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民主主義が聞いて呆れる


将軍様金正日氏が治める北朝鮮の正式な国名は「朝鮮民主主義人民共和国」。漢字で書く「民主主義」は、英語のデモクラシーとは程遠い意味なのは、何も北朝鮮だけではない。日本も同じである。その北朝鮮の将軍様も驚いたのが、民主党渡部恒三倫理委員長の「民主主義に基づき、公正・公平に」の発言だろう。そして、日本の民主党の英語表記は Democratic Party of Japan だそうだ。凄いブラックジョークだ。

２２日にリンチ党ならぬ民主党の倫理委員会が開催された。建前は小沢氏の弁明を聴取することなのだが、初めから結論ありきの大相撲顔負けの八百長委員会であった。小沢氏が処分を不当とする弁明書（下記ＵＲＬ）を提出し、その中で「なぜ私だけがこのような処分を受けるのか、合理的な理由は見当たりません」と述べ、倫理委員会に対し、書面による回答を求めたのだが、委員会は回答を拒否したそうである。

合理的な説明が出来ないから、回答を拒否せざるを得なかった。それが真実だろう。
全て反小沢の議員で固めた倫理委員会は、「リンチに理屈は要らぬ」としか考えていなかったようだ。もし、文書で回答すると、当然公開される。そうなると倫理委員会の「不公平、非民主性、非論理性」などが国民の前に明らかになる。それを避けたかった。これでは、リンチの前に「総括」をした連合赤軍の方が、筋が通っている。

そもそも人を処分するなら、その処分理由が正当であるか、事実誤認はないかなどの検証を行う。本来なら倫理委員会は、常任幹事会での決議内容が正しいかを確認し、その上で小沢氏の弁明を聴取する。そして、党の倫理規範に照らして判断する。まともな人間集団ならそのようにするが、リンチ集団は違う。既に川内博史委員のブログで公開されているように、常任幹事会での討議は異常であったようだ。

今週発行の週刊ポストに１５日に行われた民主党常任幹事会の様子が書かれている。
それによると、常任幹事会で仙谷氏は「検察が（小沢氏を）起訴猶予にした。だから検察審が扱ったんだ」と説明した。起訴猶予とは被疑事実は明白（＝証拠がある）だが、起訴されない場合を言う。だが、小沢氏の場合は「不起訴」で、しかも検事総長が「起訴するに足る証拠がない」と認めている。起訴猶予とは天地の差がある。

仙谷氏のこの発言は異常と言うか「嘘」だ。川内氏など出席者が口々に「不起訴」だと訂正を求めたが、仙谷氏は５回も起訴猶予だと強弁したそうだ。強弁する仙谷氏に川内博史委員が検察の資料を見せると、急に黙り込んだ。すると、党執行部から緊急動議が出され、騒然のうちに小沢氏の処分が強行採決された。このような異常な決議であったことを、倫理委員会は知らないはずがない。

常任幹事会も倫理委員会も公開ではなかった。だから、マスコミはこの情報を報道しなかったと、言い訳をするだろう。だが、おかしいではないか。東京第５審査会が、２回目の起訴相当議決をした時、誰もが知るはずのない審査員のコメントを、マスコミは記事にした。民主党が名簿を公開している常任幹事会や倫理委員会のメンバーのコメントをどうしてマスコミは取材し、報道することが出来ないのだろう。

小沢氏は「そもそも検察審査会の起訴議決自体に手続違反があります」と述べ、さらにルールに則った審査が行われたかどうか疑わしいことを、具体的に指摘している。
そして、検察審査会による議決が、「国民の責任」といえるだけの正当性を有しているのか、疑問だと述べている。国民から選ばれた国会議員が、疑わしいシステムで起訴されたのなら、その真偽を追及するのがジャーナリズムの仕事・責任だろう。

マスコミがジャーナリズムの責務を放棄し、一国の宰相が公正な判断もしないで、保身のために同志を抹殺する。それを見て一番喜んでいるのが、検察と法務官僚。これからは証拠が無くても「検審起訴」で、政治家を支配できる。これで「昔の軍部」に代わり「今や検察」の時代になった。政治家は馬鹿だと祝杯を上げている。だから、取調べ可視化も「自白の場面」だけでいいなどと、検察首脳は宣言しているのだ。

また、岡田幹事長は「でも、ルールに基づいてきちんと処分されるということは、民主党が国民から信頼されるために最小限必要なことだ」と述べたそうだ。だから菅・岡田・仙谷・前原・玄葉・安住・枝野などは、「功績のない駄目な人」だから、公約違反をしても処分しないのだろう。リンチがルールのような政党を国民が支持するはずがない。そのことを思い知るためにも早く解散することだ。


「倫理委員会の皆さんへ　私の主張」 倫理委員会での小沢一郎氏の発言


＜徳山　勝＞ ( 2011/02/23 18:30 )


http://www.olive-x.com/news_30/newsdisp.php?n=104401
　

コメント
01. 2011年2月23日 20:39:35: 2x41b1WttY アホ菅一派の口にすることは正に狂人の戯言そのもの、頭大丈夫か？と誰しも思うところを平然と言ってのけるところは正に確信犯。 それにしても今回の倫理委員会への私の主張と、党首選の「私には夢があります・・」のあの演説のいずれも感動するような素晴らしい内容だ。 この素晴らしい言葉を聴けば何が正しくて、誰が貶めようとしているかは普通の心の持ち主なら即座に分かる。 この二つの小沢さんの主張を聞けただけでも私は嬉しいのだ。
02. 2011年2月23日 21:31:10: rFD4bFvk6w 蒙碌爺の世迷言に付き合ってらんねえがや。
03. 2011年2月23日 22:45:01: bYMsDabYgk 川内博史氏はブログなど一年も前から開店休業状態だ。そんなブログに徳山が言う仙石云々の常任委員会の出来事など書くわけない。 徳山はウソをついたらいかん。反論があるなら言ってみろ。 分析の浅い憶測記事やこういうウソをしばしばやるから、オリーブ記事の信憑性は怪しいのだ。
04. 2011年2月23日 23:35:02: 0S5z9mQ7Tk >03 http://twitter.com/kawauchihiroshi これでしょう。ブログじゃないことは正確じゃないが、彼のホームページにアクセスすれば、すぐ見つかりますよ。
05. 2011年2月24日 15:56:34: gvMdB6QZ3g 日本の司法はフアシズムの残滓が８０％以上あり、民主主義とは相容れないフアシスト的連中が恣意的に支配しています。「検察審査会を悪用」しての小澤さんへの起訴相当議決は、いわば、マフイアのリンチの日本版。です。悪党たち「官僚。大手メデイア11社。既得権益勢力。など」が、自分たちの既得権益に改革のメスを入れようとする小澤さんを『検察権力を使いあの手この手で、追い落とそうと謀略を企てるのは、日本のように司法にフアシズムの残滓が多い前近代的で、江戸時代と本質は変わらない司法制度の国では常套手段です。司法の民主化と改革、情報開示が急がれます。小澤さんへの起訴相当議決は憲法違反で、人権蹂躙であり秘密秘密秘密で誰にも真相の分からぬブラツクボウクス内での、イカサマとインチキを窺わせるやり方『審査会は実はまともに開かれていない疑いも有る」での議決は無効だ。ナチスが市民「突撃隊」を尖兵にして「奴は怪しい』『信用できない』人相も悪い』市民感覚と目線では奴はクロだ』『証拠もクソもない。かまわん。ヤツテシマエ」トヤダヤ人へ襲いかかつた能登、検察審査会の11人の残忍な自称市民らの言い分はなんと同じではないか。これを悪用して『処分」だなどと無礼極まりない悪行だ。国民に『処分」されるのは菅ら，である。まもなく分かる。

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