民主主義の守護神はマスコミであるという神話がある。
民主主義の敵は独裁であるという信仰がある。
その独裁と戦いうるのは言論であり、クーデターは排除される。
これが先進民主主義国といわれる国のマスコミ世論の常識なのである。
アラブで民衆が実力行動で独裁と戦っている。そして、西欧マスコミは反独裁へのキャンペーンをはっておる。
ここまでの文脈に異論をはさむ者は気違い扱いされるのであろう。
だがメディアの内心には、後進民主主義国の民衆への優者の施し・・民主化布教の心理がある。
だから騒乱の渦中にあってもPRESSのシャツを着ていれば治外法権でいられるという独善が・・
独裁か民主かの西欧的な二分法思考に於いて、その独善が許されてきた。
だがその二分法が崩れ境界が曖昧になるとマスコミ神話は機能しなくなる。
エジプト革命の騒乱で米国メディアが袋叩きになったという。
暴行した筋が何れであれ・・その事実の裏には｢民主か独裁か｣の二分法で割り切れない、アラブ民族の宗教感情に根ざしたアングロサクソン・メディアへの不信があろう・・それを高慢で鈍感なマスコミは「民主化」三文字の中に押し込めて事足りると思っておる。
アラブ民衆の求めているのは欧米メディアが押し売りする、反独裁・民主化信仰ではない。
「今は敵だが、時間を遡れば同じ仲間の家父長的な優しき独裁族長だった・・俺たちの戦っているのは族長を傀儡既得権に仕立てあげたお前らの文明だ。｣が本筋であろう。
世界のマスコミのなかで、さらにタチの悪いのが日本のマスコミである。
国内でもその民度がさまざまに揶揄されている、黄色い面をしたアングロサクソンもどきの傀儡メディアである。前述した二分法思考に非白色人種をブレンドした三分法を使い分けてはいまいか？
ファクターは異なるが、三分法を使い分けているマスコミのフィクサーが存在する。米国ユダヤ筋が望む政界世論操作の奥の院「ナベツネ」である。
日本中を無理やりお騒がせした｢反小沢キャンペーン｣も根底あるのは、エジプト革命で立ち回った欧米マスコミ神話の醜さだ。
小沢独裁か、マスコミ民主主義かの二分法思考の後づけに｢政治と金｣をデッチ挙げたまでのことだった。ここまでなら世論を騙せるが・・もうひとつの隠し球｢米化｣である。
隷米のために小沢を潰し・・ここでも「反独裁＝反小沢／隷米＝民主主義擬制信仰」を喧伝しておる。日本の民衆が求めるのは、「米国のための生活破綻と国家破産はやめとくれ・・」なのだ。
マスコミはマスコミのための、永久革命＝永続支配のために欠かすことの出来ない三種の神詞｢反独裁（反小沢）／民主化（政界再編）／親米（ユダヤ化）｣の世論を使い回しておる。
だがその三分法の境界が崩れ曖昧になると、マスコミ神話は機能しなくなる。
民主党16名のクーデター／愛知名古屋の蜂起／菅内閣逃亡？・・がその予兆である。
分裂選挙、政党崩壊、マスコミ不全の足音がきこえる。

コメント
01. 2011年2月20日 02:43:32: fhqMEypoT6 管内閣打倒なら自民・公明の人間でも掲げている。 だが、自公と手を組む理由はない。組めないと言っている。 何故ならば、自公路線に反対だから管民主党に反対しているのである。 小泉路線継承か小泉路線との決別かが問われねばならない。 ココが一番大事な所なんだ。 自民か民主かという２ちゃんねるやチャンネル桜のような 右派の選択肢は選択肢ではないんだ。自民と民主は今や全く同じなんだよ。 この際、自民党支持者の皆様には国民のこれ以上小泉路線継承支持はあり得ないと考えるべき。 これ以上その路線を推進しても雇用は増えない。自殺も減らない。ノイローゼも減らない。地方の災害復旧も活性化もない。 何が女性教師を焼身自殺に追いやったのか？何が精神疾患を過去最多にさせているのか？よく考えるべき。 私は決して産経や文春の立場で管内閣を批判しているのではありません。違うのですよ！ この闘いは自民党政治への回帰を止めるための闘いなのです。
02. 2011年2月20日 02:47:02: FUs7PCx4S2 まったくそのとおり、エジプト革命を取材する日本のテレビニュースの高揚ぶりはまるで後進国家がやっと目覚めたというような夜郎自大な報道ぶりであった。 ムバラクの独裁がそもそもなんだったのか、その背景がどうであったのかを詳しく報じたメディアはほとんどない。その中で一番酷いのはNHKである。今、起きているバーレーン、リビア、イラン、イエメン、とにかく中東でおきつつある民衆デモを総じて一律的に西洋が報じるような独裁打倒とかこつけてミソも糞も一緒くたに報じている有様だ。 オバマのアメリカなどはイランからシリアなどに飛び火しろと期待を込めてデモを歓迎しているわけだが、エジプトがあのような事態になり、一番困惑しているのはアメリカやイスラエルであることもそっちのけで敵の敵は味方とばかりにデモと名が付けば受け入れコメントを連発している。 各国の民衆デモはアメリカの総意に応えてやっているのではない。そんなことは当然なのだがアメリカの、いやオバマのはしゃぎっぷりを見ているとそのように見えてくるから忌々しい限りだ。 つまり、アメリカのそのような期待を意味付けるような沿った報道や解説を後押ししているのがNHKなのである。犯罪的ですらある。 これは置き換えれば日本の政治状況がまさにそうなのだ。小沢一郎に対する報道も今般の16人の叛乱に対するバッシングもおなじなのである。 日本の既存メディアは今、その本性をむき出しにそれに反抗する者たちを叩いているのである。
03. 2011年2月23日 09:58:32: QlJNGnD5Bk 先進民主主義国の「マスコミ独裁」は永遠ではありえまい。 フランス革命は｢パンをよこせ・・｣のフランス主婦の騒動が引き金であった。 似たような引き金はいつの時代でも存在する。 腹がすいた。家を追い出された。医者に行く金がない。それでも先進民主主義国では暴動が起きない。マスコミがガス抜きをやってくれるからだ。それをうけて福祉行政がアリバイ的なことで誤魔化すシステムだ。ガス抜⇒NPO的福祉幻想⇒衆愚化・・大雑把だがこれが「マスコミ独裁神話」の舞台周りだ。 いずれの権力者も衆愚化を必須とする。マスコミ独裁は最終的には民衆の衆愚化である。そして、衆愚化に必須なツールが大衆宣伝・先導のマスコミである。 マスコミは先進民主主義の自由平等の機関車であったが・・・フランス革命史で語らていないことがある。 ｢パンをよこせ・・｣の生存要求に便乗した政治セクトが存在した。ユダヤ銀行団である。なぜか？封建型君主から「金貸し賎業」として差別的風潮に曝されていたユダヤ人が、自己防衛のため大衆を「自由平等」の大義命文で囲い込んだのである。 そこから民主主義の先導者⇒マスコミ信仰⇒マスコミ権力化⇒マスコミ独裁⇒衆愚政治と市場主義信仰の経済独裁⇒金融ユダヤの地球支配。 近代からのマスコミ信仰を紐解けばその祭壇には、邪まなユダヤ司祭が紛れ込んでおったのだ。つい先日まではニューヨークの大聖堂に「リーマン」という二束のわらじを履いた大主教がいた。

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