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日銀国債引き受けで日本を復興させた高橋財政に学べ。アメポチ菅政権では無理だ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo113/msg/676.html
投稿者 ひょう吉 日時 2011 年 5 月 26 日 09:09:22: RdGoS4S9FGB2w
 

アゴラ より
http://agora-web.jp/archives/1333443.html

戦前期の日銀国債引き受けの実態

2011.5.24
池尾 和人(@kazikeo)


昨日、ツイッター上に、


高橋是清による国債の日銀引き受けは、国債を日銀に保有し続けさせ、国債のマネタイゼーション(貨幣化)を行おうとしたものではありません。
当時のベースマネーの動きを確認すれば分かります。
高橋是清自身は、日銀保有国債の民間金融機関への売りオペにも腐心していたのであり、
実際にも高橋財政期の1932-36年の間については、日銀が引き受けた国債のほぼ90%は、市中に売却されています。
史実を正確に確認することなしに、歴史から学ぶことはできません。
日銀引き受け=マネタイズ、というイメージになっているけれども、高橋財政期の実態はそうではなかったというのが史実


という旨を書き込んだら、多少反響があったので、もう少しちゃんと書いておきたい。

昭和恐慌の深刻化にもかかわらず、政策転換を果たせないままに行き詰まった民政党・若槻礼次郎内閣に代わって、
1931年12月に政友会・犬養毅内閣が成立し、高橋是清が大蔵大臣に就任する。
その後、36年に二・二六事件で暗殺されるまで、(ごく短い例外を除いて)高橋が大蔵大臣を続けていたので、1932-36年の間は「高橋財政期」と呼ばれている。

内国債の発行残高は、31年の48億5600万円から32年には56億0200万円に増加する。
国債大量発行を円滑に進めるために、32年の11月から国債の日本銀行引き受けが開始される。
高橋財政期における日銀引き受け比率は、国債発行額の80%以上を占めていた。
なお、高橋の死後(日中戦争が始まり、戦時体制下入りした37年以降)は、郵便貯金を原資とする大蔵省貯金部による引き受けが増大し、日銀引き受け(は絶対額では増加したものの、その)比率はむしろ低下する。

ここで留意すべきは、国債の日銀引き受けは「発行方法」の1つだという点である。
換言すると、国債の日銀引き受けは、引き受けた国債を日銀がずっと保有し続けることを自動的に意味するものではない。
それとは反対に、高橋財政期における日銀引き受けは、売りオペ(民間金融機関への売却)を前提として行われたものであった。
日銀は、速やかに引き受けた国債の市中売却を進め、高橋財政期中は、既述のように総引受額のほぼ90%を売却している。

このように実態的には国債は市中消化されていたので、国債の日銀引き受けにもかかわらず、国債のマネタイズ(貨幣化)は抑制され、
ベースマネーの増加も、それ以前の緊縮政策によって収縮していた分を回復させた程度にとどまっている。
ベースマネーが著増していくのは、高橋死後の戦時体制下においてである。

出所:藤野正三郎・寺西重郎『日本金融の数量分析』東洋経済新報社、2000年。

要するに、高橋財政期においてインフレが制御可能な範囲に収まっていたのは、国債発行について日銀引き受けという発行方法をとったものの、市中消化を基本としていたからであり、
国債のマネタリゼーションを行わなかったからである。
他方、敗戦直後に国債のマネタリゼーションが行われると、ハイパーインフレションが起こった。

ところが、1935年の下期以降、その市中消化に変調が生じるようになる。
この事態に直面して高橋是清は
「公債が一般金融機関等に消化されず日本銀行背負込みとなるやうなことがあれば、明らかに公債政策の行き詰まりであって悪性インフレーションの弊害が現れ・・・」
と懸念したと、『昭和財政史』は伝えている(富田(2005)からの孫引き)。
この言をみれば、高橋是清の業績を持ち出して国債のマネタリゼーションを主張するのは、全くの史実の歪曲であることは明らかであろう。

高橋は、市中消化の変調を受けて公債発行自体の削減を図ろうとし、そのために軍需予算の圧縮を求める。
そのことが、軍部の反発を買って、二・二六事件での悲劇につながることになる。

なお、以上のことを踏まえると、財政法第五条の但し書きの「特別の事由がある場合」とは、
国債の発行市場が機能不全に陥っているような場合という意味で解釈するのが自然だといえる。
特別の事由とは、大震災の発生といった話ではなく、何らかの理由で他の方法では国債の発行が円滑には行えないといった事態を指しているのであって、
その場合でも、日銀が引き受けた国債を持ち続けることを強制できることを含意しているわけではない(こうした解釈が多数説である点については、岩本氏のブログ記事も参照のこと)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【私のコメント】

今の日本の新聞では、戦前の高橋財政の成功が、軍部による赤字国債発行と混同されている。
世界恐慌に端を発する昭和恐慌の被害から日本を立ち直らせたのはこの高橋財政である。

多くの新聞は、『国債の日銀引き受け=悪』の一点張り。

これは歴史を正しく認識していない三流新聞記者のやることである。
もちろんこれには政府の圧力もかかっていよう。
さらにその裏には通貨発行益の独占を狙うアメリカの圧力もある。
菅直人はアメポチである。
そのアメポチ首相によって、日本の新聞が歴史を捏造している。

日銀の国債発行は悪ではない。
大切なのはそのタイミングである。

100年に一度の大災害に対して日本の菅政権はそのタイミングを失しつつある。
知恵も度量もないアメポチ政権では日本の復興はおぼつかない。
一刻も早い菅内閣の退陣こそが、日本の復興の第一歩である。  

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コメント
 
01. 2011年5月26日 10:25:18: SGsjiyrBiR
「昭和恐慌の研究」岩田 規久男著
本書は昭和恐慌研究を通じて、平成大停滞からの脱却の処方箋を提示して
いる。最終的に、昭和恐慌回復の決定要因は金本位制脱却と日銀の国債引
き受けの「2段階レジーム転換」であったと結論を述べる。

その結論に至るまでは、大恐慌研究との比較、経済学史、各種ジャーナリ
ズム、計量分析など、多角かつ緻密な議論を根気よく展開している。その
結論から導かれる現代日本への政策の提示は「日本銀行がインフレ目標政
策を導入し、デフレを阻止し、穏やかなインフレを目指すというリフレー
ション政策へとレジーム転換を図ることこそが、日本経済がデフレから脱
却して、再生するための不可欠の条件になる」

70年の事件を経て、歴史の起承転結がかなり明らかになってきた今、井上
財政の清算主義と、高橋財政の金融緩和の議論を見ていくのは非常に有意義
なことであろう。そして、現代の日本においてすら、この上なく似通った議
論がされていることに驚く(人によっては呆れる)だろう。
--------------------------
これはもはや古典的名著ともいうべきマクロ経済の研究書とも言うべき、
岩田 規久男著「昭和恐慌の研究」のアマゾンの書評である。この本は少し規模の大
きな図書館には大抵置いてあるだろうから、機会があったら手にとって欲しい。
既に十数年前から我が国のデフレの処方箋については論争があり、高橋財政の評価は
進んでいる。日本が唯一、世界から経済学的に評価されているのは1920年代の世界
恐慌から最速で脱出し得た高橋是清のリフレ政策の手腕であり、断じて、井上財政の
清算主義ではない。

財務省とそのスピーカーに過ぎない五流新聞の論調=『国債の日銀引き受け=悪』が
いかに知能の低い亡国論であるか、既に知的に論破されていることは
知っておくべきだろう。教養人なら必読である。


02. 2011年5月26日 10:33:31: SGsjiyrBiR
(誤)古典的名著ともいうべきマクロ経済の研究書とも言うべき、岩田 規久男著「昭和恐慌の研究」
(正)古典的名著ともいうべきマクロ経済の研究書、岩田 規久男著「昭和恐慌の研究」

03. 2011年5月26日 17:17:46: rWmc8odQao
「消費税は段階的引き上げを 学識経験者の報告書」
http://www.sakigake.jp/p/news/seikei.jsp?nid=2011052601000628

バカのひとつ覚え。増税。
高橋是清なら「バカなことを…」と一笑に付したことでしょう。
こちらも同じ反応しかできませんな。「その前にやることがあるだろう!」


04. 2011年5月26日 23:56:21: LrxcUWIiGM
>ひょう吉さん

ひょう吉さんが投稿した池尾氏の文章を読めばわかるとおり、
彼は、反リフレ派ですよ。

ひょう吉さんのコメントに敵対する立場の人ですよ。

そういう意味では、池尾氏の記事をなぜ投稿し、
タイトルも池尾氏の主張とは真逆のタイトルにしたのか不可解。
ひょっとして、池尾氏の文章を理解していない?

なお、私は、池尾氏ではなく、岩田規久男氏を支持するリフレ派です。
国債の日銀直受けも支持しています。

岩田規久男氏と池尾氏は、対立関係にあることを、ひょう吉さんは
理解していないのかも。


05. 2011年5月27日 01:17:26: Pj82T22SRI
>日銀国債引き受けで日本を復興させた高橋財政に学べ
>日銀の国債発行は悪ではない

日銀の国債発行??
高橋財政に学べ??

全く意味不明なコメントだが(多分、経済を理解していないのだろう)

上を読めば容易に理解できるように池尾和人は
高橋是清はマネタイズを目的として日銀引き受けを行わせたのではなく
円滑な国債消化を行うための一時的な手段として行った
(短期債の日銀引き受けと同じ)と言っている。

そして現状では市中で消化できるのだから
日銀国債引き受けは全く必要ない
OECDなど世界中の専門家が指摘するように、量的緩和を続けよ
(特にイールドカーブを変えるためFRBに倣って長期債に踏み込め)
ということだ。
日銀も、当然、それは考えているから、年度内には行うことになるはずで
市場は既に織り込んでいる


まあ、当たり前の話である


06. 2011年5月27日 06:58:03: LrxcUWIiGM
>日銀も、当然、それは考えているから、年度内には行うことになるはずで
>市場は既に織り込んでいる

どうかな。
リフレ派は、白川総裁らには、まったく期待していないようだが。

一例:

■日本銀行、東日本大震災でも金融緩和事実上ゼロ対応 (田中秀臣・経済学者)
日本銀行が経済学でいうこところの金融緩和をしているかどうかは極めて重要である。
なぜなら経済学の基礎的な知見と最近の観察によれば、日本銀行の金融政策の姿勢が、
1)国内の消費、投資、雇用などに影響を与える、
2)為替レートの動向に影響を与える(→円高にすすめば円高の利益よりも輸出企業、輸入競争企業へのダメージへ)、
3)震災復興のために必要な日本経済自身の体力の喪失につながるからだ。
金融緩和をしているかどうかは、簡単には日本銀行のバランスシートの規模をみればわかる。
バランスシートが拡大していれば金融緩和、縮小していれば金融引き締めと考えていい。
リーマンショック後、世界中の先進国がバランスシートの急激な拡大をしていたのに、
日本銀行は「もとから規模が大きいので特に増やす必要はない」と言い切った。
そのため他国にくらべて猛烈に景気・雇用が悪くなり、また円高が急激に進んだ。
今回の東日本大震災でももちろん日本銀行には経済の下支えのために金融緩和が望まれていた。
しかしそんな姿勢はこの日本銀行には微塵も観察できない。
数日前、このブログで日本銀行文学について解説したが、
まさに東日本大震災があってもいまやその震災前の状態に戻している。
これは驚くべきことである。
まったく日本銀行は東日本大震災を支えるための努力を放棄していると、金融緩和の見地からいえる。
・・・
連動して急激な円高に呼応した各国協調介入による一時的な円安は、
まさにこの日銀のバランスシートの縮小を後追いしているように急速に円高にふれている。
4月30日現在の日本銀行の金融緩和のスタンスは震災前とバランスシートが同じ規模になっているので、
「ゼロ回答」である。
しかも後刻書くが、国債整理的には今後、さらに1割以上のバランスシートの縮小が予定されている。
このままでは経済は知らないうちに日本銀行によってとどめをさされることは疑いない。
事実上ゼロ回答だが、実質的にはきわめて厳しい引き締めだ。
日本経済全体は無論のこともっとも弱い被災地経済は見殺しではないか。
亡国の中央銀行といって差し支えない。
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20110507#p2


07. 2011年5月27日 13:01:14: SGsjiyrBiR
そもそも通貨発行権(自分達で通貨を刷れる)を持つ
日銀の帳簿上のバランス・シートなど
どれほどの意味があるというのか。

このような問いに、決まって返ってくるのは以下のような台詞だ。
曰く、財政規律を乱せば、通貨価値が希薄化され
円の価値が下がる。国債の信用も下落し買い手がつかなくなると。
ハッキリ言って中学生以下の低脳ぶりである。
どうして彼らの知性はこんなに低いのか。
どうしてここまでバカなのか信じられない。

まず国債の信用価値の下落だが、識者は既に知っての通り
我が国の通貨である円も国債もその価値の源泉は
日本国政府の主権であり、両者の価値は等しい。
例えば某五流国家の格付け機関ごときが、日本国債の信用価値の格付けを
下げたということは、実質上、円の信用価値を下げたと
イクオールであるが、いつから格付け機関ごときが
為替レートを決定できるようになったのであろうか。
噴飯ものである。

また、そもそも海外の投資家に日本国債を買って貰う必要も無く
たかだか10数%の保有分などすべて売却して貰っても影響は無い。
国内はデフレ続きなので、市中銀行に低リスクの優良融資先など
存在する筈も無く、彼らが資金を死蔵させない為には国債を
買い続けるしかないからだ。国債の買い手に不自由はまったく無い。

またこれだけの震災に見舞われて、復興資金の為の財源確保も
できず、名目GDP成長率が大きくマイナスに振れるほうが
マクロ経済全体にとってダメージは大きく、金融緩和による通貨価値の
希薄化どころの話でない。そもそも円高で苦しんでいる
大多数の製造業にとって、円安になることは喜ばしいだけで誰も困らない。
通貨価値の希薄化とは為替レートが下がるという事に過ぎず
トヨタもキャノンも随喜の涙を流して喜ぶだけである。
役人の帳簿が綺麗になろうが汚れようがどうでも良いことである。


08. 2011年5月27日 18:59:15: Pj82T22SRI
>>07 日銀の帳簿上のバランス・シートなど どれほどの意味があるというのか。

日銀は、かなり気にしていて最近も増強したようだな


>大多数の製造業にとって、円安になることは喜ばしいだけで誰も困らない。

エネルギーや食糧からのコストプッシュインフレが急激に悪化すると
低所得者を中心に人々の生活を直撃することになる

最近CPIではダメだという意見が増えてきているように、
過剰な緩和による通貨信認の低下と投機の増加、
急激な円安や商品相場の高騰を恐れるのは
日本やドイツに限らず、どこの中央銀行でも同じだが
少し日銀は悲観過剰かもしれないな

資産構成が円に偏った高級公務員や年金老人が多いせいかもしれない



09. 2011年5月27日 20:05:21: SGsjiyrBiR
>>08
特に反論しないが、
日銀のBS論議について、更に付け加えておくと
日銀のBSが問題になり得るのは
国債の直接引き受けなどのリフレ政策に転じた場合
インフレを抑制するため市中から貨幣を回収するために
民間に売却する資産が十分なければ困るという局面のみ。
つまり引き締めができなかったらハイパーインフレになるとか
バカが良く言う懸念事項だ。

これに対する回答は、そんなに気になるなら政府に国債刷って
貰って贈与(あるいは増資)すれば良いというものがある。
また、インフレになって価値が低下する資産を買うのが嫌なら
上がる資産を買えば良い。
たとえば外貨はインフレになって円安になれば価値が上がるから
売却すれば購入時に散布した以上の貨幣を回収することができる。
またETFなど格式関係資産でも同じ。
それも嫌なら物価連動国債を買えば良いのだ。
これはインフレに連動して価値が上昇することが保証されている。
この文脈においても日銀のBSなど、どうとでもなることは
既に論議し尽くされている。
付利準備預金の金利を上げるのでも良い。

コストプッシュ・インフレはリフレ政策上は
確かにやっかいな問題だが、
そもそも需要不足を解決しない限り
売り手側の価格転嫁も不可能。放置しておけば倒産、リストラ、
失業、から更にデフレ圧力の強化へと悪循環は続く。


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