★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK116 > 223.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
我々国民はあまりにも無知であった
http://www.asyura2.com/11/senkyo116/msg/223.html
投稿者 星と月 日時 2011 年 7 月 05 日 16:01:33: vebXXayRfpINQ
 

政権交代によってこの国は大きく変わるものと誰もが期待した。現実は何もかも裏切られ、国民はそれを菅直人の裏切りであると思った。しかし未だに国民はもっと深い原因が存在した事にも気づいていない。それが何であるのかを私見として以下に述べてみたい。

わが国の最大の問題は「閣法制度」にあると何度も指摘してきた。しかしそれだけでは何の解決にもならない事に気がついた。我々は選挙によって国会議員を選び、我々の代表者として国会に送れば全てが解決するものと信じてきた。それが政治家の姿を曖昧にし、そのことが選挙における国民の候補者に対して望む内容までもが幻想であった最大の原因であったのだ。そもそも政治家という言葉自体が意味をなしていない。政治家たちは官僚のお膳立て通りに動き、それが自分たちの意図したものだと長きにわたり国民に思わせてきたのである。

わが国の憲法は三権分立を明確に規定し、国権の最高機関を国会とし、立法権は国会にあるとしている。しかしながら戦後のどさくさの昭和21年1月16日に内閣法の中に、第五条 ・ 内閣総理大臣は、内閣を代表して内閣提出の法律案、予算その他の議案を国会に提出し、一般国務及び外交関係について国会に報告する、という条文を滑り込ませることにより内閣に、実質的には官僚に、法案提出権をあたえたのである。憲法第72条の条文にある、内閣総理大臣は、内閣を代表して議案を国会に提出し、一般国務及び外交関係について国会に報告し、並びに行政各部を指揮監督する、という言葉の意味するものは、第73条に規定された条文によって、議案とは「予算案」である事から「閣法制度」の憲法違反は明らかである。第72条の「議案提出権」に法案も含むというのは無理やりに解釈を行っているだけであり、その正当性には何の根拠もない。日本の知識人といわれる者たちが、いかにいい加減なものたちであるかの証明である。しかしこれが現実で、実態は行政府が立法権を持っているのである。

戦後から一貫した自民党という官僚と一体化した政党による政治体制が長く続いたことにより、政治家とは行政府の仕事が主体という間違った考えが国民の中にはびこったままにされた。本来、国会議員とは、その名の通り国会に属するものであり、行政府ではなく立法府の職員なのである。たまたま議院内閣制をとっているから多数を持った政党が首相や行政府の長である大臣になるというだけであって、本来業務はあくまでも立法でなければならない。従って、選挙における候補者はどのような政策を行うかは勿論であるが、その大前提である法律をどのようなものとして成立させるかという公約がなければならない。ここにこの国の政治家というものに対する曖昧模糊とした国民の見方が生まれているのである。政治家が何でも行うという間違った考えであった。法律上、行政は法律に従って行われるものとして、分離されたものとしてとらえられなければならない。それが国民にも国会議員たちにも完全に忘れ去られているのだ。 官僚という行政府の職員たちが法律を作っているから、政治家たちは何も権力を行使できないのは当たり前である。正に国会議員たちは自分で自分の首を絞めているわけである。そのようなものたちが行政府の長としてきたとして、一体、行政府の公務員達の誰が命令に従ったり、ミスをしたとしても責任など認めるだろうか。全ては幻想だったのである。

この国を変えるためには、政治家たちの本来業務の自覚と言う事を今後の大前提にしなければならないが、国民自らも政治家の何たるかをしっかりと理解しなければならない。過去と同じ形で政治家を選んでも、何も変わらない事が今回の民主党による政権交代によって証明されたのだ。民主党という改革を目指したかに見えた議員達でさえ、実態は何も考えてこなかった素人であったと思い知らされたのである。それは国民も政治家も、過去からの事実が全て正しいという幻想のままに漫然として生きてきたからである。我々が正しい目を持たない限り国を変えられない事が証明された以上、我々は将来の世代のためにも「正しい認識をもって」候補者を選ばなければならない。その上で閣法制度を廃止させ、官僚社会主義国家から民主主義国家への転換を成功させなければならない。このままでは何時までたっても絶対にこの国は国民主権の国にはならない。
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2011年7月05日 16:37:16: AQqyLULhMc
> 我々国民はあまりにも無知であった

本当にそうですか?

カマトトぶる日本人
http://news.livedoor.com/article/detail/5590441/

賢い日本人が「だまされた!」とカマトトぶるのは、その方が世間的にウケがいいからだ。まず、「だまされた!」と言えば、「かわいそうな被害者」になれる。本当は「だまされた!」という当人にも、多少の加害者性(というか責任)があるはずなのに、「だまされた!」と一方的に宣言することで、その責任を打ち消すことができるというわけだ。


02. 2011年7月05日 16:56:43: 3DzJqv1zRw
「あまりにも無知であった」のはあなたでしょ。
おめでたいと言うか、天真爛漫。
「官僚社会主義国家から民主主義国家への転換」
そんな簡単に出来るとはこれっぽっちも思わなかった。
民主党なんかではとても無理。
まず党内がまとまらん。
これでだめ!
自民でも民主でも同じ。
正しい目をもつことは大事だがそんな事では出来ません。
政治家の志がまず低すぎる。
少しずつしか変えられない。
大事な部分からこつこつ変えるのが現実的。

03. 2011年7月05日 16:57:04: YzESbPZq8g
01殿、では無知でなかった事を具体的に述べてみて欲しいものだ。他人の意見を持ってきて誤魔化したいという意図だけが透けて見えるのはあんたの卑劣さを現わしている。堂々と自分の意見を述べてみろ。だれも責任を打ち消したとは述べていない。筆者は責任を認めているではないか。

04. 2011年7月05日 16:59:40: YzESbPZq8g
02の意見も同じであって、非難のための非難に過ぎない。何をもって具体的に変えられるのかを自分の意見として述べていない。一見もっともらしく述べて、その中身は何もない。ウンザリだ。

05. 2011年7月05日 18:19:02: esmsVHFkrM
03、04、

そのとおり。まったく同感だ。


06. 2011年7月05日 18:19:15: 3DzJqv1zRw
>>04
「非難のための非難に過ぎない。」
その言葉そのままお返しする。

「何をもって具体的に変えられるのかを自分の意見として述べていない。」

「官僚社会主義国家から民主主義国家への転換」などと憲法改正まで視野に入れなければならないような革命的テーマに一つや二つ具体策を並べて何になる?

民主党のマニフェストにあった人件費2割カットでさえ成しえていないのに!
天下りの禁止や人件費2割カットなどコツコツやるのが現実的だ。


07. 2011年7月05日 18:30:27: 3DzJqv1zRw
だいたい田舎の農家の爺さん婆さんが
「官僚社会主義国家から民主主義国家への転換」
を期待して民主党に1票いれたのか?
子育て中の若い夫婦が
「官僚社会主義国家から民主主義国家への転換」
などと考えて民主党に1票いれたのか?
この候補者は立法能力がどうのこうのと考えるはずがない。
法律を官僚が作っても意に沿う法律になるまで作り直しをさせればよいだけだ。
政治家の志の低さと能力の無さにつきる。
団体や企業の利益代表の議員が当選してくるかぎり簡単なことではない。

08. 2011年7月05日 19:15:28: YzESbPZq8g
07さんの意見そのものが筆者の意見そのものではないのか。その事実を我々が知らなかった事を、正に筆者は述べているに過ぎないではないか(大笑い)。

09. 2011年7月05日 21:16:00: 0HWREZWYs6
現実問題として、今国家公務員に喧嘩を売っても、勝算は全く無いよ。
官僚機構は巨大すぎて、無理やり政治主導!とかやってみても、何も出来ずに過労死するのがオチ。
これは風車に突きかかる、ドン・キホーテに等しい。

出来ないものは、出来ません。

ではどうすればよいのか?
そこは小沢はちゃんと分かってるよ。鍵は地方財政にある。
財務省とも、もう段取りがついてるみたいだし、黙って見てればいいと思う。

小沢は当面、国家公務員に喧嘩を売る気はないと思うし、売っても意味ない。
そこが納得できないなら、今のうちに支持者辞めたほうがいいと思う。


10. 2011年7月05日 22:52:42: St2lGEV2DU
09さん

喧嘩なんか売る必要はないさ。

官僚は、本来の国の富を作り出してはいないのだから、いくら肥え太ったといえども、田舎のジジババといえども、今のように金に詰まってきたら「うっすら」とは気付いてきますでしょう。

官僚が小沢さんを恐れているのですから、・・・間違わないように。

だから無茶するんだから。   最後は、小沢が勝つのさ。  カネの配分が鍵。


11. 2011年7月05日 23:03:13: eAqWhqoDZM
労働者貴族、連合幹部と朝鮮帰化人と部落差別人権屋が権力の味を楽しんでいるだけ。地獄に堕ちる愚かな国民。

12. 2011年7月05日 23:14:39: BSZLL2M15c
 世界中どこを見渡しても、
建前上は民主主義国家の振りをしても、本当の民主主義国家って一つもありません。
 実は、民主主義と言う言葉は、権力者側で、国民を欺き、何かが起こったときに国民に責めを負わせる便利な言葉にしか過ぎません。

 おわかりかな?


13. 2011年7月05日 23:55:48: RgqCOPJqbg
ちょっとコメントはいただけませんが、本文は参考になりました。「閣法制度」ですか、知りませんでした。人事院への政治介入とかはトライ&エラーが表に見えますが、この「閣法制度」は政治家から何らかの対抗的アプローチがあったのかな? でも議員立法を否定する訳ではないですよね? 行政官僚が法案に関与することへのお墨付きという意味かな?

14. 2011年7月06日 00:21:17: Hrr2jC5VRw

本来、法律は、権力者が暴走しないよう、
国民を守るためにあるハズなんだけど、現実になそうなっていない。

法律を作っても、国民に守らせるのは、警察、検察、司法の権力。
権力を持っている階層は、法律を守らなくても、彼らの地位、財産は
ちゃんと守られているのだ。

法律を作っても実行するのは、官僚であり、権力者側。

権力構造を深く掘り下げたほうがいい気がする。

王様やお殿様が最高の唯一の権力を持っていたころは別にして、
近代国家以降は、権力構造は複雑になっている。

まずは、カレル・ヴァン・ウォルフレンの
「日本・権力構造の謎」「誰が小沢一郎を殺すのか?」を読み、
天皇ヒロヒト関連の書物、
長谷川幸洋氏の「日本国の正体」をお読みください。

あと、国家という考えの縄縛から抜け出したほうが、
物事がよく見えてくる。


15. 2011年7月06日 06:29:21: 0xPSrKSp26
騙されたのではなく、命令に従っただけ、
徳川時代は将軍の取り巻きに(富山の薬売り、獅子舞、伊賀忍者のスパイを使った
柳生家)に従った、明治維新は嘘ばかり、薩長の下級武士のする官庁に従った、
昭和は警察/陸軍/官僚に従った、戦後は米軍の下級士官に従った。
日本国民は従うことが習慣になっている。
織田信長を殺した闇の輩が残した闇政治は今も続く、、不気味な国 日本
管も米軍下士官に従っているだけ、延命できれば 管はほいほい米国様様で行く。
辞めるわけない管直人。

16. 2011年7月06日 09:02:02: 3DzJqv1zRw
>>08
読解能力30点。

17. 2011年7月06日 09:17:13: 3DzJqv1zRw
政治主導、政治主導と叫ぶなら。
法律を改正し官僚の人事権を大臣が持つ用にしなければ、天につばするに等しい。
省益にそわない政策にはサボタージュされつぶされる。
「官僚社会主義国家から民主主義国家への転換」
こんな大げさな事を言わなくても人事権の奪取でずいぶん変わる。


星と月氏の記事はロマンチスト的且つセンチメンタリズムに社会を見ているようにおもえる。批判的ではあるが、団塊世代の臭いがする。


18. 2011年7月06日 09:22:14: 0xPSrKSp26
馬鹿な国民 馬鹿を選ぶ 選ばれたスッカラカン、嘘吐き奸はどうなった?
管直人の住む公邸はビールの箱が山積、連夜の酒宴である。
不細工な管伸子を加えて狂った官邸は酒宴は、狂奔す。
古代の中国は殷の紂王が愛姫である妲己の歓心を買うため、その言うがままに日夜酒色に耽り、民を虐げた虚飾の宴と相似/同等である。
これを酒池肉林と呼ぶ、すわなち、「妲己を愛しみ、妲己の言これ従う。(中略)賦税を厚くして、もって鹿台の銭を実(み)たし、鉅橋の粟(ぞく)を盈(み)たす。(中略)ますます沙丘の苑台を広め、[1](中略)酒をもって池と為し、肉を縣けて林と為し、男女をして倮(ら)ならしめ、あいその間に逐わしめ、長夜の飲をなす。百姓怨望して諸侯畔く者有り、是において紂すなわち刑辟を重くし、炮烙の刑有り」
なお、この酒池肉林の後、紂王は誅され、この国は滅びた。
日本ももう直ぐ滅びるであろう。
愚民よ目覚めよ 国立て直せ、大和民。

19. 2011年7月06日 10:21:21: 3DzJqv1zRw
>>18
ビールぐらい飲ませてやれよ。
そんな事に反応しているようでは、マスコミの思う壺じゃないか。

殷の歴史は殷の紂王をたおし成立した周によって書かれたもので自らの正当性を主張するために捏造された物だと考えるのが妥当。
国を統治するのは天命であり、前王朝が天に如何に不徳であったか主張しているにすぎない。

マスコミにすぐ誘導されているようでは歴史書に騙されても仕方が無いか?

「国立て直せ、大和民。」
わたしも強くそう思う。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK116掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK116掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧