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大地震、大津波は起きてしまった現象、過ぎた災害である。あとは復旧に向かうだけである。その足を引っ張っているのが、現在進行中の二大災厄、福島原発と菅直人である。どちらも解決不能の泥沼状態である。せめてどちらか一つだけでも片付けばいいのだが……。解決の難しさということでは甲乙付けがたい。
とにかく総理大臣を辞めさせることは難しい。平時ならば、衆議院において内閣不信任を議決すればよい。この時期、常人ならば、政治空白を避けて潔く総辞職するであろうが……。こまったことに菅直人は常人ではない。だれもが菅直人は総辞職ではなく、衆議院解散・総選挙を選ぶだろうと思っている。
不信任議決
↓ １０日以内
衆議院解散
↓ ４０日以内
総選挙
↓ ３０日以内
特別国会・首班指名
菅直人に、最大８０日も居座られてしまう。菅直人は、”８０日間の政治空白”という恐怖で国民を脅かしているのである。菅直人は、国民の不幸を人質にとって居座りを決め込んでしまったのだ。この非常事態下、だれもが政治空白を懸念して内閣不信任案を出せないでいる。政治空白を恐れていないのは菅直人一人である。
しかし今でも政治は空白状態である。菅直人がいなくても実は日本国民は困らないのである。必要なのは、日本国内閣総理大臣のハンコである。
菅直人はそのハンコだけあの人に預けて、帝国ホテルでもどこでも好きなところに引きこもっていてくれないか。官房機密費は好きなだけ使っていいから。バカ嫁も連れて行っていいから。夫婦だけで寂しいというのなら、お友達を好きなだけ連れて行ってもいいから。仙谷でも岡田でも前原でも、枝野でもみんな連れて行っておくれ。
みんなで１年ぐらい思いっ切り飲んで食って騒いでいていいから。こっちのことは心配いらない。あの人がてきぱきと仕事を進めているから。菅直人がいなくなっても誰も気にしないから。岡田や枝野の顔が見えないといって騒ぐ人などいないから。新聞もテレビも菅直人の悪口など言わないから。地震も津波も原発も忘れて楽しくやっていてくれればいいから。
１年後、娑婆に戻ったときには、菅直人は”救国の英雄”になっているだろう。
世界の三大困り者
リビア・カダフィ大佐
北朝鮮・金正日
日本 ・菅直人。
こんな記事があった。
西岡参院議長会見（１）「菅内閣が今の状態で日本の国政を担当することは許されない」 （産経ニュース 2011.4.7）「菅内閣が今の状態で日本の国政を担当するということは許されないと思うんですね、将来にわたって」−−先ほど、菅内閣が今の状態で日本の国政を担当するのは許されないと述べたが、要は菅首相は退陣すべきだということか 「いや、こういうことをやっているならですよ。まあ、明日からでも改めていただけれればいいですけれどもね。
−−つまりは菅首相はリーダーとして失格だということか
「いや、改められれば、失格とは申し上げないですけどね。だから、皆さんが少し報道していただかないと、私が直接総理大臣のところ行って文句言ったときは最後ですからね」
−−どういったアクションをお考えか
「それは、それは…。これは皆さん方に報道していただかないと、総理大臣の耳には届かないからですね、何とも言えないんですけれども。（首相に）この参議院のホームページでも開いていただく余裕があればですけど、ないでしょうからね」
国権の最高機関の長をもってしても、菅直人を総理大臣の座から引きずり落とせないでいる。勇ましい語調の裏に無力感が漂う。菅直人は国民に害をなすものであるが、菅直人を総理の座にとどめておきたいやつもまた国民の敵である。
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