憲政記念会館での「検察の小沢一郎衆院議員えん罪ねつ造を糾弾する国民と国会議員の大会」で、主催者側で小沢氏側近の森ゆうこ参院議員が「私は法務、検察から狙われているので、亀井先生も気をつけて下さい」と言うと「いや、俺はＣＩＡに狙われているんだ」と応じたことを明らかにした。米国そのものから狙われているといういつもの持論だけど、別格の存在だ。

また、「復興実施本部」には「小沢氏を座敷牢から出して、協力を仰げ」と菅に厳命している。実際、そうなるかどうかが、試金石だろう。自民党には、魑魅魍魎の現執行部体制に批判的と思われる、反小泉改革路線・反ネオ・リベ派の議員（元志帥会、亀井・村上派→...→伊吹派）らもいる。そう言う連中が手を挙げてくるかもしれない。

この「復興本部」は、平野貞夫氏の「救国非常事態対策院」構想を踏まえたものである可能性が強い。下記は亀井氏が構想したものだ。

○救国非常事態対策院の設置（案）要旨（目的）東日本大災害による非常事態に対処するため、挙国体制により、緊急対策本部の緊急対策と復興の基本方針、政策の立案及び実施を提言し、本部長を補佐する。

（構成）各党を代表する者、政府を代表する者、地方自治体を代表する者、経済界・労働界・言論界を代表する者、その他。
（設置）国会決議による。

また、東日本復興、日本再建に亀井氏は少なくとも８０兆円いると言っている。原口一博前総務省はきのうの講演会で「１００兆円使うリーダーを実現しなければならない」と言っていた。

御用学者を含む財務、法務主導の悪徳ヘキサゴンに代わって、「国民の生活、日本社会の再建が第一」（亀井氏）とする反ネオリベラリズム救国統一戦線が立ち上がりつつあるのではないか。悪徳ヘキサゴンが猛攻を開始してくるだろう。

なお、ナベツネが次のような手紙を亀井氏によこした。

http://www.kokumin.or.jp/interview_report/interview_20110330.shtml
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復興国債：読売の渡辺会長から手紙があって、亀井先生と同じ内容です。

田中代表：今、渡辺恒雄さんから手紙があって、中村慶一郎先生のところにもほぼ同じ内容の手紙が来たので、これは亀井先生がおっしゃっていることと同じ内容です。『政府の復興対策は万全ではありません。まず緊急対策としては財政法第五条の国債の日銀引受禁止条項について、「但し、特別の事由がある場合において、国会の議決を経た金額の範囲では、この限りではない」の規定を活用し、国会決議による国債を発行し、直ちに十兆円、そしてさらに年内に三十兆円くらいの政府資金を調達し、これをもって、�@全国のプレハブ業者と資材を動員し、全被災者に仮設住宅を建設し、無料で提供すること、�A被災地の農地等、海水で塩害を受け、何年かは利用不能の土地を、相当額で被災者から借り上げ、もしくは買収して、早急に町作り計画をし、被災者のための恒久的公共住宅（高層を含め、耐震化した）を大量に建設し、また新産業基地の導入等を期すること、�B全国の失業者を有給で動員し、ガレキの整理に当たらせること、�C国内で調達できない資材は、民間企業を総動員し、海外から輸入すること、�D但し、子ども手当、高速道路無料化等の緊急性のないバラマキ財政は直ちに中止すること、など大胆なニューディール政策を断行すべきでしょう。このような公共投資は国家予算の大衆迎合的なバラマキと性格を異にし、ケインズ的乗数効果が高く、必ずしも将来の財政悪化につながらないと存じます。なお日銀引受と同額以上の国債を、国民新党の提案する無利子非課税で発行し、国の有利子負債を徐々に無利子化することにより、財政健全化に資するべきです。』と言っているわけですよ。これは私たちが述べてきているように、日銀の直接引受けということは、今回の当初予算の中に但書きに補足として書いてあるわけですから、これは法律改正をしなくてもできることです。そして、日銀に対して政府が払う利息というものは、日銀は国庫納付金でそれを政府に払うわけですから、それはまさに金融工学の机上の空論とは違って国民に負担を与えずして行うことができるわけです。これは早く実現するということであって、やはり中曽根康弘氏は自分と国家観でどこか考えを分かち合うところがあったかもしれないけども、カミソリと言われた後藤田正晴氏を使ったわけです。或いは伊東正義氏を使ったわけです。やはり自分よりも優秀であるというものを持った人をリーダーというものは菅直人さんも、或いは菅直人さんの名代を演じていらっしゃる仙谷由人さんも自分よりも優秀であるという人間を国民のために国家のために寄与していただくという度量ということが私は求められているということを思いますし、私たちはこれは文句言いなのではなく、国民のために与党だからこそ、発言し行動することだと思っています。

http://www.kokumin.or.jp/interview_report/interview_20110406.shtml

マスコミ：（渡辺恒雄）主筆の提言を、社をあげてキャンペーンをやらないといけない。

田中代表：先週あえて私は、渡辺恒雄さんの提言を読ませていただいて、後で渡辺さんにお許しをいただいたけども、それは奇しくも示し合わせたせたのでもないのに、亀井静香氏が初期から提唱していたことと、ほとんど一致しているわけでしょ。そして、そのことを、それが良い悪いか皆さんは書くべきであって、良いと思ったら、それは翼賛ではなくて、このときに先ほど言ったように、それを一緒にやって行こうということを述べるということだと私は思います。

亀井代表：読売だってアナーキーになっている。本当にアナーキーになっている。主筆たる者が言われたことはキャンペーンでぼんぼんやらんかというんだよ。そこまで、今のペーパーの力が落ちていると、主筆がやろうと思ったことを、その後、社をあげて動員してキャンペーンをやらないといけませんよ。それが、責任のある態度というものですよ。

この枢軸は明らかに連携している。

反対勢力から見ればサゾ驚異でしょうな。