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近代社会の騙しの構造。アメリカ発の民主主義が日本人を・・(日本を守るのに右も左もない)
http://www.asyura2.com/11/senkyo108/msg/669.html
投稿者 稲垣勘尚 日時 2011 年 2 月 27 日 11:48:05: Je/tdYZdw47GA
 

「民主主義の革命的技法」を使えば「合意のでっちあげ」ができる。すなわち新しい宣伝技術を駆使すれば、人々が本来望んでいなかったことについても、同意を取り付けられるということだ。
民主主義社会には2つの市民階級が存在する。
■第一の市民階級は、専門知識を持つ特別階級で、政治・経済、イデオロギーのシステムにおける諸問題の分析、実行、意思決定、管理を行う。これらの人々は人口のごく一部でしかない。
■この特別階級から漏れた人々、すなわち人口の大部分を、「とまどえる群れ」と謂う。
さて、これで民主主義社会には2つの「機能」があることになった。責任を持つ特別階級は、実行者としての機能を果たす。その一方の「とまどえる群れ」も一機能を担っている。民主主義社会における彼らの役割は、「観客」になることであって、行動に参加することではない。
しかし彼らの役割をそれだけに限るわけにもいかない。何しろ、ここは民主主義社会なのだ。そこで時々彼らは、特別階級の誰かに支持を表明することが許される。これを選挙という。だが、いったん特別階級の誰かに支持を表明したら、あとはまた観客に戻って彼らの行動を傍観する。
われわれ(特別階級)はとまどえる群れを飼いならさなければならない。とまどえる群れの激昂や横暴を許して、不都合なことを起こさせてはならない。これは3歳の幼児に一人で道路を渡らせないのとまったく同じ論理である。面倒を起こすに決まっているのだから。
そこで、とまどえる群れを飼いならすための何かが必要になる。それが民主主義の新しい革命的な技法、つまり「合意のでっちあげ」である。
どうしたら第一の階級につけるか?もちろんその方法は「真の」権力者に仕えることだ。
またリップマンの代表作と言われている『世論』(1922年)によれば、彼は、民主主義の基盤となる国民の世論が、マス・メディアの圧倒的な影響力の下にあることを指摘している。
上記引用中には3つの階級がでてくる。
1.「真の」権力者: 支配的な財閥
2.第一の市民階級(特別階級): 政治家、官僚やマスコミ、経営者
3.一般の人々(大衆)
アメリカの民主主義の状況は、リップマンの理論・考え方がそのまま実現しているような観を呈している。財閥のための、特別階級(政治家、マスコミや経営者)の手による、大衆をコントロールするための民主主義。といえる。実際、ロックフェラーなどの財閥がCFRや各種シンクタンクなどの回転ドアを作って特別階級を作り、人材を政界、学会、マスコミ、経済界などや各分野に配分し、アメリカをコントロールしている。
このように見てくると、アメリカが宣教師のように“民主主義を世界に広める必要がある”といっている意味がよくわかる。要は彼らの支配体系(財閥→政治家・マスコミ→大衆)に組み込みやすいからなのだ。彼らは、20世紀の初頭にこの支配体系を開発し、それでアメリカをコントロールした。第2次大戦後、日本が民主化されたのも当然この体系に組み込むためだ。

(近年、日本においてもアメリカ→官邸→マスコミの指揮系統が完成したという。政治家や官僚・マスコミという特別階級を手足に使うことに手馴れた、アメリカの財閥勢力がいよいよ日本の直接支配に乗り出したということだろうが、その仕込みは戦後の占領期“日本の民主化”と称して行われていたのだ。
フランス革命史でも語らていないことがある。 革命に便乗した政治セクトが存在した。ユダヤ銀行団である。なぜか?封建型君主から「金貸し賎業」として差別的風潮に曝されていたユダヤ人が、自己防衛のため大衆を「自由平等」の大義で味方に引き入れ、囲い込んだのである。そこから民主主義の先導者ユダヤ⇒マスコミ信仰⇒衆愚化政治/市場主義経済独裁⇒金融ユダヤの地球支配が完了する。 近代民主主義の祭壇には、邪まなユダヤ司祭が紛れ込み、つい先日まではニューヨークの大聖堂に「リーマン」という二束のわらじを履いた大主教がいた。)

私たちは小学校・中学校を通じて、民主主義国家というものが他のどんな政治形態よりも「よい社会」であると教わってきました。
民主主義の理想の一つは、人々の合意や同意に基づいて政治を運営することにある。もし人々の意見がバラバラで合意を得ることが困難になれば、社会全体が不安定化するからである。
民主主義を運営するためには、まずもって「合意形成」をする必要があるが、アメリカの民主主義を見る限り、この最も大切な「合意形成」が、彼によれば「合意のでっち上げ」によって作られるという。
民主主義は、近代社会の中心を成す理念とされていますが、実態を見ていくとやはり「近代社会の騙しの構造」を構成する理念であると言わざるを得ないようです。
 

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コメント
 
01. 地には平和を 2011年2月27日 12:27:38: inzCOfyMQ6IpM : 90ZadkBxgU
世論調査なるものによって合意のでっち上げが行われております。実情とあまりにもかけ離れている場合には世論調査の信頼性は損なわれます。取り敢えずネット世論がマスコミ世論とかけ離れている事を示すべきでしょうね。

02. 2011年2月27日 12:42:08: 4ljUIMFRRA
「近代社会の騙しの構造」

マルクス、エンゲルスはすでにこれを指摘しているが皆無視している。


03. 2011年2月27日 22:24:49: ilue7gMR5g
民主主義というのは貴族政治の一形態だ。欧米で民主主義が発達したのは、世界を植民地化し、有色人種を奴隷化したからだ。皆が働いて国を作っている日本では民主主義は機能しない。逆説的? 逆説じゃない。民主主義なんてまやかしだということ。

政治は政治のプロに任せる、プロは命を懸けて自分の責務を果たす(武士道)、非政治的階級はプロを信じて、各々自分の持ち場を全うする。これが日本の政治。皆が自分の仕事をする、政治家は職業的に政治をする、そうやって日本は団結し国を守ってきた。

これは思想じゃなくてただの事実だ。民主主義だの政治主導だの言えば言うほど、みなが不幸になる。なぜなら


日本人はアジア人であり、有色人種であって、白人ではないからだ!


どうしても本場のような民主主義をやりたきゃ、白人を戦争で叩きのめして奴隷にして、連中を働かせ、日本人はのんびり生活して余暇に政治論議をできるような生活を実現するしかない。戦争する気がないなら、民主主義など期待するな。


04. 稲垣勘尚 2011年2月28日 08:15:58: Je/tdYZdw47GA : QlJNGnD5Bk
西欧近代主義の政治イデオロギーであった、キリスト教民主主義は、西欧新興勢力(ユダヤ人など)=プチブル市民による宗教革命やフランス革命によって歴史的なアイデンティテーを担保されていた。即ち、自戒的なキリスト原理主義であった。
西欧デモクラシーとアメリカン・デモクラシーとの違いはその「非自戒性」にある。
アメリカ移民のアイデンティテーは雑多であり、デモクラシーと言う舞台で各政治勢力はディベートを競うことに執心し「非自戒性」を狂い咲かせる結果となった。
謂うなれば、劇場化した民主主義である。
劇場のベルが鳴りっぱなしのアメリカン・エンターテイメントは、「劇場化した民主主義」をマスコミのワイドショーで垂れ流しつづけた。垂れ流しつづけるうちに衆愚化していく観客席を観て・・大衆洗脳/世論誘導・・「近代主義の騙し」のノウハウを確立した。それはナチス宣伝の本家盗りでもあった。それを現代マスコミ論として金科玉条にし、非西欧文化の汎神論の国の日本で・・更なる「非自戒性」=夜郎自大の仇花を狂い咲かせている「ジャパニーズマスコミ」である。

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