★阿修羅♪ > 国際6 > 780.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
本音のコラム     大規模農業のコスト 竹田茂夫 東京新聞
http://www.asyura2.com/11/kokusai6/msg/780.html
投稿者 CERISES 日時 2012 年 8 月 18 日 18:00:41: TSAYrSdovqusM
 

本音のコラム     大規模農業のコスト 竹田茂夫 東京新聞

東京新聞2012年7月26日(一部加筆)

 昨年、米国の二十三の農業州でCAFO(大規模畜産経営=Concentrated Animal Feeding Operation)の秘密撮影を禁止する法案が州議会に上程された。

その実態がすさまじいからだ。

千頭以上の牛や豚が身動きのとれないほど狭い所に押し込められ、牛は自ら草をはむ代わりに穀物が与えられ、糞尿はその場に垂れ流しだ゜

病気の予防や成長促進のために、大量の抗生物質が飼料や水に投与される。
十五年ほど前までは動物の死骸が牛の高蛋白飼料として日常的に使われていた。

トウモロコシや大豆なへ至る米国のシステムは大きな壁にぶっかっている。
まず、生産・加工・流通で石油・天然ガスをがぶ飲みする。
温暖化ガスの発生源ともなり、地下水汚染のような環境負荷もある。

 さらにその農産物を食べる人間の健康への影響も深刻だ。
MRSA(抗生物質に耐性を持つ菌)などの問題でようやく米国の食品医薬品局は重い腰を上げつつある。つまり、このシステムは持続可能ではないのだ。

 他方、安い食料は格差社会では必要不可欠だ。米国はアグリビジネスヘ膨大な補助金を与えているが、その本当の役割はここにある(※)。

日本の政財界が消費税増税とセットでTPP(環太平洋連携協定)を推進するのも、
(消費税増税によって格差社会が促進され、貧困層に対して)安価な輸入食料を必要とするからだ。
 (法政大教授)

※金持ちへの優遇を決してやめない、貪欲な米国  金ぴか時代と格差社会〜米国大統領の光と陰 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35329  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2012年8月19日 22:43:28 : O7HgqAJJEU
それでいてなぜか世界最大の食肉消費国である米本国だけは、世界中で発生しお隣りのカナダ、メキシコですら発生しているBSEも口蹄疫も鳥インフルエンザも発生しない不思議。

  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 国際6掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 国際6掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧