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民主党の松木謙公・農水政務菅の辞任は、菅直人首相や岡田克也幹事長が統治能力を失った現実を改めてあぶりだした。首相は辞表を受け取りたくないのか、松木氏から逃げ回り、代議士会では各議員が言いたい放題･･･。最早政権は制御不能に陥っている。
漫画ビラ批難・・・。『松木ショック』で民主党のパンドラの箱が開いた。２４日の代議士会は、執行部批判が噴出した。
『総支部に送付された政策ビラには首相夫人の伸子さんを使った漫画のビラもある。伸子さんを広告塔に決めた覚えはない。これを配る人はほとんどいない！』１回生の大谷 啓衆院議員が一気にまくし立てると多くの若手が『そうだ』と同調した。
その瞬間、岡田が血相を変えて立ち上がった。
『今しゃべった人は立ってください。もうすこし言い方を気をつけたらどうかね！』岡田はヤジを飛ばした議員３人を前に呼び出したが、１人はなおも「突然配られたビラの内容がどうかと言っているんだ」と食ってかかった。「完全な学級崩壊」である。
小沢氏に近い山岡賢次代義士会長はニヤニヤしながら、「活発なご議論を有り難うございます」と代議士会を締めくくった。
採決造反に含み
伸子婦人までも攻撃対象に加えたことは、それだけ首相や執行部への不信と不満の強さを物語る。政府民主党は平成２３年度予算案について
２８日の衆院通過を目指すが、このままでは衆院本会議の採決で造反が出る可能性が高い。
小沢系衆院１回生の「北辰会」の黒田 雄・代表世話人は２４日、
「予算案も自動的に賛成する訳ではないのか」と記者団に問われると、
『勿論だ。予算案もマニフェストへの臨み方が違っている。国民との約束が守れているのか、疑問を感じている』と造反に含みを残した。
与党席からヤジ
『首相は時間が取れませんので・・・』２４日朝、農水省で首相との面会を待っていた松木謙公氏に首相サイドから「面会お断り」の電話が入った。
その理由は『地震への対応で時間が取れない』だったが、菅は完全に松木から逃げ回っている。実は松木氏は２３日夜、２度にわたり、細野豪志首相補佐官と会い、辞表を渡そうとしたが細野は受け取りを拒否した。
そこで２４日首相に手渡す手はずとなったが、朝になって首相も面会を拒絶した。閣内から松木に続く辞職者が出るのを恐れているのだ。
菅首相は２４日の衆院本会議で決定的といえる失言を犯した。
子ども手当制度導入を党内で議論した当時、月２６、０００円という
支給額に「ビックリした」と発言。政権奪取の原動力となった目玉政策を否定する様な発言に与野党席は騒然となり、『何を言ってるんだ！』と怒号とヤジが飛んだ。
☆
「首相の統治能力の無さがもたらした前代未聞の惨状は憲政史に大汚点として残るだろう。 悪妻の伸子夫人もい加減引っ込むべきだ！！
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