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かくして「茶番劇」は繰り返される　〜ムーディーズも日本国債格下げを示唆〜

2011年02月11日 | 経済（転載開始）

◆日本国債、格下げリスク高い＝米ムーディーズ担当者
　時事通信 2月9日(水)19時1分配信

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスの日本国債担当者トーマス・バーン氏は9日、東京都内で記者会見し、日本国債の格付けについて「安定的な見通しを持ってはいるが、格下げにつながるリスクが高まっている」と述べた。
長引くデフレや税収の低迷などを踏まえたもので、今後の財政の持続可能性を慎重に見極めていく考えを示した。
　
菅政権が6月までにまとめる方針の社会保障と税の一体改革に関しては「改革の内容とその実行度合いを精査していく」と強調。
立法化できない場合は、「即座に格下げをするわけではない」としながらも、「格付けを圧迫する要因となる」と語った。

（転載終了）

先日のＳ＆Ｐに引き続き、今度はムーディーズが日本国債の格下げを示唆した。
これを受けて、どうせまた”腐れチンパンジー”与謝野馨が、「米国の格付け会社が消費増税を早くやれという催促だ」とでものたまうつもりなのであろう。
実にわかりやすく稚拙な筋書きである。

格付機関による格付けの”いい加減さ”と”八百長まがい”の実態については、先日のエントリーにてコメントしたばかりなので多くは言うまい。

※参考「ＩＭＦが日本に財政再建を要請　〜露骨過ぎるＩＭＦ＝アメリカの関与〜」

ＩＭＦ、格付け機関といったアメリカの出先機関やアメリカの息の掛かった連中の意見が、あたかも全世界的な意見であるかのように発言をする政治家がクズであるのと同時に、これを”したり顔”で報道する大手マスゴミもクズ同然である。

更にはこれらを裏で糸引く財務官僚も同様にクズ同然であるが、そうこう言ってる矢先に財務省より「消費税増税」を援護射撃する発表がなされたので、以下に関連記事を転載する。

（転載開始）

◆国の借金919兆円＝また最大更新―昨年末
　時事通信 2月10日(木)17時27分配信

財務省は10日、国債と借入金、政府短期証券の残高を合計した「国の借金」が2010年12月末で919兆1511億円となり、過去最大を再び更新したと発表した。
前回公表の同年9月末に比べ10兆2894億円増えた。国民1人当たりでは約722万円の借金を負っていることになる。

10年度当初予算で新規国債発行額が最悪の44兆3030億円に達したことなどから、09年末比では47兆6407億円拡大した。
借金のうち、普通国債は10年9月末比14兆3424億円増の628兆1558億円、特殊法人などへの貸し付け原資となる財投債は1兆9090億円減の121兆3709億円。
国債全体は12兆5202億円増の753兆8080億円に膨らんだ。
政府短期証券は2兆8966億円減の110兆2870億円だった。　

（転載終了）

”国家権力”による徴税は、大きく分ければ「持てる者から奪う」か「持たざる者から奪う」かであるが、「消費税増税」路線は言うまでもなく後者である。

何故、持てる者からより多くを奪う「累進課税」を誰も唱えないのか？
何故、持てる経団連（大企業）からより多くを奪う「法人税増税」と逆向きの方向に向かうのか？

そこに見えてくるのは、”国家権力”による意図的な「”二極化”の創出」ではなかろうか？
端的に言えば、「消費税増税」の断行は「カネのないヤツはくたばって死ね」と言っているに等しい話である。

この国は、一部のエスタブリッシュ（特権階級）のみが富を独占し、多くの貧民層を支配・統治する方向に向かっていると言ってよいであろう。
それは反政府デモで大揺れのエジプトや発展途上国における独裁政権と同様、「一部の選ばれし者と多くの貧困層」という構図そのものである。
即ち、「陰謀論」でいうところの「世界人間牧場」の構図である。

この先、菅政権の体たらくに見かねた財務官僚とマスゴミによる日本国家破綻を喧伝する壮大なヤラセ的キャンペーンが繰り広げられるであろうが、我々国民はこんな猿芝居に騙されて「消費税増税止む無し」などと思い違いをしないことが肝要である。

（新世紀人コメント）
河村名古屋市長の”減税当選”にビックリしてムーディーズに喋らせたのだろう。
河村さん、あんた世界的有名人だよ。味噌スープヌードル（味噌煮込み）を世界に売りまくれ。
勝手に格付けを下げてろ。確実に格が下がっているのは八百長を繰り返して紙切れドル札を刷りまくって借金を支払ってさらに八百長を続ける他ない米金融帝国と日本売国幕下官僚とフンドシ担ぎの菅内閣の菅一派だ。

　２　８１　＋− 　

コメント
01. 2011年2月11日 09:31:18: WTkylLMjDQ リーマンショック以来、まともな人たちは格付け会社の正体に気付いているので、こんな茶番は無視無視。グローバリストさんたちは、こんなことで日本人があたふたするとでも思ってるんですかね。なめんじゃねー！
02. 北こぶし 2011年2月11日 10:15:50: ngxJmN6cD1mwI : 8hk0duzcU2 日銀はゼロ金利政策のうえに緩和政策で巷にはお金が溢れている。銀行や大企業がたっぷりとお金を持っていて、不景気で設備投資にまわせない状態でしょ。 じゃあ、そのお金をどうしているか？？決まっています。安全確実な国債を買っていますよね。まだまだお金で溢れていますからね。 外国人に日本の国債をとやかく言われる理由など何一つありません。日本の国債は日本人のものです。しかし最近は中国人がアメリカ国債より日本国債が好きと言って買ってきています。だいぶ買ったらしいですよ。 格付けを下げても外国人はもともと日本国債を持っていないのだから、売り崩すなどとうてい無理です。まあ多少は債券安の株高ていどで。 国民が団結して悪徳外国ヘッジファンドに立ち向かおう。
03. 2011年2月11日 10:44:44: OwON8oxyDI 現在の世界政治・経済を支配しているのは、金融市場原理主義とグローバリズムを標榜する金融帝国の寡頭体制であることは間違いない。　表面に立っているアメリカの大統領や各国の代表者たちが、何らかの形でこの金融帝国の支配を受けていることも間違いない事実なのだろう。　手先になって働いている官僚やメデイア、学者達や大企業の幹部などが我々の眼に映るだけで、奥の院に存在しているものが誰なのかは不明である。　阿修羅の投稿やコメントに良く出てくるデビット・ロックフェラー氏が、本当の意味での世界支配者とも思えない。　支配者画誰であるか、その支配構造がどんなものかについては想像するしかないものだが、少なくとも少数のスーパー・リッチの寡頭体制であることも間違いないだろう。　シオニストと呼ばれるユダヤ人が中核に入っていることもあるとしても、それだって一面のことでしかあるまい。　これまでは比較的上手く機能してきた支配機構だが、手先のウオール街やシテイーに棲む強欲な連中の失敗によって天文学的な数字の不良債権が発生してしまい、それ以後はこれまでの上っ面での紳士的な態度が失われてしまった。　失敗を糊塗しようとする小手先の細工が見抜かれてしまい、強引過ぎる恐喝的な政治姿勢や利益の収奪も上手く行かなくなっている。　彼等が恐れているのは圧倒的多数をしめる一般の愚かで無知な大衆が反抗に立ちあがることで、それは既にチュニジアやエジプトで現実となっている。　本来であればこの段階では一旦引き下がり、不公平化した所得を再分配することで大衆をなだめなくてはならないはずである。　しかし限りの無い富に対する強欲は、自ら抑えることは人間には出来ないことなのだろう。　エジプトやチュニジア、イエーメンなどのイスラム諸国だけなら何とか誤魔化すことは出来るかもしれないが、問題は日本と言うことになるのじゃないか。　日本人が陰の支配に気付き、手先となっていた政治家や官僚、大企業経営者達を引き摺り下ろしてしまえば、イスラム以上の脅威となることも考えられる。　デビット・ロックフェラー氏が造り上げた支配構造が破綻すれば、極めて危険な存在となるだろう。　このことは日本人の側から見たとしても、ある意味で大きなリスクとなるものである。　いささか怪しくなってきていると言っても、金融帝国の力はまだ巨大なもので、中国やロシア、韓国・台湾などはその支配下にあると見てよい。　気がつけば、日本の周辺は敵ばかりと言うことになってしまう。　相手にしている連中は、日本人のように短期的な視野しか持たない人間集団ではない。　少なくとも10年20年のスパンで物事を考えている連中であることを忘れてはならない。　10年先にはもうこの世には居ない身としては次世代、次々世代の人たちの健闘を祈るばかりである。　N.T
04. 2011年2月11日 11:02:40: jzeLIVNkTA 格下げでも何でもやったらいい。 金融界の道楽でしかない。 そんな事に一喜一憂する方がバカだよ。 俺達、辺境の農漁民は今日の暮らしが良ければそれでいい。 日々のお天道様に感謝しながらね。
05. 2011年2月11日 15:02:27: VoHQXX9kmw トヨタショックを煽ったように、今度は国債格下げで揺さぶりをかけるアメリカの常套手段ってことだな。

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