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菅直人・枝野幸男コンビが隠蔽・捏造する「海水注入停止命令事件」と「逃げるが勝ち」の政治学(山崎行太郎)
http://www.asyura2.com/11/senkyo113/msg/579.html
投稿者 判官びいき 日時 2011 年 5 月 24 日 10:05:59: wiJQFJOyM8OJo
 

読者からのメールではじめて知ったのだが、一昨日(22)の産経新聞の「論壇時評」欄に僕の名前が出ていたらしい。だが、記事を見ないと、いったい、僕の何が記事になっているのか見当もつかない。最近は産経新聞を購読していないし、定期的に読む習慣もない。というわけで、産経新聞日曜版を探してみたのだが、近くの図書館にもなく、産経新聞の販売店を探してみたがその販売店が何処にもなく、仕方なく産経新聞埼玉支局に電話。浦和駅近くの高砂小前の高層ビルにある産経埼玉支局を訪ねて行ったというわけである。

早速、手にいれた産経新聞日曜版を広げて、問題の記事を探すと「時評論壇」という論壇時評欄に僕の名前が出ている。「『死んだ子供』と『子供の死』」というタイトルを見るまでもなく、僕が「月刊日本」に書いた「二万人の死者たちとどう向き合うか?」が取り上げられているではないか。筆者は元産経新聞記者の稲垣真澄さん。こんなことを書いている。

***待ち遠しいコラムというものはある。さしずめ山崎行太郎の『月刊・文芸時評』(月刊日本)はそんな一つだ。4ページという小さなスペースながら、文藝に限らない話題を幅広く取り上げ、ものごとを考え抜くことの楽しさと端正さを示してくれる****

僕は、自分の書く文章に読者がいるとは思っていない。読者がいようといまいと、そんなことには関係なく僕は書きたいから書いているつもりだ。すでに何回も書いたように、僕は自分の書くもの、あるいは自分の書いた文章の中の意見、主張、分析に対する読者の「共感」や「同意」を求めていない。

学生時代の愛読書の一つであった秋山駿の『内部の人間』の後書きに、「せいぜい二、三人の読者がいればいい」というようなことを書いてあったのを読んで以来、僕は、二、三人の読者にしか相手にされない、いわゆる「売れない本」に密かに憧れている。そこにこそ、もっとも読みたい、もっとも本質的な文章があると。

「売れる本」がすべてくだらないとは思わないが、「売れない本」や「売れない文章」の存在価値も、それなりにあると確信している。だから、稲垣さんの「論壇時評」の、過剰に好意的と読み取れる言葉は、かなり僕には意外であった。ああ、こんなところにも熱心な読者がいるのだ、と。むろん、ありがたいことである。

さて、菅直人・枝野幸男コンビが捏造・隠蔽する「海水注入停止命令事件」であるが、予想通り、責任転嫁に失敗すると、今度は「知らぬ存ぜぬ」「私は検討はしたが命令・指令していない」「・・・・・」の言い訳である。自己発生直後には福島原発の現場を視察し、しかも東京電力本社に乗り込んで、東電の幹部たちを怒鳴りあげ、官邸主導で陣頭指揮をとろうとしたのは、何処の誰か。菅直人と枝野幸男だろう。

それが、なんと、今になると、つまり都合が悪くなると「知らぬ存ぜぬ」というのだから面白い。もし、事故処理が迅速に進み、世界の原子力科学者たちが絶賛していたら、菅直人と枝野幸男は、なんと言っていただろう。おそらく手柄を「独り占め」(「二人占め」?)していただろう。結果的に、福島原発事故の処理は、失敗に次ぐ失敗の連続であった。

この大失敗の責任追及が始まろうとしているわけだが、一番先にその責任問題から逃げたのが、日本政府の最高責任者である菅直人と枝野幸男コンビであったという、あまりにもお粗末な「逃げるが勝ち」の政治喜劇である。僕には、事故発生後、必死に事故処理業務に励んできた技術者や東京電力、その関係者を批判する気はない。

つまり事故処理の失敗や不手際を、あるいは原発そのものを、反原発イデオロギー系の原子力科学者たちのように、結果論的見地から責める気はない。問題は、最高責任者たちの、政治責任から逃げ続ける「逃げるが勝ち」の政治学である。(続く)
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20110524/1306197350
 

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コメント
 
01. 無段活用 2011年5月24日 16:00:01: 2iUYbJALJ4TtU : UsExKLOGck
その言葉に信をおけない者に、責任ある地位を与えてはいけない。

言ったことが実際に成るから「誠」といい、その人は「誠のある人」と評価される。

この2人に、そのようなものは見られない。

これは、菅氏を首相の、枝野氏を官房長官の、それぞれの地位を許している国会議
員が責めを負うべき問題だ。菅首相を国民は最初から信任していないのだから。


02. 2011年5月25日 00:08:39: MUglOgINNh
管政府でまたまた繰り返された管や枝野の責任転嫁は、もはや歴史に名を残すレベルになっている。

しかし、「事故処理の失敗や不手際を、あるいは原発そのものを、反原発イデオロギー系の原子力科学者たちのように、結果論的見地から責める気はない」とは一体・・・・

原発を批判してきた科学者が、冷遇され圧力を受けながらも、その中で危険を指摘してきた通りの原発事故が起こり、その収拾の見通しも立たないこのときに、「イデオロギー系の・・科学者」などと色眼鏡で見ることしかできない人(文字通り悪い意味での「イデオロギー系の」人)が、管や枝野を批判したところで、うわっつらのものにしか見えない。


03. 2011年5月25日 08:30:40: DtCsI6Tk6E
菅も枝野も自分のとった行動に責任をもてないとんでもない奴だ。
だから幹事長のバカ岡田も連敗続きで責任をとろうとしない。

この3馬鹿トリオをなんとかしなくてはならない。
徹底的に晒して、追放したいねぇ。


04. 2011年5月25日 12:36:24: 8LTflWdhfU
>つまり事故処理の失敗や不手際を、あるいは原発そのものを、反原発イデオロギー系の原子力科学者たちのように、結果論的見地から責める気はない。問題は、最高責任者たちの、政治責任から逃げ続ける「逃げるが勝ち」の政治学である。(続く)

◎『問題の所在が何であるか』の認識によって問うべき問題と論点が異なってくるのだが、「反原発イデオロギー系の原子力科学者たちのように、結果論的見地から」という表現は、なぜか自分にとって素直に受け入れがたいニュアンスを感じる。 

その1 結果論として大きな事故になった。これはきわめて大きな問題だと認識する。
それは今までいくつもの事故による警告や学会・委員会での指摘があったにもかかわらず、原発推進側(産業界・官僚・天下・政治家)が安全・万全と言い続け、それらの警告を無視し続けてきた結果である。そして万が一の事故後の手順・対応さえも考えておらず、泥縄式の対応であり、忍従の限界を超えている。被災者の身になって考えてみよ。つまるところ、このような結果をもたらした原発推進側(産業界・官僚・天下・政治家)に何ら責任はないのか? 東電歴代役員のほか、歴代の安全保安院・安全委員会・推進してきた政治家の責任はないのか? 善後策とともに今後に向けて技術的な改善策が求められる。それと同時に、これまでの関係者の責任が重く問われなければならない。

その2 原発は推進すべきか否か。
エネルギー小国日本にとって神の日である原子力は必要である、との宣伝が安全神話とともに流布されてきた。(が、小出先生によれば資源量・資源年数としては少ないそうだ)。実は、その裏側では米国の極東戦略の一端として、日本を支配下に置くとともに核保有の動きを常に監視しておく必要があると判断されたのだろう。また、戦争当時、大学の研究機関も新型爆弾の研究をしていた。これらの研究者にしてみれば願ってもない研究の場を与えられたことになる。欣喜雀躍であったろう。
今後、原発をどうするかについては、@何年もかけながら完全廃止の方向へ進む A安全性をさらに追及しつつ部分的に運転する B安全管理をさらに高め原発立国として進み、海外にも積極的に売り込む、という選択肢だろう。たとえどの道を選ぶにしても万が一のリスクを覚悟し、どうしようもない廃棄物の処理に頭を悩ませることになる。核燃料の再処理・再利用の研究は、研究が進むほど目標年度が遠ざかると小出先生が行政監視委員会で説明していた。核廃棄物処理と核燃料再処理・再利用の研究機関は「核燃料再処理・再利用村」のようにならねばよいが。

その3 政治家の政治責任
 残念ながら原発について、また原発事故の対応について多くの知見を持った政治家は多くはない。だから信頼のおける人間を任命することで専門的な判断をしてもらうことになる。要は、本当に信頼に値する人間を選びぬいて招くことができるかどうかである。信頼して招いた人間の判断が間違っていれば、その人を選んだ者として当然の責任を負わなければならない。同様に、官僚も同様に責任を明確にすべきである。原子力安全保安院の業務内容や点検日時・手順・項目・内容などもすべて公開すべきだ。また起案したもの、決裁した文書を保管し、一定の期間後は公開すべきであろう。菅・枝野らは責任の所在を自分以外の者へなすりつけようとしているだけにしか見えない。一刻も早く辞めよ。そして四国へ行きましょう!

菅政権の皆様、お疲れさまでした。お薦めの旅をどうぞ。 http://www.junpai.co.jp/qa/
万が一閻魔さまに遭ったら口をへの字に結んでおきましょう。2枚あるのが露見すると抜かれます。


05. 2011年5月25日 15:13:12: 8LTflWdhfU
04 訂正します。
 天 下 → 御用学者
 神の日 → 神の火

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