(2)つまり世界も同じ方向で動く，2000年からスタートした革命は2020まで進行する。前半10年間はルール破壊の｢古い政治概念の破壊｣現状からの脱出が活性化した。後半はルール厳守の｢新しい政治概念遵守｣に分けられ，20年間で収束される。前半の｢古い政治概念の破壊｣とは2.26事件や大正デモクラシーとクーデターに明け暮れ，平行して，右翼原理主義者の言動が軍人・財閥・政治の指導者に支持され国民が受け入れる時代だった。しかしこのことで｢右翼原理主義｣から｢左翼原理主義｣までと｢イスラム原理主義｣から｢キリスト原理主義｣まで活性化させてしまう。従って日本でも奇人変人の小泉式バフォーマンス靖国復興タイプが自民党を破壊を宣言した人物がスポットライトを浴びた。後半は政治的関心が高まり，中心的概念は大きく反転する。小泉氏と全く逆の革新的平和的なカリスマ氏が登場して大活躍するのである。2020年には収束する。

(3)現在2009年に民主党に政権交代したが，右翼原理主義から左翼原理主義がごっちゃになっている。真の政治的対立概念の転換点の前兆だろう，そろそろ既得権益やインフラのルールを守る｢新しい政治概念遵守｣による政界再編が行われる，政治は地方分権が対立軸となるために、地方分権を主張する政党が次々誕生することになる。橋下知事･河村市長・原口氏などの減税日本や維新の会などが脚光を浴びている。しかも日本の政治は、現代版，応仁の乱から中小数政党の離合集散の時代に移行が避けられなくなる。

(4)従ってこの流れからエジプトのムバラクは米国を非難したので追放されたが現実はイスラム原理主義に向かうだろう。日本の大手マスコミは親米エジプトの誕生だと騒ぐが，残念ながら，ムバラクの追放は米国の差し金，それも幻想で。欧米人が嫌うイスラム主義が西アジアを席巻する可能性の方が高い。

国民の不満を旨くスリ代える平和的革新的なカリスマ氏の登場が必要，国家間の対立する(韓国・中国・ロシア･北朝鮮など)領土や移民やテロを取り上げて，容易に国民の愛国的熱狂的により人気を回復させることが出来る救国の内閣と総理が急務。ノウハウもない，知恵も工夫も出来ないのが大増税論者や電通・大マスコミや検察(官僚)等である。彼等は偽装してデタラメを旨くまとめる大嘘創作には，優れたものがある。しかし臨機応変にまとめ，知恵を出し工夫する能力，創造性がないものだ。世界信用収縮恐慌の認識も出来ない，ドン底から，どの国より早く脱出させるノウハウもない。アメリカにしがみ付いても領土は解決できない。呆れるより指をくわえて沈没を待つしかないのか。

｢古い政治概念の破壊｣
有権者が期待したのは，この｢古い政治概念の破壊｣つまり｢現状からの脱出｣なんですよ。具体的には対米隷属主義と既得権益(天下り・官僚国家含む)からの脱出に期待したのである。政治的対立要素の放棄は隠れた二大政党制の腐敗=不信に繋がります。超インフレデフレや超失業率を放置して世界信用収縮恐慌を認識もできないので，この二大政党制は，日本や各国で2030年まで機能不全になります。

だから｢新しい政治概念｣の全国の地方議会選挙から大躍進する地方分権勢力の維新の会や減税日本の第三党に期待するのは自然である。この地方分権連合が民主党の分裂を誘い，政権与党の民主党は統一地方選挙では倍差で大敗，全国集計では3分の1になる。また世界的信用恐慌の進行は、第三の大底ニ幕三幕に向かうため、連立与党内、民社党内の対立は絶対に避けられなくなる。このことから日本の政治は、中小数政党の離合集散の時代に移行が避けられなくなる。この地方分権連合が離合集散の時代を加速させるのである。

菅政権の古い政治とは自民党をぶっ壊すと叫び文化や伝統を破壊した小泉式ルールの破壊｢現状からの脱出｣をさすものと思われる。英国が失敗した第三の道や平成の開国や第一次世界信用収縮恐慌をかく乱させた(大増税)消費是増税やＴＰＰ関税引き下げ，戦争などの悪政を行うことと錯覚しているものと思われる。しかしながら彼等菅仙谷枝野らの古い政治の破壊は浅間山荘に見られる連合赤軍の内ゲバを活性化させてルールの破壊をして国民に犠牲，特に弱者を痛みつけることだと勘違いしている。とんでもない奴等でもある。

いや、すでに、”ケダモノ道”に入ってたか・・・