政治経済は有権者の全国投票行動の第一位は，｢現状からの脱出｣である。政権与党の民主党には第一の対立要素がない，内ゲバは対立要素ではない，消費税増税やＴＰＰ関税引き下げは元々自民党保守の掲げていた政策で抱きつき，丸呑みであろう。したがって第一の対立要素がない政権与党は2011年の選挙で地方統一も含めて倍差で大敗する。消費税増税やＴＰＰ関税引き下げは世界信用収縮恐慌を発生させるものであり，下手すると日本発の金融危機の第二幕が訪れる可能性が高い。

政治は小泉内閣は｢自民党をぶっ壊す｣で大勝し｢郵政民営化是か非か｣で快勝した，これは｢現状からの脱出｣が第一の対立要素化だったからである。このマジックは賞味期限切れとなった。ただしマジックの復活を夢見る議員(自民党と民主党菅政権グループなどの一部)や有権者はまだ25％存在する。政治とカネは｢現状からの脱出｣の第一の対立要素化にはならない，単なる内ゲバである。第一の対立要素がない与党は倍差で負ける。対自民党・対みんなの党・対共産党・対公明党との第一の対立要素は何か，第二の対立要素以下や複合要素を明確にしなければならない。第一の対立要素がない政権与党は大敗する。与野党ともに危機の本質を認識してないから，目の前の修復するための目糞鼻糞論議に終始するために，国民の危機感は深まるばかり。政権与党の大逆転は避けられない。

2011年は民主党は地方統一選挙で大敗する，それは簡単なこと，有権者の全国投票行動の第一位は，｢現状からの脱出｣である。従って保守革新の信条や伝統的地盤は無視され与野党逆転・政権交代が発生する。地方統一選挙は本家の衆議院，参議院選挙で民主党が与党なので，現状からの脱出を求めて政権交代させたが，しかし自民党保守勢力より進んだ保守勢力だと判明した，国民は裏切られた，だから2011年は民主党は地方統一選挙で大敗する。もし2011年に衆議院解散すると民主党は内閣改造やクーデターしても第一の対立要素がないから真の人気は上昇しないために民主党は地方でも大敗することになる。与野党ともに危機の本質を認識してないから，目の前の修復するための目糞鼻糞論議に終始するために，国民の危機感は深まるばかり。政権与党の大逆転は避けられない。

経済は保守も中道も革新の政治家も，80年周期3年周期の世界信用収縮恐慌の本質を認識できないため，バブルの崩壊を，これまでの経験で食い止められると錯覚するためである。世界的な一括関税引き下げは挫折するし二国間貿易協定への移行は不可避である。すなわち企業は内需の縮小を外需の拡大でカバーすることは不可能となる。内外の市場の縮小は加速される。もしも大マスコミの世論操作で支持率が回復すると，貿易，外資増加にはマイナスに作用するために諸刃の剣となる。

リーダの資格
第一の対立要素は政党間の対立要素である。個人や党内の対立ではない。大マスコミは菅氏，小沢氏，鳩山氏など誰が悪人かと個人の調査しても党内の内ゲバを煽る調査をしているだけ。それらは政党間の対立要素ではない。大マスコミのトリックであり，政治家や国民は大マスコミの大合唱に騙されても，有権者の全国投票行動にはならない。目糞鼻糞論議にすぎない，第一の対立要素により有権者は投票行動することを無理矢理,捻じ曲げて誘導しているのである。大マスコミは如何に無能で無知なのかわかる，いや電通や既得利権益を守るために世論操作している。しかしこれもインターネットの普及で少しずつバレてきた。

全国集計では第一の対立要素は75％であり勝敗を大きく判定している。全国では第二と第三の対立要素が優位であることを確認する必要がある。簡単に言えば｢おらが郷土の誇り｣が投票選択の第一位だから落選しない。第一の対立要素を旨く利用したのが小泉氏で有権者の全国投票行動の第一位は，｢現状からの脱出｣を認識して｢自民党をぶっ壊す｣で大勝し｢郵政民営化是か非か｣で快勝したのである。内ゲバは失敗するし小泉氏も失敗している。それを菅政権は再び小沢氏を排除しようとした間違いである。

第一の対立要素は簡単ですね，調べれば分かる，すべて一番でしょう。しかし第二と第三の対立要素は二番煎じではない，第一の対立要素を75％とすると，第ニの対立要素は25％前後の75％から算出できる。マジックには賞味期限がある，再び同じ繰り返しには効果は発揮しないし逆に批判を浴びる。二番煎じは政治経済には通用しない代物である。

菅政権は現象の結果を原因に倒置すると，75％の要素と1％以下の要素も同列の原因だと錯覚した。だから政治とカネの発生原因を複数要素の複合と判定してしまった，対策には沢山の項目が羅列される、すると現象を決定する要素が無視されるために，小泉氏や竹下氏などの過ちを繰返すのである。従って菅総理にはリーダとしての資格がないことになる。

第一の対立要素が｢現状からの脱出｣として判断すると30％以上の確率で判定できる，人気や地盤から予測するより誤差は少なく，全国集計で確立が75％にも上がる。この本質を認識できないから，目の前の穴を修復するための目糞鼻糞に終始してしまう。だから国民の危機感は深まるばかり，政権交代はそうして起きるのであって，大マスコミのいい加減な騙しや目くらましにはインタヘーネット電子手帳の普及の時代には通用しない。