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大減収の日本株式会社の“救済”は亀井、小沢、古賀、平沼らの「老人救
国内閣」で！（会員制経済情報誌『現代産業情報』４月１５日号より転載）

経済数値は、凍りつくような数字の連続である。

観光客が激減、箱根の売上高は１０分の１に落ち、京都では外国人観光客の姿
が見えなくなり。長崎県のリゾート施設「ハウステンボス」では、５月末まで
予約客の９割にあたる７０００人の外人観光客がキャンセル、「東京ディズニ
ーランド」は１カ月以上の閉園を余儀なくされた。

高級品は売れず、ブランドショップや百貨店は前年同月比５０％割れが続出、
平均客単価の高い割烹や料理屋には閑古鳥が鳴き、銀座のクラブ・バーから人
影が途絶えて、３分の１は店を閉じるのではないかという。

大震災だけの一過性の問題ではない。２年前にはトヨタが赤字に転じるという
トヨタショックがあり、昨年は日本航空（ＪＡＬ）が経営破たんして国有化、
今年は東京電力が原発事故で瀕死の重傷を負っている。

トヨタにＪＡＬに東電──。

日本を代表する企業に訪れた危機は、「日本株式会社」の制度疲労を表すもの
で、個別企業の問題だけではない。

かつては光り輝いていた日本型システムが、転換点を迎えているのに、そうで
きないでいる。

変われない原因は、官僚システムの硬直化にある。

日本の官僚は、嫌になるぐらい強い。

「変わらずに生き残るためには、自ら変わらなくてはならない」

映画『山猫』で語られるこのセリフを、小沢一郎民主党元代表は好んで口にす
る。

新党を作っては壊す小沢氏の手法は、永遠の改革者であることを自らに課した
結果で、望み通りに二大政党制のもとでの政権交代を果たしたが、「政治主導」
の名のもと官僚の圧制にかかったら、見事に返り討ちに会い、検察にしつこく
狙われたあげくの強制起訴で、政治的窮地に陥った。

円高、デフレの二重苦に大震災が襲いかかった。実は、政治的にはこれは「災
い転じて福と成す」という意味でのチャンスである。

弊誌が前号（No.665）で述べたように、大胆な復興予算を組む一方、「バラマ
キ４Ｋ」と呼ばれて悪評の高い子育て支援、高速無料化などを見直せばいい。

しかし、ここにも官僚のカベが大きく立ちはだかった。

財務官僚は、「返済財源のない復興国債」に反対で、とりあえず４兆円の一次
補正予算は、“やりくり”でひねり出した。

日銀も量的緩和はこなしているものの、復興国債の直接引き受けには消極的。
結果として、最終的には２０兆円を超える復興資金を、チビチビと出していく
ことになった。

本来、ここで前面に出るのが政治家の役割である。「国難」に「財源がない」
という官僚的発想であたったのでは、どうしようもない。

大震災後、関東大震災を、大胆な財政出動と壮大な街づくりで乗り切った後藤
新平復興院総裁の評価が高いが、その大風呂敷は政治家だから成し得たことだ。

翻って現政権を見ると、まるで財務省に懐柔された公家集団である。

菅首相は増税で選挙戦を戦った空気を読めない政治家で、実力派といわれなが
ら人望のない野田佳彦財務相とともに、財務省の財政健全化路線に乗せられて
いる。

やっかいなのは、大連立が現実味を帯びる中、政策刷りあわせのキーマンとな
る谷垣禎一自民党総裁が増税論者であることだ。

これに、「財務省応援団」とでもいうべき与謝野馨経済財政担当相を加えれば、
強固な「増税カルテット」となって、財務省の念願は果たされる。

そうした官僚の障害を除けば、経済を浮揚させ、デフレを脱却する環境は整っ
てきた。

大胆な金融緩和に踏み切っていた欧米各国が、インフレを懸念して引き締めに
回り、そのおかげで円キャリーレートなどが活発となり、急速に円安が進んで
いる。日本経済の宿痾となっていた円高とデフレが解消する見込が出てきた。

復興財源を国債に求めても、デフレ基調なだけに調整インフレという望ましい
数値に収まることが期待されている。

日銀・財務省の官僚では、こうした逆張りの発想はできない。

失敗した時、キャリアに傷がつき、後世に悪名を残すからで、前例踏襲の無難
な増税、引き締め路線を目指す。

その官の発想を突破する力が、前述の小粒なカルテットにないというのなら、
その力のある政治家に委ねるしかない。

筆頭は、積極財政の浪花節的な中小企業救済が持論の亀井静香国民新党代表。

亀井氏なら、後先考えずに「紙幣を幾らでも刷れる」という国家の権利を自在
に使い、東北地方の復興需要を日本経済の起爆剤にするだろう。

そのほか、年齢的に後のないロートル政治家を、最後のご奉公に向かわせれば
いい。

小沢一郎、古賀誠、森喜朗、平沼赳夫……。

圧倒的なパワーの官僚に任せていたがゆえの失われた２０年からの脱却は、大
震災の超法規的措置を国民が認める今、大胆な金融・財政の転換で行なうしか
ない。>>

（私のコメント）
つくずく日本にこれと言った政治家のいない現実に不幸を感じる。小沢より年下でこれと言った政治家がいるだろうか。戦後教育の失敗、アメリカ占領政策の成功と言ってしまえばそれまでだが、まだ若いと思っている中高齢者は今からでも頑張らなければならない。菅あたりの全共闘世代は一番危ない感じだ。財務官僚とアメリカの言いなり、思う壺では困るのだ。アメリカと対等に渡り合って行くには、まず英語の喋れる総理でないとだめだろう。

コメント
01. 2011年4月21日 08:51:04: LGyVI0HSjQ 小沢には、政治と金の問題でけじめをつける必要がある
02. 2011年4月21日 08:58:52: 3xqOCgZ8dM 小沢は国民生活より不動産に興味を持ちすぎた。 何故、１０年前に決別しなかったのか？ それぐらいを見通せない政治家だったのか？
03. 2011年4月21日 09:04:32: cHLuO708IQ なんかね、、 震災、原発事故による影響、それに輪をかけた都知事の「自粛要請」という 節約令、それに、夢も希望もいだけない復興政策のなさ、 菅一派、自民党、官僚、マスコミが口をそろえる増税、 これじゃ、お金、使いたくても使えないでしょう。 それと、バブル崩壊以降解決されていない日本経済の根本的な問題などと ごっちゃにしちゃダメでしょう。別に論じないと。 トヨタの赤字は、トヨタ自身の傲慢さ、官僚体質の問題に、 ＧＭなどを復活させたいアメリカのでっち上げ攻撃が原因であり、 ＪＡＬは、長年の官僚主義と、航空行政の誤りが原因であり、 東電は原発事故にみられるエネルギー政策と利権、官僚主義のつけ。 共通する問題と、そうでない問題をごっちゃにするのは、 問題を曖昧にするだけ。 この間のデフレとかの問題は、所得の再配分をほとんどしないで、 お金持ち優遇にしてきたのが原因。 ブランド品なんて、うれなくてもいい、 そもそもお金持ちを優遇すれば、景気が良くなるんてのはウソであり、 破綻している。 亀井さん、小沢さんにはがんばってほしいし、 ま、古賀までは、いいとしても、平沼は、ダメじゃないかい？
04. 2011年4月21日 09:27:55: bWFvuWp34c ロートル担がなければこの国は再起不能か ?
05. 2011年4月21日 09:31:45: lRYfivAqeo ここは小沢さん、亀井さん、田中康夫さん達に頑張って欲しいね！！！ 与野党纏めるには、強いリーダーが必要です。管屑精神異常者にまかせていては、 国が持たない！！！
06. 2011年4月21日 09:53:16: GaerX0jM5g 01､02みたいなアホがまだいる。 何の為にコメントしているのかバレバレ。お笑い草だ！ しかし、政治家が小粒になった。 それもこれも官僚共の勝利なのであろう。官僚裁量型法律を乱造し自らは責任を取られないように、取られないようにと。 今回の原発問題も官僚共の怠慢は大きすぎるほど大きく、本来であればまず一番に責任を取る必要があると考えるがまったく陰に隠れて安泰の不思議。 国の行く末を真剣に考えられる政治家は今や小沢一郎氏をおいて他にいないのか！？情けない政治状況にある。 阿修羅で人気の亀井氏や鈴木宗男、田中康夫氏などもいるが、期待された野田や岡田、前原などまったくのボンクラでしかなかった。 ＞「アメリカと対等に渡り合って行くには、まず英語の喋れる総理でないとだめだろう」 と、投稿者は締めくくっているが、これには賛同できない。信念も理念も覚悟もない政治家では英語が喋れても害になるだけである。そんなこともわからないでどうする。過去も、今も、将来も、必要なのは本物の政治家である。 そして今そう思えるのは小沢氏をおいて他にない。01,02のようなクズばかりが多すぎる！！
07. 2011年4月21日 10:04:27: isJO6Ojr2E >01 まだこのようなアホがいるのか？ 早く洗脳汚染から 解除されろ
08. 2011年4月21日 10:11:23: PPAJr6WqwQ 河村名古屋市長も入れてください。 減税こそ今必要なな政策である。 自粛ムードを煽ることは、増税に耐えることになる。 今自分にできることは、消費を我慢して被災者に回すことだと思ってしまう。 巧妙な増税キャンペーンであり、減税つぶしである。 しかし、日本での内需の柱であるサービス産業は、消費と生産、所得が同時に生まれるものである。 たとえば、散髪屋さんである。 散髪をするという消費と生産を同時にすれば、散髪屋さんの所得も同時に生まれる。 この散髪屋さんの所得の何割かは、税収となって国庫に戻る。 残りはまた消費されて誰かの所得となる。 また、繁盛した散髪屋さんは店を改装する。 銀行家からカネを借りて大工さんに支払う。 大工さんに所得が生まれる。 この大工さんの所得の何割かは、税収となって国庫に戻る。 大工さんの所得は元々銀行が信用創造で作ったお金だから、その税収には税金は使われていないことに注目してほしい。 最初に消費者に減税したお金は、散髪屋さんから出発してぐるぐると誰かの所得になって廻り少しずつ国庫に戻る。 それだけでなく、銀行が信用創造したお金も誰かの所得となって国庫に戻るのである。 税収は最初に減税した以上に増えるのである。 だから減税は正しい政策である。 消費者も生産者も喜び、税収も増えて国庫も健全になるのである。 減税こそ善政である。 これは真理である。 名古屋市長こそ総理候補である。
09. 2011年4月21日 10:12:12: OCauYQJjTk 日本の借金は９００兆円！ 日本の国有資産６４０兆円！ もしもの時に使うのが６４０兆円でしょ？ 今の日本の非常事態は戦時下と同様と見るべきでしょ？ ６４０兆円の国有資産は非常時に使うため（埋蔵金も同じ）。 「今が日本の非常事態だ！！！！！」 ６４０兆円の支出を決断出来る政治家なら年齢に関係なく評価します。 財務省や悪官僚の言いなりにならない、小沢氏　亀井氏　田中康夫氏 他に悪官僚に操られない政治家がいれば列挙せよ！
10. 2011年4月21日 10:30:36: vEidsQqJCm 古賀だの平沼だのは御免蒙る。

11. 2011年4月21日 11:55:43: lsRZ1M8bbw なんで古賀？ なんで平沼？ 古賀の悪そうな顔はごめんだな。 平沼は。郵政のときは。かっこいいなあと 思ったが。すぐに自民党にもどったな。 木内は、もくもくと一人でがんばっていたな。
12. 2011年4月21日 12:22:54: 3xqOCgZ8dM ＞そして今そう思えるのは小沢氏をおいて他にない。 ＞01,02のようなクズばかりが多すぎる！！ 　　　　　　↑ これをアホの一つ覚えと言う。
13. 2011年4月21日 12:39:48: GaerX0jM5g >12 ↑ ほら出たクズが、また出るぞクズが、必ず出るぞ！クズが
14. 2011年4月21日 12:44:26: agol52DjiL すでに今現在が老人内閣なのだが。
15. 2011年4月21日 13:59:03: Wc85MLPW3M しがらみが少ない１・２年生の議員にやらせたら！！とにかく成りすまし議員を排除したい。
16. 2011年4月21日 14:24:55: DX5Ntj9RFs >>12 小沢がやっていること = 悪い事 としか思ってないから、不動産がどーだこーど言い出すんだろ。 不動産を買っているのは小沢だけじゃないし、そもそも不動産を買うことの何が悪いのかここではっきり説明してくれよ。
17. 2011年4月21日 23:29:14: mEDoM0uCGg ＞01 いまさら在りもしない政治と金の問題を蒸し返すな。 それとも、マスコミ関係者か？　しつこいぞ。 二度とお前らには騙されないから、消えろ。

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