者、ジョヴァンニ・ クラウディオ・ファヴァが作成した報告書が出てから、リトアニア政府は、CIA拘束者用の秘密の収容所の存在を認めた。ルーマニアの首都ブカレスにある建物はCIAの収容所だろうことが分かった。ポーランドによる極秘現場への調査は、共謀の証拠の追加として2009年に発表された資料があるにもかかわらず、何度も行き詰っている。

27日のメディアの発表によれば、ポーランド情報局の前局長は、ポーランドで起きたCIAによる拘束にかかわったとして告発された。アムネスティはこの事態の推移を注意深く見ていると語った。

デンマークとフィンランドは、最近発表された拘束者の移送フライト情報からリトアニアと関わっていることがわかった。フィンランドはそれ以上の調査を拒否し、デンマークの現在の調査は、きわめて限定的で人権擁護基準を遵守していない。

要請に基づく英国の調査は、2011年に突然中止されたため、CIA拘留者のリビアへの移送に英国が加担した件に対する捜査は、棚上げとなっている。

「情報は十分にあるのです。しかし、真実を追求しようという意思が恐ろしいほど欠けています。人権擁護の旗手と称されるEUが、他の国々、とくに「アラブの春」の政府に、人権擁護の重要性を説くなどということができるでしょうか。自分たちが拷問と失踪に結託したとされる事件の調査を、執拗に拒否しているのですから」とホールは語った。

EPに無条件で協力し、情報を提供し、現場調査を許可するよう、アムネスティはEU諸国に強く要望した。

アムネスティは、LIBE委員会が、各国とEU間の説明の隔たりに焦点をあてた、信頼性のある包括的な報告書をまとめることができると信じている。

この報告書はまた、次の3点について勧告している。CIAとの共謀に対して、人権遵守の視点で調査を行うよう加盟国に要望するEPの決議を提言すること、これらの諜報活動の犠牲者たちに実効的な救済を与えること、そして何よりもまず、虐待につながるすべての機関や組織を改革することだ。

アムネスティ発表国際ニュース
2012年3月27日


http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=1074
 

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コメント
 
01. 2012年4月04日 07:35:50 : 6OIWfOv5Sw
CIAが拉致してきた人物は、キューバのグアンタナモ収容所に監禁されて裁判を受ける権利も剥奪されて無期限拘留となっている。
公正な法的手続きも踏まえないで世界中から拉致してきた人々を監禁している世界戦争帝国アメリカの真の姿を映し出している。
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011042501000695.html

02. 2012年4月04日 07:38:29 : 6OIWfOv5Sw
グアンタナモの情報暴露、ずさんな管理が明らかに ウィキリークス
2011年04月26日 09:31 発信地:ワシントンD.C./米国


4月26日 AFP】内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」は25日までに、キューバ・グアンタナモ(Guantanamo)米海軍基地に収容されているテロ容疑者の拘束や釈放に関するずさんな管理を示した米軍の機密文書700通あまりを公開した。

 米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)、英デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)、仏紙ルモンド(Le Monde)などと共に文書を入手した米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が25日報じたもので、米当局が容疑者の危険度判定において誤った証拠に翻弄(ほんろう)されるなどして混乱をきたしていた様子がうかがえる。

 文書によると、信頼に値しない別の容疑者や拷問を受けた容疑者の証言といった不正確であいまいな情報に基づき、裁判を受けずに長期間拘束されていた無実の容疑者が数百人存在した。  

■釈放後、自爆攻撃仕掛けた容疑者も

 一方で、2004年に釈放が決定され、アフガニスタンに送還された旧支配勢力タリバン(Taliban)の主要メンバー、Abdullah Mehsud容疑者が、米軍への攻撃や31人が死亡したパキスタン内務省への攻撃を指揮していた事実が浮かび上がった。07年にはパキスタンで自ら自爆攻撃を仕掛け、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の指導者、ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者に称賛されている。

 同容疑者の取り調べの詳細を記した03年の文書には、「(容疑者は)米国や米国の国益への脅威にはなりえない」とあるが、容疑者は取り調べで偽名を使うとともにうその証言をしていた。

 デーリー・テレグラフは、グアンタナモに収容された容疑者779人のうち、少なくとも150人は、国籍がアフガニスタンまたはパキスタンの運転手、農業従事者、料理人など、テロ行為には一切関係のない人たちだったと報じている。(c)AFP/Dan De Luce

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2797024/7134189


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