'12/9/15
尖閣の日本編入反対、沖縄返還時に中台　米、主権は棚上げ - 中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201209150113.html

　１９７２年の沖縄返還に先立ち、尖閣諸島の領有権を主張する中国や台湾が同諸島の日本編入に反対し、当時、米国と国交のあった台湾は外交ルートを通じ、尖閣を返還対象から切り離し、自らの主権下に組み入れるよう米政府に要求していたことが15日、機密指定を解除された米公文書で明らかになった。米側はこうした主張にも配慮し、主権判断を棚上げしたまま返還した。

　日本政府が11日に国有化し、中台が反発した尖閣をめぐり、沖縄返還当時から当事者間で激しい攻防があったことを裏付けており、現在の日米中台の構図の「起源」を示す文書と言える。

　尖閣諸島をめぐっては、周辺の海底に豊かな石油資源が存在する可能性が68年、国連機関の調査で浮上。共同通信が米国立公文書館で見つけた71年６月７日付の米国務省作成の文書によると、中国は70年12月、台湾は71年２月に、領有権を公に主張し始めた。

　尖閣は当時、沖縄本島と同じく米国の施政下にあったが、中台は石油資源に加え、日本への返還が視野に入ってきたことから、それまで求めていなかった領有権を訴えだしたとみられる。

　特に台湾は71年３月15日付の国務省宛て文書で(1)釣魚台（尖閣諸島の台湾名）は15世紀には琉球王国との境界を形成する（台湾の）島々とみなされていた(2)日本が尖閣を編入したのは日清戦争に勝利し、台湾などを譲り受けた１８９５年以降(3)米国は尖閣を返還対象から切り離し、台湾の主権下に戻す必要がある―などと訴えた。

　米政府内ではこうした主張を踏まえ、尖閣の返還を棚上げし、米施政下にとどめる案も出た。しかし、米国が第２次大戦後に統治を始めた時、尖閣は沖縄県の一部だったため、沖縄本島などと同列に扱うのが妥当との結論に至り、共に施政権を日本に返還した。

　ただ、領有権については「日中台が決めるべき問題」として判断を留保、深入りを避けた。（共同＝川北省吾）

※画像は47NEWS（よんななニュース）

コメント
01. 無段活用 2012年9月15日 21:51:40 : 2iUYbJALJ4TtU : t4Q18rL20Y >(1)釣魚台（尖閣諸島の台湾名）は15世紀には琉球王国との境界を形成する >｡ﾊ台湾の）島々とみなされていた 「(台湾の)」の根拠が知りたい。 琉球は明の属国だったので、当然、北京から監察官が派遣されたが、その日誌 に「釣魚台は琉球との境界」とあるだけで、「釣魚台は台湾の島」とは書かれてい なかったはずだ。違ったか？ そもそも、台湾は当時、明にとっては海の向こうの土人の島。良くて倭寇の根 城。中国人の活動が始まるのは清代以降だ。 国名としての「中華民国」、地域名としての「台湾」、島名としての「台湾」、この 3者の違いを記者がきちんと書き分けていないから、わかりにくい記事になって いる。この記事は、読者の誤解を招くだろう。
02. 2012年9月18日 23:49:57 : 6kuobrWeYc >「釣魚台は台湾の島」とは書かれていなかったはずだ。違ったか？ 琉球の島とも書かれていないわけだよね。
03. 無段活用 2012年9月19日 14:48:25 : 2iUYbJALJ4TtU : t4Q18rL20Y >琉球の島とも書かれていないわけだよね。 　「行きて閏（うるう）五月初三日に至り、琉球の境に渉（わた）る。界地は赤嶼（せきしょ）（大正島）と名づけらる」 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120717/plc12071708420009-n1.htm 「琉球の境に渉（わた）る」をどう取るか。 私には"sail to the border to Ryukyu "と読める。つまり、明にとって「赤嶼」 は境界の内側と読める。 これに産経新聞は『明の上奏文に「尖閣は琉球」と明記　中国主張の根拠崩れ る』という表題を付けているが、私にはそうは読めない。 明の文書は他にもあったと思ったけど、Yahoo検索から探しきれなかった。 だからといって、「尖閣は中国のもの」という主張を、私は取らないが。
04. 2012年9月20日 23:21:15 : 2H5S2PYTXg Google Map の航空写真に魚釣島は中国という航空写真が山ほど掲載されているぞ 世界中の人達が見るであろうネットをもっと日本も活用しないと、尖閣は中国の あらゆる手段を駆使して既成事実として、中国領だと誤った認識をされてしまうぞ 日本政府もあらゆる手段で世界に情報を発信しなければ負け犬の遠吠えで 何の権利も認められなくなるぞ！！！ 今の時代は情報は隠蔽するより白日の下に曝したほうが勝ちをとる・・・ 相変わらず政府は屁のような答弁に終始し、情報は何も出さず、世界への発信もな い、これでは何も言わない日本が鼻から負けているのと同じではないか？

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