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原発事故責任国民転嫁の菅政権東電救済策を糾弾 (植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/11/senkyo112/msg/664.html
投稿者 祈り 日時 2011 年 5 月 06 日 10:32:03: HSKePa2Cm.aPs
 

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-72ad.html
2011年5月 6日 (金)
原発事故責任国民転嫁の菅政権東電救済策を糾弾


 福島原子力発電所における放射能放出事故は、東京電力が福島原子力発電所の構造設計において、当然に想定しておくべき津波への対応を怠ったことにより発生した人災である。また、国は原子力発電所の運転許可に際して、地震や津波への対応を事業者に義務付ける責任を負っており、事故を発生させた責任は政府にもある。
 
 東京電力が引き起こした原子力事故は、原子力事象国際評価基準において最悪レベルである、「レベル7」に区分された。極めて深刻な影響を与える放射能を発電所外部に放出してしまったのである。
 
 人類史上最悪の放射能放出事故を引き起こしてしまったのであるから、その経済的損失は大きく、東京電力は事故を引き起こした当事者として、その損害を賠償する責任を負う。
 
 この判断の下で、東電による損害賠償の方法を、原子力損害賠償紛争審査会が検討を行っているが、適正な責任処理を行う提案が示されない可能性が高まっている。
 
 原子力損害賠償紛争審査会のメンバーは以下の通りであるが、多くの委員が経済産業省と深い関わりを有しており、経済産業省の意向に沿う提案を示しているからだ。
 
 大塚 直  早稲田大学大学院 法務研究科 教授
 
 鎌田 薫  早稲田大学総長 早稲田大学大学院 法務研究科 教授
 
 草間 朋子 大分県立看護科学大学 学長
 
 高橋 滋  一橋大学大学院 法学研究科 教授
 
 田中 俊一 財団法人 高度情報科学技術研究機構 会長
 
 中島 肇  桐蔭横浜大学 法科大学院 教授/弁護士
 
 能見 善久 学習院大学 法務研究科 教授
 
 野村 豊弘 学習院大学 法学部 法学科 教授
 
 山下 俊一 長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 研究科長
 
 米倉 義晴 放射線医学総合研究所 理事長

 田中俊一氏は原子力委員会委員長代理であり、政・産・官・学・電利権複合体の中心に位置する人物である。
 中島肇氏は裁判官出身の弁護士である。
 野村豊弘氏は経済産業省所管の産業構造審議会委員などを務めた人物である。
 山下俊一氏は、福島の原子炉で仮に爆発が起きても、放出される放射能はチェルノブイリの1000分の1から10000分の1だと断言していた、よく知られている御用学者の一人である。
 米倉義晴氏は、独立行政法人の理事長であり、やはり、利権複合体のインナーサークルのなかで活動してきた人物である。
 
 このようなメンバーで構成される審査会が、公正と正義に基づく判断を示すはずがそもそもないのだ。経済産業省が利権複合体の中核メンバーとして、東電救済のスキームを作成し、審査会の委員に根回しして、政府案を決めようとしているのだ。

 経済産業省は電力業界と行政と天下りの関係で、深い癒着関係を有している。経済産業省は電力業界への天下り利権を維持しようと考えており、このため、東京電力に適正な責任を求めずに、原子力事故に伴う損害賠償負担を国民に転嫁する提案を検討している。
 
 これだけの重大事故を引き起こし、そのうえ、自分たちの利権のために、電力会社を守り、電力会社の責任を軽減し、国民に負担を転嫁することが通用するわけがない。このようなふざけた提案を、もし、菅政権が示すなら、即刻、菅政権を退陣させなければならない。
 
 これだけの事故を引き起こしながら、なおかつ、大甘の責任処理を行うから、この失敗の教訓が活かされないのだ。
 
 津波の教訓も、マスゴミは、あえて1896年の明治三陸地震津波の事例を隠蔽するが、いまから115年前に三陸で発生した津波で、標高38メートルまで海水が押し寄せたことが記録に残されているのである。
 
 今回の津波では、これを上回る箇所が生じているが、津波の規模としては、ほぼ同規模であったと見られる。この規模の津波が岩手県で観測され、また、多くの地点で15メートルを超す高さの津波が観測されているのであるから、少なくともこの規模の津波を想定しておかなければならなかったことは当然である。
 
「想定外」の表現は、津波の事実調査を完全に怠っていたことを告白するものであって、免責に理由になりようがない。
 
 菅政権は、電力の安定供給を確保する視点から、東電を債務超過にしないなどとほざいているが、国民にウソをつくことはもうやめるべきだ。
 
 いま問われていることは、経営体としての東京電力の責任を問うのか問わないのかという問題である。これと、安定供給の問題は、完全に切り離すことが可能である。経済産業省が巨大利権を守るために、東電の経営責任を問わないようにするために、口から出まかせの屁理屈をこねまわしているだけに過ぎない。
 
 損害賠償は、まず、東電の資金を用いるべきで、債務超過になる場合には、株式価値をゼロにして全株政府保有にすればよい。一時国有化措置である。そのうえで、企業を再建すればよいのだ。電力の安定供給に支障が出ないように対応すれば、何の問題もない。
 
 株主が責任を負うのは当然のことであり、民間企業の社債である限り、経営が破たんすれば、債券の額面全額の償還が不可能になる場合は当然生じる。
 
 東電社債に政府保証が付いていたのなら、政府が補償しなければならないが、政府保証のない民間企業の債券であるなら、投資リスクは存在しており、そのリスクは投資家が認識していなければならないものである。
 
 今回の事故は重大であり、損害賠償金額もどこまで膨らむかまだ判明しない。場合によっては東京電力が債務超過に陥り、経営体としては破たんすることも考えうる。

 ここに原子力利用の負の側面、巨大なリスクのひとつが存在している。事業者が、本当にこのリスクを認識して、これまで原子力利用を進めてきたのかどうか。その点が問われているのである。
 
 ひとたび事故を引き起こせば会社が吹っ飛ぶ。この緊張感をもって、これまで原子力事業が推進されてきたのか。この点を考えねばならない。
 
 ひとたび、問題が発生した時に、再び責任処理も曖昧にすれば、何が起こるのか。それは明白である。
 
 原子力事業の恐ろしさを真正面から受け止めることなく、安易に利益追求、利権確保のために原子力事業に突進してゆくことになる。
 
 だから、絶対に、モラル・ハザード(倫理の崩壊)を引き起こさない責任処理、厳正な責任処理が必要なのだ。
 
 日本全国に54基もの原子炉が存在する。これらの多くが、その安全性に重大な疑問が持たれている。東電が事故を引き起こし、その結果、経営体としての東電が破たん処理に至ったとの現実が存在して、初めて、全国の電力会社経営陣に緊張感が走るのだ。
 
 安易に東電を救済してみるがよい。全国の電力会社経営者は、国民負担の上にあぐらをかいて、次の取り返しのつかない原子力災害を引き起こすまでの間、絶対的な安全対策など、絶対に講じることはないだろう。
 
 政府が検討している案が、公正と正義を欠いていることは、東電の株価に表れている。東電がぎりぎりの負担を強いられることになるなら、東電株価は必ず50円以下に下落するはずである。最終的にはゼロになる公算が限りなく高い。
 
 400円近辺で推移しているのは、政府の大甘東電救済策を株式市場が想定しつつあるからだ。
 
 最終的に決定権を持つのは主権者国民である。主権者国民には、総選挙の際の投票権がある。不公正で不正義な政策運営を行う政権は、主権者国民がつぶす。これだけは間違いない。個別の候補者ごとに、問題処理策に対する賛否を色分けして国民は投票することになる。
 
 福島の子どもたちに発がんの宿命を強制する一方で、事故を発生させた事業者を救済する政府を、いつまでも国民が許すわけがない。
 
 民主主義国家において、主権者国民の公正と正義を求める視点を甘く見てはいけない。国民は菅直人政権の不公正と不正義を絶対に許さないはずだ。

 

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コメント
 
01. 2011年5月06日 11:08:09: oWbillhalg
植草氏の言うとおり。微塵も間違いはない。

02. 2011年5月06日 14:01:37: rWmc8odQao
「ひとたび事故を引き起こせば会社が吹っ飛ぶ。この緊張感をもって、これまで原子力事業が推進されてきたのか。この点を考えねばならない。」

賛成です。デジャビュです。

いつか破綻することは分かっていた…
情報を多くもっている方こそ、そのことを知っていた…
でも、みんなで目配せし、黙っていた…
「最後は国が補償してくれるだろ」と思っていた…
バレたときの言い訳も用意している…
「音楽が鳴っているうちはダンスはやめられないもんだよ」

いい加減やめたいものです。
植草氏には「元凶」が見えています。がんばってください。応援しております。


03. 2011年5月06日 14:16:47: o6F4ff3tkc
■安易な電気料金値上げに走る前に原子力予算・埋蔵金を賠償に回せ
この大型連休中も、政府内では福島原発事故の被害者に対する損害賠償のスキームに関する検討が行われていた。
政府は連休明けの5月10日の閣議決定を狙うが、
やるべきことをやらずに電気料金値上げを急ぐ愚かな姿勢は糾弾されて然るべきだ。…
▼原子力埋蔵金はどれくらいあるのか?  数兆円規模ある。
環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長も主張しているように、
(財)原子力環境整備促進・資金管理センターには、電力会社が積み立ててきた
2種類の積立金(再処理積立金、最終処分積立金)が合計約3兆5千億円もあります。
核燃料サイクルを断念することで、その全部は無理にしても、特に再処理積立金2兆7千億円は賠償に活用できるはずです。
その他にも、原子力関連では様々な独立行政法人や公益法人があり、
例えば最大の日本原子力研究開発機構には年間1700億円もの予算が投入されていますので、
そうした原子力関連の法人の剰余金などはすべて賠償に用いるべきです。
次に、政府全体での原子力関連予算は、例えば今年度予算では合計4330億円にもなりますが、
それをざっくりと分解してみると以下のようになります。(中略)
つまり、原子力関連予算のうち約2300億円は、研究開発などの原子力推進のために使われているのです。
ちなみに、その中で核燃料サイクル関連の予算は520億円、放射性廃棄物対策の予算は170億円です。
今回のように甚大な原発事故が起きた以上、国民感情を考えれば原子力推進などとても無理なはずですので、
予算の執行を停止して、原子力推進のための予算のうち全額は無理でも例えば半分を賠償に転用するのは、
原発事故の責任を負うべき政府として当然の対応ではないでしょうか。
そして、原子力予算は過去10年を見てもだいたい毎年4000億円台前半であることを考えると、
今後10年も同じ規模が続くでしょうから、今後10年は毎年の原子力関連予算のうち1000億円を賠償に供すれば、1兆円になります。
これらの事実を考えると、政府がその気にさえなれば、数兆円の賠償減資を供出することができるのです。(後略)
http://diamond.jp/articles/-/12124?page=3

04. 2011年5月06日 15:27:43: wGaSu5Yb0U
東電がここまで居丈高に賠償上限論を言う裏には、案外旧自民政権との密約でもあるのではないか。

何かあったら国(=国民)が被るから・・・・
じゃ、今年の献金はこういうことに・・・

東電社長を証人喚問して、密約の有無を証言させよう。


05. 2011年5月07日 10:26:23: EJniQ3GxYY
今回の原発事故の責任は、東電と東電へ投資していた人たちに負わなければならない。そうしないと、役人は、必ず国民にツケを廻すからである。
マヌケな東電が「15mの津波」と言ったために、今後、原発の防波堤の基準は、15mになるであろうし、裁判所への差し止め訴訟も防波堤の高さが問題にされることになる。

本当に想定外だったのは、地震が起きて電源喪失した時に、保安員も社員も作業員も「ただちに」原発から逃げ出したことではないだろうか。

この対策のために、原発の周りに高い塀を設けて「ただちに」逃げ出せないようにし、地震のときに自動的に門がロックするような施設を作らなければならないのでは? また、ロック解除は、周辺市町村にゆだねることが重要である。なんてね。

原発運営は、ブラックジョークの世界ですね。


06. 2011年5月07日 20:06:19: wLBMgueseI
政府は、東電の原発事故の損害賠償を電気料金の値上げと増税で賄おうとしているが、賠償責任は東電にある。ダンプカーが暴走して民家に損害を与えた場合、その会社が損害の全額を賠償するのが常識である。賠償額が数兆円になるという試算があるが、東電が支払不能であるならば、国有化し、東電の資産を売却して支払うべきだ。それでも不足するならば、原発を推進してきた者に分相応の額を負担させるべきだ。政治屋、官僚、御用学者、マスゴミらである。例えば、原発を導入した親玉のナカソネ、初動ミスで原発を爆発させたトンチン菅、福島に原発を造ったニセ黄門、原子力これで委員会のデタラメ、放射能は健康に良いと言う御用学者、原子力の安全神話を国民にばら撒いたゴミ売りのゴロー、夕日のホシ、隔日のキシイら、原発利権に蟻のように群がった連中は、ごまんといるだろう。100億円寄付した孫氏と同額を寄付せよとは言わないが、分相応の額を出しても罰は当たらない。断じて電気料金の値上げや増税でお茶を濁してはならない。

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