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「素人の好戦性」「玄人の好戦性」その2 (宮崎学)
http://www.asyura2.com/11/senkyo104/msg/343.html
投稿者 pochi 日時 2011 年 1 月 12 日 13:03:30: gS5.4Dk4S0rxA
 



宮崎学

「素人の好戦性」「玄人の好戦性」その2

2011-01-12 (水)


 宮崎学である。
 この原稿を約束した時までにアップできなかったことは、大目に見てほしい。忙しいのである。

 さて、先日のことであるが、ワシと同じ「68(ロクハチ)世代」の数名と議論した。
彼らは反小沢三派連合を支持しておるのだが、その代表的な意見はこうである。

コレ(つまり小沢あるいは小沢的なるものを民主党から排除すること)で、やっと民主党の中にある「かつての自民党的な部分」を消すことができる。このことは、民主党が“純化”していく過程としては避けることのできないものだ。


 さらに、「しょせん小沢は、その出自が自民党田中派なんだから」という感情も吐露していたが、この「論」にもならない「戯言」に私は同意しなかった。政治的主張があれば、そこでは当然主張の対立は起きるものだ。それは自然なことである。
 私ら「68世代」が党派闘争、それも同一組織内の対立に「排除と殲滅」の論理を今さらながら持ち出すことには正直辟易する。というか、私自身を省みて、かつて自分が通ってきた道であるだけに「恥ずかしいなあ」と思う。

 「敵対する者の排除と殲滅」と「党の純化」という発想こそが68世代の最大の思想的欠陥であろう。
 その理由は、まず「政治的出自」について言えば、昔の自民党も共産党も、あるいは新左翼、「風呂の中の屁(ブクブク沸いて出るだけ、の意味。念のため)」とワシらが批判していた60年代の市民運動に対してですら、私は「出自」を理由とした「排除の論理と思想」には組しない。
 それは、「同一陣営内の意見対立に排除と殲滅の論理を持ち込んだこと」と、「真の敵との闘いよりも、同一陣営内部の対立に『戦闘性』を極限まで発揮する」ということが68世代が誤った大きな要素だと、今は思うからだ。

 68世代にとっての打倒すべき「真の敵」とは、その時々の与党、官僚などの「この国を支配する者」であったが、要するに“内輪モメ”ばかりして、「真の敵」に対しては内輪モメに使う100分の1の戦闘性も示しえなかったのではないか――というのが68世代に対する私の総括である。

 同一陣営内(すなわち本来は味方)との闘いには異常なまでの執念を燃やすが、本当に闘わなければならない相手に対しては徹底的に妥協的であった。それが、私たち68世代が「壮大なゼロ」でしかあり得なかった所以なのだ。

 したがって、反小沢三派連合の好戦性が冒頭の「思想」によるものとするなら、それは私たちが「壮大なゼロ」で経験したものと同様の「真に対決すべき方向性」を喪失させた「素人の好戦性」ということができる。
 一方、前回で新聞を中心として論じたメディアの翼賛的な「好戦性」は、1930年代にも証明済みの、国民を動員し得る力を持つ「玄人の好戦性」と言えるのではないだろうか。

 さて、明日は民主党大会が開かれる。
 「壮大なゼロ」の再現は見たくない。

2011年1月12日
宮崎学


http://miyazakimanabu.com/2011/01/12/978/
 

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コメント
 
01. 2011年1月12日 13:24:15: DXHUmYoOGM
憂鬱なる党派…

02. 2011年1月12日 13:32:16: 942ZxwCOeM
宮崎も低レベルな仲間と論議しているんだねえ。w
この程度の「論議」をいちいち開陳しているところをみると宮崎の程度の低さがすぐにわかる。
まず、民主党内の「自民党的なもの」というのは、菅のやり口そのもの、つまり従米路線であって、むしろ小沢の独立志向は新しい。非自民的といえる。
そんなことは高校生にもわかることであって、いまどき小沢を自民党的な金権体質の象徴とみる考え方は古すぎるし、低脳すぎる。
そしてこの程度の低脳が小沢氏にいちいちヒントをあげるよなぞといっているのだから大笑いだ。
宮崎犬よ、もう、いいから、あっちへいけ。しっしっ。w

03. 2011年1月12日 13:46:04: SBztI6XWSY
>>02 いいじゃないか、宮崎氏は味方になるといってる。
ちょいレベルが低かろうと、味方は大いに越したことはない。
敵は少ないほうが良い。

 


04. 2011年1月12日 13:56:49: LAqJACxisk
宮崎氏の投稿記事の事実性を02が証明してます。

05. 2011年1月12日 14:54:01: AQqyLULhMc
02のようなのが、まさに純化なんだよな。

06. 2011年1月12日 15:15:48: GHlCGmgyqI
この投稿内容は、大した事無い。

07. 2011年1月12日 15:56:45: UmyJLAdF5E
「数名と議論した。」という下りをどこまで想像力を働かせられるかだろうね。
確かに、メールをしない宮崎氏の携帯はいつも鳴りっぱなしかもしれない。
名前をあげればすぐ分かる人間かもしれないが、あえて数名とあるのは、
いくつかを分析すると、という意味でしょうね。
友達と井戸端会議したレベルで判断すると、山崎正和氏に「知的訓練を受けていない人の発信」とばかにされるので。

08. 2011年1月13日 00:13:08: McsAaWNfdQ
世の中多数決である。
だが多数決に慣れすぎて中身を議論しないまま決定することがほとんどであった。
ただ多数に寄り添う。もしくはただ少数意見を振りかざして自分を売る。
次に繋がる議論は残さない。
だから、印象の言葉で判断する。熟考を嫌う。本質が見抜けない。
高度成長時代からバブルまでの恩恵を被ってきた人たちによくある傾向。
その集大成が菅直人だろう。

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