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「モサドがCIAを騙(かた)って工作員をリクルート 」等 (ROCKWAY EXPRESS )
http://www.asyura2.com/11/lunchbreak51/msg/711.html
投稿者 新世紀人 日時 2012 年 1 月 17 日 08:07:12: uj2zhYZWUUp16
 

http://rockway.blog.shinobi.jp/

モサドがCIAを騙(かた)って工作員をリクルート

イスラエル兵士ら

◆1月16日

 イランで核科学者らが暗殺される事件が相次ぐ中、イランがアメリカが絡んでいると言って非難している。しかし、以下の記事では、イスラエルがアメリカのCIAを騙って、イスラム系テロ組織のジュンダラから自分達の秘密作戦のため要員をリクルートし、それらを作戦に使用している、と報告されている。

 アメリカとイスラエルが軍事面で協調して動く事は昔からあったが、イスラエルのモサドが自分達をCIAだと名乗って、あるいは振りをして、こともあろうにイスラム系急進派から作戦用の要員をリクルートして使っているとあっては、CIA側も黙って見過ごすわけには行かないだろう。この鉄面皮なイスラエルのやり方にさすがのアメリカ側も現場から怒りの声が上がってきている様子だ。

 このブログでは既に、イスラエルが「やればやられる」のだから、気をつけるべきはイスラエルである、と指摘してきたが、彼らの守護神の立場に立っていたアメリカ様の逆鱗に触れだした感じがする。

 2012年が決定的な年となろう、とイスラエルのガンツ参謀長が最近語ったが、それはイランばかりではなく、イスラエルもまたそうである、とこのブログで指摘したが、このように、イソップ童話のこうもりのような彼らの所業が明るみに出る事で、彼らの行き場が失われていくことになるのだ。アメリカのイスラエルに対する怒りがいつかは爆発する時がくるかもしれないのだから、心して待っているべきであろう。

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●モサドがCIAを騙(かた)って工作員をリクルート
http://www.foreignpolicy.com/articles/2012/01/13/false_flag?page=full
【1月13日 Mark Perry – Foreign Policy】

 イスラエルのモサド要員がテロリスト・グルーの「ジュンダラ」からスパイをリクルートするのに、自分達をCIAの者だと偽ってリクルートをしていたことが明らかにされている、ブッシュ政権下の期間に書かれたメモがアメリカ情報機関内に埋もれていた。二人のアメリカの情報機関員によれば、モサド要員はアメリカ・ドルとアメリカのパスポートを示しながらCIA要員であるかのように装いジュンダラのスパイをリクルートしたという。これを通常は「偽旗作戦(false flag)」と呼ばれるものだ。

 このメモを読んだ一人ともう一人この問題に詳しい者は、調査を進めホワイトハウスの指示でCIAがパキスタンのスンニー派急進派組織ジュンダラを秘密裏に支援してきた実態を暴き、それを非難している。ジュンダラは、アメリカ政府と公表された報告書によれば、イラン政府高官暗殺とイラン人女性と子供らの殺害の犯人である。

 しかしこのメモは、ジュンダラと接触することをアメリカは禁止していることを示しているが、二人の情報部員らによれば、イスラエルのモサドにとってはそうではない、という。このメモはCIAの現場報告書の内容を詳しく書かれている。そこでは、イスラエルのリクルート活動は、アメリカの情報機関の鼻先で起きていたという。多くはロンドンである。そこはイスラエルの表向き同盟国の首府であり、そこでモサド要員はCIA要員と偽ってジュンダラ要員と会っていたのだ。 

 この二人は、イスラエルがジュンダラ要員をリクルートし利用するという計画が進められていることをしらなかった。いずれにしても彼らはこのモサドの大胆なやり口に驚いている。
 「イスラエルがうまくやってのけられると考えていたことは驚くべきことだ」と情報機関員は語った。「この彼らのリクルート活動は最近は殆どおおっぴらに行われていた。彼らは明らかに我々が考えていることを気にしていなかった」と語った。

 過去18ヶ月での6人の現役・退役の情報機関員とのインタビューはイスラエルの偽旗作戦の空白部分を埋めるのに役立った。二人の現役情報機関員に加えて、イスラエルの偽旗作戦は、CIA内で勤務した、ないしはイスラエルの情報機関をモニターした4人の退役機関員によって確認された。

 ホワイトハウスとCIAはこの件での説明を求められている。この件が公表される時になっても、彼らからの回答はない。イスラエル情報機関のモサドもまたこの件を書状と電話で問われているが、回答を寄せていない。イスラエルはその政策として、情報作戦に関ったかどうかはっきりすることをしてこなかった。

1月11日に暗殺されたイラン人科学者のロシャン氏


 イランの核計画を阻止せんとする秘密の血塗られた作戦が進められていることは隠しようもない事実である。と言って最近の破壊活動や殺人事件がジュンダラによるものである、という証拠は出ていない。多くの報告では、イスラエルがこの秘密作戦の企画者であり、イランで1月11日、核科学者のモスタファ・アハマディ・ロシャンの車の下にオートバイに乗った者により磁石爆弾がセットされた際の犠牲者もそのイスラエルによるものとしている。この爆破でロシャンは殺害され、過去2年間で彼は4人目のイラン人科学者の犠牲者となった。アメリカはこれらの事件の黒幕であることを強く否定した。

 CIAの退役要員によれば、偽旗作戦の情報は、アメリカの情報機関の上層部へ報告されていたという。この情報はCIAの作戦部長であるスティーブン・キャップス、副部長であるマイケル・サリック、そして対諜報センター部長にまで届いていた。この3人は退役している。対諜報センターは、そのウェブサイトによれば、「外国の情報機関による脅威」を調査する任務を受けている、という。この報告書はアメリカ情報機関に務める要員によれば、ホワイトハウスにまで届いていた。この要員によれば、ブッシュ大統領はこの件での説明を受けた際、「本当に怒った」、という。

 「この報告書は、イスラエルの計画がアメリカを危険に陥れているというホワイトハウスの懸念に火をつけた」と、情報機関員は語った。「イランに対し、アメリカはイスラエルと共同して情報収集作戦を進めてきたことは疑いないが、これは違う話だ。誰がどう考えようが、我々はイラン高官の暗殺やイランの一般人を殺害することはしていない」

 イスラエルとジュンダラの関係はブッシュ政権をその終了まで混乱させ続けた、と同じこの要員は語った。イスラエルの活動は、パキスタンとアメリカ政府の脆弱な関係を混乱させた。パキスタンはイランからジュンダラを取り締まるようアメリカから圧力を受けていた。これはまたテロに対してテロで応えるということはしないとするアメリカの主張を危うくさせていた。そして似たようなテロ攻撃をアメリカ人に対して起こさせていた。

 「ブッシュがそれほど怒るのも当然だ」と、元情報部員だった人物が語った。「結局、自国民を殺害するという事を知っていてその外国政府と一緒に仕事をするということは困難だ」と言う。

 アメリカの情報機関員によれば、政府高官の一人はイスラエルと対決する、と誓ったという。しかし、アメリカは何もしなかった。この結果をこの高官は、「政治的・官僚的無作為」のせいだとした。「結局、波風を立てるよりか何もしない方が簡単だったわけだ」と指摘した。「そうだとしても、少なくとも暫くの期間は、モサド作戦は、さまざまな議論をブッシュの国家安全保障チーム内に引き起こした。イスラエルは一体どっちの味方なんだ、という疑惑に陥る者と、敵の敵は味方だ、とする者とが対立した」というのだ。

 このジュンダラに関する議論はブッシュが大統領職を去り、大統領としてオバマ大統領が対イランのアメリカ・イスラエル共同情報計画をその最初の数週間で根本的に削減することで収束した、という。

 この決定で「いくつかの鍵となる情報集中作戦を停止せざるを得なくなった」CIA内部では物議をかもした、と最近CIAを退役した元要員が明言した。この活動は2010年11月、国務省がジュンダラを外国テロ組織に追加してから再開した。

 現役の要員によれば、オバマの最初の命令以来、イランの核計画に関するいくつかの機密情報収集作戦でアメリカ情報機関はイスラエルと共同して行う許可を受けていた、という。こういった作戦は相当に高度な技術を要するもので、イランのインフラ、あるいは政治的・軍事的指導者らを絡ませる秘密の活動は含まない。

 「我々はドンパチはやらない」と最近退役した情報機関員が語った。「我々は政治的暗殺もやらない」という。

 イスラエルがいつもイラン人を標的にした秘密作戦を行うよう言ってくるが、いつもどおりそれは拒否される、という。「彼らは部屋にやってきては彼らの計画をぶち上げる。そして我々は頷いて聞く」と情報筋の高官は語った。「そこで我々は、そこには行くこともだめだ。我々の回答はノーだと彼らに告げる」、という。

 ムジャヒディン・ハルクと違って、ジュンダラは比較的良くは知られてはいないが、ハルク同様暴力的組織だ。2009年5月、ジュンダラ・テロリストの一人がをパキスタン国境近くのイランのザへダンのモスク内部でシーア派の宗教フェスティバル期間中に自爆した。この爆弾事件で25人のイラン人が殺害されその他大勢が負傷した。この攻撃はイラン政府を怒らせ、犯人を辿ってパキスタン内で活動している分子まで摘発した。イラン政府はパキスタンにジュンダラの脅威を知らせ、イラン・パキスタン国境の彼らの基地を殲滅するよう要請した。パキスタンは国境地域でわずかに動いただけだったので、ジュンダラはパキスタンの情報機関によって保護されているのでは、というイランの疑惑を増す結果になった。

 2009年のこの攻撃はこのジュンダラの仕業ではないか、と言われている多くのテロ攻撃の一つに過ぎない。2007年8月、ジュンダラは21名のイラン人トラック運転手を誘拐した。2008年12月、イラン人の国境警備兵16名を捕らえて処刑した。身の毛のよだつ処刑の様子は映像で記録された。2010年7月、ジュンダラはザヘダン郊外で二つの自爆攻撃を行った。この攻撃でイスラム革命防衛隊員を含む数十名の犠牲者を出した。

 アメリカ国務省はジュンダラとの関係を強く否定した。「我々は繰り返し発表してきたが、今回も繰り返す。アメリカはジュンダラにいかなる支援もしていない」と、スポークスマンはジュンダラをテロ組織と指定した後、ウォール・ストリート・ジャーナル紙に電子メールで書いた。「アメリカはいかなる意味においてもテロリズムの支援はしていない。我々はテロ組織を支援する動きを減らすよう国際社会と共に働き、罪のない一般人を守る為暴力を阻止するよう努力する。我々は他の政府に対して、ジュンダラに対する類似の措置を取るよう促すものだ」

 2007年と2008年の、ABCニュースとニューヨーカーの記事を含む話は、アメリカが秘密裏にジュンダラを支援していることを示唆している。この問題は、イラン人の核科学者暗殺事件の黒幕と共にスポットライトを浴びだしている。そしてイスラエルのスパイ作戦がアメリカ人の生命を危険に陥れているとして、現役・退役の情報機関員らの怒りを引き起こしている。

 「これはこれが起きた最初ではない。ただし聞いた中では最悪のケースではある」と、中央軍(Centcom)元司令官で退役将軍のジョー・ホアーは、このイスラエルの作戦について語った。「しかし、偽旗作戦は新しくはないが、それは非常に危険である。つまり同盟国との自分たちの友好関係を自分たちの目的に利用することになる。イスラエルは火遊びをしている。これは我々の意思に関係なく彼らの秘密の戦争に我々が巻き込まれることになる」

 このイスラエルの作戦は最近退役したCIA要員のフラストレーションをもたらした。「こういったことが起きれば、イスラエルがイラン人を攻撃することから我々アメリカが距離を置くことが困難になる」と一人の元CIA要員が語った。

 ジュンダラの指導者であるアブドルマレク・リギは2010年2月、イランによって逮捕された。最初の報告では、この男がドバイからキルギスタンへ飛んでからイラン人によって逮捕されたとあったが、退役したCIA要員は、リギはパキスタンでパキスタンの情報将校らによって逮捕された、という。このリギはパキスタン政府がアメリカに連絡して後、イラン側に引き渡された、という。この元CIA要員が言うに、アメリカはそれに反対しなかったという。イラン側は、リギはCIAの見ている前で捕らえたと主張し、CIAが彼を支援していたことを示唆している。「それはどうでもいい」とイラン側の非難について元CIA要員は語った。「それはどうでもいいことだ、彼らは真実を知っているのだから」という。

 リギは尋問され、裁判にかけられ、イランによって有罪とされ2010年6月20日に絞首刑にされた。この彼の処刑前に、リギはイランのメディアとのインタビューで、彼はアメリカが支援していると疑っていた、と語った。彼は彼が疑いを持った2007年のモスクワでの「NATO高官ら」との会合と言われるものを詳しく語った。
 
 「我々がそのことを考えると、彼らはアメリカ人でNATOのあるいはイスラエルの下で仕事をしている者たちだという結論になった」と彼は語ったのだ。
 ジュンダラに絡むイスラエルの動きの詳細の多くは知られているが、その他の多くはまだ謎のままだし、そのまま謎のままだろうと思われている。CIAのこのメモは「青枠」となっているが、これはアメリカの情報機関内の上層部および国務省高官らにまで行っていることを示す。
 はっきりしていることは、イスラエルの行動について年季の入った情報部員らの怒りの大きさだ。「こいつは馬鹿げた事だし危険である」と最初にこの作戦について語った要員は語った。「イスラエルは我々と共に仕事をしていることになっている。我々に敵対して、ではない。もし彼らが血を流したいのならば、我々のではなく彼らの血ならば大いに助かる。お分かりか、彼らは戦略的アセットであるべきなのだ。で、考えてみたまえ。今や多くの人々が、お偉方が、そうではない、と考えているんだ」

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2012/01/16 (Mon) 戦略

イラン科学者の暗殺:イスラエル参謀長の先見の明なのか鉄面皮か?

11日に暗殺されたロシャン氏の車

◆1月12日

 イランでは核関連の科学者が暗殺に見舞われる事件が続いている。11日にも同様の事件が起きた。これに関連するかのように10日、イスラエルの参謀長がイランには2012年には「異常」な出来事がおきるだろう、とスピーチをしていた。

 いくら公式には今回のイランでおきた爆弾テロ事件にイスラエルは関与していない、と言っても欧米・イスラエルがイランの核開発を阻止しようと躍起になっていることは世界中が知っており、そのための秘密工作作戦が何年も前から進められてきていることも知られているから、あまり説得力はない。

 シリアでも自爆テロが起きたばかりであり、今回のイランの科学者暗殺事件などを見ると、イスラエルの参謀長が言っていた、2012年は決定的な年、というのは、シリアやイランばかりでなく、イスラエルもまた同様であろう、と思われる。

 イスラエルはガザのハマスやレバノンのヒズボラをテロリストと呼んで国際世論を煽り、それを背景に戦車や爆撃機で大量虐殺をしてきたが、イスラエル独立以前のあのパレスチナではイスラエルのイルグンとかシュテルンなどのテロ組織が暴れまわっていた。要するにハマスやヒズボラの先輩がイスラエルなのだ。

 殺せば殺される・・・これが世界の実相だ。だから、イランの科学者を殺せば、自分達にも似たようなことが起きることになる。警戒すべきは自国の方であろう。
 
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●イラン科学者の暗殺:イスラエル参謀長の先見の明なのか鉄面皮か?
http://www.thetruthseeker.co.uk/?p=41141
【1月11日 TruthSeeker】

 イランは、再び核科学者を磁石爆弾で殺害するという秘密工作による戦争を仕掛けていると欧米を非難した、とデイリー・メール紙が報じた。
 核施設で働いているイラン人の大学教授が車に設置された磁石爆弾で殺害されたと、同紙は報じている。

 ファース通信によるとテヘランでのこの爆弾事件で、化学エキスパートでナタンツ・ウラン濃縮施設の部長のモスタファ・アハマディ・ロシャン氏が殺害されたという。これはイラン人科学者の似たような暗殺事件の最近のケースであり、イスラエルとアメリカがイランの核計画を阻止しようとしているとイランは非難した。

 目撃者は二人の人物がオートバイに乗って車の脇で爆弾を設置していた、と述べた。ロシャン氏(32)はイランで組み立てられたプジョー405の車内に他の二人の人物といたところ、テヘラン北方のゴル・ナビ通り近くで爆破が起きた。この攻撃で歩行者の一人も死亡し、車に同乗していたもう一人の人物も重傷を負った。
 ファース通信は、この爆破をテヘランのシャリフ技術大学卒業生であるロシャン氏を標的とした「テロリストの攻撃」と説明した。 

 サファラリ・バラトルー・テヘラン副知事は、「この爆弾は磁石爆弾で、以前やはり科学者が暗殺された時使用されたものと同じものである。シオニスト(イスラエル)の仕業だ」と述べた、と伝えられた。

 2010年1月12日に起きた似たような爆弾攻撃で、テヘラン大学教授のマスード・アリ・モハマディ物理学教授が殺害された。
 モハマディ教授は仕事に出かける際、彼の車近くで爆弾が仕掛けられたオートバイが爆発したことで殺害された。

 2010年11月には、二つの爆弾攻撃で一人の核科学者が殺害され、もう一人が負傷した。
 この攻撃で殺されたマジド・シャフリアリはテヘランのシャヒド・ベヘシュティ大学の核工学部のメンバーで、イランの原子エネルギー機関と共同研究をしていた人物だった。負傷した科学者であるフェレイドゥン・アバシはその後イランの原子力庁長官に任命された。 

 イランはナタンツ・ウラン濃縮施設部長のロシャン氏の死亡でイスラエルを非難している。

 最近では、2011年7月、オートバイに乗った二人の銃を持ったテロリストが電子工学関連の学生であったダリウス・レザエイネジャドを殺害した。報道では、核兵器製造が試みられていると言われている動きに関係していた科学者であったと説明している。

 レザエイネジャド氏は核弾頭炸裂を引き起こす爆発をセットする重要部品であるハイ・ボルテージ・スィッチ開発に参加していたと言われている。

 欧米は、イランは核兵器技術を開発しようとしていると言って、その進展を阻止しようとしてイラン政権に対する制裁を強化してきた。

 しかし、イランはこういった非難を一切否定し、イランの核計画は平和的目的を意図したものである、と主張している。

 昨日、イスラエルの参謀長である、ベニー・ガンツ中将は、2012年にはイランは更に「異常」な出来事に遭遇するだろう、と語った。

 「イランにとって2012年は、核化継続、指導部内の変化、”国際”社会からの増大する圧力、そして異常な出来事が起きることと関係して決定的な年になろう」と中将は語った。

 先月、イラン革命防衛隊は、イスラム主義者が大規模な紛争を引き起こそうとしているという恐れがあるため戦闘準備体制を強化した。

 この動きに、アメリカの無人機の撃墜、イギリス大使館への襲撃、核施設での爆発事件が続いた。

 11月12日、ビド・カネフ革命防衛隊基地を大規模な爆発が揺るがし、イランの弾道ミサイル計画の創始者を含む17名が死亡した。

 先月の爆破事件でイスファハンにあるウラン濃縮施設が大きなダメージを受けた。 

 またイラン核施設のコンピュータシステムがスタックスネット(Stuxnet worm)というウィルスに感染し大きなダメージを受けたと言う。この件でもイランは欧米を非難している。

 続発する暗殺事件と明らかな破壊活動は、イランが核計画を達成するのを阻止しようとして、”秘密工作作戦”を欧米情報機関が行っていると多くの者たちが非難するようになった。

 国際原子力機関(IAEA)が昨年、イランが核爆弾を製造する間際に来ているとする報告をしてからこの地域での緊張状態が続いている。

 先月出版されたこの報告書は、イランの核計画が純粋に平和的目的のみを目指しているとは考えにくいとしている。


■イスラエル参謀長:イランにとって2012年は決定的な年
http://www.jpost.com/Defense/Article.aspx?id=252974
【1月10日 Jerusalem Post】


イスラエルのガンツ参謀長

 イスラエル国防軍の参謀長であるベニー・ガンツ中将は10日、2012年はイランにとっては決定的な年になろう、と語った。またイランには更に「異常」な出来事が起きるだろうと述べた。

 イスラエル国会外交防衛委員会で、ガンツは「2012年はイランの原子力の取得、指導部の変化、国際社会からの継続する圧力、そして異常な出来事が起きることで、イランにとっては決定的な年になろう」と語った。

 ガンツは、イランに対する最近の国際的圧力は指導部に影響を与えているが、これで指導部が軍事的核計画を放棄することを決意するとは必ずしも言えない、と述べた。

 イランに関する地域の懸念を強調し、トルコはイランの核開発が継続していることに特に神経を使っている、と語った。

 シリアのアサド大統領がガンツに対する抗議のスピーチをした数時間後に、ガンツはシリアの指導者は彼の統治期間は長くないだろう」と語った。

 「シリア政権が倒れる時、それはアラウィット派に対する衝撃となるが、我々はそのアラウィット派の避難民をゴラン高原に収容する準備をしている」とガンツは語った。

 彼は、シリアでの出来事はアサドとシリアの指導部にとってイスラエルに敵対することを困難にしている、と語った。

 しかしながら彼は同時に、シリア内の兵器システムは存在し、また良く維持されている、と警告した。

 シリアは、SA-17対空ミサイルを含む最新のロシア兵器を所有し、これはイスラエルの空軍の優位性を脅かすものである、と語った。

 ガンツは更に、レバノンからのイスラエルに対する脅威は最近増大しており、過去に比べて5倍強化されている、と語った。彼はまた、シリアからヒズボラに戦略的兵器が移送されているかもしれず、テロ組織がシリア内に兵器庫を持っていると警告した。

 ガザ国境線の比較的平穏な情況についてガンツは、「我々はこのことで喜んでばかりしてはいられない」と語った。ガザから起きるいかなるテロ活動に対しても阻止すると誓約した。またそこのテロリストたちは増加し強化されていると警告した。

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2012/01/12 (Thu) 戦略


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