http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0216&f=politics_0216_010.shtml

北京師範大学国際関係研究所の李興所長は、ロシアが実効支配を続ける北方領土（北方四島、ロシア名は南クリル群島）の開発に、中国は大胆に参画せよとする文章を発表した。環球網が同文章を掲載した。

■「日本が不愉快に感じても、関係ない」
　　李所長は、中国が開発に「大胆に参画すべき」理由としてまず、同諸島自然資源、エネルギー、レアメタルなどの資源に富んでいることを挙げた。まず必要とされるのは、道路、橋、港湾などのインフラ建設で「まさに、中国が強みを持っている分野」と指摘し、地理的に近いことからも「中ロがウィン・ウィンの関係になり、双方とも利益を得ることができる」と主張した。

　　北方四島の主権問題については、日ロに深刻な対立があることを紹介した上で、「南クリル群島はロシアに帰属する。第二次世界大戦前後の一連の国際条約の取り決めにもとづく」、「これらの条約にはヤルタ会議、ポツダム宣言、サンフランシスコも含まれる。米国も当事者であり、（中国が開発に参画しても）米国の反発を招くことはない」と主張した。

　　「日本が（中国の参画）で不愉快さを感じることは理解できる」と論じる一方、「わが国の対外政策は、みずからの利益にもとづくもので、他人が喜ぼうが、不愉快になろうが、関係ない」と主張して、「いわんや、南クリル群島の帰属問題は、第二次世界大戦の果実として配分されたものだ。（現状を）変更することは、第二次世界大戦の結果を改変するものであり、日本は望むだろうが中国もロシアもともに反対する」と記した。

■「リスクはない。深刻に考える必要なし」
　　尖閣諸島については、北方四島と同様に「第二次世界大戦の果実として中国に帰属することになった」と主張。ただし「背後には米国がある。米国は、（釣魚島＝尖閣諸島）が日米安保条約の対象になると明言した」、「両島（北方四島と尖閣諸島）の帰属問題で、中ロには共通の立場と共通の利益がある」と論じた。

　　李所長によると、中国が北方四島の開発に参画することは、日本に対して圧力をかけることになり、尖閣諸島問題で中国側に有利な結果を導くことに結びつく。ロシアは民族性からしても北方四島を日本に返還する可能性はなく、中国側が開発に参画しても「リスクはまったくない。深刻に考える必要はまったくない」という。（編集担当：如月隼人）
　

コメント
01. 2011年2月16日 15:33:11: qqCNcK3o9g 　赤子政権が、駄々を捏ねている間に、日本包囲網は着々と拡大している。網を破る事が出来るスーパーマンがいるのだが、マスゴミ屑に埋もれて動けない。勇士が立ち上がり、国民を覚醒させ、早期に手を打たなければ、赤子の手を捻るが如くに日本は、ボロボロになってしまう。
02. 2011年2月16日 15:59:23: h9geKrgovs さー、売国奴の菅と前原がどう対応するか。 また失敗してください。もう何も期待していません。
03. 2011年2月16日 16:25:57: nWBWanRlKU 鳩山さんは、二島返還を強く訴えている。 民主党執行部は、この鳩山案を採用すべきだ。 日本だけがわがまま言っててもはじまらない。 さすがは鳩山さんだ。 二島返還には現実性がある。 やはり鳩山さんを要職につけて、二島返還で進めるべきなのだ。
04. 2011年2月16日 17:05:44: ILHmzlZBgE 　外国人記者クラブでの海上保安官の会見、日の丸を林立させた都心のデモ。 中国と韓国に対する蔑視と嫌悪感は必ず「東京裁判見直し史観」「大東亜戦争肯定論」に進む。これでアジアの国々を日本から日本自ら離反させる。ロシアをバカ扱いして交戦相手国を非難する常套句「許しがたい暴挙」とやった。ロシア、中国にしてみれば日本はいつか第二次大戦後の国際秩序を否定する。 　波風のないところに強風怒涛を呼び込む愚行は欧州、アメリカにアジアを取るか、日本を取るかの選択を迫る。第二戦線の形成を自ら招く。国内ではこれを正当化するために神がかりが流行る。論理的な思考ができなくなるからだ。だれも日本の技術を否定しないのにそれが天稟のモノだと誇る、誰それの予言でいずれ日本を冷遇するものに天誅が下ると言い出す。国内のマスコミはアメリカのネオコンに金をばらまいて日米の絆を宣伝させる。 　アメリカの選択は間もなく下る。孤立した日本が技術だけで栄えていく日は近い。おめでとう。
05. 2011年2月16日 17:09:12: ILHmzlZBgE 誤り>>ロシア、中国にしてみれば日本はいつか第二次大戦後の国際秩序を否定する。>> 正　ロシア、中国にしてみれば日本はいつか第二次大戦後の国際秩序を否定するとみなす。 訂正します
06. 2011年2月16日 17:32:27: G4Bsc1n7JE 　 法的に根拠を持つのは歯舞島、色丹島の２島だけ。 悔しいが、国後島、択捉島を日本国領土とするには根拠が薄弱。 残念ながら、日本国は先の大戦において完敗したのである。 その報いとして受け止めねばならないことなのかもしれない。 ただ、この４島全てでロシアに実効支配を許して６５年。 歯舞島、色丹島の２島が戻ったら、それだけでも大成功だろう。 ・・・しかし、難しいだろうな。 　 実は、サハリン南部は未だに帰属確定がされていない。 にもかかわらず、自民党最後の総理大臣だった麻生太郎は、サハリンガスコンビナート開設式典に招かれ、ノコノコ出かけていった。阿呆太郎と揶揄された所以である。 　 北方４島への言及で稚拙さ、無知満開の口先番長前原誠司も似たり寄ったりだが。
07. 2011年2月16日 18:38:19: 0jCLU8JEtU 中国にも頭のおかしいのがいるね。いずれ解任されるだろう。
08. 2011年2月16日 18:59:44: ILHmzlZBgE ↑ いらっしゃいませ 日下公人様のお弟子さんですか。 藤原直哉様のお弟子さんですか。 まさか 西村様の ひょっとして渡部様の
09. 2011年2月16日 20:08:46: Xw0D58XDJA どの国とも領土問題が解決できない国、日本。 こわいのは「敵の敵は味方」ということ。全てが敵になる可能性がある。
10. 2011年2月18日 10:51:07: 6O32bIJQRg もう北方４島は諦めましょう。 アホ缶と低能前原の努力によって完全に返還の芽はつぶされました。 いいじゃないですかアホ缶を選んだのは形式的であれ日本国民であり、それを支援してのが皆さんが大好きなアメリカ・ユダヤなんですから(笑) もうなるようにしかならないのが日本的ですからね。 とにかく「国体は維持」されているんですから(笑)

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