★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK110 > 387.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
菅首相は本気で「救国大連立」を実現したいなら、自らは身を引いて谷垣氏に首相の座を譲ったらどうか 「でんき予報」をなぜやら
http://www.asyura2.com/11/senkyo110/msg/387.html
投稿者 七転八起 日時 2011 年 3 月 21 日 15:20:13: FjY83HydhgNT2
 

菅首相は本気で「救国大連立」を実現したいなら、自らは身を引いて谷垣氏に首相の座を譲ったらどうか 「でんき予報」をなぜやらないの? { 高橋洋一「ニュースの深層」 現代ビジネス [講談社]}
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2293


 東北関東大震災による影響はまだまだ収まらない。福島原発では、政権に対し海外メディアから情報開示が不十分との指摘がでてくる中、現場では自衛隊、消防庁等が必死の活動をしている。

 かつて日本軍は兵士や下士官は一流だが将校は三流といわれた。それは今でも同じだ。被災地の現場の活躍は一流で感動モノだが、東京永田町・霞ヶ関ではとんだ三流政治芝居が行われている。

 3月19日の午後、菅直人首相は谷垣禎一自民党総裁に電話し、副総理兼防災担当大臣での入閣を要請した。これに対し、谷垣総裁は断ったのである。

 これを、菅首相が挙国一致内閣への協力を求めたのに谷垣総裁が袖にしたと考えるべきでない。そもそも、たとえ戦時下であろうと大政翼賛会のようなものは基本的に好ましくない。谷垣総裁がいうように野党として建設的に協力すればいいだけだ。

 そもそも谷垣総裁は、財務省に洗脳され、震災時でも増税を指向している。同じく財務省にいいなりの菅首相との連立では、震災復興という名の下で増税大連立となってしまう。それが回避できただけも、よしとしよう。

 ないより菅首相が本気で国家の危機を乗り越えようと大連立を考えていたのか、は疑わしい。もし本当に菅政権が救国大連立を実現したいのであれば、かつて自社大連立が村山富市社会党党首をかついだように、菅首相が身を引き、谷垣自民党総裁を首相におせばよかったのである。これなら谷垣氏も拒否できまい。

 要するに、菅総理は救国を本気で考えておらず、自己の保身や責任逃れに使っているのが透けて見えてしまった。

 増税大連立こそ実現しなかったが、菅・谷垣は、ともに増税指向であり、震災復興の財源としての増税を念頭においている。それへの対抗策として、先週の本コラムで「復興国債の日銀直接引受」を紹介したが、多くの方から賛同をいただいた。
これに対し、与謝野馨経済財政相は、日銀直接引受について「法的にできない」とコメントしているが、間違いだ。現に、財政法5条ただし書きに基づく日銀直接引受は毎年行われている。ちなみに、来年度の予算でも予算総則で記載されていて、財政法5条但し書き「特別の事由がある場合において、国会の議決を経た金額の範囲内では、この限りでない」の中の「特別な事由」として、「国会の議決」を受けている。

 そもそも、政治が「法的にできない」という言い方をするときには、官僚の言いなりである。必要な政策を法的にできるようにするのが政治家の仕事だからだ。是非国会でしっかり議論してもらいたい。

ふるさと納税を活用しよう
 いずれにしても、こうしたこの国のトップの情けない様を見せつけられると、政府に頼らずに、国民として自分で何ができるかを考えざるをえない。

 ボランティアとして現地で働きたい人もいるだろう。ただ、すべての人が従事できるわけでない。となると、義援金を送りおカネの形で支援することになるだろう。

 援助団体経由で義援金を送るのもいいだろう。ただ、ときたまトラブルも聞こえてくる。そこで、そうしたトラブルのない「ふるさと納税」を紹介したい。

 この制度は安倍晋三政権の時に菅義偉総務大臣の発案で私も設立の際に深く関わったものだ。いずれかの自治体に寄付すると、払っている住民税の1割までを税額控除する(詳しくはこちら)。いってみれば、住民税の1割までについて、自らで使う先を決められるのだ。

 ふるさと納税は自分の出身地へすると誤解されているが、どこでの自治体でもできるの。だから被災地の自治体を選べばいい。被災地に納税すれば、震災のために使うことになる。

 しかも、サラリーマンでも、確定申告を行えば税額控除なので、義援金のかなりの部分が還付金で戻ってくる。他の義援金では所得控除しかうけられず還付額も少ない。これは、ふるさと納税だけのメリットだ。

 ふるさと納税が誤解されているのは、財務省等の役人の反対を押し切って作ったので、財務省等の役人の情報だけで記事を書くマスコミが正確に書かなかったためだ。
ちょっと余談だが、財務省の反対理由は、「地方税は居住地の地域サービスを受ける対価なので、住んでいない地域に税金を送る制度はおかしい」とか、「寄付は自己犠牲という崇高な理念なので税額控除を認めるのはおかしい」だった。

 前者については「地方財政のうち地方税より国からの補助金や交付金が多い」から理由にならない。後者は「中央官庁は国民のカネも税金で巻き上げ自分たちの権限で使って当たり前と考えているだけだ。しかも、カネを使う段階で、自らの天下り先を使ったりしてムダ使いしている」と反論できる。

 それでも、財務省は頑強に反対し、結果として税額控除の対象は地方税の住民税だけになった。

 前回のコラムで書いたが、はたして今回の震災で住民税控除額の引き上げや控除対象を住民税から所得・法人税に拡大することができるかどうか、政権の実力が問われている。増税指向と義援金税額控除の発想はまったく正反対であるので、復興支援に対する方向性をみる上でも、リトマス試験紙になるだろう。

蓮舫さん、「でんき予報」をすぐに始めましょう
 最後に、国民が今でもできることを書こう。それには、政府がほんの少し工夫すればいい。

 今首都圏では計画停電によって、大きな混乱が生じている。これは、かつて行われていた電力需要の予想を発表する「でんき予報」を復活させることによって、かなり改善する。

 海江田万里経産大臣が急に記者会見をして節電を国民に訴えるより、「でんき予報」でいつも総需要予想と最大供給量を流してくれたほうが、節電効果があるのではないか。

 今であれば、テレビ画面の周辺部分に、原発、停電、満潮、交通などの情報欄が設けられている。そこにリアルタイムで電力需給状況を加えることは可能だろう。

情報を政府がもって、急に政府が号令をかけるより、情報を国民に知らせて、国民の合理的な行動を促す方が、国民も納得できていいだろう。
なぜ私が「でんき予報」をいうかといえば、計画停電にかえ、電気料金に税を上乗せして調整しようとする動きがあるからだ。電力量により電力料金で調整するほういいという、経済学からみると一見最もらしい理屈だ。しかし、これは増税指向グループのものだ。

 その提言が間抜けなのは、需要期に電力料金を高くして需要をコントロールしようと思えば、電力会社が電力料金を変えれればいい話だからだ。わざわざ政府が税をかける必要はない。震災のどさくさ紛れで増税とは何とせこい。スマートメーターで、ピークの電力量などを落とす仕組みでもいえばいいものを。

 こうした筋悪の増税話を消すためにも、私と同じく現代ビジネスの連載執筆者である蓮舫節電相には、「でんき予報」はすぐにも実現してもらいたい。

   

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2011年3月21日 17:15:09: LrOERLip2k
れんほーに何ができます。
クラリオンガールの◯鹿です。
「仕分け」も財務省シナリオを口パクしただけ。
そう、北京五輪の国家斉唱の少女のようにね。
こんな女に170万票とは、都民もB層ばかりです。

02. 2011年3月21日 18:49:11: BSZLL2M15c
 アホか。谷垣も似たり寄ったりの脳足らずのへっぴり腰に過ぎんぞ。
国会議員に役に立つ人材などおらんわ。

 今日、麻生・岡田が埼玉アリーナ視察していた映像見たけど、
なんだい?あの高飛車な態度。


03. 2011年3月21日 19:06:21: 78IL90wTo6
>菅首相は本気で「救国大連立」を実現・・

 菅は本気で「日本をアメリカの完全属国化」するつもりである。


04. 2011年3月21日 21:08:23: zjMzQ1lclU
原発を建築してご馳走にあずかったのは当時の自民党議員だろ。
な、こう門よ、そうだろ。
ボケなすカンからは、いつまで責任を他人になすりつけて、
自分はいいカッコをしたいのか。
ボケなすに放射性物質を摺り込んだらどうだろう。
国民はも〜う我慢できない。

05. 2011年3月21日 21:22:41: KA8D9CihLc
>そもそも谷垣総裁は、財務省に洗脳され、震災時でも増税を指向している。
>同じく財務省にいいなりの菅首相との連立では、
>震災復興という名の下で増税大連立となってしまう。
>それが回避できただけも、よしとしよう。

高橋氏は、結論的には、谷垣が入閣しなくてよかったといっている。
>>02 よく読んだほうがいいと思う。

■「谷垣は狂っている」 と亀井氏、えせ挙国態勢を批判
国民新党の亀井静香代表は16日、菅首相に進言していた挙国態勢について「やってない」と不満を漏らすとともに、
自民党の谷垣禎一総裁が首相に求めた地震税について「気が狂ってる」と批判した。…
「救国内閣」による政権運営を提唱してきた亀井氏は、13日には4項目からなる
東日本巨大地震への緊急対応策を菅首相に申し入れている。
税収にとらわれず「挙国体制」による被災者救済を最優先する内容だが、
菅首相は谷垣氏が提案する時限的な増税を含む「災害復興支援立法」の検討を党内に指示している。◇
 16日の国民新党議員総会の冒頭、亀井氏は4項目の緊急対応策を読み上げた。
各党から災害対策本部に参画させ、避難民の衣食住の手配をすぐに始めるなどを盛り込んだもので、
ヘリコプターによる食料医療品の投下や数万戸単位の仮設住宅の建設を強調した。
統一会派を組む新党日本の田中康夫代表は「(例外規定のある)財政法5条を活用して国債を日銀に引き受けさせ、
100兆円規模の復興資金に充てるべき」と主張。
亀井氏も「20、30兆円ではとても足りない。今度の国家予算を上回るくらいにやらないと」と同調した。
総会後の会見で亀井氏は「こういう事態のときに、まず財源ありきじゃ対策にならない。
何をなすべきか、金勘定は後から付いてくる話」と述べ、財務省の勝栄二郎事務次官に
「おまえが国家存亡のときに財布を握っている。おまえの判断一つで国家の命運が決まる」と財政出動を迫ったことを明かした。
その上で、「財源など簡単な話。
復興国債の形で発行して、お金を持っている人やタンス預金抱えてる人に『買ってくれ』とやればいい。
あるいは日銀引き受けでもいい。そうやってお金を集めて、誰が困る。御用学者先生がワーワー言うだけ。長期金利が上がるのか」と、
この期に及んでまでの緊縮策を批判した。
新発10年物国債の利回りは15日、1.165%まで低下している。
 一方、谷垣氏が「東北復興ニューディール政策」と呼ぶ震災復興を目的とした増税案について、
「谷垣は狂っている。痛んでいる人たちから取るのか」と怒りをあらわにした。
 亀井氏は「消費税を上げるため、金があるのにないように見せるのが仕事」と財務省を批判。
「谷垣も何かに取り付かれたようだ、こんなときに。やれることをやらないでいたら、助かる人も助からない」と嘆いた。
 会見では、マスコミ記者にもかみ付いた。
各社の記者は日曜日から亀井氏を追いかけ回しているが、提案内容を報じた社は1つもない。<後略>
http://www.janjanblog.com/archives/33914

■被災者を苦しめる自民党谷垣総裁の増税
震災翌日の今日、信じられないニュースが飛び込んできました。
なんと、震災を口実にして増税しようと言う驚くべき提案が自民党谷垣総裁からなされたというのです。
正直、このニュースを知った時は耳を疑いました。
これだけデフレギャップがある状況なら、
震災特別国債の日銀引き受けで復興と日本経済復活の両方を達成できるのではないかと思っていたので、
それと逆行する今回の谷垣氏の発言には怒りを覚えます。
震災で苦しんでいる国民を、デフレによってもっと苦しめるつもりなのでしょうか?
だいたい、増税でデフレが深刻化すれば名目GDPはますます下がり、
被災地の復興をする余裕すらなくなってしまいます。
そもそも、震災特別国債を日銀に引受させればこんな無茶なことしなくても財源は確保できるのです。
なぜわざわざこんな被災者を苦しめるようなことをするのか、全く理解できません。
政治家は身を呈して国民を守るものだと思っていましたが、
谷垣氏のこの発言は政治家としてあるまじき発言であり、正に万死に値すると思います。
http://www.facebook.com/note.php?saved&¬e_id=184653138246713&id=138204499560943

■大震災を増税の口実にするのか?ー谷垣自民総裁臨時増税協議
財務省とその手先(谷垣、藤井、与謝野)は本当にひどいなあ。
「臨時」増税とは。まさに国民的な悲惨事にまぎれての増税路線の採用。
「臨時」とはいいながら後には「財源が足りない」などと詭弁をろうして恒久化するにきまってるよ。
しかしひどいペテンだ。…
復興のための資金調達は、数年間もかかるだろうその時間と規模からも、
長期国債の直接引き受けを日本銀行に国会の議決で要求し、
同時に長期的な(=復興&デフレ脱却後の)財政再建とからませたインフレ目標をセットすれば、
僕はいいと思う。規模は、数十兆ではなくもう1桁上になる可能性がある。…
(追記)報道によると、菅首相は増税を否定したという。
しかし財務省の増税路線がこの大災害においてさえも登場してくる異常さはよく理解しておいたほうがいいように思う。
財務省増税派ではなくそろそろ個人名を出して批判すべき段階かもしれない。
正直、この段階での増税の喧伝はない、ありえない。それだけ非道である。
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20110313#p3


06. 2011年3月21日 22:39:34: Ft2YO9SqHo
谷垣を首相に担ぐ選択をする時点で、人物評に難あり。
谷垣と菅は同じ。財政、財政、頭がいっぱいで、その解決策は増税。
さらに税は公平負担と短絡して、だから消費税増税しかない。
と、結論づけて、誘導した財務官僚を満足させ、愛玩政治家となっている。

菅から谷垣では、関東と関西でニュアンスの異なる、アホをバカに変えるぐらいの、言葉上の違いしかない。要は同じということ。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK110掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK110掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧