★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK116 > 450.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
田中角栄はアメリカの陰謀で失脚した? (小さな政府を語ろう ) 
http://www.asyura2.com/11/senkyo116/msg/450.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 7 月 11 日 10:00:14: igsppGRN/E9PQ
 

田中角栄はアメリカの陰謀で失脚した?
http://news.livedoor.com/article/detail/5697656/
2011年07月10日02時30分 小さな政府を語ろう


陰謀論と言われると何を思い出すでしょう。フリーメイスンやユダヤが世界支配を企んでいるといったものもありますが、昔は何でもCIAの陰謀のせいにすることが一つのジョークのタネのようになっていました。ところが最近は右派の側から陰謀論が語られることが多くなってきています。

その中に、満州事変のきっかけとなった張作霖の暗殺は関東軍の河本大佐の仕業ではなく、KGBによりソ連の陰謀だったというものがあります。陰謀説のネタは戦後アメリカが解析した膨大なソ連の暗号文書にそのような記述があったということなのですが(詳しくは「ヴェノナ文書」) 、陰謀論を展開する人が言いたいのは「満州事変は日本主導ではなくソ連の陰謀で導かれたものだ」ということでしょう。

その中に、満州事変のきっかけとなった張作霖の暗殺は関東軍の河本大佐の仕業ではなく、KGBによりソ連の陰謀だったというものがあります。陰謀説のネタは戦後アメリカが解析した膨大なソ連の暗号文書にそのような記述があったということなのですが(詳しくは「ヴェノナ文書」) 、陰謀論を展開する人が言いたいのは「満州事変は日本主導ではなくソ連の陰謀で導かれたものだ」ということでしょう。

同じようによく引き合いに出されるのは「ルーズベルトは日本海軍の真珠湾攻撃を知っていたが、アメリカを開戦に導くために見て見ぬ振りをした」というのもあります。これも「日本ははめられて開戦に追い込まれた」というものです。

この論理のおかしいのは、日本がアメリカに不意打ちを食らわせようとしたという事実は、ルーズベルトが知っていたかどうかには関係ないということです。アメリカが日本に中国からの即時撤兵要求や、石油の禁輸という圧力を連発し、袋小路に追い込まれた日本が開戦に及んだというのは確かでしょうが、だからと言ってルーズベルトが太平洋艦隊の戦艦を全滅させるのを指をくわえて見ていたと考えるのも無理があります。

陰謀を「ひそかに企む計画」定義すると、外交や軍事作戦のほとんどは陰謀と言えます。ですから、この世の中に陰謀など存在しないとか、公開された情報以外の物を使った推察をしてはいけないなどと言うのは間違いです。

日本が行った陰謀の例では、明石元次郎が日露戦争を勝利に導かせるために現在の400億円にも相当する予算を与えられて、欧州全土の反ロシア勢力に資金を提供した工作活動が有名です。明石の諜報活動は満州の20万人の軍隊にも匹敵するとドイツ皇帝から称えられたと言われているほどです。

その明石の工作活を陰謀と呼ぶことはもちろん可能なのですが、日露戦争で双方が様々な諜報、工作活動が行っているのは当たり前ですし、その時の資金がロシア革命の助けになったとしても歴史上の認識が大きく変わることはありません。歴史上の認識が変わるとすると「レーニンはその時以来日本のスパイとなっていて、レーニンが死ぬまでソ連は日本の強い影響下にあった」といった、陰謀説が従来の歴史観を覆すような形で登場することです。

陰謀というものはそもそも隠し事ですから、検証は簡単ではありません。当事者は陰謀があっても「そんなものはない」と言うのが普通です。逆に言えば証拠が何もなくても「このような陰謀があったと仮定すれば、うまく説明がつく」程度の根拠で陰謀論を展開することができます。

最近の右派の側から日本が第二次世界大戦に至った理由に陰謀説が何度も語られるのは、「日本は侵略的な国家であり周到な計画の下にアジアでの覇権を獲得しようして戦争を引き起こした」という「自虐史観」を否定するためでしょう。

しかし、一つや二つの陰謀で国家を戦争に突き進ませることはできません。歴史に「もし」は禁物ですが、張作霖が爆殺されなくても日本の満州への侵攻と中国との戦争は必然だったと考えるのが普通です。陰謀論の真偽と歴史の流れは別の話です。

むしろ陰謀論としては昔から左翼陣営の言っていたアメリカ陰謀の方が歴史の流れを変える力があったと思われます。アメリカはCIAを通じ自由民主党に資金を供給してきたというのは、ほとんど歴史的事実と考えられるからです。日米安保条約を国内の強い反対を押して強行採決した岸首相は「CIAのエージェント」と看做されていました(CIAの虚像と実像)。

このような背景を考えると田中角栄がロッキード社からの献金問題で逮捕されたのはアメリカの陰謀だった、という推察はそれほど的外れのものとは言えません。

田中は独自の日中外交を展開しようとしてアメリカ政府の強い不快感を引き起こしていたのですが、上院公聴会で追求されていたロッキード社の海外での献金問題で、突如田中が収賄側として名前が出たのです。

もっとも田中角栄はロッキード事件に先立つ2年前の1974年、立花隆が文芸春秋に書いた「田中角栄研究〜その金脈と人脈」をきっかけとした政治とカネの問題で首相を辞任していています。アメリカ政府がそこまで手間暇かけてさらなる追い落としを図る意味があるのかといった疑問もあります。

しかし、田中角栄がアメリカ発の不正資金疑惑で逮捕されたという事実は、アメリカがその気になれば日本の元首相を逮捕させることも可能だという証明になったことは確かです。日本とアメリカは政財界だけでなくあらゆるレベルで密接に結びついていて、アメリカが日本をコントロールするために何かしようと企てれば、パイプはいくらでもあるのです。

アメリカ政府は巨大な組織で一枚岩とは程遠く、陰謀があるとしてもCIAが全てを取り仕切っているわけではないでしょう。ロッキード事件ではCIAのエージェントと目されていた児玉誉士夫が捜査の対象になるなど、CIA人脈的にはむしろマイナスの事件でした。

田中角栄を陥れようという陰謀がアメリカにあったとしても大統領やキッシンジャーが直に命令を下したというより、日本に様々な利権やパイプを持つアメリカが全体として自主外交を企てた田中を追い詰めたと考えた方が実態に近いのではないかと思われます。

鳩山首相が最後は辞任に追い込まれた普天間基地の移設問題も、経緯の中に外務官僚や防衛官僚が従来の関係をぶち壊しにするような「少なくとも県外」の意向に巧妙なサボタージュをしたことが交渉の頓挫の原因とも言われています。そうだとすれば、鳩山首相の退陣は日米の官僚を中心とした組織全体の陰謀作業ということになります。

一つの陰謀が歴史の流れを大きく変えたり従来の歴史認識を一変させるということはほとんどあり得ません。検証も証明もできない事柄を摘まみだして「これが本当なら今までの解釈は根本的に改めなければならない」などという言い方は歴史が巨大な組織と人間の集合体が作っていくという事実を無視したものです。

逆に、表向きの政府の見解や広く報道されている事実だけをもとに物事を見るのは危険でしょう。何を言おうとアメリカは自国の国益のために日本を利用したいし、そのためにはあらゆる力を利用するだろうという当然の推測をすれば、過去の日本の首相の就任や退陣、自民党の長期政権の裏にアメリカがあったと考えないのは思考の怠慢とさえ言えます。

当然ですが組織で陰謀を行うのはアメリカの専売特許ではありません。中国や韓国、ロシアが日本を自国の利益のために様々な裏の手口を使うといは当たり前です。前に述べたように、外交とか軍事は大部分が陰謀そのものなのです。

付け加えるとフリーメイソンやイルミナティのような秘密結社(フリーメイソンは秘密結社でも何でもありませんが)を陰謀の総本山のように考えるのは、善玉悪玉の歴史観と同様愚かしいことです。歴史の流れを陰に隠れた組織が密かに操ることなどできません。世界は陰謀に満ち溢れていますが、どんな陰謀も策略も歴史の中では大海の一滴ほどの意味を持つことはできないのです。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2011年7月11日 10:40:06: gFvm5brfRA

米国の本音はこうでしょう。
「第二次世界大戦で無条件降伏し敗戦国となった日本は、
 当然にして米国の奴隷属国であって、米国のために
 何でも言うとおりにすべきだ。米国のために尽くせ。」
・・・ということです。

それを実践管理するのが、所謂ジャパン・ハンドラーズ
という組織であり、概してそれらはイルミナティ系の人々
であると言われています。

米国の利に反する政治は許さないし、そういう政治家も
許さない。陰謀と呼ばれようと断固として排除する。
そういう歴史が日本戦後の歴史なのです。

米国のポチに成り下がった政治家は悠々とその権力を謳歌
し、そうでない政治家はことごとく排除され、場合によっては
命さえ危ういことになるわけです。
これが事実でしょう。

米国の属国でみんな平和ボケがいいのか、
いや、日本国としてどこの国とも対等に渡り合う真に独立した
国として、日本国民が真の主権者たる国家がいいのか。

それは日本国民自身がこれからどうするのかでありましょう。
真実を知り、義とは情とは日本魂とは・・・
私たちひとりひとりが深く考えるべきことなのです。


02. 2011年7月11日 11:55:10: oMDBho45ss
妥当な歴史観です
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長がネット上の動画で
反竹原勢力を巨大な蛇?に例えて例示しておられたのを拝見したことがあります
マスコミ 議会 警察 市職員 市民
これが 一つの意思を持った妖怪のように立ち向かってくる
それに自分を支持してくれている側の市民層だけを頼りに立ち向かう事は
元市長の正否はともかくとして大変な勇気と実行力だったと思います
アンチ竹原の妖怪はどの部分が意思決定し命令したということではなく
無数の既得権益を守ろうとする意志の集合だったと思われます
竹原市長解任の過程を解明する場合その素材を市議会やマスコミに求めることは
重要な手法ではあると思います
しかしそれがすべてではない
とはいうものの無数の意思の中でも結束の強い部分や弱い部分
また個性の強い部分弱い部分歴史や風土の影響も交錯したでしょう
国の意思 県の意向 個々人の意思にもさまざまな濃淡があったでしょう
その結果が解任として結実したわけですよね
結論としてのどの部分の動きも「大海の一滴ほどの意味を持つことはできないのです」というのは誤誘導ではないでしょうか
私なら「歴史全体と人間社会構成の実相と個々人の欲望の中で正確に位置付けていかないと」妄想に取り込まれて行ってしまいます とでも結論付けるのではないでしょうか
  

03. 2011年7月11日 13:16:28: 9vZ8w5n7Sg
>>日本がアメリカに不意打ちを食らわせようとしたという事実は、ルーズベルトが知っていたかどうかには関係ないということです。


もちろん、真珠湾攻撃をしたのは日本自身の意志だが、軍部や政権内部が、売国奴・スパイに仕切られていたとしたら、陰謀論は成り立つ。

最近も、山本五十六の映画が宣伝されてるが、なんで彼がそんなに英雄視される?

日米開戦に反対だったとか言うが、そんな男が連合艦隊司令官になれるはずがない。

百歩譲って、そういう発言をしたことがあったとしても、強く主張したわけでも、それを押し通したわけでもない。

体勢に流されて司令官までなり、ドイツが敗れる前に休戦や降伏を画策したわけでもない。

東条英機も、山本五十六も、同じく日本を挫折させたダメリーダーだろう?

ところが、山本はなぜか英雄視される。これは非常に不思議だ。


04. 2011年7月11日 13:25:19: ZTJilLsmr6
>ルーズベルトが太平洋艦隊の戦艦を全滅させるのを指をくわえて見ていたと考えるのも無理があります。

明らかに誤りです。
>スティムソンは真珠湾攻撃の10日前の日記に、有名で議論を巻き起こした一節を書き込んだ。 「差し迫った日本との戦争の証拠について議論するために、ルーズヴェルト大統領に会った。問題は、『我々にあまり危険を及ぼさずに、いかにして彼ら(=日本)を先制攻撃する立場に操縦すべきか』」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A0%E3%82%BD%E3%83%B3
英文の日記ではもう少し詳しく説明されています。
特に“keep the sailors stationed there in the dark while fretting about them from comfortable offices in Washington D.C.”は著者の主張が全く誤りであることを示します。
>"The question," Stimson wrote, " was how we should maneuver them into the position of firing the first shot without allowing too much danger to ourselves. It was a difficult proposition." Was it? One obvious answer was to keep the fleet in Pearl Harbor and keep the sailors stationed there in the dark while fretting about them from comfortable offices in Washington, D.C. In fact, that was the solution our suit-and-tied heroes went with.

著者馬場正博氏はこんな人物。
>今回の事故の原因は一口で言うと「想定外」の津波に襲われ、バックアップも含め電源が失われてしまったからです。原発は「止める、冷やす、封じ込める」の3点が事故の被害を最小にするために重要なのですが、「冷やす」が出来なかったことがドミノのような被害拡大につながりました。「冷やす」がうまくいかなかったため「閉じ込める」にも失敗してしまいました。

日本を襲った史上最大と思われる今回の地震で改めて明らかになったこととして、日本の原発の「耐震性」は十分に高かったということがあります(この点は反原発派は全く納得していませんが)。福島第一原発以外に地震に直撃された福島第2原発、女川原発は安定的に停止させることができましたし、福島第一原発さえ制御棒の挿入による核分裂の停止には成功しました。
http://realwave.blog70.fc2.com/blog-entry-287.html


05. パルタ 2011年7月11日 13:41:17: BeExvDE2jO5d2 : fhqMEypoT6
>反竹原勢力を巨大な蛇?に例えて例示しておられたのを拝見したことがあります
>マスコミ 議会 警察 市職員 市民
>これが 一つの意思を持った妖怪のように立ち向かってくる

市民ではなく「市民」プロ市民 市民運動 圧力団体 意志ある市民 
とでも書いた方が良いでしょう。

>アンチ竹原の妖怪はどの部分が意思決定し命令したということではなく
>無数の既得権益を守ろうとする意志の集合だったと思われます

政治の流れとはそういうものでしょう。国会審議とはその反映に過ぎないのです。


06. 2011年7月11日 13:47:58: C5Y22hTrQ6
惚けてきたのかなぁ〜
投稿原稿(馬場正博氏)を読んでも何が言いたいのか理解できん???
どなたか論旨を20字程度にまとめてください。

もひとつ、この馬場氏は、米国史のひとつの流れ、
アラモ砦〜メイン号〜パールハーバー〜トンキン湾〜
911貿易センタービルも入れても良いと思うが
〜を俯瞰したことがないのだろうか?
(04氏の言うように、パールハーバーに空母はいなかったのだ)

オナジコトノクリカエシ ではないか。


07. 2011年7月11日 19:07:08: JgyS3UTymo
赤かぶもメー損か。

08. 2011年7月11日 20:43:54: 0HWREZWYs6
陰謀のある無しはともかく、
危機管理をするエリートは、あらゆる事態を想定して手を打たなければならない。
だから、最初から陰謀はないと決めてかかる人間は、管理者としての資格がない。

>どんな陰謀も策略も歴史の中では大海の一滴ほどの意味を持つことはできないのです。
これが一番バカげてる。
買収とスキャンダルとテロを駆使すれば、
どんな組織でも乗っ取れる。

大体、アメリカのイラク侵攻が、陰謀でなくて何だというのか。
一度それを聞いてみたいものだ。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK116掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK116掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧