菅バラバラ“時限爆弾”炸裂か！　小沢派、原口分派会合に集合
2011.02.24　：夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110224/plt1102241556003-n1.htm

　ボロボロの菅直人首相（６４）をバラバラにするかもしれない“時限爆弾”が不気味なタイマー音を鳴らし続けている。民主党の小沢一郎元代表（６８）の党員資格停止処分に反発した側近・松木謙公農水政務官（５２）が２４日、鹿野道彦農水相（６９）に菅首相あての辞表を提出したが、閣内には松木氏以外にまだ１３人も親小沢とされる副大臣・政務官がいるのだ。１３人が“爆発”すれば、内閣は完全崩壊する。これに歩調を合わせるように、小沢氏に近い原口一博前総務相（５１）も２３日、５０人以上の議員を集め、「日本維新連合」の準備会合を開催。分派の動きを加速させ始めた。

　鹿野氏「辞めないでほしい」

　松木氏「気持ちは変わらない」

　２４日午前、松木氏は農水省で鹿野氏と向き合い、菅首相あての辞表を預けた。松木氏は２３日、細野豪志首相補佐官に辞意を伝え、２４日に菅首相に直接、辞表を提出する予定だったが、首相サイドがニュージーランド地震への対応を優先させたため見送られた。

　松木氏は２３日深夜の記者会見で、「環太平洋連携協定（ＴＰＰ）や消費税（増税）などの話が突然出てきた。党員資格停止は最長６カ月がルールなのに、小沢氏には（判決確定まで）無期限というのはおかしい。人として納得できない」と理由を語っていた。ただ、離党や会派離脱はしないという。

　松木氏は、衆院北海道１２区選出で当選３回。小沢氏を支える中堅・若手の「一新会」幹部で、岡島一正衆院議員、樋高剛環境政務官、佐藤公治参院議員と並ぶ「小沢側近四天王」の１人。昨年９月の党代表選で小沢氏を支持し、菅改造内閣で農水政務官に起用された。「面倒見のいい親分肌の人情派」（民主党若手）と言われる。

　小沢氏側近による閣内からの反乱に、菅首相周辺や党執行部は火消しに躍起。枝野幸男官房長官は２４日午前の記者会見で「ニュージーランド地震に政府一体で取り組んでいる中、（松木氏の）報道がなされていることは大変遺憾で残念だ」と不快感を見せた。菅首相の後見人・江田五月法相は「松木さん自身が行き詰まって、思いあまって単独行為を取られたのではないか。足並みの乱れがどんどん広がる状況とはまったく違う」と火消しに努めた。

　しかし、ことが簡単に収まるとは思えない。

　衆院比例単独議員１６人による会派離脱宣言で、菅政権は２０１１年度予算関連法案を成立させる道がすでに断たれている。そんななかで、菅内閣の一員である政務三役の辞任は手痛い追い打ちだ。

　野党は、「菅内閣が大崩落する予兆だ」（自民党の石原伸晃幹事長）「『松木現象』ならぬ末期症状を呈し始めた」（公明党の山口那津男代表）と一斉に非難。解散・総選挙を求める圧力を強めるのは確実だ。

　実は菅内閣には、小沢氏に近い政務三役が松木氏以外にも１３人いる。ある幹部は「小沢氏が裏で糸を引いているのは確実。（１６人に続く）二の矢、三の矢がある。政務三役が五月雨式に辞めたら政権は崩壊だ」と危機感を募らせている。

　１３人のひとり、樋高氏は午前の定例会見で「目の前の環境政策の課題に取り組むだけだ」と述べ、鈴木克昌総務副大臣も「与えられた任務を全うする」と現時点で松木氏に同調する考えはないことを明らかにした。だが、小沢系の若手議員は「松木氏はこれまで立場上抑えていた分だけ、何倍も何十倍も倒閣へ動き回るだろう」と指摘。小沢側近も「動きは徐々に広がる」と明言した。

　そんななか、原口氏が２３日に開いた「日本維新連合」の準備会合には５０人以上の議員が出席。山岡賢次副代表や川内博史衆院議員ら小沢氏支持派がほとんどだった。

　松木氏は原口氏に近く、名古屋市の河村たかし市長とも以前から親しい。２２日、松木氏が都内で開いた自身の誕生パーティーに出席した河村氏は「松木氏におかれましては、減税民主党をお作りあそばされるように」とエールを送っていた。

　民主党幹部は「首相が行き詰まって解散した場合、松木氏は小沢、原口、河村３氏をつなぐパイプとなり、新党を作るつもりではないか。そのためには無役のほうがいい」と推測した。

　爆弾はいつ炸裂するのか。
　

コメント
01. 2011年2月24日 18:10:15: DguwXLcs66 松木政務官は政務官を辞めるが会派離脱も離党もしないという。　この期に及んでまだ腰が引けているのはどういうわけだか。　外の民主党議員も菅不支持に踏み切れない。　少々乱暴な言い方だが、皆で集まって岡田幹事長を袋叩きにしてはどうか。　勿論菅首相も同じことで、物理的な打撃を加えるのが適切だと思う。　エジプト人やリビア人はちゃんとやっている。　腰抜けのだらしなさを国民に見せ続ければ、次に選挙での落選は必至ですぞ。　N.T
02. 2011年2月24日 19:57:50: lciOhtexzY 衆院予算委でまた中井氏が暴走！　自民、解任決議を検討 2011.2.24 19:21 　衆院予算委員会は２４日、中井洽（ひろし）委員長の差配をめぐり紛糾し、平成２３年度予算案審議が一時中断した。中井氏の委員会運営はかねて強権的だと批判が多く、野党は委員長解任決議などを視野に動き出した。中井氏は民主党が目指す月内の予算案衆院通過の最大の障害となりつつある。 　事の発端は２４日午前の自民党の鴨下一郎氏の質問だった。年金未納の専業主婦への救済策をめぐり厚生労働、総務両省の見解を求めたところ細川律夫厚労相が答弁を回避。鴨下氏が「結論が出るまで質問を留保する」と質疑を中止すると、中井氏は「鴨下君の質疑は１５分を残して次回にします」と宣言し、鴨下氏の質疑を２８日の集中審議に回すことを独断で決めた。 　「はい、次の方やってください！」。中井氏が強引に審議を進めようとすると自民党の武部勤筆頭理事らが委員長席に駆け寄り「駄目だ！　そんな勝手なことは」と激高、中井氏の肩を突き飛ばした。 　野党理事らも慌てて委員長席に詰め寄り審議は中断。理事会で対応を協議し、政府の統一見解が出た後で鴨下氏が改めて質疑を行うことで与野党が合意、午後の質疑はなんとか正常化した。 　中井氏はこれまでも自民党の塩崎恭久氏の質問を「塩崎教授の陳述」と揶揄（やゆ）したり、委員長席で携帯電話を操作し批判を浴びた。 　自民党は「委員長の品格を疑う」（佐藤勉国対委員長代理）と反発を強めているが、中井氏は午後の質疑で「今予算委員会はかつてないほど各党間で真摯（しんし）なご議論をいただき極めて奥深い論戦をやっている」と自らの委員会運営を自賛するなど「どこ吹く風」。 　民主党の安住淳国対委員長も２４日の党代議士会で「衆院予算委が一度も止まらなかったのは三十数年ぶりじゃないか。中井氏らには頑張ってもらっている」と激励した。このような民主党の国会運営が野党の反発を必要以上に強め、衆参ねじれの傷を深めている。（小島優） http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110224/plc11022419240011-n2.htm ＞中井氏は民主党が目指す月内の予算案衆院通過の最大の障害となりつつある。 中井さんの口害はまだまだ続きそうですね。

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