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マレーシアに老後海外移住して失敗した日本人夫婦・nifty(両国が合併し「国内移住」なら、歓迎される満足移住となります)
http://www.asyura2.com/11/lunchbreak47/msg/547.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2011 年 6 月 02 日 22:22:01: 4sIKljvd9SgGs
 

http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/2005/aged.htm
『マレーシアに老後海外移住して失敗した日本人夫婦の話を聞いて、日本人のあり方を哲学する』

【伝説の「キャピタルホテル(CAPITOL HOTEL)」の外観(2005)】
2005年に、シェムリアップのチェンラで、プノンペン行きのバスを申し込んだ。
すると、翌朝、マイクロバスでピックアップされて、バスターミナルへ。

大型バスに乗り換えて、プノンペンのキャピタルホテルに到着した。
すぐに、昔(2002年)に泊まったことのある安宿「キャピタル3」に部屋を取る。

次にやることは、翌日の計画を立てること。
キャピタルホテルの1階にあるキャピタルレストランへ行った。

ここで、面白そうな日本人でもいれば、今夜は、プノンペンにある「北朝鮮レストラン」へ行くつもりだった。
シェムリアップの北朝鮮レストランへは昼間に行って、怪しい雰囲気を感じただけ。

やはり、北朝鮮のきれいなおねえさんたちが踊ったり歌ったりするのを見たい気持ちはあるからね。
ただ、一緒に行く、面白そうな旅行者が見つからなかった。

北朝鮮レストランなんかは、ひとりでいってもゼッタイに面白くない。
すぐに考えを変えて、翌日はシアヌークビルへ行くことに決める。

キャピタルレストランの横には、キャピタルツアーのカウンターがある。
ここで、翌日のシアヌークビル行きのバスを予約した。

午前7時15分発。
料金は12000リエル、つまり3ドル。

カウンターの横に、日本人の高年齢者のカップルを発見した。
若者のバックパッカーならば、話が会わないからと、話しかけないだろう。
が、僕はちょっと場違いの彼らを追求してみたいと思う。
普通とちょっと違っていることに興味を持つ、これがみどりのくつした(世界旅行者先生/みどくつさん)のすごいところなんだ。

「失礼ですが、日本の方ですか?」と、軽く話しかけてみる。
向こうも退屈しているので、すぐに話は展開する。
僕は、旅先の人から話を聞きだすのは、ものすごくうまいんだ。
彼らはキャピタルツアーのバスでシェムリアップへ行くので、切符を買いに来たとか。

泊まっているのは、1泊4ドルのキャピタルホテルではなくて、1泊5千円程度の中級ホテルらしい。
僕は人生経験、海外旅行経験豊富で、いろんな人と出会っている。

だから、「この夫婦はかなり金を持っている」と踏んだ。
金を持っているのに、キャピタルレストランへ来ている。
つまり、ホテルは高級だが、移動はバックパッカーみたいだ。
でも、金があれば、豪華ツアーなりに参加すればいいだけだ。
または、プノンペンからシェムリアップへは、飛行機を使ってもいい(僕も1994年に来た時は往復飛行機を使った)。
陸路で行くならば、タクシーを借り切っても悪くない。
中級ホテルに泊まって、長期旅行をしているという意味は、まだ旅行のスタイルが決まってないってこと。
本格的な海外個人旅行者になる一歩手前だと、判断した(笑)。
旅先の話は、相手の自慢話をさせればすぐにどういう人間かわかる。
自慢話をさせるには、相手の自慢を探り出して、それを持ち上げ、感心することだ。
実は僕が予想していた通りだった。
つまり、この夫婦は、日本で金は持っている。

老後は海外で優雅に過ごそうと、メディアの流れに乗った(日本のメディアに騙された)。
それで、マレーシアのペナン島に、長期滞在用のマンションを買ってしまったそうだ。
老後を海外で、優雅に暮らすという話は、一時期流行したが、今はさっぱり話題にならない。
僕はもともと「日本人が海外で老後を過ごすのは無理だ」という考え。
というのは、日本人は日本社会にいるから日本人なわけなんだよ。
だから、日本人は海外へ定住すると、そこに日本社会を作る。
それはもちろん、他のすべての民族がそうなんだけどね。
例えば、ロサンジェルスのリトル東京は、今でも日本語だけで生活できる。

ブラジルのサンパウロの、リベルダーデの東洋人街へも行った。
ここは本当は日本人街で、通りには鳥居もある。

だけど、韓国人の進出がすごくて、日本人は日本へ出稼ぎに行ってしまって、いまは日本人街とは言えないかも。
でも僕が1989年に行った時は、床屋さんや酒場では、日本語が十分に通用していた。

考えてみれば、世界中の「中華街(China Town)」も、中国人が居易いように出来たものだ。
でも、テレビの海外移住特集なんかで取り上げられる日本人は、全員、海外で孤立しているよ。

いくら豪華マンションに安く住めて、食材が安くて、メイドを安く使えるとしても、意味はない。
だってそこには、日本人が住むための「日本社会」がないんだから(涙)。

それに、日本食が食べられない。
食べられるとしても、ものすごく高価にならざるを得ない。

さらには、日本の情報が入らない。
日本の情報とは、インターネットやNHKの国際放送ではなくて、日本のくだらない民放の馬鹿番組だ。

人間常に緊張していることは出来ない。
だから、日本のテレビの馬鹿番組は、日本人が何にも考えなくていいように作られた、貴重なものなんだよ。
それが海外にいると、簡単には見れない。
人間は、ある文化の中で生きているわけでね。
日本人は、日本文化の中でしか、生きられないわけだ。

【キャピタルホテル発サイゴン(ホーチミンシティ)行きのバス(2005)】
そこで、ペナン島にマンションを購入したこの夫婦に、僕が考えていた話を振ってみた。
つまり、海外で日本人が生活する問題点だけどね。

すると確かに僕の言うとおりだったようだ。
日本語の通じない海外で、いくら高級マンションに暮らしていたところで落ち着けないってことね。

夫婦は、もともとかなりの金持ちらしく、ペナン島のマンション程度はどうでも良かったらしい。
だからいまは、日本に拠点を置いて、長期の海外個人旅行をしているのだという。

ただ泊まるホテルを5千円程度と考えているのが、まだまだ海外個人旅行に慣れてない。
僕は、シェムリアップの「チェンラ」のツィンルームを教えてあげた。

チェンラのツィンルームは、クーラーを入れて15ドルだったしね。
冷蔵庫もあるし、ホットシャワーも、衛星テレビもある。

高年齢の夫婦の旅行者が、バックパッカー宿に泊まって、世界のあちこちに旅に出るようになればいいね。
まあもちろん、そういう格好いい年寄りは、ずーっと昔からいたんだけどね。

でもまあ、この夫婦と出会って、僕が以前から考えていた「高年齢者の海外移住の問題点」が確認できてうれしかったよ。
日本のメディアも、移住業者と組んでウソだらけの放送をしないで、トラブル集を作った方がいいのに。

それの方がずっと視聴率も上がるし、社会の役にも立つんだけどね。
自分で何も考えようとしないんだから(涙)。
 

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