http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20110318/1300391974

　福島原発事故の処理が危機的な局面を迎えつつあるが、東電が１４日夜の時点で、東電側が東電技術陣では対処不可能と判断し、全面撤退を政府に打診したが、菅直人首相はこの打診を拒否し、東電側に無理矢理、被曝覚悟の特攻隊的作業を無理強いしていたということが明らかになった。よし、ここは国家・政府、つまり原子力発電の研究者や専門技術者、あるいは実行部隊としての自衛隊化学部隊に任せろ、と言うべきだった。覚悟のない、やる気のない民間の人間に特攻隊的作業を任せても、うまくいくはずがない。菅直人が東電本社に乗り込んだことや、枝野官房長官の無責任な「安全宣言」的のらりくらりの記者会見、テレビに出演した東大教授たちの楽観論的コメント、仙谷由人官房副長官への登用、あるいはその後の「天皇メッセージ」の登場…等が、何を意味していたかは明らかである。つまり、菅政権内部が、かなり追い詰められていたことを意味する。おそらく東電側は、技術的に「お手上げ」だったが、菅直人に怒鳴られて、仕方なく現場に残ることになったものと思われる。東電側のシドロモドロの会見や枝野官房長官の無責任な、つまり専門的知識もないのに、付け刃の、いい加減なことを適当に語る「おしゃべり会見」は、時間稼ぎでしかなかったのではないか。早い段階で、米軍や自衛隊が、登場するべきだったと思われるが、いずれにしろ、東電の責任は免れないが、原子力発電の専門技術者と、国家レベルの使命感に燃えた自衛隊部隊、および米軍に現場を任せるべきだった。しかし、過ぎてしまったことを話していても無駄である。今からでも遅くない。「折木良一統幕議長」をはじめて見たが、彼の記者会見を見て、この人は信用できると思った。あまりにもいい加減な政治家やリーダーばかり見てきたので、彼の存在が新鮮に見える。東電の技術者たちは、生死を賭けた現場作業に不慣れであり、おそらく怯えているだろうと思われる。ここは、こういう場面を想定して訓練を重ねてきたであろう自衛隊の特別編成部隊に登場してもらうしかあるまい。たぶん、成否はどうであれ、これを契機に日本国民が自衛隊を見る目が大きく転換する。そして、憲法改正の上で、自衛隊は正式の「軍隊」となるのではないか。いずれにしろ、今さら、言っても無駄だろうが、菅直人は引き際を誤ったと言うほかはない。やはり国民の支持を失った時点で、国民のためにも官邸を去るべきだった。「国難」や「国家的危機」に立ち向かうべき器ではないことが世界中に暴露され、逆に権力に固執する権力亡者の哀れな姿が暴露されたということだろう。自業自得である。今こそ、菅直人に、「逃げるな」「逃げるなら地獄を見てからにしろ」と言いたい。すでに欧米のメディアは、菅直人の政治力と人間性を問うことを始めている。気の毒というほかはない。繰り返すが、菅直人は、民間人である東電社員に「死ね」と命令したことになる。これは、菅直人が、特攻攻撃作戦を立案したと言われる大西瀧治郎海軍中将だということだ。大西中将 は、「死を命じた責任者」として、敗戦直後に自決したが、大西は戦争に勝っていたとしても自決しただろうと言われている。 　

コメント
01. 2011年3月18日 12:15:13: 8HikxGtgtU 　つまり　技術的には　打つ手はない　ということ 　＝＝＝ 　政府が　いままで　あれをやる　これをやるって　アナウンスは 　まったく根拠がなかったことは　明白だ 　　菅は　「でたらめ」　をいうな〜〜〜〜
02. 2011年3月18日 12:31:04: FatMDBWFfs 米軍は逃げ出しています。 米軍は関係者が本土から離れる事を許可した。 ＞The Pentagon has also authorized US military personnel to leave the main Japanese island of Honshu, a further indication that the scale of the crisis is much worse than the Japanese government is admitting to. http://www.prisonplanet.com/pentagon%e2%80%99s-actions-suggest-nuclear-disaster-is-much-worse-than-feared.html
03. 無段活用 2011年3月18日 12:35:49: 2iUYbJALJ4TtU : UsExKLOGck あまり言いたくないことだが、いま、福島第一原発で格闘なさっている方々の少な からぬ方々が、今後、命を落とすことになるだろう。そして、その事実すら、政府 は隠蔽するだろう。 やりきれない思いになる。 もう、菅は降ろせ。すでに「自業自得」では済まないのだ。
04. 2011年3月18日 13:19:17: EqWJWP2Ts2 伸子の言った「討ち死」するのは今だ！ こんな酷い醜態を晒す人間を見たことが無い。 覚悟を持たない人間が人の上に立ってはいけない。 この政権は　本当に醜い。 石原の言う「天罰が下る」とは　自身とこの政権担当者たちに使うべきです。
05. 2011年3月18日 13:34:37: 3ijLs7fYCg 解決すれば、自分がヒーローになれる　又東電に恩を売ることができる 国民に人気がでるので言っただけ　 ただ　現場で作業する人は　大変だけど
06. 2011年3月18日 14:49:42: 4WV2HM1H9Y 今回に関してはアメリカの言うとおり、初動の時点で廃炉を決定し、自衛隊・米軍に有事緊急対応させるのが政治家・総理の役目だ。 ここまで事態を悪化させたのは、完全に政治の責任だ。 現政権が左翼系政治家の集まりだから、軍隊が主導する事に拒否感があったのではないか。 今後、事態が沈静化した時に、今度は東電の影響力が非常に増してしまう。
07. 2011年3月18日 15:47:46: uIQOnOAu3U 震災に遭われて避難をされている皆様に、早く物資が届き早く落ち着いた暮らしが出来る日が来ますようにと願っています。それまで体を第一に考え生き抜いてください。 こんな呪われた内閣は、原発処理震災処理が終わったら退陣し、速やかに総選挙を実施して、新しい内閣で気持ちを新たに困難な状態の日本を建て直してほしいと思います。 その時は、大安吉日に内閣を発足させるべきです。
08. 2011年3月19日 07:23:59: CKFOJfcBsk ●「折木良一統幕議長」をはじめて見たが、彼の記者 会見を見て、この人は信用できると思った。● 騙されてはいけません。 自衛隊は、サラリーマン自衛官の集合体でしか ありません。既に、被災地に派遣された一部の 自衛官は逃走致しました。「国家・国民のため」 などという自衛官は存在せず、建前だけです。 このことは、全自衛官がわかっていながら、 口に出せない禁句となっております。
09. 2011年3月19日 08:08:17: TKkx7gD00U 核専門の国際的機関や組織。そしてアメリカ、などに対策の助言を求めて、それを実行すべきです。「極秘の情報もすべて渡して」。放射能の危険から国民を守るために最善を尽くすべきです。
10. 2011年3月19日 09:44:35: tBqNZ3ijRA 東電の社長は昨日、災害のせいだからって言ってました。去年6月の事故を隠し、原発は絶対大丈夫と宣伝してきんだから、始めの避難エリア3キロのところで指揮させるべきだ。消防士がかわいそう。原子炉を自衛隊が動かせるとはおもえません。

11. 2011年3月19日 12:50:44: Opev5wMx0g 銭儲けのために手を出した東電は今更引き返すことは許されないでしょう。東電が逃げ帰ってきて無辜の人民と一緒に焼き尽くされる道は残されていない。現場で死すべきです。 　山崎は何を根拠に「ここは、こういう場面を想定して訓練を重ねてきたであろう自衛隊の特別編成部隊」があると想定しているのか。そんなものがあるなら、受け継ぐべき時に受け継いで、前面に出る仕組みになっていたであろうし、アキシデントマネイジメントとしてイザという時、自衛隊が来て制圧してくれるものと説明してくれるし、原発裁判においても建設推進の合理的理由として立証資料として法廷に顕出されていた筈である。 　ソレは何処にもない。今回のような局面は想定もされていない。ただ空白のまま安全神話が宣伝され裁判所も通過したものである。 　山崎は統幕議長に幻を見ているだけだろう。愚かにも菅が最高司令官の立場でソレヲ封じたとしても、山崎の言うとおりならば、折木良一はクーデーターを起こしてでも被災民を救済することが出来るはずだ。ソレはないと思う。
12. 2011年3月20日 01:22:23: pYxjfX3UZI >東電が１４日夜の時点で、東電側が東電技術陣では対処不可能と判断し、全面撤退を政府に打診したが、菅直人首相はこの打診を拒否　？ 菅でなくとも、東電の撤退を拒否するのが当たり前。東電の責任放棄は許されない。 責任を取れない企業には原発の許可を与えることはできないし、企業の営業活動によって生じた事故については、企業が全面的に損害賠償に応じる責務がある。 東電には最低限度、計画停電で生じた損害について、国民に賠償する責任がある。 >菅が東電側に無理矢理、被曝覚悟の特攻隊的作業を無理強いしていた　? どこから、そういう発想が出てくるのか疑問。著者の見識を疑う。
13. 2011年3月20日 12:37:19: xtlWVCU5v6 ネットゲリラさん［仁科亜希子の子宮頸がんでアタマがオカシクなりそうだ］ ://shadow-city.blogzine.jp/net/2011/03/post_7362.html?cid=28380250#comment-28380250 原発推進したのは、中曽根、正力あたりのCIAポチ組が根本的な原因になるわけだが、その中曽根の紹介で日本原子力発電に入社したのが、若き日の与謝野ですね。 ↓こんな書きこみも！ 福島原発がらみでは、プルサーマルに反対した 前福島県知事の佐藤栄佐久（義理の息子： 玄葉光一郎は管内閣の内閣府特命担当大臣）が、 水谷建設からの収賄で逮捕されたが、当時の 与野党、経済産業省、東電による自作自演の 冤罪の可能性も高いですね。 現知事の佐藤雄平（渡部恒三の甥っ子）は、 2010年8月6日に東京電力が福島第1原子力発電所 3号機（営業運転開始から34年が経過した老朽機） で計画中のプルサーマル導入について、受け入れを決定。 プルサーマル導入と引き換えに「核燃料サイクル交付金」 として計60億円が交付されている。
14. 2011年3月24日 22:23:49: NBICMeCSK2 ■東電は原子力発電所を発注した顧客ではないか？事故の対応ができるスキルがあっっとは思えないが？ 東電が手に負えないと言ったのは正直に事実を言ったのではないか？ 原発を設計し施工したＧＥ、東芝、日立でなければ技術的知識にしても、現場運用の状況にしても短時間にはわからないのではないか？ 東芝、日立は初動の時になにをしていたのか？ 東電が責任を逃れられないことは明白としても、事故の対応に対するノウハウはＧＥや東芝や日立の方が多く持っていたのではないか？ 政府はＧＥ、東芝、日立に強く協力要請を指示したか？ 東芝、日立の動きが見えない。 疑問だ。
15. 2011年3月24日 23:53:24: DUIF5B96Cw 私は、高校生でよくわからないのですが、原子力発電所ってお家を造るときの建築基準法みたいのをクリアーして造っていると思われるので、東電に責任はないと考えます。責任は、この基準を作った人にあると思います。 菅総理大臣の撤退したら東電潰れますよ発言も、基準を作ったのは国のくせに何言ってるの？意味がわからないと思いました。 基準は国で作ったのだから、基準を超えた災害に対しての処理は国がすべきではないか？ 東電も国の被害者ではないのですか？ そもそも原子力発電て危ないから造るなと国民がはっきり言って、普通の発電所で発電知ればいいと考えます。 もちろん電気料金は高くなるけど、今の携帯電話の使用料金と比べれば絶対安い。

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