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米国のデフォルトに現実味が増し、使い走りだった時事・田崎が「改心ぶりっ子」を演じ始めたようです。
http://www.asyura2.com/11/lunchbreak46/msg/738.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2011 年 5 月 09 日 12:50:55: 4sIKljvd9SgGs
 


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政治家の「大義名分に混ざるウソ」を見抜けないジャーナリズムの劣化 自戒をこめて、あえて問う/田崎 史郎(現代ビジネス) 
http://www.asyura2.com/11/senkyo112/msg/778.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 5 月 09 日 08:51:38: igsppGRN/E9PQ

政治家の「大義名分に混ざるウソ」を見抜けないジャーナリズムの劣化 自戒をこめて、あえて問う/田崎 史郎
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110509-00000001-gendaibiz-pol
現代ビジネス 5月9日(月)7時5分配信

 政治報道が劣化していることはないだろうか?  わたし自身の反省を込めて、最近そんな懸念を抱く。

 1つは政権内部に肉薄して政策の決定過程を克明にとらえるパワーだ。政治記者の役目は権力構造の解明にある。それをわたしたちは果たしているだろうか。

 もう1つは、政局の動きを見る視点だ。政界に重鎮と呼ばれる人がほとんどいなくなって、こういう時はこう考えるべきだと話す「語り部」が決定的に不足している。

 記者は政治家を通して政治を学ぶ「門前の小僧」でもある。「教材」が少なくなったように思える。

 わたしは1979年4月に政治部に配属され、以来32年間政治をウオッチしてきた。「年寄りの冷や水」とからかわれる年齢にさしかかっているが、批判を受けるのを覚悟して、政局の視点について私見を書いておきたい。6月にかけて熱を帯びてくるであろう「菅降ろし政局」で、間違った視点での報道を避けてほしいからだ。もちろん、以下の点が絶対に正しいと言い張るつもりは毛頭無い。

【「危機だから首相を代えられない」は本当か】

 東日本大震災が発生してから約1カ月間、「危機だから菅直人首相を代えられない」という空気が支配した。発生1カ月と統一地方選前半戦の投票日が重なった4月10日以降、やや和らいだとはいえ、「こんな時に政争、権力闘争をやっている場合か」という声が依然として強い。

 だが、太平洋戦争の真っ最中に日本の首相は3人代わっている。ハワイの真珠湾を攻撃し、米国との戦争に踏み切った1941年12月8日(日本時間)時点の首相は東條英機。東條は44年7月に退陣し小磯国昭に、さらに敗戦の年の45年4月に鈴木貫太郎に交代した。

 欧米でも、イギリス首相・チャーチルは第2次世界大戦が終わる直前、45年7月に行われた総選挙で敗れ退陣。米大統領・ルーズベルトは同年4月に脳卒中で死亡し、副大統領・トルーマンが昇格した。

 危機だからトップを代えられないというのは普遍の定理ではない。その時の政治状況や政治家の思惑でもって変わることだ。

 ちなみに、95年1月の阪神淡路大震災当時の首相・村山富市は初動の遅れを悔やみ、6000人を超す犠牲者を出したことを自分の責任のように感じていた。それが翌年1月に退陣する動機の1つになった。

 一方、菅は「大震災と原子力事故の時に首相の立場にあるのは宿命」と言い、「(衆院議員の)任期が2年半後に来るまで、与野党共同の形が取れれば、歴史的な使命を果たした(ことになり)、そこまでいけば本望だ」と続投に意欲を示す。

【「政局より政策」か】

 この局面だけでなく、「政局より政策」、砕いて言えば「政治家は権力闘争ではなく、政策で競え」という論理が正論として扱われている。とくにテレビでコメンテーターがこう語り、一同うなずくという場面が多い。

 たしかに、この論理は通りが良い。しかし、政治の現実において、権力闘争で勝つためには国民が納得する政策が必要だし、政策を実現するためには権力闘争で勝って権力を奪取しなければならない。

 すなわち、政局、すなわち権力闘争と政策は表裏一体だ。権力闘争をするな、というのは政治の本質から目をそらすことになるのではないか? 

【「後継者不在」なら首相を降ろせないのか】

 「菅降ろし」を批判する理由の1つに、いったい誰を後継首相に担ぐのか、衆目一致する候補者がいないではないか、とよく言われる。だが、首相退陣時点で、後継者が決まっていたことは数少ない。

 前首相・鳩山由紀夫が退陣表明する時点で、菅は有力な後継候補ではあったが、決まっていたわけではなかった。自民党政権時代、安倍晋三の後継が福田康夫だと思っていた人は少なかった。

 首相という最高権力者のイスが空席になることはなく、言い換えるなら辞めれば必ず数人が手を上げる。そもそも、現時点で菅政権の中枢を占める幹事長・岡田克也、財務相・野田佳彦らが「ポスト菅」に名乗りを上げられるはずがないではないか。

【首相を代えると「政治空白」ができるか】

 危機だから代えられないという人の中に、首相を代えると「政治空白」が生まれると唱える人がいる。だが、昨年6月2日に鳩山が退陣表明した後、民主党は同4日に両院議員総会を開いて代表選を行い、菅を選出。菅はその日のうちに国会で首相に指名された。組閣は8日だった。

 つまり、1週間あれば首相交代は可能だ。閣僚を代えないのであればもっと短縮できるだろう。

 × × × × ×

 こう見てくると、いま当然と思われていることは金科玉条の論理ではない。政治家はその時々で、永田町で多数派を形成し、多くの国民の支持を取り付けるために、もっともらしい大義名分を作りあげるものだ。それに疑問を投げ掛けるのもわたしたちの仕事である。

(敬称略)
 

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