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福島原発事故に対する米国の冷やかな態度は何故か?
http://www.asyura2.com/11/senkyo116/msg/456.html
投稿者 檀渓の靖 日時 2011 年 7 月 11 日 13:03:16: BmYUfWCo9WuL6
 

福島原発事故に対する米国の冷やかな態度は何故か?

米国は、第二次大戦後の冷戦構造によって、軍産複合体の本体ともいうべき核兵器産業の拡充・発展を期してきた。米国は、その冷戦戦略の一環として、日本国民が抱く原子力に対するトラウマの解消と原発の原料としてのプルトニウムの増産を図るために、原子力発電所の建設を世界中に積極的に進めてきた。日本に対しても、国策として中曽根、正力等の協力の下に推進させて来たのは今や明らかである。

一方、冷戦終結後の世界では、米ソの対立が解消し、核戦略の重要性は格段に低下した。そして、チェリノブイリ原発を始めとする原発事故に対する世論の批判の高まりとコスト高が、米国の原子力戦略そのものへの変更を促した。オバマ大統領が核兵器の廃絶を目標として掲げていることは、これが世界の流れになっていくことはほぼ予測されることであり、ドイツやその他の国の脱原発の動きを観てもその流れを認めざるを得ない。

ところが、我が国は、このような世界の流れと逆行して、原子力発電に頼る政策を採り続けてきた。日本国民を「安全神話」で洗脳してまでも、自然エネルギーの研究開発を阻止してまでも、そして、原発メーカーのGEやウェスティングハウスの買収までもして、一途に原発政策を推進してきた。

想うに、過去何百年にもわたって、世界の流れを創ってきた、いわゆる「世界金融資本家」たちは、今後のエネルギー問題を何処の方向へ導いていこうとしているのだろうか?
少なくとも、今の世界の動きから見えてくるものは、「脱原子力」であろうことは先ず間違いない。ということは、

彼ら「世界金融資本家」たちは、原子力に代わる次世代の新エネルギーの実用化に既に目途が付いていると考えるのが常識である。

過去の歴史から観て、準備もせずに具体的な政策を実行するというようなことは、「彼ら」に限っては絶対にない。「彼ら」の計画は、その内容によっては何百年も前から綿密に練られ、その都度微調整はされるが、基本構想は綿々と受け継がれるているのだ。

ここで想うに、今回の3・11大地震に伴う福島原発大事故に対応する米国の態度は、どうであるか?

事故当初の津波被災地への援助の異常な速さは別として、東電や現政権への具体的アドバイスや援護があったわけではなく、むしろ、それとは逆に、危機対応の稚拙さを指摘し批判してきたのが実態である。つまり、あたかも「原発推進」世論よりも「脱原発」世論の方向へ誘導しているかのように見えるのである。

このことは、過去、日本に押し付けてきた原発戦略を、いまや、他のエネルギー戦略に変換させようと考えているとしか思えない。そのエネルギーこそは、米国が利権を持つ新エネルギーでなければならないことは当然である。

具体的にどのような新エネルギーであるかは私には解らないが、一つ言えることは、今迄、世界の一部の科学者が研究して来た画期的な新エネルギー理論を、徹底的に排除し潰してきたという「彼ら」の存在を無視することは出来ない。
排除し、潰してきた画期的研究を、「彼ら」は秘かに盗用して実用化する目途を立てたとも考えられる。それは「常温核融合」か、「水素燃料」か、あるいは「ブラウンガス」か。
 

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コメント
 
01. 2011年7月11日 13:10:55: qMgd17wAMA
いくら原発推進派でも

>危機対応の稚拙さを指摘し批判してきたのが実態である

あの菅政府の対応を批判するのは当然だと思うぞ。
むしろ、対応法を心得ているなら
それから外れた事ばかりしている阿呆を見て、声も厳しくなるのは自然だと思うが


02. 2011年7月11日 13:33:20: FUviF2HWlS
原発を欲しがったのは、日本の政治家だ。
将来の核武装にも道がつけられると淡い期待を抱いた。
原発と核武装により、日本の独立性を高められると期待した。
日本の原発は、もともと米国にとって大して利益をもたらさないものだった。

03. 2011年7月11日 14:08:51: rWmc8odQao
「原発メーカーのGEやウェスティングハウスの買収までもして、一途に原発政策を推進してきた。…過去、日本に押し付けてきた原発戦略を、いまや、他のエネルギー戦略に変換させようと考えているとしか思えない。」

結果的にババをつかまされましたね。
「フクシマ」の衝撃が強かったのかもしれません。うがった(陰謀論的な)見方をすれば、最初からハシゴをはずすつもりだったのかもしれません。まぁ、真相は闇のなか。日本が追い込まれた状況に変わりはありません。さぁ、前世紀の遺物のあとかたづけをしなくちゃね。


04. 2011年7月11日 14:10:40: t0h2mbEgKk
アメリカは原発増設をすでに中止しています。
そんなアメリカから日本がウランを買って原発を稼働させているという点では
両国とも深い関係があります。
日米安保理条約にも日本の原発推進が関係しているらしいです。

(今回アメリカが日本に対して冷ややかなのではなく、)
(他のエネルギー戦略に変換させようと考えているのではなく、)
ただ単にあきれているだけですよー。

福島第一由来の核物質がアメリカ両沿岸部から検出されているように
地球規模で核がばらまかれると、
すでに日本だけの問題ではなくなりますからね。
アメリカが何かもくろんで新エネルギーを日本に売り付けようとしていると
投稿者さんは考えているようですが
もしそうだとしても日本は独自のエネルギー路線を進めばいいだけ。
(核を使用しなければどんな方法でもいいです。)


05. 檀渓の靖 2011年7月11日 15:06:41: BmYUfWCo9WuL6 : DWQjTT6t8G
01さま、

戦後、日本の国政に強いイニシアティブを発揮してきた当の米国が、メディアっを通してひつこく批判するのは、危機管理の稚拙さを批判する事が目的とは思えません。

オバマが脱原発を表明したことを見ても、米国は脱原発に舵を切ったことは明白。問題は、次の主要エネルギーに何を考えているかだと思います。

いずれにしても、私は、いつまでも米国隷従を続けているのを止めなさいと言っているのです。


06. 檀渓の靖 2011年7月11日 15:19:02: BmYUfWCo9WuL6 : DWQjTT6t8G
02さま、

当時、原発を欲しがった代表格の中曽根、正力たちと綿密な打ち合わせをした米国の存在を無視できません。終戦から間が無い時期に、つまり、米国の強い影響を受けていたその時期に、そして、当時の水爆実験の影響で日本中が反核で騒いでいる時期に、あえて原発設置計画が進められたということに、大きな意味があると考えます。


07. 檀渓の靖 2011年7月11日 15:40:33: BmYUfWCo9WuL6 : DWQjTT6t8G
03さま、

〉前世紀の遺物・・・まさに、仰るとおりですね。

この地球上に存在しない元素を創りだしたり、遺伝子組み換えで新種を創り出したりする現代の人間たちは、原発という地球にとっても非常に厄介なものを創りだしてしまった。彼らは、大宇宙の法則も無視して、自分たちは何でもできると想いこんでいるらしいが、とんでもない思いあがりである。大自然を制御できると考えること自体、己の力を知らない哀れなちっぽけな人間だと知るべきだと思います。


08. 檀渓の靖 2011年7月11日 15:58:50: BmYUfWCo9WuL6 : DWQjTT6t8G
04さま、

日本の歴代政権の政策は、特に、1900年代からは、米国の強いイニシアティブを受けて決定・実行されています。たとえば、いわゆる『年次改革要望書』、それに代わる現在進行中の『日米経済調和対話』は、「要望」とか「対話」とか訳されていますが、その実態は、米国の強いイニシアティブ、つまり、強い指導力で操作されていると断言できます。
願わくば、この米国の鎖から一日も早く脱するべきだと考えます。


09. 2011年7月11日 16:14:17: qSlbXVySMQ
あわれで、ちっぽけな人間・・おしゃる・・。そのチッポケな人間が、何をしでかしたか・・・?森林伐採での、地球温暖化・・。自然を征服できるとの、ユダヤ・キリスト教からの、観念・・。あまりにも、大き過ぎるとは思わんか・・?

10. 2011年7月11日 16:15:40: cr3rp4IiFA
日本は核武装という選択肢を放棄したわけではない。
既に長崎型原爆4000発分のプルトニウムを所有している。
何時でもその気になれば核弾頭はつくれる。
かつて中曽根康弘や正力松太郎が共産国ソビエト、中国の核に怯え同じレベルの科学技術を持たないと危ないと考えた。
「日本がアメリカに負けたのも科学技術の差によるものだ」と明治の政治家のような考えを持ったとしても不思議ではない。
アメリカが原子力発電を日本に輸出したという事は日本の核武装をアメリカが容認したと言う事に他ならない。
アメリカもソ連、中国の核に対抗するためにインド、パキスタンに各技術をゆずっている。
日本人は原発をエネルギー問題の観点からしか捉えていないが、核兵器の製造準備という裏の目的も表にだして論議しなければならない時期にきている。
我々は危険で金の掛かる原発が本当に必要なのか?
今一度、立ち止まって考えてみようではありませんか。

11. 2011年7月11日 16:16:55: u6eh32qNx6
>我が国は、このような世界の流れと逆行して、
>原子力発電に頼る政策を採り続けてきた。

 はぁ?
 デタラメを言うでない。
 311以前は、世界はもちろんアメリカのオバマだって、「原発ルネッサンス」
 「原発はクリーンエネルギー」とかいって、原発の新規建設にノリノリだったでしょうが。
 その程度も知らないの?
 わざと日本を蔑むようなデタラメな投稿はやめた方がいいぞ。


12. 2011年7月11日 20:44:24: j5NOj7YlhA
>過去の歴史から観て、準備もせずに具体的な政策を実行するというようなことは、「彼ら」に限っては絶対にない。「彼ら」の計画は、その内容によっては何百年も前から綿密に練られ、その都度微調整はされるが、基本構想は綿々と受け継がれるているのだ。
原子力もそうですか?

13. 2011年7月11日 20:47:29: gxYiQRCIEw
せっかく米国が日本の核武装化を認めて、核燃料処理を許可しても、憲法第九条や非核三原則やらを楯にとり、自らは核武装化を拒否し、北朝鮮やイランに核兵器の原料を横長しするような裏切り者のテロ支援国家には、当然冷淡になるでしょう。
震災後、米国は120兆円もの懲罰金を取り、NATO軍総司令官サルコジが乗り込んできて、やはり汚染水処理の名目で1トン当たり2億円とも言われる処理費用(総額で数十兆円)をふんだくられるのも朝鮮民主党を選択した愚民国家故でしょう。

参照
日本政府と東電の「21世紀最初の真実」:日本がイランにプルトニウムを売っていた!?

http://quasimoto.exblog.jp/14939980/


14. 2011年7月11日 21:10:14: MzQ0dNuj7k
私も投稿者の分析に賛成です。

第二次世界大戦以降、冷戦〜テロ戦争を主導し世界を牛耳っていた「軍産複合体」に対する別の支配者勢力が台頭しているのでしょう。
それは、軍産複合体に殺されたケネディ(やアイゼンハワー)の後継者たち(=世界の多極化を望む産業・金融独占資本家等)ともいえます。

彼らは3.11以降、隠然とある時は公然と脱核(兵器と発電)路線を進めている。
菅首相の唐突なストレステスト提起と昨晩のNHK特番討論会を見て、その感を強めた。
昨晩のNHK特番は、はっきり脱原発誘導番組でした。

核兵器は世界支配の軍事的道具としてはもはや有効ではないこと(冷戦の遺物)。
ウラン資源は石油以上に少ない。
増え続ける核廃棄物(放射能)の管理コストが高く、世界的に行き詰まっていること。
そして何よりも、金融危機以後、今のアメリカには軍産複合体(の核支配とテロ戦争)を支える経済的基盤がなくなっていること。

次のエネルギー革命もきっと用意されているのでしょう。
表向きはシェールガスということになっていますが、それはどうかな?
本命は燃料電池(水素利用発電)かも…。


15. 一隅より 2011年7月11日 21:42:23: PnbUj1IYwR18o : OXc7OdW6Uo
投稿中の、>「いまや他のエネルギー戦略に変換」、「そのエネルギーこそは、米国が利権を持つ新エネルギー」、に同感です。

>「具体的にどのような新エネルギーであるか」、について、つぎの事実も加えておいてください。


2011年2月
日米経済調和対話の「米国側関心事項」で、再生可能エネルギーに関する規制緩和が要求される。
(米大使館HP http://japan2.usembassy.gov/j/p/tpj-20110304-70.html
 ↓

3月11日(地震前)
再生可能エネルギー法案を発表。
(経産省HP http://www.meti.go.jp/press/20110311003/20110311003.html
 ↓

6月27日
菅、再生エネ法の成立を退陣の条件にすると記者会見。

もっとも、再生エネ法成立を絶対条件とすることは、菅ひとりでなく岡田・民主党執行部の意向だろう。
(6月21日報道 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110621/stt11062109520005-n1.htm


この流れから、「再生可能エネルギー」と騒ぐことが、脱原発とも環境保護ともなんの関係もない、まったく別の狙いのものだということがよくわかります。


16. 2011年7月12日 07:17:47: UTHfx4sDzg
>福島原発事故に対する米国の冷やかな態度・・

 3月12日の気象庁の報道発表を見れば理解できる。以下、引用
今回の地震について、外国の地震観測データを用い、本震による震源域の破壊の進行の様子(破壊過程)を調べたところ、通常より複雑なかたちで3つの巨大な破壊が連続して発生していることが分かりました。このため再解析した結果、地震の規模はマグニチュード9・0であることが分かりました。
 なお、今回のような複雑なかたちで破壊した地震は極めて希で、1つめの巨大な破壊に相当する波形とは異なる通常見られない特殊な地震波形が認められ、再調査したところ、これが2つめ、3つめの巨大な破壊に相当することが判明しました。

 つまり、アメリカによって「何かが行われた」と言いたかったのだ。


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