仙谷氏、雌伏の日々　政局より政策、「ポスト菅」にらむ　
2011年2月4日7時29分　：朝日新聞
http://www.asahi.com/politics/update/0204/TKY201102040001.html

　菅内閣の官房長官として政権を切り盛りして「脱小沢」を主導してきた辣腕（らつわん）ぶりは今は昔。民主党の仙谷由人代表代行が「政策の人」を前面に出している。来るべきポスト菅レースで影響力を発揮する局面に備え、当面は雌伏の日々と決め込んでいる。

　国会の民主党国会対策委員会室の隣に仙谷氏のために新設された「代表代行室」。だが、部屋の主が現れることはめったにない。もっぱら議員会館の自室で政策調整にあたっているからだ。部屋には各省の官僚が列をなす。

　小沢一郎元代表に近い議員からは「脱小沢」の首謀者とみられ、連携を目指す自民、公明両党には「元・問責閣僚」としてなお反発が残る。政界の寝業師として仕掛ける姿を前面に出すのは得策とはいえず、「政策通」の顔を前面に出している。

　社会保障改革と消費増税を議論する党の調査会長に就く一方、肺がん治療薬「イレッサ」の副作用訴訟、Ｂ型肝炎集団訴訟への対応では首相官邸に通い、枝野幸男官房長官らとの協議に加わった。

　ただ、小沢氏を排除して自民、公明両党との政策協議を進めながら「ポスト菅」にも備える、という基本戦略は変わらない。

　「裁判の実務上、違いはない」。強制起訴された小沢氏の処分問題を話し合った３日の党臨時役員会。弁護士出身の仙谷氏は、検察審査会の議決による強制起訴と検察当局の起訴とは重みが違うと主張する小沢派議員に反論した。周囲には「１カ月もこんなことでモタモタしていたら笑われる」。「脱小沢」の姿勢はぶれない。

　自公との水面下交渉こそ自らの役割とも自覚する。仙谷氏は廊下で旧知の公明党議員をみると、たいてい近寄って握手する。予算関連法案の衆院での採決をめぐって国会が緊迫することを念頭に「２月下旬はしびれる展開になる」と周囲に語り、公明党で旧知の井上義久幹事長や漆原良夫国会対策委員長との話し合いもにらむ。

　菅政権の行き詰まりも念頭に「ポスト菅」レースも見据えた動きもほの見える。３日に初会合を開いた党の「新しい公共」推進本部では、小沢氏と共に政権批判を続ける鳩山由紀夫前首相にあえて本部長就任を要請。自らは本部長代理に就き、党内融和を演出した。前原誠司外相の党内グループ「凌雲会」の後見人として前原氏や枝野氏を支え、世代交代の歯車を回したい考えだ。

　前原氏らと「ポスト菅」を争う岡田克也幹事長との関係も気遣う。あまりそりのあわない岡田氏と、１月２５日には党運営について１時間近く話し合った。岡田氏が「仙谷さんとの役割分担がよくわからない」とこぼしているのに配慮し、会談後は「『岡田独裁』でいいじゃない」と冗談交じりに周辺に語った。（蔭西晴子）
　

コメント
01. 2011年2月04日 13:18:00: kbjD6Oqr1Y いくら柔和にしても、 赤ズキンちゃんの狼のおばあさん。 あの陰湿な眼光は、真実を語る。
02. 2011年2月04日 13:37:12: 8HikxGtgtU 　人相は関係ない　 　うまく出来るなら　やればよいのだが〜〜〜〜 　ただ単に〜〜　引っ掻き回すだけに　ならないでね
03. 2011年2月04日 13:48:38: Gj5kwK3iUU 検察が汚名返上と国民の目を逸らせる方法として、仙石のスキャンダルを捜査すれば良い。
04. 2011年2月04日 13:51:59: mGbbAw9IDE 仙谷切り。(笑)
05. 2011年2月04日 14:00:16: 9RZLNbIIE2 公明党は仙谷を信用していない。岡田は前原というより(前原も嫌いだが)仙谷が嫌いなのだ。 別に岡田を庇っているつもりはないが、岡田が民主党の分裂を回避したいと四角四面の頭をひねっていることだけは事実なのだ。 しかし岡田の器量ではそれも無理なのも目に見えているのであるが。
06. 2011年2月04日 14:17:10: lVsxvE7RHU ０５様に同感 昨年２月のダヴォスで米財閥に消費増税・ＴＰＰを応諾した仙石は一気に元締めに登った。朝日が「仙石雌伏の日々」とヨイショしているが、仙石院政〜前原総理の基盤造りと思われる。前原は兵器購入で米国支援の腐臭がする。 国民生活第一を考える（小沢・鳩山・亀井で国民優先党）を切望したい。 仙石・前原に付くテレビ新聞のウソをネット・ツィッターをフル活用して暴こう。
07. 2011年2月04日 14:23:10: l0D0EousDo 朝日のヨイショ記事。仙谷には政治的能力はない。我々日本人は政治家を見る目がない。政治家は国益に奉仕せねばならぬ。田中角栄は政治家だった。彼は日中国交回復が日本にとって死活問題になるほど重要案件だと見抜いていた。小沢も世界の中で日本がどう生きるかを考える政治家である。小沢は仙谷のようなクズを相手にしていない。仙谷は相手にされたくて同等に戦っているつもりなのが、ちゃんちゃらおかしい。することなすこと失敗ばかり。格が違う。いっちょまえに「政策通」だの、笑わせる。仙谷はしょせん内ゲバで勝った負けたを繰り返すだけの人間。「柳腰」だの「私はアバズレ」だの、自分の性別すらわからん無知。朝日に仙谷とつるむヤツがいるのはもうミエミエ。唾棄すべき記事だ。
08. 2011年2月04日 14:56:38: f7ScOpQ1JE 銭獄は公明に信用があるか？ないヨ。銭獄の秘書に前公明委員長の息子がいるが全委員長と公明は裁判を争う間だ。それに銭獄の人格は他人の信を得るものでないのは誰でもわかる話し。
09. 2011年2月04日 16:04:35: Yfxy7ql7SE シロート仙谷がいくら画策しても、自民党や公明党は相手にしない 次の総選挙は落ちるぞ！！
10. 2011年2月04日 16:12:33: q0neJd9Tis 「小沢被告」が有罪判決を受ける蓋然性より、原告側が告訴を取り下げない限り、「仙谷被告」が有罪判決を受ける可能性の方が高い事、みんな判っているかな？ 仙谷由人氏は現在、民事裁判に訴えられ係争中の身である。告訴したのは自民党の丸山参院議員だ。同じ弁護士出身であり、裏で取引して告訴取り下げる可能性もあるが、そうでない場合仙谷氏敗訴、「仙谷被告」有罪の可能性が高い。 民事だろうが刑事だろうが、有罪判決が出れば、被告人は前歴者（前科者）としてカウントされるのだ。同時に弁護士資格も失う。まもなく第一回公判が開かれ、判決が下りるのも早い。そのとき民主党どうする？仙谷氏をどう処遇する？ 前歴持ちでも政治屋は務まるが、選挙で落選すれば、議員年金以外の食い扶持がないぞ（相当貯め込んでいるとは思うが）。おまけに怒涛のようなスキャンダルの波が仙谷氏を襲うのは、かなりの確度で予見できるのだが。

11. 2011年2月04日 17:34:59: c5anrFNI2Q 外出先でしか、テレビを眺めない者だが、先日、夜遊び前に小腹をみたしに食堂に入った。ふと見上げれば、仙石さん若返ったかと思って、よーく画面をみたら、ニュースキャスターというらしい、カタカナ商売人であった。この商売人、話の持って行きかたが上手かったなあ。この方といい、仙石さんといい、顔かたち、話振りが似ている人というのは、同じように賢いんだと感心した一瞬であった。　　　　　 しょうもないことを投稿してしまった。
12. 2011年2月05日 01:22:06: 05UhnFBHRM 仙石ポスト管にらむ！！おいおいちょっと待ってくれ。郵便ポストでも睨んでたら、政治家を続けられるかな！！

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