2月24日に陸山会事件の第３回公判がありました。危惧していた事が、現実に起こっているようです。
石川氏の弁護人の質問は、『まるで、検察官の質問』のようでした。これでは、弁護人を装った検事と、検察側の検事だけで裁判を行っているようなものではありませんか。

『これでは、石川氏も洗脳されてしまうワケだ！』

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『こんな、弁護人不在の裁判なんて、無効だ！』と、何処に訴えればいいのだ！
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◆◆◆◆◆　第３回公判の重要ポイント　◆◆◆◆◆
◆『銀行から借りた4億円を記載しなかった理由について』
石川：結果的に（小沢氏からの4億円を含め）8億円を借りたことになるが、実質的には4億円なので書く必要はないと思った。
弁護士：サラリーマンが手持ちの金があるのにローンを組んで車を買うようなものか。
石川：はい。
弁護士：そうなると、陸山会の運転資金と切り離される。
石川：はい。
弁護士：あなたのずさんな経理で小沢氏へ累が及ぶことを避けたかったということか
石川：はい。そうです。

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◆◆◆◆◆　弁護人の不信点　◆◆◆◆◆
★これでは、『8億円の記載をしなかったので、４億円の不記載(虚偽記載)をしてしまいました』と言っているようなもので、信じられない『やりとり』です。

★『ローンを組んで』の、たとえ話は、『�@目の前にある現金を、�A定期預金に組み、それを担保に�B銀行から借入れ、融資が実行され、�C目の前に同額の現金が戻ってきました』と言う、検察側冒頭陳述(※１)を正当化するものです。
⇒�@に戻れば、永久ループすると言う、『バカバカしさ』に気がつかれましたか？

★この、たとえ話は、石川氏の弁護になっていないばかりか、本事件の重要ポイントである『陸山会名義の定期預金を担保に小澤一郎個人名義で借入れた』という、検察側の『ウソ(訴因の矛盾)』を覆い隠し、『話をそらす』効果があります。

★また、この、たとえ話は、本事件の本質が『まるで解かっていない』ことと、収支報告書の調査・分析が『まるで成されていない』ことを物語っています。

◆◆◆◆◆　弁護人として、あるべき『たとえ話』　◆◆◆◆◆
★★【2004年のたとえ話】★★
★例えば、会社の社長が、会社の定期預金を担保に銀行から借金して、『海外にトンズラこいた』場合には、当該銀行は、会社から『特別背任罪ほう助』で訴えられてしまう為、このような融資は、常識的にしません。
(支店長への質問も、こういう所を聞くべきなのに・・・)

★『陸山会名義の定期預金を担保に・・・』
⇒実際に、担保提供の定期預金証書に『陸山会』の文字が書かれていたとしても、これは、上記の通り、違法行為にあたりますので、『陸山会の文字は無効』であり、錯誤による『誤記』とされます。
また、実印を持っていない陸山会は、かかる担保提供契約は出来ないことから、『陸山会名義の定期預金を担保』ということは、出来ないと考えられます。

★2004年に小澤一郎個人の「預り金」を「定期預金」にして担保提供し、銀行から借入した４億円は、融資実行後、資金ショートに備える為、そのまま陸山会に又貸しして、定期預金にしていたのですが、資金ショートが無かったので、2005年と2006年に、その定期預金を解約し、２億円ずつ返済をして、返済は完了していることが、全て、収支報告書に記載されています。(※２)

★★【2007年のたとえ話】★★
★例えば、家計簿は、｢4万1千円｣の残高なのに、財布の中の現金は、｢1千円｣しかありません。親に｢4万円｣返済したことを忘れていましたので、｢4万円｣の返済を記帳したところ、残高は合いました。

★2007年の家計簿(収支報告書)は、｢約1千万円(※２)｣の残高(「現金・普通預金繰越額」)なのに、親(小澤さん)への返済が｢4億円｣の『不記載』と検察は『訴因』にしております。
公判の場において、検察に『2007年の収支報告書に当該｢4億円｣を記載して見せてください』と、迫って欲しいと希望します。

★その｢4億円｣は、陸山会名義の普通預金通帳から『出金されている』なんて、言わせないでくださいね。
小澤さんに返済すべき｢4億円｣は、上記の通り、帳簿上、2006年迄に既に返済が完了しております。従って、陸山会名義の普通預金通帳に入っている｢当該4億円｣は、『2006迄に返済を受けた小澤さんのお金』なのですから、「預り金」です。
これは、池田氏の『この証言』からも、窺えます。
◆(池田)『07年５月２日に元代表に４億円を返還したが、そもそもこれは元代表の個人資産。』◆

◆◆◆◆◆　弁護人として、証明すべき事項　◆◆◆◆◆
★★【「４億円」と「土地代金の支払い」の動き】★★
★【2004年10月28日】
「小澤一郎個人からの預り金 ４億数千万円(※３)」の内、「４億円」は、担保提供する定期預金のための原資とする為、陸山会名義の普通預金通帳(※４)を支店長に渡しました。

★【2004年10月29日午前中】
残りの「預り金 数千万円」と、2005年の収支報告書に記載されている「政治団体分 309,060,000円」の一部を、28日迄に陸山会名義の普通預金通帳に資金移動してあったので、これらの合計額を原資に、『小澤一郎個人』として、売主に「土地代金 342,640,000円」を支払いました。
この「政治団体分」の取り扱いは、小澤一郎個人に対しては「未払金」、政治団体に対しては「未収金」として扱うことになりますので、政治資金規正法１２条により、このような発生主義会計で使用される科目については収支報告書には記載できません。

★【2004年10月29日午後】
銀行の融資が実行されたので、２億円×２本として定期預金を組みました。
上記で述べたように、この定期預金は2006年迄に解約され、そのまま小澤一郎個人への返済に充てられましたので、結果的に資金ショートは無かったワケです。

★★【「土地」の取得時期】★★
★陸山会が土地を取得する方法は、先に小澤一郎個人が売主より取得し、その後で、小澤一郎個人より陸山会が取得することができるのです。
従って、土地代金を2004年の仮登記日に売主に支払ったのは、あくまで小澤一郎個人ということになります。

★『【売買契約書(※５)】の特約事項の「６」』に『本物件引渡日までに農地法の・・・受領通知書を受領できない場合、本契約は白紙解約とし、・・・』と、あります。

★ぶっちゃけて言えば、『本物件引渡日である本登記日（2005年1月7日）までに、農地法の許可を売主さんの責任において、取っておいてね。もし、取れていない時は、本登記出来ないから、この土地売買契約は、白紙解約としますからね。』と記述されています。

★つまり、仮登記日（2004年10月29日）では、小澤一郎個人でさえ、『土地の引き渡しが、未だ実現（完了）していない』と言う事です。

★従って、陸山会が土地を取得できる日は、本登記日（2005年1月7日）以降と成ります。

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(※１)◆◆【検察側冒頭陳述】◆◆
◆『元代表の関連政治団体の資金を集めて組んだ定期預金を担保に銀行から借りることにした。・・・土地購入代金が銀行からの借り入れ前の10月29日午前に支払い済み・・・元代表に借り入れてもらい、陸山会に転貸してもらうことにした。』◆

(※２)【第１回】陸山会事件の基礎資料
http://ajari-rikuzankai.at.webry.info/201101/article_1.html

(※３)【陸山会への貸付などに関する経緯の説明_平成２２年１月２３日】
http://www.ozawa-ichiro.jp/massmedia/contents/appear/2010/ar20100124150021

(※４)★★この証言は、重大な意味をもっています。
第2回公判のX銀行衆議院支店で支店長をしていた証言の中に、『土地代の決済は29日午前で、融資が間に合わない可能性もあるので、決済後(土地代金の)でも融資できますか』と、石川さんが聞いた、とあります。
⇒これは、名目上、融資目的を土地購入としてあるが、結果的に、資金ショートに備えるための財務目的のものであることになっても問題がないかを尋ねたものです。
つまり、28日の時点で、陸山会名義の普通預金通帳には、担保提供するための定期預金の原資としての｢4億円｣と、「土地代金 342,640,000円」の合計額があったワケです。

(※５) 【売買契約書】
http://deisui.sakura.ne.jp/data439.gif 　

コメント
01. 2011年2月28日 17:17:27: u1SXZEjZZc >検察側冒頭陳述(※１)を正当化するものです。 そのとおり。 つまり石川本人も、石川の弁護人も検察の冒頭陳述通りだと認めているわけです。 石川本人が認めているのに、小沢の狂信だけがそうではないと言い張っているわけです。 犯人が認めているのに、関係のない第三者が違うと言い張るという、まさに狂信者ならではの主張ですね。
02. 2011年2月28日 17:53:53: 1EQxiOkWEA この弁護人って誰ですか？？
03. 2011年2月28日 17:59:38: af6l4BzqCk 弁護士の答弁が常軌を逸脱しているとは思えない。答えは簡単、事務処理が適法かどうかの裁判ではなく、適正にやってなかった理由が意図的かそうでないかの問題。 ちゃんとやりたかったが能力不足でした。 の結論では逮捕するだけの理由としては不十分。 無理に適法でしたよと突っ張るとどうしても意図的に捉らえられる。 大事なことは押さえた答弁じゃないのかね。 投稿の方が意図的
04. 2011年2月28日 18:03:43: GRzBLYbZ3Q 記載した、翌年にずれた、 勘違いしただけのハナクソ裁判に 日本中が大騒ぎのバカバカしさ。
05. 2011年2月28日 18:05:31: bOhl9ovDM6 >>01 小沢狂信者であろうと、なかろうとこんなことはみんなわかってるよ。 そんなことを知ってか知らずか、騒いでいる貴方は単なる反小沢狂信者なだけ。
06. 2011年2月28日 19:10:08: 8apyIwkW2s >>02 木下貴司。　ヤメ検弁護士だ。 弁護姿勢には大いに疑問がある。人選ミスではなかろうか。 http://g2.kodansha.co.jp/177/260/454/455.html 公判当日の様子は http://latache1992.blog56.fc2.com/blog-entry-400.html 木下に徹底抗戦で無罪を勝ち取りにいく戦略があるとは思えない。 あるいは石川氏に、有罪判決が出て議員を辞職して政界から去ってでもいいからさっさと結審してしまいたいという、どうもある種の諦念があるのではないだろうか。
07. 2011年2月28日 19:39:25: rFD4bFvk6w 買収で寝返ったのか？それとも検察の廻し者か？ヤメ検弁護士に弁護依頼は自殺行為と認ずるべし。堀田力、河上某、大澤某、若狭某、等々、ヤメ検は検察命（洗脳）だしな。検察の体質はカルト宗団創価学会とDNA同じかも。
08. 2011年2月28日 22:46:39: Yuc2FzVY5U 石川氏はヤメ検弁護士にだまされているのではないか、 再聴取のときのＩＣレコーダーを教えてくれたのも この木下という弁護士でなく、佐藤優氏だったし、 なんだかこのヤメ検弁護士は特捜部と裏で手を組んで 石川氏を虚偽記載で有罪にしたいような尋問をしている。 これは変だ。 あやしい、 佐藤優氏が派遣した人権派弁護士でないと危ないかもしれない
09. 2011年2月28日 23:43:52: LeqSKxLnco 弁護人をかえないとダメ！！！
10. 2011年3月01日 00:27:42: ImLnPlW2KY 森ゆう子議員に意見を投稿したらいいんじゃないか。裁判もチェックしてるようだし。

11. 2011年3月01日 02:53:27: u31iMsP1Vw 木下貴司ヤメ検弁護士.すぐにでも変えるべきですね。 　裏で手を組んでいるでしょう。 何でヤメ険弁護士なんかにしているのが不思議？冤罪つくりの宝庫で後でいくらでも脅しがあるでしょうね。石川さんの件以上に自分のことを考えて行動するでしょう。裏表知っているから余計手はきれません。それこそヤクザ以上の検察の世界なんでしょう。
12. 2011年3月01日 08:07:46: D3GUKD1BCo 宮崎学さんが半年前から問題点を指摘している。 大久保、石川、池田の三人ともヤメ検弁護士を使っているのはＮＧだと 未だにヤメ検弁護士を使っているのだね もうバカだとしか言い様がない石川、大久保、池田 検事や裁判所の仲間ですよ、ヤメ検弁護士は 検察、裁判所に逆らうと、田中森一さんや郷原さんの様に 干されたり、刑務所にブチ込まれる仕組みなんです。 三井環さんも刑務所にブチ込まれた。
13. 2011年3月01日 08:51:35: bYMsDabYgk 前にも書いたが、石川議員は甘ちゃんのうえ気が小さすぎるし、村木さんとは異なり徹底的に戦う信念も感じられない。かと思えば自分の甘い判断で発言・行動するから始末に負えない。 このことはすでに三井環氏が、１月１８日出所当日に小沢事件を語ったインタビューで「石川議員はぺらぺらしゃべりすぎる」と述べ、検察のいいカモになると厳しく指摘している。 池田氏や大久保氏が石川議員との共謀否定して犯罪はなかったと石川氏に有利な主張をしても、こういう本人のおどおどしたやる気の無さでは、逆に自分たちの主張が疑われると池田氏や大久保氏はやる気を無くするのではないか。 密室取り調べも終わって、脅かされる場所でもない公判においてさえ、おどおどした態度じゃ援護のしようもない。 とにかく石川氏自らが毅然とした反撃態度で戦わなければ話にならん。 これほど言われてるのにヤメ検など手元においておき、心ある人々の警鐘を真剣に聞いていないのかと言いたい。 少しもネット情報など見ていのでないか思わざる得ない。 ただでさえ裁判所は検察の身内だ。被告に隙があれば有罪にしたくて手ぐすね引いている。総務省見解や収支報告慣習上、虚偽記載の対象か否かという根本も問わず、本件があたかも虚偽記載の適用対象であるかのような検察土俵にまんまと載ったまま、誘導尋問されていればおそらく有罪にされるだろう。検察、裁判所の思うつぼである。 私が裁判官なら「被告は記載しなかった事実を認めているし、その他の言動も曖昧である。従って無罪の主張は信用出来ない。」として有罪にする。 こうなっては本人はもちろん他の被告の足も引っ張るばかりだ。 石川議員は事態の深刻さを厳しく考えねばならんとこだ。
14. 2011年3月01日 12:28:53: QqoRMdYHyg >>01 対米隷従のポチと頭の中身が一緒だねｗｗｗｗｗ
15. 2011年3月01日 13:47:52: 5mLzBGNdZw この件かどうかは定かではありませんが、 弘中弁護士も傍聴したと有ったので、その辺は、横のつながりの有ることを信じています。
16. 2011年3月01日 18:48:19: NMtSle9UgA ＞01. 2011年2月28日 17:17:27: u1SXZEjZZc おまえＴＰＰと、消費税増税の狂信者の菅直人か？自民公明みんな党か？ 建設国保狂信者の仙谷由人か？ バカの一つ覚えは、平将明か？西田昌司か？
17. 2011年3月01日 20:53:16: 33MZeNUYTc 石川産 がんばるしかないアルよ 誰か　伝えてあるよ 人がいいだけでは勝てないアル。
18. 2011年3月01日 22:21:27: oWgsBU6ciY 小沢さんが、当該裁判のバックに付いている。 石川氏の選定した弁護士が、ご主人様の意に反する弁護をするわけがない。 石川氏は、おかしいと思えばいつでも弁護士を、交代出来るのだ。 弁護士とは、裁判を勝利するために雇用される請負者である。 当該投稿が正確に正しく伝えているかどうか、疑問である。
19. 2011年3月02日 01:27:04: KF3j5pejBc >>18 本当にそうなんですか？ やっぱりヤケ検弁護士は駄目なんじゃないの？ 小沢さんも、ヤメ検弁護士から、弘中弁護士に替えたでしょ。
20. 2011年3月02日 10:21:19: qLd36wbh0c 12さんが言われるように、私も宮崎学さんの投稿を 読んだことあります。 なんで石川さんは、ヤメ検弁護士は危険と言われているのに、 頼むんですかね。 マスゴミに洗脳されている国民が、真実になかなか気付けず いるのと一緒で、石川さんの周りにもヤメ検弁護士が良いと 洗脳している人がいませんか。 魑魅魍魎世界だと聞いたことがありますが、石川さんの様な人が、 自分自身を他人に見立てて見つめ直せない人とは思えないのですが。

21. 2011年3月02日 11:16:57: ILiTPGkN7Y 脳科学的に言いますと、「ヤメ検弁護士」は「思考回路」が検察と同じなのです。 検察内部で議論しているのと変わりません。
22. 2011年3月02日 18:17:09: D2tYgNWzMA 元福島県知事佐藤栄作久が賄賂ゼロで有罪にされたのは辞め検宗像を弁護士にしたためである。彼らの頭は検察＝正義から絶対に抜け出せない。

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