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なぜ沖縄に原発は存在しないのか (天木直人のブログ)
http://www.asyura2.com/11/senkyo115/msg/737.html
投稿者 七転八起 日時 2011 年 6 月 28 日 10:20:59: FjY83HydhgNT2
 

http://www.amakiblog.com/archives/2011/06/28/


発売中の写真週刊誌フラッシュ7月12日号に田原総一朗が例に
よって大胆な事をさりげなく書いていた。

 一つは、今でこそ自民党も含めすべての政党が脱原発を言い出して
いるが、実は福島原発が起きる前はすべての政党が原発を容認してい
たという。

 公明党は驚かないが、社民党や共産党まで容認していたとは知らな
かった。

 これが事実なら脱原発解散などお笑いになる。

 もう一つ、こちらのほうがより注目すべき発言なのだが、沖縄に原発
が一つも存在しない理由は、そこに在日米軍が集中しているからである
という。

 田原氏がどのような裏づけ資料でそう言っているのかは知らないが
なんとなく頷ける。

 しかし問題はなぜ在日米軍基地と原発が共存しないのかだ。

 その理由を田原氏は語っていない。

 米軍基地だけでも住民の反発が強いのに、これ以上住民の反発を招く
ことができないということだろうか。

 それはないだろう。政府、官僚には住民の気持ちなど一切視野にはない
はずだ。

 とすれば唯一の理由は米国が自らの軍人や施設の安全のために原発を認
めないということに違いない。

 日本政府や官僚が、国民よりも米国に顔を向けて仕事をしている。

 その証拠がもう一つ付け加わったということだ。

 しかし、さらに疑問点は残る。

 米国が明示的にそれを日本に命じたのか。それとも日本の政治家、官僚が
米国の意向を先読みして、進んで沖縄に原発をつくる事を自粛したのか。

 政府や官僚は真実を知っている。

 それを誰かが追及し、真実が国民に開示されなければならない。
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2011年6月28日 10:56:57: k1mFG50u9c
誰が考えても原発に1発食らえばソレで沖縄米軍は全滅だからだろう。聞かなくても自明のことだろう。

02. 2011年6月28日 11:12:52: 3DzJqv1zRw
有事の際、米軍基地が攻撃対象になる。
米軍基地そのものを攻撃するのも米軍基地を使えなくするのも、攻撃側からすれば同じ事である。
攻撃される側からみれば原発を攻撃されるより米軍基地を攻撃対象にされた方が被害も少なく防ぎようもある。
当然の帰結である。
日本、アメリカのどちらが望んだかではなく、狭い沖縄に原発と米軍基地は防衛上立地できない。
追求する必要などない常識だ。
裏付けもへったくれもない米軍基地と原発が共存しない理由は語るまでもない。
原発を攻撃されれば米軍のみならず沖縄県民は全滅だ。
そんな事も理解できない頭脳ならグラビア批評でもしてる方がいいんじゃないのか。

03. 2011年6月28日 11:22:24: EGaQ73B5yp
逆に考えると、「沖縄にも本土なみに原発をつくるべきだ!」という
原発誘致運動を起こして、現行の米軍基地や基地予定地のそばに
「建設予定地」を強引に決めてしまう、っていうのもアリかも知れないですね。

しかもプルサーマル発電を前提とした原発を5基並置するとか、とんでもない
原発建設計画を決めれば、米軍は徹底した「ゲンパツハンタイ派」として
アメリカ本土の反原発環境保護団体をどんどん沖縄に送り込んでくるでしょう。(笑)

そして沖縄からの進駐軍撤退の動きも早まるかも。(笑)


    「沖縄に原発を!」(笑)

 


04. 2011年6月28日 11:26:59: fhPless4Eg
03さん。めっちゃ、面白いです。

05. 2011年6月28日 11:41:39: 4QrbBRUHWw
03様 それいけると思う!(笑)。

 


06. 2011年6月28日 12:10:55: EGaQ73B5yp
>>03

沖縄には鉄道もなかったと記憶しておりますが(もし違ったらごめんなさい、
あこがれの土地なのですが、貧乏で行ったことがないのです)、
「沖縄にも本土なみに鉄道を! 本土なみに原発を!」という要求もアリかも。

たしか、レーニンだったと思いますが、「社会主義とは鉄道と電力である」
みたいな名言を残しましたよね。

レーニンは「社会主義」と言ったけど、これは近代国家としての生産力の
基本要件が鉄道すなわち、安価で合理的で効率のよい公共交通インフラと、
電力すなわち安価で合理的で効率のよいエネルギーインフラである、と
喝破したわけで、効率の良い近代国家を建設することこそが、
社会主義国家建設の、いちばん基本的な物質的条件である、という意味でしょ。

もっとも、この発言は100年くらい前のものであり、今はもう通用しない
かもしれない。通用するとしても100年前の鉄道や電力供給の様態とは、
似ても似つかない、格段に効率的なものに、いまは「進化」しています。

つまり、IBMあたりの超巨大なメインフレーム計算機にたくさんの入力端末を
接続して、計算機の計算時間を「タイムシェアリング」しながら、一台の
大型計算機でぜんぶの計算を集中的に担っていた時代はすでに大昔のものとなり、
それにかわってパソコンが普及したごとく。あるいは、電話局が一回線一通話で
集中管理していた通信事業が、インターネットという無数の通信網をもちいた
分散処理型で融通無碍のネットワークに置き換わったごとく。 電気エネルギーの
送配電だけみても、原発みたいなデカいプラントで集中発電して、それを上意下達
で配給するという古典的な方式は廃れ、パソコンとネットの融合のように、
小規模の無数の発電施設をスマートグリッドで網の目のように結んで融通無碍に
電気を融通するシステムに、置き換わりつつあるのが、世界の趨勢であれ、
文明発展の現段階です。

IT技術の出現で、ガチガチに固定化したインフラに逆にしばられてしまい
簡単に最新の通信システムを採用できなくなった老害国家(too-developed
countries)よりも、インドその他の発展途上国のほうが、最新のインフラを
難なく取り入れて、二階級特進みたいにインフラだけは最先端になった、という
事例もありますよね。 よくもわるくも、経済発展や社会インフラ整備が
本土よりも遅れをとってきた沖縄は、そうした大胆な飛躍を行える素地が
あります。

「沖縄に鉄道を! 沖縄に原発を!」という「本土なみのインフラ整備」を
スローガンにして、柔軟な姿勢でインフラの超近代化(=日本の水準を
はるかに超える最先端のインフラの整備)を追求してもいいかもしれませんよね。

ただし、ホントに原発を誘致するのではなく、沖縄の潮力・太陽光・風力など
恵まれた自然エネルギーによる分散型の生産拠点を、スマートグリッドで
結ぶという、そういう戦略性を秘めながら、口では「防衛上安全なアメリカ軍
基地の隣に最新鋭のプルサーマル原発を集中設置することにしますので、
これまでのように守ってくださいね」とリップサービスしながら、進駐軍と
東京土人政府の出方を見ていくわけです。(笑)


07. 2011年6月28日 13:03:38: gvs9zIkM4s
コメント諸氏の進言を待つまでもなく(笑)、沖縄電力は2009年から中長期経営計画の中に「小型原子力発電の研究」を盛り込んでいるよ。しかも今回の福島原発事故を受けても「研究は継続する」という。

云わずとしれた沖縄電力は、現沖縄県知事である仲井眞弘多氏が通産省(現経産省)から天下り、県知事になるまで経営トップに収まっていた会社だ。

私見だが沖縄電力の原発導入計画自体、「天木ブログ」が忖度するような政軍事的観点とは無関係で、単に沖電もまた「おいしい原子力ムラ」の仲間入りしたかっただけだろう。この期に及んでまやれるものならやってみろって感じか(山原鴉)


08. 2011年6月28日 13:31:02: 5u8ujsczu2
浜岡停止も米軍の為ですよね?

09. 2011年6月28日 14:15:18: EGaQ73B5yp
>>07さん、情報ありがとうございます。

沖縄現地での原発誘致の萌芽的な動きに対して、アメリカは、あるいは米軍は
どんな態度をとっているのでしょうね?

沖縄電力が着目している「小型原子力発電」というのは
どこのメーカーのどういう発電システムなのでしょう?

ひょっとして、今、本土の原子力村落で話題になっている「トリウム溶融塩炉」
なのかな? もしそうだとすれば、その方面の研究で一歩先んじている(?)
中国あたりの発電システムを導入する、という可能性だって、もし安全性と
コストが優れていれば、あり得るわけですね。(だって本土の54基の原発は
アメリカという外国製の原発ですからねえ……。)

沖縄がシナの原発なんぞを導入すると、かりに決めたとしたら、こりゃ
大変ですわな。(笑)

だけど、米国製の原発の導入を決めても、やっぱり大変ですわ。
 
だって、地震や津波はともかく、沖縄戦で死んだ亡霊が原発を破壊して
メルトダウンとかになったら、沖縄版の「トモダチ作戦」(沖縄固有語で
ともだちは「どぅし」だから、「どぅし作戦」ってことになる)で
すぐそばのアメリカ進駐軍の連中が、被曝かくごで動員されるだろうから。(笑)

沖縄版「トモダチ作戦」は現地語だと「どぅし作戦」ですね。
英語ならさながら「Operation Dose」になる。「dose」といえば被曝線量を
指す言葉ですわな。(笑)


10. BRIAN ENO 2011年6月28日 14:25:59: tZW9Ar4r/Y2EU : GkP4o9Xp4U
軍事的に何が強烈なウイークポイントになるのかは、
皆さまのコメントで自明であるが・・
その強烈で究極の軍事的ウイークポイントが
わが国には、54ポイントもあるのである。

軍事専門家、自衛隊、防衛官僚はなにをやっているのかな・・

そんなこと、お子様でも理解できること・・

それを知っていて、推進してきたということは、
軍事的に極めて弱い国家をつくろうと
努力してきたわけであり、
莫大な防衛費は、
軍事マニア、兵器オタクのコレクションだったということになるな・・


11. 2011年6月28日 14:46:58: EGaQ73B5yp
>それを知っていて、推進してきたということは、
>軍事的に極めて弱い国家をつくろうと
>努力してきたわけであり、
>莫大な防衛費は、
>軍事マニア、兵器オタクのコレクションだったということになるな・・


エネルギー戦略上も、軍事および対テロ対策上も、
日本を非常に脆弱な対外依存のジャンキー国家にしてきたことに
異議も唱えず黙認してきた「防衛庁」「防衛省」は
じつは「防米庁」とか「亡衛庁」と書くべきものを、
単に誤記していたわけですね。(笑)


ちなみに、つまらない妄想ですが……

共産党が「山村工作隊」(笑)路線を突き進んでいた時代に
もし今のように大量の原発があったら、「山村工作」大勝利で
とっくに日本は共産党独裁国家になってたかも知れませんね。(笑)

ただし、「山村工作隊」が全国の漁村の原発を襲っていたなら、
今ごろは奇形児ばかりの共産主義国家になっていただろうけど……。


12. Ryukyuan.isao-pw 2011年6月28日 23:41:05: YrP2vZDuHZBQs : lcClvzBJiI
沖縄電力の前身は米軍の発電所と各地区に分かれた配電会社のネットワークでした。
つまり1972年までの沖縄(米軍占領下)では発送電分離の米国式でした。
沖縄の施政権返還に伴い日本の地域独占制の沖縄電力が誕生したのです。
米軍の基本方針は電力を米軍が支配し民間用の電力使用をコントロールする事で反米運動を抑える事でした。
1972年以降、電力使用が自由になった事で例えば住宅のクーラー使用にも支障の無い200ワット配電が普及して電力需要が拡大し次々に火力発電所が建設されましたが長期的には発電能力の限界に近づきつつありますので沖縄電力は原発計画を具体化しつつあります。
米国は最近まで日本の原発管理能力を信頼していましたが福島原発の実態を知って驚いた筈です。
これが浜岡原発停止に至った米国の圧力ですし、平田オリザがうっかり漏らした様に福島原発のメルトダウンで発生する大量の高濃度汚染水を貯蔵する施設容量の限界を見越した低レベル汚染水の海洋投棄を強硬に主張した理由です。
従って今後は沖縄電力の原発計画にも反対する筈です。
その場合は逆に沖縄電力側が米軍基地への電力供給を制限する、或いは安定的供給が困難になると主張する筈ですから米軍の運用に支障を来し撤退圧力になる可能性も有ります。
そういう悠長な議論よりも福島原発処理と放射能汚染地区の被曝量抑制、除染に総力を挙げて取り組む事が急務でしょう。
現状のままでは福島県半分は永久に人が住めない事になりかねません。
★どうなる原発処理!どうする福島の未来!
http://isao-pw.mo-blog.jp/isaopw/2011/06/post_2607.html

13. 2011年6月29日 02:40:43: 1qmOy4Hy0U
>>08のコメントを見て思いついたんだけどさ、
浜岡原発って停止させた後で、「壊れた」って発表されたよね。配管に海水が逆流したとかって。
本当は管の「浜岡を止めます」の大げさ会見よりも前にすでに壊れていた(止まっていた)って可能性ない?
確か管の会見より少し前に静岡辺りでけっこう大きい地震あったよね、6とかの。
その(津波のない)地震で浜岡が「壊れてた」なんて事がばれると大騒ぎになるから、
ああいうイベントをセッティングした、ってありそうじゃない?ありえるね?

14. 2011年6月29日 07:26:21: XqNmKqgx4Q

沖縄地域振興で金が落ちているが、
原発推進で金をバラまくには、
さすがにバカな本州人みたいに懐柔できなかったのではないか。

生きるのに金が必要だが、目先の利益優先で、
こんな国になっちゃった。
国家の未来図、理想から遠くなって、危機を招いて、
改革勢力はつぶされるばかりだ。


15. おっさんZ 2011年6月29日 08:57:19: vf1pLsPn/FgHY : G5q49oTzcE
核施設は必ずしも軍事的ウィークポイントにはならない、何故ならば侵略する場合、核に汚染された国土には一文の価値も無いからだ、よって、核施設を攻撃するのは相手の戦闘力の殲滅を図る場合、つまりは沖縄原発がマズいのは「米軍が先に攻撃する場合」という事だ、沖縄を侵略する場合沖縄原発はウィークポイントにはならない。

つまり、沖縄に原発が無いのは、単に米兵が原発の傍に住みたくないからだ。

だってそうだろ?、米軍が攻撃されるほどの戦争ともなれば、米軍の核兵器や原子力空母・原子力潜水艦(潜水している物を除く)は真っ先に攻撃される、「先ず相手の核戦力を破壊せよ」は現代の軍事常識だからねえ。
と、なれば、今更原発が有ろうが無かろうが、軍事的には大して変わりないんだよ、日本人がいくら死んでも「米軍にとっては猿が死んだのと同じ」だしね。


16. 2011年6月29日 11:24:28: TMTNsWJkVo

今度の「福島原発破壊」は、
安全対策のコストかけないで、何もできなかったということ。

ロボットも使えない。現場の作業員は悲惨な状態だろう。
これから、暑くなるし熱中症で作業員は倒れるのでは、
それにしても、どう収斂させるつもりだろう。

原発担当大臣の細野さんも、わからないだろうな〜


18. 2011年6月29日 17:05:17: SBztI6XWSY
>>06 数年前やっとゆいレールだとかいう
モノレールが開業したから
厳密に言えば鉄道は存在することになるのだが。
ゆりかもめみたいなやつだが。

鉄道不毛地帯から脱却したけんども。

沖縄に普通の鉄道はいらんわな。


しいて欲しいと思うのは、LRTかな。
富山ライトレールみたいなやつ。

あれなら作れば喜ばれるよ。


19. 2011年7月01日 00:11:32: aDCFW5U7yg
ったくもう、普段、沖縄なんぞに関心なく、それどころか自分の日常身の回りにも関心のない徒輩が、「沖縄=米軍=中国」なんて、オツムに変なスイッチが入るのだろうが、原発と鉄道何の関わりがあるの?この>>16のようなうすらバカニート風情が。

沖縄は米軍基地とトロピカルな青い海しかない「米軍基地からのカネと日本の援助で息ついている貧しい風土」なんて刷り込み、いったい誰がしたの?

沖縄戦(1945年)で壊滅させられるまで、沖縄には鉄道(軽便だったが)があり、多くの駅舎があり、路面電車が走っていた土地柄だったこと、どうでもいいのか?

モノレールも沖縄側から「陳情」したものだと思っているのかい?沖縄が本土復帰にあたり要望していたのは、戦前のような「鉄道」だったってのも、どうでもいいか。

あのね、沖縄戦(1945年)で壊滅させられるまで、日本(薩摩)の侵略[1609年)以前からすでに沖縄は「馬」社会だったの。、沖縄(本島)には村々に駅逓制度がしかれ、駅舎には替え馬が準備されている風土だったの。なにしろ沖縄には、貿易品として売るほど馬がやたら棲息していた風土だったから。(一家に一頭馬社会)、これが昔の沖縄の実相。

半島亡命勢力に牛耳られた日本のように穢多(エタ)とか非人が存在するカースト社会じゃなかったから、士族に限らず百姓、女子供でも馬に乗って遊び興じていた社会だったの沖縄は。競馬は庶民の楽しみの一つだった。

道は泥道じゃないぞ、砕いたサンゴ石、石畳で舗装され松並木で化粧された大道(今でいう国道だ)が整備されていた風土だ。薩摩は琉球侵略の際、何に使うつもりだったのか知らんが石畳を引っ剥がして掠め取っている。

どうして、もとより貧乏な国を侵略する金持ち国があるの?侵略されて豊かになった国は皆無であること、どうして分らないのか?日本は東アジアの国際色豊かだった交易国家を日本の一貧乏県に貶めたんだぜ。

琉球史は、高麗朝鮮、明中国、東南アジア諸国と比べ、室町幕府政権下の日本は「猜疑心が強く」「豊かでもないくせににしみったれである」と、記述している。今の日本と変わらないな。

現在の韓国人の夜郎自大さを笑う日本人だが、規模こそ小さいが江戸より余程綺麗な街並みが東アジアにあったってこと、ま日本史は倭人史に関心ないのは当然だろうが。

北畠親房も言っている「我等倭人に非ず。倭人如きと一緒にするな」
原発がらみなのに脱線して申し訳なし(山原鴉)


20. 2011年7月01日 20:13:14: yxstEvnWG6
>>19
情報、感謝です。


こういうことがあったようです。

=引用開始=


1968年、
米軍原子力艦船による佐世保港の放射能汚染問題に端を発し、
沖縄に自由に出入港している米軍原子力艦船の放射能汚染問題が
マスコミに大きく取り上げられ社会問題となったため、
琉球政府は衛研の施設の強化と測定機器の整備を行ない、
測定を開始した。

復帰後は、アメリカ軍の原子力潜水艦がしばしば
那覇港やホワイトビーチに寄航する事情から、国の方針により、
国の委託業務として、県内沿岸水域で、
バックグラウンド放射能調査が実施されるようになった。

衛研には、新進気鋭の物理学学士数名が採用され、
機器も揃えられて態勢は万全である。
中国の核実験の度ごとに雨水、浮遊粉塵、降下煤塵中の放射能測定、
環境中の放射線量率を測定し、そのデータを行政当局に報告する。
骨の折れる仕事を黙々とこなし、マル秘扱いで情報を主管課に届ける。

衛研は、科学的な調査研究を主務とする県庁の出先機関であり、
行政的な判断と対外折衝は主管に委ねなければならない。
事が国の施策に関わることで、
鬼も怖がる放射能の問題の場合はなおさらである。

ところが、1973年、
どこから漏れたか(あるいは新聞記者のスクープか)、
沿岸のシャコ貝やハリセンボンからCo−60が検出されて、
これが新聞紙上で大きく取り上げられたため、県内が揺れた。

県内各地の魚市場が大混乱。小魚まで売れなくなって、大騒動。
公害衛研は主管課の指示で早急に各漁協を通して
魚市場の魚を集め、徹底的に調査測定した。

その結果、市場の魚介類は放射能汚染は全くゼロであることがわかった。
それは当然ともいえる結果で、
もし魚市場の魚介類に一匹でも放射能が見つかれば、
それはもう那覇港やホワイトビーチを遥かに越えて
沖縄県全域の汚染あるいは地球規模の大量被爆をも
疑われる大惨事を意味する。

県の正式の報道によって事態は沈静化し、魚市場も活気を取り戻した。
一般に、放射能による事故や公害は、
他の物質による環境汚染とは違って、恐ろしく人心を撹乱する。

原因(物質)と結果(症状)との間のルートが
普通の追跡方法では確証できないし、
人体の皮膚という防壁を簡単に通り越して、
骨の髄まで到達してしまう強力な害作用は防ぎようがない。

広島・長崎で経験したように、福隆丸が被ったビキニの灰のように、
影響を人体から取り払うことも不可能だし、徐々に命を蝕まれていく。 

チェルノブイリの原子力施設の大爆発によって、
いまだに500万人以上の人たちが放射能を含んだ水・食物を取り入れて
死の恐怖に怯えている事態からも、
人々は放射能に関しては敏感に反応する。

1980年、衛研が新装成った大里の庁舎に移転して間もなく、
今度は、勝連町にあるホワイトビーチに寄航した
米軍の原子力巡洋艦「ロングビーチ」から排出されたと考えられる
放射能がキャッチされ、大問題となった。

衛研は、モニタリングポストを
那覇港とホワイトビーチの海水と海底土に常時設置しているが、
海水系から通常の平均値より3pcsほど高い
放射線が検出されたのである。

県内がまた沸いた。東海岸の魚がまた暴落した。
衛研の放射能調査班が出動した。
水や泥や魚など疑わしい物が片っ端から調べられた。
複雑で時間のかかる解析の結果は逐次主管課に報告され、
最終的に、重大な環境汚染はないとして、広報された。

ところが、同じ年、今度は勝連岬から南東80マイルの洋上で、
ソ連の原子力潜水艦が火災を起こして突然浮上する事故が発生。
県民だけでなく全国民を震撼させたのである。

衛研の宮国・州崎・新城ら放射能調査班は、
急遽、鹿児島県沖まで曳航されるソ連の原潜を追跡しながら
徹夜で放射能漏れをチェックしたり、YS−11に搭乗して、
空間線量の測定に邁進した。

彼らの働きについては、
県民の誰もしらない隠密行動であったが、
チョウケイ所長は手を合わせるように県民に代わって彼らを称えた。
国民の不安は間もなく解消された。

=引用終了=
引用元:「琉球衛研物語」「§39.魚介類のコバルト汚染問題」
    http://ryukyueiken.web.fc2.com/section39.html


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