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なぜ、これが一面トップ記事なのだ−新聞のクオリティの劣化(徳山勝)
http://www.asyura2.com/11/senkyo105/msg/321.html
投稿者 判官びいき 日時 2011 年 1 月 22 日 18:51:10: wiJQFJOyM8OJo
 

21日の毎日新聞の一面トップ記事は「政倫審小沢氏招致を断念」であった。前日、首相が行った「年頭外交演説」の記事は一面左下で、危うく見落すところだった。普通なら、自国の宰相が行った演説が一面トップ記事だろう。演説の中身が無いからか、読売を除き各紙は一面トップ記事にしなかった。そう云うことなのだろう。

毎日の一面トップ記事の中身は、「小沢氏が通常国会冒頭での政倫審出席を事実上拒否したので、岡田幹事長が政倫審招致を断念した」である。小沢氏は予ねて「政倫審には出る」「政倫審に出ることで、予算審議がスムーズに進むのなら、国会冒頭に出る。そうでなければ、予算審議の後にする」と、昨年末から終始一貫している。先日テレビでも同じことを語った。それがどうしてトップニュースなのかも分からない。

これを一面のトップにした、毎日の報道姿勢もおかしいが、記事の内容もおかしい。
先ず、「民主党単独でも実施する構えだった政倫審招致議決を一転して断念する方針を表明した」とあるが、政倫審議決が出来ないことは初めから分かっていたことだ。野党が反対する政倫審招致議決をすれば、国会は止まる。だから、他紙では、招致議決を止めてくれと言ったのは、安住国対委員長だと報道しているではないか。

それにも拘わらず、岡田氏が「国会で説明する機関は二つしかない。政倫審を封じてしまえば残された一つ(証人喚問)と言うことになる。党の中の議論が必要だ」と語ったとの記事だ。政倫審を予算審議の後にすればいいだけの話だろう。これだけではない。二面(=政治欄)トップでは、「小沢氏起訴時の処分焦点」等、小沢氏が「政倫審に出る」と言っていることを無視し、離党を煽る記事であった。

さらに加えるなら18日の一面トップは、「離党勧告視野に」であった。毎日はそれ以外にも、ここに来て小沢氏の離党を図りたい民主党執行部に協力し、小沢氏離党を煽る記事が目立ってきた。少し穿ちすぎかもしれないが、その遠因はジャーナリストの鳥越俊太郎氏が書いた10日の毎日新聞コラム「ニュースの匠」にあるのではないかと推測している。このコラムは13日の本欄でも紹介した。(下記URL)

鳥越氏は、小沢氏に対する「『政治とカネ』の問題」という、定義の不明確なレッテルを貼る報道は、「言葉のファシズム」だと書いていた。処が、この鳥越氏のコラムに対して、毎日新聞の岩見隆夫客員論説委員が「鳥越俊太郎さんは間違っている」と噛み付いたのである(18日発行のサンデー毎日の「サンデー時評」)。岩上氏は、鳥越氏の論調に同意する社内意見を、ある事情*から封じこめたかったのだろう。

岩見氏は、小沢氏の不起訴処分が決定した日、東京地検の特捜部長が「検事の数ほど意見があった」と言ったのは、検察内部に起訴論があったからだと言う。そして、鳥越氏が言う「小沢氏の不起訴=検察の虚構論」はとんでもないと言うのだ。検事総長が「小沢氏を起訴する証拠はない」と言ったことも、西松事件の公判で、検察が公判維持を出来ずに訴変更したことも全て無視しているのだ。

それだけではない。毎日新聞は石川氏が逮捕された時、その虚偽記載金額を20億円と報道した。だが、訴因にそのような金額は書かれていない。もっと酷いのは、石川氏の訴因をまともに報道したことは一度も無い。土地取引に関して農地法のことも全く報道していない。それでいて、検察内部に起訴論があったからだと、自分の想像したことだけで以って、鳥越氏の真っ当な意見の封殺を図ろうとしている。

政倫審に「出る」「出ない」だけを新聞の一面トップ記事とする。「政治とカネ」という言葉だけが「言葉のファシズム」ではない。このようなマスコミの報道が、当に「言葉のファシズム」なのである。新聞の一面トップ記事は、新聞の「顔」である。
その記事内容で、新聞のクオリティが分かる。毎日に限らず、日本の新聞のクオリティの劣化は、その一面トップ記事で分かる。

*注:「ある事情」とは12月23日に菅首相と、毎日・岩見、朝日・星、読売・橋本の3氏が会食した事実とその後の各社の報道内容から、筆者が推測していること。
筆者の推測なのでこれ以上は書けない。読者が自身で考えて頂きたい。

昨年の1月13日に何があったか(鳥越氏コラムの一部)
http://www.olive-x.com/news_30/newsdisp.php?n=102691

http://www.olive-x.com/news_ex/newsdisp.php?n=103060
 

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コメント
 
01. 2011年1月22日 19:01:58: vHs8iZ9eTw
まさにいま、全国規模でマスコミ内部でも、
権力闘争が巻き起こっているのだ。

アホ菅率いる悪徳売国奴一派VS
日本独立、国民の生活が第一の小沢派
である。

形勢は正義の小沢派に不利だが、
諦めずに頑張ろう!


02. 2011年1月22日 19:22:32: BDDFeQHT6I
今の新聞テレビに常識や正しい価値観を求めても無理だ。
首相の新年会に招待されてご馳走になったと自慢げに語るテレビ、首相の招待をいそいそと受けて接待を受ける新聞各社の主筆、ジャーナリズム精神の欠片も無い官房機密費に首まで漬かったマスコミ各社、権力と距離を置き権力の不正を糾弾するなどと言う高邁な姿勢は望むべきも無い。
やはり新聞購読を止めてテレビを見ないという消極的な形で、マスコミの姿勢を批判する以外に現在は手段が無い。
早く小沢氏グループが政権を掌握してクロスオーナーシップの禁止、電波オークション、新聞のいびつな再販価格維持制度の廃止、記者クラブ制度の廃止を実現する以外には無い。
もう一つ重要な事は、電通の博報堂が握っているコマーシャル利権を排除することだろう、新聞テレビは当然スポンサーの方しか見ないから今の様にアメリカ資本の保険会社のコマーシャルが引っ切り無しに流されている現状ではアメリに不都合な情報は報道できない。
しかし、マスコミはこの様な露骨な偏向報道が何時まで続けられると思っているのだろう、B層とか呼んでも日本人も馬鹿ばかりではないことに気が付かないのか。

03. 2011年1月22日 20:19:37: xFILpoKmWw
諸悪の根源のマスゴミ!
マスゴミは国民の敵!

04. 佐助 2011年1月22日 21:03:53: YZ1JBFFO77mpI : GnuRgcG5J2
ドタバタ喜劇は今だけ,iPad革命によって新聞は消える。
第二次産業革命のインターネットテレビの普及・電子図書化によって新聞はなくなる。この電子図書化は自由にニュースを選択できる。ランドセルも黒板も電子図書,手帳に変る。冠婚葬祭も変る。そして電子書籍は電子電池と合体して電子機器が一変する。iPad革命は,新聞を衰退させていく技術革命になる。コンデンサー電子半導体電池の登場で乗り物,家庭電力も変る。新聞は終わる。

05. 2011年1月22日 21:16:52: 56tRf7aSW6
首相は昨日21日にも新聞社・各通信社論説委員と懇談しています。
論説委員と懇談とは、小沢バッシングの御礼か、自己の
イメージアップの依頼か、疑惑を持たれる行動は慎むべきと思いますが。
疑惑をもたれたら、説明責任を果たしてほしいのですが。

06. 2011年1月22日 22:54:54: PfR99B4l1U
■毎日も朝日も 昔からまともな記事書く記者はいなかった!

 と言うことになりますよ 元記者殿

 貴方のいた会社は 水俣水銀以上の害毒を 今世の中に日々垂れ流しています

 現役を勇退された 元記者の貴方達は 何も感じませんか? 新聞は公器と言えますか?

 フリーランスの岩上さんやアサンジさん達の活動を見て 現役時代の記者魂

 が疼きませんか? 

 今行動を起こさない、出来ない元記者は 石見と同じ機密費仲間と言うことでよろしいですネ!


07. 2011年1月23日 00:02:13: 8P29Ishsus

「新聞」は報道機関ぢゃなくて、センノー機関。旧ソ連のプラウダと一緒。

 これ、大人の常識よ ジョーシキ。

 部数も偽装。押し紙よ。オシガミ。

 販売店が訴訟起せばシンブン潰れるよ。


08. 2011年1月23日 00:39:54: ib7AExlUkw
テレビや新聞を、すぐ信じるほうがおかしいのです。

本当にこの報道は、真実なのかと考えなければならない。
共産国、独裁国では、人民は新聞・テレビを信じない。
クチコミを信じる。

ちょうど戦中の日本と全く同じ。


09. 2011年1月23日 01:12:42: X3KuYBbemw
今月限りで毎日新聞を取ることを止めた。

親の代から60年以上愛読していたし、
人権や弱者に目を向けていた新聞として評価していたのだが。

石見や与田などが出しゃばる記事を見ると、心臓に悪い。

早く潰れる事を願っている。



10. 2011年1月23日 01:35:54: eJzHfXaBCI
独自の極右ルートを持つ3kは別として
すべては読売の下請けと化しているということだろう
それと創価

D・ロックフェラー、大作、中曽根、ナベツネ

悪い奴ほど何とかってね


11. 2011年1月23日 02:50:08: chbWh3gTmA
先週のスパモニ、木金(金だけだったかも)鳥越氏の姿なし。その前の覇気ない姿ととも気になる。

岩見反論は前貴投稿で呼んだが、印象としては滅茶苦茶雑な論理だった思う。「小沢と言う奴を俺はずっと見ているが、とにかくあれは悪い奴だ。俺が言うのだからそうなのだ。だから、引っ込め」。今のジャーナリストも滅茶苦茶だといわれるが、少し前の連中は、もっと非道いんじゃないか。
鳥越さん、もっと反論せよ。

鳥越さんと年が同じだけの同級生より。


12. 2011年1月23日 03:01:42: chbWh3gTmA
連続投稿ごめんなさい。

毎日は大新聞か。朝刊発行部数(by Wiki.)324万部は、聖教550万部、東京+中日347万部の後塵を拝している様。三大を装うが、やがて印刷会社への道を進んでいるのでは。ヘタレの見識など気にせずともと思います。


13. 2011年1月23日 08:54:58: xchqrE1GcA
小沢さんへの(疑惑」より、(検察審査会議決」の闇への疑惑が100万倍ぐらい大きいと思う。メスをいれるべきだ。マフイアのリンチ組織の日本版か、ナチスの突撃隊的「11人の残忍な自称市民」連中か・?真相を知りたい。11人を国民の前に引きずりだして糾弾する要がある。秘密組織審査会をいつ、どこで、誰がひらき何を話たのか。こんなリンチ組織の議決に正当性は全く無い。

14. 2011年1月23日 14:53:28: 5Eacq4CzbM
毎日も全て悪く無い、いい記事も有ります、まさにいい記事の中に小沢事件だけが歪曲報道だから、此処が一番の問題。生活面や社会面、正しい報道、役に立つ報道ばかり、だからいい新聞だと思う。その新聞の信頼が、我々に小沢事件の真相が分かりにくくしている、生活面や社会面と同様に信頼するから小沢は悪人と錯覚してしまう。

11さん
スパモニ金曜日は鳥越さんじゃなく、週刊朝日編集長の山口一臣氏だから心配しなくて良いと思うよ。


15. 2011年1月23日 16:04:17: lRYfivAqeo
国会が開けば、森ゆう子さんが幽霊検察審査会について質問される筈。

小沢派議員達衆議員は委員差し替えされてしまったが、幸いにも森議員は参議員
なので独立している、又輿石さんが守ってくれたとユーストリームの岩上安見さん
のインタビーユで話されていた。

幽霊検察審査会が7回開いたとされていたが、実は8回開かれた事になっていた。
この最後の8回目の審査会を、いつ開いたのかが問題視されています。

民主党代表選と同じ日に、検察審査会は起訴を決定していた。もし小沢さんが党代表に選ばれた時は、結果発表して又マスゴミに小沢叩きをさせようと企んでいた
のでは、ないかと森さんは話されていた。

森さんの友人から情報が入って、友人の知り合いに検察管がいて、その人と、
ばったり道で逢った時に、検察官が「これから第5検察審査会に行く」と言って
いた。その知り合いが森さんの友人に連絡して来た。

ここでその8回目の審査会を、いつ開いたのかを森さんは重要視していて、最高裁
に資料出す様に催促しているが逃げ回っているとのことです。

段々点と点が、線になってきますよ!!それから森さんの質問されている時には、
管屑一派と自民、公明、みんなの党、共産党、他の党の様子見ていて下さい。

他の党は、何故幽霊審査会の事を一緒に聞かないのか、たくさんの税金が、幽霊
審査会に計上されているこっちの方が、余程重要なんですがね。


16. 2011年1月23日 16:42:01: fYeNyT7NLo
偏向報道やり続ける日本の商業新聞やマスゴミには、不買運動で応え、彼らを倒産させるべきだ。彼らの嘘報道による国民庶民への罪は筆舌に尽くせない。彼らは「言論暴力団」と同じだ。テレビの場合も、地デジで既存のテレビを無駄にさせられて損する国民も多いのだから、テレビでなくとも情報も娯楽も得られるネット情報を、これからさらに普及させるのがよいと思う。地デジ化などもアメリカの一戦略なのに、このことに疑問示さぬバカ政治屋やバカ役人ばかりだから、私は日本の一庶民として本当につくずく悲しい思いにさせられてしまう。

17. 2011年1月23日 18:54:23: cZy3V4LNR6
冷静に判断して、菅、仙谷は論外だが、菅内閣の 岡田、前原、玄場、枝野が将来総理になることがあるのだろうか?能力が有るとか無いとかいろいろ言われているが、私は彼らの今置かれている立場での言動、行動を見ていると人間として尊敬出来ない人格を感じてしまう。自分の親、兄弟、あるいは子供だったら、恥ずかしいと本気で思っている。少なくても誇らしさは全く感じない。人間しての温かさ、優しさ、人間味は共通して全く感じられないのは私だけだろうか。欲目かもしれないが、親小沢と言われる議員は顔はともか言動に信頼性があり目に優しさがあるように思う。贔屓目かな?

18. 2011年1月23日 19:07:52: wjem63atP6
北朝鮮と変らぬ報道姿勢のメディアにお金を払う馬鹿がいることが問題だ。

19. 2011年1月24日 15:36:36: StNU6eBKx6

>>菅首相と、毎日・岩見、朝日・星、読売・橋本の3氏が会食した事実<<

いずれも日頃腐臭を感じさせられている人たちですが、総理大臣がこのように特定のメディアの、特定の人(論説担当)と繁々会食する、と言うようなことが今までの総理大臣にもあったのだろうか。私には随分不自然で、あってはならないことのように思えるが。

 
>>毎日新聞の岩見隆夫客員論説委員が「鳥越俊太郎さんは間違っている」と噛み付いたのである<<

私はインターネットで鳥越氏のコラムをよんだ。また、たまたま、サンデー毎日のその記事も読んだ。その時、無茶苦茶な論だと思ったことを覚えている。

1つは、この人は、何と高慢な人だろうかと言うこと。
「自分の記者としての経験に照らして・・・・・云々」と言うくだりがあったと思うが、そんなものは何の権威にもならないだろう。その人の、人柄や業績が優れているか否かは第3者が評価するのであって、自ら“俺ほどの者が言うことだから、おれのいう事が正しい”みたいなことを言われても笑止千万な話だ。
自画自賛の(埒もない?)経験と、偏見に基づく、鳥越氏対する誠に失礼な理由なき非難だと思った。

2つは、「小沢氏の不起訴は、検察内でたくさんの意見があった中での判断であって完全に“白”と言う事ではない」・・・・と言うような趣旨の論があったが詭弁に近い論だ。

検察が“白”だと決めたら“白”以外にない。検察はあれだけの人、時間、費用をつぎ込んで結果、「まるで何もなかったです」とは言えないことは明白だ。経験の深い記者が、わざわざ検察の言い訳をそのまま信じて“やっぱり小沢は悪い奴です”などと宣伝する。そのことの方がよほど人々を惑わす反社会な行為だ。どうしても“黒”だとか“灰色”だとか言いたいのなら、その“具体的な内容を添付して”論ずるべきだ。「検察内にはいろいろな意見があった」などと、曖昧な論拠をもとに詭弁を弄することが「経験深い記者様」の仕事なのかぁっっと思った。

その他、まだ言いたいことが有ったように思うが、この記者の論は忘れた。
鳥越氏のコラムのほうが、正しいと思ったことは覚えている。


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