最高のロックですよこの曲は・・

私は、キャロルの中でも、
曲、アレンジ・・最高の1曲だと思います。

陣中見舞い　様とのやり取りで語りましたが・・

私は、高校1年の時に、
ただで、キャロルとサディスティック・ミカバンド、
バッドボーイズのライブを観ました。

高中も高橋ユキヒロも若かったですよ・・

矢沢も若かったけど・・
キャロルがトリだけど、
一番盛り上がっていました。

ミカバンドの時、隣の友達が、ミカのこと・・
「おい、あの女いい女かどうか？見に行こうぜ！」
「よし、行こう！」
と2階席、最後列のただで入場した高校1年生が、
席を立ち、ステージまで直行。
ステージに両肘をついて両手で自分の顎をささえながら、
ミカのまん前でドカーンと陣取る。
ミカをあんぐり見上げる・・
ミカの唾が飛んできそうな感じ・・
ミカと何度か目が合うが・・向こうは、うちらを無視・・
加藤和彦も、チラチラこっちを見る・・
たぶん・・彼は・・
「なんだ田舎のガキは、困ったもんだな・・これなら猿だな・・」
そんな感じだろう・・
友人がぽつり「ケバイな！」・・興ざめした模様・・
そんで、私は、今度は、高中の方へ移動・・
高中・・なんと、ひげ面に長髪カーリーヘア・・
なんだか、汚らしいな・・なんて、思ってました・・
しばらくして、飽きたんで・・友達に・・
「もう行こうや！」と二階席最後列に戻りました。

キャロルの時は、
ステージがいきなり暗転・・
スポットライトで刑務所で夜、脱獄した囚人を追いかけるような、
感じで、会場を素早く照らす。
黒ずくめの、リーゼント四人集がポケットに手を突っ込んで、
背中丸めて、サングラスして、入場！

あとは、怒涛のように、突っ走りました。

確か、アンコールか、ファンキーモンキーの時か、
興奮した女性ファンがステージに駆け上がり、
矢沢に抱きつく・・
矢沢まったく動揺せず、
拒否するでもなく、
何事もなかったように演奏と歌を続ける・・
警備員が現れ、あっけなく、彼女は排除された・・
矢沢、あいかわらず何もなかったかのように、
唄い続け、演奏し続ける・・
その時、矢沢の名前は知らなかったので、
キャロルのベースって、
いいプロ根性してんじゃん・・
と思いました。

ベースがすごいとか、そういう耳のレベルはまだ、育ってなかったんですが、
ストレートで、シンプルな感じの音楽で、一番印象に残たのは、「涙のテディーボーイ」です。これ確か、出たばっかりで、みんなまじめに演奏してました。よかったです。メロディーもいいし。

そんな感じです。

挙句の果てには、
矢沢に対し
「いいプロ根性してんじゃん！」

今考えると、その当時の自分がイヤですね・・
（単なるバカですよ・・）

それと、
今思い出しても、不思議なのは、
ミカバンドをステージに両肘ついて、
両手で顎を支えて、ステージのまん前に陣取り、
あんぐり、ミカを見上げていた・・
これって、ありですか？

警備員も放任、
観客も「お前ら、じゃまだどけろ！、席に座ってみてろ！」
等、言いそうですが・・
誰も、言わない・・
不思議な世界です。
今じゃ、考えられない・・

ただ、キャロルの時は、なぜか、
警備員がにらみを利かせていましたが、
アンコールの時は、
怒涛のように、ステージの下まで、
皆さん突進・・
田舎なのに、山手線の朝の満員列車状態・・
押しくらまんじゅう状態でした。

その時の友人ですが・・
彼は、打ち込みした人間じゃありません。
彼は、小さな町の一番大きな商店の長男だったので、
グレコのレスポール、グヤトーンのアンプ持ってました。
高校1年で、ファンキモンキーのイントロのギター弾けたし、
チャーが3年かかったというクロスロードの完全コピーもできました。
ただ、彼の弱点は、コピーは得意ですが、アドリブができない・・
だから、それで終わりでした。