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「世界統一政府」の屋台骨が揺れている!モンタナ州の場合
http://www.asyura2.com/11/senkyo107/msg/361.html
投稿者 TT4 日時 2011 年 2 月 13 日 12:14:05: mNmtoLf8rLGdE
 


2011年は「ピープルパワー」元年。
河村たかし+大村秀章コンビの大勝利。エジプト革命。北アフリカ革命。

あの人たちはOne World Government (世界統一政府)を目指しているようだが、どうやらそうは問屋が卸さない世界情勢になってきた。エジプトだけじゃない。北アフリカ諸国だけじゃない。この日本でもピープルパワーは「地方からの改革」という形で地味だが確実に始まっている。私も私の家族も一般ピープルのさらに取るに足らない存在ではあるが、ピープルパワーという大きなうねりの一端を支えて生きたいと思う。ひとつひとつ自分たちでできることを実行していって。

ところで「地方からの改革」は本家アメリカでも始まっている。「地方政府からの改革」という形で。ワシントンの連邦政府に対抗して「州の独立」を勝ち取ろうとしている。つまり、「世界統一政府」計画はあの人たちのお膝元で頓挫しようとしているのだ。

例えばモンタナ州。連邦政府から「州の主権」を回復させるために様々な法案が提出されている。

    その一 a bill to nullify federal health care laws;
    その二 a bill to eliminate the misapplication of the 14th amendment to the US Constitution;
    その三 a bill to nullify the Endangered Species Act;  
    その四 a bill to authorize permit-less Concealed Carry;
    その五 a bill to transfer management of certain federal lands;
    その六 a bill to provide the State eminent domain authority for federal lands
    その七 the Sheriffs First act, which would have required the Sheriff’s authorization for federal law enforcement agencies to conduct arrests, searches, and seizures.
    
上から「連邦政府の健康保険法を無効化するための法案」「米国憲法修正大十四条の誤用を排除するための法案」・・・など。その七の「シェリフ法案」は残念にも今回州議会で否決された。「シェリフ法案」は宗郡の保安官であるシェリフの権限を連邦政府から派遣されてきた捜査官に優先させる、というもので、もしこの法案が通っていたら、州の住民は逮捕状を持って乗り込んできた中央政府の捜査官(FBI やCIA)に(州政府の許可なしには)勝手に逮捕されなくなる、という法案だった。

今回の否決にもめげず、モンタナ州の「地方政府からの改革」グループは反対派の州議会議員を説得(啓蒙)していく考えだ。上記のような中央政府からの横暴な法律を州議会で無効化(nullification)していかなければ州の真の独立と自由はない、として。

このようにアメリカ合衆国の屋台骨がガタピシ音を立て始めているのだ。モンタナ州だけではない。オクラホマ州・バージニア州・ユタ州・ニューメキシコ州・・・などの主に西部の州で反乱が始まっている。まずは中央政府が押し付けてくる法律の「無効化」という手段で。

日本でもようやく地方から改革ののろしが上がってきた。名古屋市・愛知県・大阪府・松山市・花巻市・・・など。

しかしここで安心して一般市民が炬燵でぬくぬくと1人喜びしていたり、限られた仲間と祝杯を挙げたりしているだけではダメなのだ。モンタナ州の改革グループのリーダーが懸念しているように「問題は人々が勇敢な地方議員の後押しをしてくれるかどうか」ということだ。「もし地方の人々が大手メディアが流す全国ニュースばかりに気を取られて地方議会にはこのような法案がつぎつぎに提出されているということすらわからなかったら、我々は彼らからの協力も後押しも得られず、結局は彼らが心から願っている州の主権も独立も自由も勝ち取ることはできなくなるのだ」

TPPも消費税アップも上からのトップダウンにして欲しくはない。TPPで窮地に追い込まれていくのは地方の農業従事者なのだから。「国民生活が第一」の支持者も全国津々浦々、消費税による食生活の圧迫も決して東京お膝元の問題だけではないのだから。

TPP・消費税アップを史上絶対命題とする中央政府に地方からNOを突きつけていく逆流がこの日本に起こってきたら、それはなんと素晴らしいことだろう。
 

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コメント
 
01. 2011年2月13日 13:11:18: dB8o69mlVg
マッタク仰せの通り、でもグズグズしてはいられない。

02. 2011年2月13日 13:42:09: E66sdrKm66
ティーパーティの農村版ですか

03. 2011年2月13日 17:46:23: rNoUYXwIaA
それに近いものではないでしょうか。
米国では連邦政府に対する不信感が地方でかなり蔓延しているようですから、リバタリアン勢力(=連邦政府の縮小を訴える勢力)が力を付けているのではないでしょうか。

米国のマスメディアがあれほど取り上げるのを嫌がっていた『ロン・ポール議員』が、今では無視できない存在となっているのが象徴的です。


04. 2011年2月14日 16:35:56: OWMNudjV7U
>>02さん、回答遅れました。すみません。少し調べてみました。各州が連邦政府からのトップダウンの法律に(保険法改革案・銃規制法案など)いかに対抗するか、というところが今後も観測していきたいところです。銃規制についても米国ライフル協会(NRA)とワシントンペンタゴンとのつながり・利害関係、なかなか入り組んでいて複雑なので、いまいち釈然としません。まだ時間がかかりそうです。

が、ティーパーティーについては面白い記事を見つけましたのでご一読お願いします。

2月13日ガーディアン紙(by Raymond Barrett)

【ティーパーティー、共和党の聖域に切り込む】
保守的政治団体ティーパーティー、7000億ドルの国防費に噛み付く。

今週ワシントンで開かれたCPAC会議。米国の保守政治団体の年次大会。保守主流共和党に同じ保守の自由主義志向ティーパーティーが噛み付いたのはなぜか。

問題の発端は「ラムズフェルドの受賞」だ。米国前国防長官ドナルド・ラムズフェルドは「護憲の番人」としてブッシュ政権時の相棒チェイニー氏(前副大統領)からいわば政界のアカデミー賞とも言うべき「特別功労賞」を授けられた。ラムズフェルド氏が立ち上がって壇上で受賞スピーチを始めた途端、ランド・ポール上院議員の支持者はやじとブーイングを飛ばしゾロゾロと退席した。

ランド・ポールと彼の父ロン・ポールはティーパーティーの大のお気に入り。ロン・ポールは2012年の大統領選に共和党から出馬する予定。

ティーパーティーは保守とはいえ、ワシントンの保守派とはその目指すものはまるで違う。ワシントンの保守派にはNWO(新世界秩序)即ち世界統一政府のデイビッド・ロスチャイルド軍団がバックについている世界制服を目指す輩だ。

他方ティーパーティーはアメリカ開拓時代の「古きよきアメリカ」文化を回復したいと願っている草の根運動の人たちだ。アメリカが「大きな政府」連邦政府のもと世界のあちこちに米軍を派遣することを快く思っていない。もちろんイラク戦争にも大反対だった。そのイラク戦争の立役者でありそもそもの立案者であるラムズフェルド氏を非難の対象にしたいとこそ思え、護憲の受賞者!だなんてチャンチャラおかしい、という感情だ。「はなはだしい憲法違反者」と評しているくらいだ。

だから受賞スピーチでやじりながら退席したのだ。退席したランド・ポール上院議員の支持者とはティーパーティーの支持により昨年の中間選挙で初当選した議員たちだ。

ここからが面白いと思うのだが、ティーパーティーの圧倒的勝利で共和党は大勝利し、民主党優位の一角下院で多数を占めることに成功したわけだ。それが早くも内部から噛み付かれ始めた、というわけだ。同じ保守でもその目指すところに天地の差があった!というわけだ。いってみれば今回のブーイング退席事件は共和党の内部分裂の予兆といえる。

今後の展開が大いに楽しみである。

(ソース英文の冒頭部分)
The conservative movement in the United States is at war ? with itself. The battle is over government spending, and for the first time in a generation, the knives are being sharpened for that most sacred cow of the Republican party: the $700bn ? and rising ? defence budget (pdf).

What had been a relatively low-grade domestic dispute between the Republican party establishment and the libertarian-minded Tea Party movement boiled over into the public arena during this week’s CPAC conference in Washington ? an annual gathering of conservative political groups. Supporters of the newly-elected US Senator Rand Paul ? a Tea Party favourite and son of the erstwhile libertarian and prospective 2012 Republican presidential candidate Ron Paul ? jeered and booed the former defence secretary, Donald Rumsfeld, as he was presented with a “defender of the constitution” award by former Vice-President Dick Cheney. Amid shouts of “Where’s Bin Laden?” Paul’s supporters staged a walkout during Rumsfeld’s acceptance speech for a prize that, for Republicans, is akin to the lifetime achievement award handed out each year at the Oscars.


05. 2011年2月14日 22:19:49: rNoUYXwIaA
米国共和党がどういった舵を取るのか見物ですね。
ティーパーティーの支援無くして、今後の選挙での勝利は大いに困難を伴うでしょうから、ティーパーティーの要望をないがしろにすることは出来ないでしょう。

アメリカを捨て札にして新世界秩序を構築しようとしたものの、それがものの見事に失敗して、後始末が偉いことになっているようですね。


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