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松本前復興担当相の辞任劇が暴く日本の現実
http://www.asyura2.com/11/senkyo116/msg/363.html
投稿者 sci 日時 2011 年 7 月 08 日 19:00:05: 6WQSToHgoAVCQ
 

まあ確かに管を変えても日本の政治はほとんど変わらない可能性は高いな
しかし変えなければ動かないネジレ状況なのだから、
せめて補正予算と公債法だけでも、さったと通して消えてくれ

復興が遅くなるほど、東北エリアが担ってきた世界経済での役割が
どんどん海外企業に取られてしまって、
遅すぎた投資は、ただの税金の無駄遣いと化す

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920021&sid=a.iIhDfKXAno
松本前復興担当相の辞任劇が暴く日本の現実
−ペセック 
7月8日(ブルームバーグ):日本で最も罵倒された人物は誰かを世論調査すれば、松本龍前復興対策・防災担当相がダントツで選ばれるだろう。同氏は5日まで国内で2番目に重要な大臣の職にあった。

  松本氏は就任から1週間後の3日、東日本大震災で被災した宮城県を視察した際、応接室で待たされたことについて同県の村井嘉浩知事を叱責。知事との握手を拒み、復興再建計画の行方は村井知事次第だと言い放った。

  この映像が動画共有サイト「ユーチューブ」で急速に広まり、松本氏は辞任に追い込まれた。この辞任劇は菅直人首相にとって痛手だと当初みなされたが、とんでもない。横柄で傲慢な松本氏は日本再生のお粗末な世話役になるところだった。これほど迅速に処分できたことはむしろ日本にとって幸運だ。

  今回の辞任劇には、日本の政治システムのどこが悪いのか、なぜ経済見通しが日増しに暗くなっているように見えるのかといった問題点が凝縮されており、考察する価値がある。

  日本は異常なほど礼儀正しい人たちの国だ。対立より「和」を好む。菅首相の震災後の行動は「西欧的」過ぎると嘲笑された。放射性物質の飛散が東京に広がる中で、首相は東京電力の無能ぶりを公然と批判、迅速な行動と透明性向上を要求した。腕まくりをした積極的管理職スタイルの菅首相を、メディアは日本的手法を尊重していないと抗議の声を上げた。

  同じ理由から松本氏の不作法な言動に多くの人があきれ果てた。復興対策を提案していれば、同氏の無礼な言動も許されたかもしれないが、大きな負担を抱えた知事を叱責することしかせず、逆効果をもたらしただけだった。

              軌道修正

  東北地方被災地の知事は具体的な数字を把握する必要がある。港湾や道路、橋梁、通信、学校、病院、空港、鉄道駅、護岸、住宅対策で日本政府は具体的にいくら提供してくれるのか。これがはっきりするまで多くのことは実現せず、投資家も日本の見通しに不透明感を強めるだけだ。一方、政府は政治のごたごたで身動きが取れない状態だ。

  震災直後は、震災が変化をもたらすとの期待があった。少子高齢化でリスク回避姿勢の強い重債務国の日本。この国にとって必要な軌道修正の先導役となるのは危機だけだと、10年以上前から叫ばれている。震災は、新たな成長源の創造、原子力発電への依存低下、「ウォークマン」や世界で最も信頼できる車を生み出した起業家精神の新たな発露をもたらすきっかけになると期待されていた。

  しかし、私は疑問視している。2つの動向を考慮してみればよい。首相交代に向けた自滅的な動きと、原子力産業の影響力だ。

              過去の首相

  震災への菅首相の対応は進歩的だとは言えないが、同首相を前任者の4人の首相より悪いと評価するには、過去を慎重に検証すべきだ。いずれもが首相の座を1年程度で明け渡し、お馴染みの状況が繰り返された。うち3人は、東電の不適切な安全性評価を可能にし、国と国民を危険にさらすことにつながった体制を作り上げた自民党出身者だ。

  しかし、日本の従順なメディアは、首相退陣の筋書きを律儀にまとめている。日本の権力層が菅首相を恐れる理由の一つは、進歩を阻むためだけに存在するような官僚から権力を奪おうとしていることだ。それに、日本の原子力産業の脅威となっているためでもある。それは5月に浜岡原子力発電所の運転停止を要請したことで証明済みだ。

  福島第一原発事故の対応を誤ったほか、官僚との強い絆によって保護を受けてきたため、東電に対する世間の目は厳しい。しかし、東電はここにきて、原発反対の世論の高まりに盾突き、原発支持に向け業界を盛り立てようとしている。

  お気の毒だが、東電が先導役となることを許されるのは経営破綻への歩みだけだ。松本氏は先導役の悪い見本を示した。日本を見つめるエコノミストらが今できることと言えば、政府の切迫感のなさに困惑することだけだ。(ウィリアム・ペセック)

(ウィリアム・ペセック氏はブルームバーグ・ニュースのコラムニストです。このコラムの内容は同氏自身の見解です)
更新日時: 2011/07/08 15:06 JST  

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