新聞テレビの民主党議員16名に対する報道は意図的に内容を捻じ曲げている。どこも「予算関連法案成立困難に」とか「16名が造反した」などと言っているが、造反したのは菅直人とその同調者たちである。我々は官僚主導の政治や消費税の増税などのために民主党に投票した覚えはない。これらの公約違反をしようとしている政権側の議員たちこそが裏切り者である。

逆に言えば16名以外の議員たちは何をしているのか。指をくわえて執行部のやりたい放題を許してきた事は造反に与してきた事になる、恥ずかしくないのだろうか。口だけで非難しても何も変えられない、行動こそが大事なのだ。

今回の16名が離党しないという事について賛否両論があるだろうが、離党して民主党を分裂させる事ほど官僚側が喜ぶ結果になる。従って、この会派離脱だけという決定は正しいと考える。政権交代してからの民主党に対する攻撃は、陰に陽に分裂や政策の変更を狙って行われてきた。初めは沖縄の普天間問題で圧力をかけ、元の辺野古に引き戻すことで世論の非難を喚起、次に政権交代以前から仕掛けてきた小沢一郎に対する「政治とカネ」という存在しない問題で世論を煽った。一番ひどいものは「ばら撒き」という予算の使い方に対する非難である。予算を国民のために使うのをばら撒きと言い、官僚や特定の団体経由で使う方法については何も言わない。間にあるこれらの仕組みが消えれば既得権益が無くなるから「ばら撒き」という造語で国民を騙した。小沢一郎の主張する「予算の組み替え」という言葉は、時代に合った産業や社会福祉の在り方に沿って、従来の配分を変えるという各省庁には絶対に認める事が出来ない恐るべき破壊行為であったのだ。そのために例のない方法で元秘書達の逮捕、起訴という検察を使った暴挙にまで及んだのがこの結果である。

我々は菅直人による裏切りは許してはならないが、だからといって政権交代の時の民主党の主張した「国民の生活が第一」と「国会議員が主導する政治」という二大理念は捨ててはならない。この先に待ち受けている混乱があるにせよ、これらの理念に即した政治家を支持し続ける事は大事な事になるだろう。元の官僚国家には絶対に戻してはならない。 　

コメント
01. Thai_suki 2011年2月18日 06:40:04: Dh9VcqunIN636 : UrbnWInEwc 昨日の夜から見ている限り、報道時間が少ない（もちろん小沢批判であるが）。 私にとっての昨日の最大ニュースは、�@「16人の会派離脱」、�A「リビア」もデモが始まるですが、もうちょっとロングでやったら・・。何か不都合でもあるのか・・。 ま〜小沢派批判はマスゴミの常道だけど、コメンテータのボロが出るのが怖いのか無視を決め込むまでになったのか・・。 たかだか一平卒と言っている小沢氏と、マスゴミが少数派と言っている小沢派議員のロングコメント（「国民の生活が第一」）を出し、批判コメントをコメンテータが言うのをロングでにするのはそんなに怖いのか・・。 今見ている限り、北朝鮮、宇宙ステ船長、スポーツに集中している模様・・。
02. 笑い男 2011年2月18日 07:22:07: KYowwl.h0yhsM : rYxRtWQjSs 「政治とカネ」同様に、「バラマキ」という言葉も酷い使われ方だ。 しかしこれは、マスコミや官僚達によって主導されて流通しているというより まず政治家自身が好んで使っているわけで、野党用語といってもいい。 国会中継などで「政治とカネ」、「バラマキ」とさえ言っていれば、 いっぱしの批判追求ができているように見えるし、 国民もなんとなく、納得してしまっているのではないか。 とくに共産党はこの言葉が大好きである。 文脈そのものは田中角栄時代そのままに使われているが、 もはやまったく意味不明な言葉になってしまっている。 今回の「造反」についてもそうだ。投稿者の意見は全く正しい。 議会制民主主義の政治的水準を高めるには、 まず「言葉の定義」を国民が取り戻すべきだろう。 これなくしては高度な議論など成立しないし、 それ自体が立派な政治的行動でもあり得る。 掲示板などではとりわけ「言葉の定義」にこだわるべきだろう。
03. 2011年2月18日 08:14:50: rFD4bFvk6w 月と星さんの仰る通りです。
04. 2011年2月18日 08:28:08: FMdMRKf5Fw 02氏の〈「言葉の定義」にこだわるべき〉に同意。 言葉を吟味することは、思考するための大前提ですね。 言葉がメチャクチャになっている。マスコミは、流行語大賞など例に出すまでもなく、言葉をもてあそびつつ、洗脳していると思っています。
05. 2011年2月18日 10:01:15: bbN5U6UIQo >>01さんの言うとおり、異常に、異様に、この報道が小さい。 しかも、岡田、菅のインタビューばかりだ。 いよいよ、菅一派との決戦に入ってきた。 １６人の戦士を支えよう！
06. 2011年2月18日 10:19:51: l4yUGWFkOQ 今後、気を付けていかねばならないのは、第二の菅直人等の似非改革派を見極める事でしょう。 今回の行動は、賞賛を以て歓迎すべきであるが、民意が見えてきたため、これに乗っかろうとする輩が少なからず出てくるであろう。 似非の見極めが難しいどころは、他人の主張をさも自分たちが言い出しだと振る舞うどころである。 ドレンドに敏感な保身だけに興味がある似非を排除する事が、今回に行動を起こした代議員を真にサポートする事だと心得たいものだ。 私達が、本物と偽物を見極めるようになって、初めて真の民主主義が叶うのだと、つくづく考えさせられる一件てあった。
07. 2011年2月18日 10:36:00: EA2ImDqezM １６名の会派離脱の理由＝「菅政権は政権交代のマニフェストに責任をもっていない」に対して、今朝のフジテレビは、裏で小沢氏の煽動があったと言い、田崎というゲストは、「マニフェストを最初に反古したのは小沢一郎だ」と言って高速道路の無料化を撤回した事を挙げていた。 何でも小沢氏のせいにする。 坊主憎けりゃ袈裟まで憎いを地でいくイカサマ師＝コメンターター。 我々は、ネット上で、世論操作するこれらイカサマ・コメンテーター＝民主主義の敵として拡散していくしかない。
08. 2011年2月18日 14:15:44: Xw0D58XDJA Ｂ層の悪口を言いたくはないが、いくばくかの知性があれば、誰がウソを言っているかはわかりそうなものだ。 大新聞、テレビの言うことが正しいなどとよく主張できると感心する。それでも 今後も彼らに働きかけは続ける。彼らは以下の事柄を全く知らない。 ・テレビ局の支払う電波使用料が”格安”であること ・その地上波をＮＨＫと民放５社で”独占”していること ・新聞の発行部数は”押し紙”で上載せしておりデタラメであること ・記者クラブにより官公庁にただで居座り”部外者を排除”していること ・西松建設は実質無罪、つまり”訴因変更”で終了していること ・小沢一郎のみが”記者クラブ以外にも解放された記者会見”を行っていること 小沢が悪いと言っている人には、話を切り替えまず上記の事柄を説明する。 断言するが有効な反論は全くない。感情を害した居直りはあるがそれは彼らが議論の負けを認めたこと。
09. 2011年2月18日 15:39:55: 0jCLU8JEtU 名古屋の選挙の結果を考えても、いわゆるＢ層と言われる人達（こんな人達はいるんかいな）も、マスコミの偏向報道に気がついてきていると言って良いようだ。 いろいろ煽っても、こうなってくると逆効果ですな。 デモを頑張ろう。効果満点だ。
10. 2011年2月18日 18:49:48: t0YNtD8diM 新聞記者上がりの政治評論家の顔色が悪い、そして小沢批判が支離滅裂になってきている。 追い詰められている証拠だろう。 何故彼等はこれほどまでに小沢氏を拒むのか？ 世話になっている新聞テレビを守るためだけにヒステリックに小沢氏を攻撃するのは理解できない。 やはり機密費しか考えられない。 機密費を貰っていた時期と彼等の発言を調査すれば彼等の悪行がわかるはずだ。

11. 2011年2月18日 23:06:53: StNU6eBKx6 ＞今回の16名が離党しないという事について賛否両論があるだろうが＜ 16人は“民主党Ａ”に属すべき議員である。 この方々が、“離党する”などは論外である。 早急に同志が増え、そして“Ｂ”が駆逐されることを願っている。

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