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◎「脱原発解散」の野望は封じ込め可能だ (永田町幹竹割り) 
http://www.asyura2.com/11/senkyo115/msg/766.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 6 月 29 日 07:47:35: igsppGRN/E9PQ
 

◎「脱原発解散」の野望は封じ込め可能だ 
http://thenagatachou.blog.so-net.ne.jp/2011-06-29
2011-06-29 07:40 永田町幹竹割り

 「米帝国主義は日中両国人民の共通の敵」と発言したのは日本社会党書記長の浅沼稲次郎だが、政界ではもはや「首相・菅直人は与野党共通の敵」となった。追い詰められた菅の表情は狼狽(ろうばい)と焦燥感に満ちたものとなっており、その精神状態も政治家にとって一番重要な平衡の感覚(センス・オブ・プロポーション)に欠けるに至った。両院議員総会で禁じ手の「脱原発解散」に、露骨にも言及せざるを得ないほど追い詰められているのがその証拠だ。しかし、実際に解散ができるのか。また解散をして勝てるのかというと話は別だ。感情論で国政の選択をするほど国民は低レベルかということだ。

 とにかく事態は異常だ。首相が与党の両院議員総会でつるし上げを食らい、それに先立つ役員会では首相批判が繰り返される。与野党国対委員長らは菅の体たらくを嘆き合う。心ある閣僚からは公然と“一本釣り”批判が出される。これに対して前日は「脱原発解散」の質問にあえて答えず含みを残した菅が、今度は両院議員総会で「エネルギー基本計画の見直しも含め、エネルギー政策をどのような方向に持っていくかは、次の国政選挙でも最大の争点、議論になるのではないかと思っている。後世に禍根を残すことのないよう、残された期間の中で、原子力行政の方向性だけは示したい」と脱原発を争点にした解散の可能性に言及したのだ。

 菅の最後の生き残り戦略は「再生可能エネルギー買い取り法案」での与野党攻防を軸に解散ムードを盛り上げ、最終的には「脱原発」の是非を問い解散に持ち込もうというものだ。浜岡原発停止で8割の支持があることを背景に選挙を打てば、勝って政権を長期に維持できるという“野望”がある。しかしことはそう単純ではない。四面楚歌の中でそれが可能かということだ。財務相・野田佳彦は、エネルギー政策を争点とした衆院解散について「あり得ない。あってはならない」と反対する考えを示した。幹事長・岡田克也も「これだけ多くの被災者を抱え、解散をしている時間はない」と否定した。主要閣僚と幹事長が反対する解散を断行できるだろうか。恐らく野田は菅が解散しようとすれば解散詔書への署名を拒否するだろう。拒否する閣僚は6〜7割に達するだろう。菅は拒否閣僚を罷免して自ら署名しなければならない。そんな荒療治をする余力があるかどうかだが、自民党総裁・谷垣禎一が述べたように「政権はもはや暴走状態にある」。何をしでかすか分からないところが不気味なのである。

 では解散を断行できたとして、選挙に勝てるかだ。まず再生エネ法案を脱原発に結びつけられるかというと、無理がある。企業や多くの一般家庭などから恒常的に余剰電力を買い取れるようになるには10年から20年かかる長期課題だ。一方脱原発は運転休止中の原発再稼働問題と密接に絡んだ喫緊の課題だ。長期と短期をごちゃ混ぜにして「まやかしの解散」をしようとしても国民がだまされるかどうかだ。民主党のマニフェストを信用して2人の首相から「えらい目」に遭っている国民は疑ってかかるだろう。ましてやエネルギー問題は国家経営の基幹に関わる問題であり、原発事故の灰燼(かいじん)も収まらない段階で、大衆の感情論のみを頼りに選挙の争点にしてはならない。再生エネ法案も国家百年の計を視野に真摯(しんし)に議論すべき問題であり、政争の具にすることは邪道だ。だいいち菅は、自らベトナムに原発を売り込み、昨年6月の閣議決定で2030年時点での総電力に占める原子力の割合を50%にした張本人ではないか。原発の「大推進論者」が、手のひらを返したように脱原発を唱えても誰も信用しない。

 また脱原発をシビアな争点にしようとしても、民主党内は原発推進論者が多く、逆に自民党内にも河野太郎のようにエキセントリックな反原発論者もいる。各党とも対立軸にしにくいのだ。もし解散に踏み切れば自民党も「将来の課題としての脱原発、自然エネルギー導入」を打ち出せばよい。安全な電力供給源が出来ればそれに越したことはない。誰も否定できるものではない。菅が脱原発を主張して「脱原発新党」でも作るかどうかだが、そんなエネルギーは、いくら孫正義が応援しても残っていまい。ついて行くのは防衛相・北沢俊美、法相・江田五月、亀井静香くらいしかいまい。従って「脱原発解散」が成り立つかどうかは菅側近が苦し紛れの謀略情報として流した側面があり、現実には難しい。しかしひょうたんから駒の「解散暴走」を止めるのもなかなか一筋縄ではいかないところが問題なのだ。
 

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コメント
 
01. 2011年6月29日 08:25:55: LykbpkPoOI
日本の国民のレベルの低さなんてわかってるじゃないか。脱原発ならいけるよ、
菅。政界再編だ。がんばってくれ。

02. 【タヌキ腹組“ぽんぽこ”】 2011年6月29日 08:44:28: SM2DPWDDuBDzg : AdKaaFvNBE

★“脱原発派”は、“全原発の即時停止”を喫緊の目標にすべし!

“原発 全部止めたら、電力 不足!”は原発推進派の神話!!・・・・・

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■街の弁護士日記 2011年6月12日 (日)
“夏の電力不足心配なし 『たね蒔きジャーナル」6月9日”
http://moriyama-law.cocolog-nifty.com/machiben/2011/06/69-1672.html

「原発を止めても電力は足りる」(たね蒔きジャーナル6月9日 小出裕章氏インタビュー)
やっぱ、情報源は、テレビ・新聞よりラジオだなぁ。
電力不足の話は8分30秒くらいからです。
できれば、全編お聞きになるのもよろしいかと。
なお、中日新聞の「特報」(5月12日)記事は東電の発電能力を6130万キロワットと試算しています。これも、ご参考にされるとよろしいかと。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■悲惨を極める原子力発電所事故―終焉に向かう原子力(第11 回)講演
2011年 4月 29日 <小出 裕章(こいでひろあき):京都大学・原子炉実験所>
http://chikyuza.net/n/archives/9063

〜〜〜X.原子力からは簡単に足を洗える

原子力は即刻やめても困らない
日本では現在、電力の約 30%が原子力で供給されています。そのため、ほとんどの日本人は、原子力を廃止すれば電力不足になると思わされています。また、ほとんどの人は今後も必要悪として原子力を受け入れざるを得ないと思っています。そして、原子力利用に反対すると「それなら電気を使うな」と言われたりします。福島原発事故が現在進行中であるのに、原発を止めると電気が足りなくなる、豊かな生活ができなくなると思う日本人は多いようです。
しかし、発電所の設備の能力で見ると、原子力は全体の18%しかありません。その原子力が発電量では28%になっているのは、原子力発電所の設備利用率だけを上げ、火力発電所のほとんどを停止させているからです。原子力発電が生み出したという電力をすべて火力発電でまかなったとしても、なお火力発電所の設備利用率は7割にしかなりません。それほど日本では発電所は余ってしまっていて、年間の平均設備利用率は5割にもなりません。つまり、発電所の半分以上を停止させねばならないほど余ってしまっています(図14参照)。〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■4月29日 小出裕章氏&広瀬隆氏 講演

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/04/29/meiji-apr29/


03. パルタ 2011年6月29日 09:12:30: BeExvDE2jO5d2 : fhqMEypoT6
自民党が暴走しないという保証はないだろう。彼らは原発護持派そのものなのだ。
与野党共通の敵というが、菅が辞めれば民主に協力するというのがどれだけ危険な提案か分かっているのだろうか?
自民が潰そうとしたのは菅一人ではない。問責決議に上がったのは仙石とてそうだし、小沢も献金問題で追及され続けた。
民主党がほんまに脱原発政党なら菅が辞めれば自民の協力を得られる訳ではないんだよ。
自民と民主の共通の理念、目指すものって何やねん。
自民党と一緒にやっていけるのなら、何故自民党政権に協力しなかったのか?
その理由は何?安倍さんや福田さんや麻生さんに協力しなかった理由は?
軍需産業と原発護持勢力を基盤とする者と一緒にやるという事がどれだけ危険か理解しているよな?
民主党に問われているのは自民党とどれだけ妥協できるかではない。どれだけ非妥協的闘えるのかだ。仲良くするのは楽だけど、民主党には譲ってはならない一線があるはずだ。

04. 2011年6月29日 09:22:28: 3DzJqv1zRw
「まず再生エネ法案を脱原発に結びつけられるかというと、無理がある。企業や多くの一般家庭などから恒常的に余剰電力を買い取れるようになるには10年から20年かかる長期課題だ。一方脱原発は運転休止中の原発再稼働問題と密接に絡んだ喫緊の課題だ。長期と短期をごちゃ混ぜにして「まやかしの解散」をしようとしても国民がだまされるかどうかだ。」

{「脱原発解散」が成り立つかどうかは菅側近が苦し紛れの謀略情報として流した側面があり、現実には難しい}

封じ込める必要があるのか?
再生エネ法案を脱原発に結びつけるのは無理と決め付けているが、思慮が足りない。
長期と短期の問題
再生可能エネルギーは長期にわたって取り組み将来100%になるまで何百年も努力すべき課題。そのための環境づくりの法案と言ってよい。

短期は選挙で脱原発の意思表示をしめせば原発廃止の法案を作れば済む事である。

電力不足のアピールこそ電力会社のまやかしである。
未だかつて消費電力ピークの数字が火力+水力の発電能力を超えた事は一度も無い事実だ。

原発問題が国民の生命に直接関わる問題になってしまった現在、政治家の動機がどうあれ国民は選挙によってそれを選択したいと思うのは当然である。
「脱原発解散が成り立つかどうか現実には難しい」
理解に苦しむ。

昨年6月の閣議決定で2030年時点での総電力に占める原子力の割合を50%にした。
これは鳩山が暴走してCO2排出25%削減と国債公約してしまったから原発50%と再生可能エネルギーのセットで達成を目指したものだ。
3.11以降事情は完全に変わってしまった以上、方向転換するほうが懸命な判断であろう。
決めた事は絶対に変えないと原発50%へ突き進まれたらそれこそ暴走だ。

脱原発なら管を支持する。


05. 2011年6月29日 10:44:59: mB90ARhb32
元々菅支持ってか、アンチ小沢じゃん

06. 2011年6月29日 11:46:40: 6mp0wtFJYz
脱原発、結構な事だが果たして国民は菅を、そして民主党を信用するのか?


菅が原発の即時停止を言うのか、計画的縮小を言うのかは分からないが、前者なら野党は計画的縮小を掲げ、後者なら対立する事はないだろう。


対立軸が無ければ投票は民主党政権に対する通信簿が判断材料の大部分を占めるだろう。


マニフェストを破り捨て、既得権グループ主導の内部抗争に明け暮れた菅政権に合格点を与える国民は少数だ。


まだ多少はましに見える自民党へと票は流れる。


メディアの軸足も計画的縮小に置かれるだろう、計画を考えるフリをすれば、国民はすぐに忘れる事を知っているし、そうなるように仕向けるのがメディアの仕事だ。


既得権グループにとっては小沢氏以外なら、どの政党が政権をとろうが構わない、というのが本音だ。


07. 2011年6月29日 18:43:12: L2l2Ox7LpA
脱原発と自然エネルギー買取法案とは全く関係がない。

福島原発事故以前に作られた法案だよ。目くらまし程度の効果を狙ったものだ。


08. 2011年6月29日 21:27:27: U33M4cU1VE
原発原発で、
もはやすっかり震災のことなど忘れ去られてしまっている件。

ペテン師が何を言おうとペテンでしかない。
菅が何をお題目に掲げようが関係ないし、意味もない。聞く耳は持たない。
ただ不信任あるのみ。

民主党員は生き残りたければ、自分の力で血路を開け。
誰も助けないぞ?
死なば死ね。自己責任だ。


09. 2011年6月30日 00:11:04: 7ZYi0QQwXg
勘違いされている人がいます。自民党支持者の中にも脱原発支持者がかなりいるということ。もちろん、その他の野党支持者にも。スッカラカンが言い出さなくても、だれでも考ますよ。自民党なら、経済事情を斟酌しながらしっかり舵取りするでしょう。小澤さんだって、同じだと思います。スッカラカンのように口先だけラジカルなことを言っても、何も前進しません。まさに「職業議員」で、真面目に役所や会社で働いたことがないから、生きた経済が分からない。エネルギー問題で党派による色分けは難しいはず。マニフェストに脱原発を書くことは簡単でしょうが、プロセスと経済との折り合いを明記しない限り、また大嘘つきと呼ばれるでしょう。グルメに夢中になったり、脱原発で放言するのではなく、スッカラカンをリーダーとする民主党は「雇用・雇用・雇用」で力を発揮してください。論点をずらして国民を欺こうなどとは何と情けないことか。解散総選挙となっても、各地の地方選と酷似した無惨な結果を招くはずです。国民にとっては幸せなことですが。

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