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老害と老益・butubutu(若者の人生を奪って老害が都会で輝いても無意味であり、4千万人で地方を輝かせるべきです)
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投稿者 小沢待望論 日時 2011 年 7 月 09 日 17:09:53: Jim04QaBj./e.
 

http://www.umai.co.jp/~smoky/a/butubutu2/3003-8-11/10/28/28.html
老害と老益


昨日の朝起きるとなんだか体が重い。いつも体重過多なので重いのは当たり前なのだが、そういう重さと違うのだった。なんとか出勤したのだが寒気とダルさにたえられず、午後は早退し家で寝ていた。どうやら軽い風邪の症状のようだ。

40歳を過ぎてから、こういう細かい体調不良が激増した。これが「老いる」ということの過程なのかと実感しているのだが、家族旅行なども、以前は一晩寝れば疲れはすっかり取れたのが、今は1週間も抜けないでいる。

このように程度の差はあれ、誰にでも「老い」はやって来る。
今回自民党の参院比例区の名簿から外された中曽根元首相も、以前に比べたら外見はかなり老いているし、昨日の小選挙区立候補断念の会見を見ても、口調もハツラツという感じではない。

しかし私と違って、中曽根さんや宮沢元首相には「政治力」があるから、2人とも80歳を越えるまで、あの魑魅魍魎(ちみもうりょう)とした政治の世界で実権を握ってこれたのだろう。
これを「老害」と一刀両断に切り捨てるのは、至極簡単なことであり、今回の政界引退劇は我々庶民から見れば、一見胸のすく様な小泉首相の英断のようにも見える。

だが、社会全体から見れば、こういう「年齢のみで進退を云々(うんぬん)」という行為が、これからの超高齢者社会の悪い見本にならなければ良いと思うのだが。
「年寄りは不健康」「年寄りは生産力がない」といった「老人=現役引退の人」という発想が蔓延すれば、福祉の充実ばかりが声高に叫ばれても、その真っ直中にいる老人(あえてこの言葉を使う)は、国家からのあてがい扶持で細々と生きていくことになる。しかも、そのあてがい扶持である国家による年金制度が、現時点でかなり危ない。私的年金も、保険会社等がグラつき、これも当てにならない。

体調不良やボケによって、不本意ながらも生産社会に参加できなくなったお年寄りは致し方ないとしても、まだまだシャンと働ける老人たちには、しっかりと現役で働ける場を設ける。それが、これからの超高齢化社会を支えるベースになるのではないかと思うのだ。

社会の基本思想として「人は働けなくなるまで、レベルに応じて生産活動に従事する」というものがなければ、働く体力や能力が充分残っている老人さえも「老害」の一言で現役を引退せざるをえない。これは、日本経済にとっても、年金制度にとっても、そしてなによりも本人にとって不幸な事ではないのか。

今回の元首相の政界引退劇は、そういう次元のものとは違う事なのかもしれない。なぜなら彼らには、普通の老人にない「権力」があるからだ。しかし、「歳を取った=それだけで害である」という首相のパフォーマンスに、もう少し老人側からも数多くの批判の声が上がっても良いのではないかと思ってしまう。

少なくとも、元首相たちはまだまだ働ける体力と能力を持っているし、首相経験者として他の政治家にはない見識も持っている。現在の政界の第一線でそれがかえって「害」になるのだったら、議員という資格を剥奪するのも1つの考え方だとは思うが、しかし小泉さんは「辞めて貰うマナー」と「今後の就職先」くらいはまともに考えて、行動すべきではなかったのか。
「老害」もあれば「老益」もあることを踏まえた上で、同じ政治家としての大先輩に対処すべきであったと、私は考えている。

平壌宣言の件もそうだが、どうも小泉さんという人はデカイ花火を打ち上げるのは得意だが、その後のフォローがヘタクソである。「仲良くしよう」と握手した直後に「オマエらなど信用できるか」と、外交ルールを無視するから、拉致被害者の問題は1年たっても一向に解決しない。
同じく「政治家の定年制を作った。例外は認めない」とブチ上げて、バッサリのそのクビを切るのはカッコいいが、「立候補は個人の考え方」と曖昧なことを言い、本欄をその気にさせておいて、いきなり翌日発表の比例区名簿に名前を上げない。だから中曽根さんなんかプライドを傷つけられて「こうなりゃ小選挙区で立候補してやる」などと、無茶を言い出す。
参院選を前にしたこういうパフォーマンスとも取られかねない行為。策士としてはスバラシイのかもしれないが、一国の首相としてはやり方に少々品がないではないか。

それにしても中曽根さん。「橋本内閣の時、比例区へ移る代わりに生涯1位指名の約束をしたはずだ」とフンガイしていたが、政治家の口約束がいかに当てにならないものかは、ご自身が一番理解しておられるはずだと、少し滑稽に感じてしまったのは私だけだろうか。


 

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