海江田氏、首相との脱原発論共有「鴻毛より軽い」
（2011年7月21日00時21分 読売新聞）
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110721-OYT1T00022.htm?from=main2

　菅首相は２０日の衆院予算委員会で、原子力発電の使用済み核燃料を再利用する核燃料サイクルについて「従来の計画に沿って進めるのか見直すのか。予断なく議論すべきだ」と見直す可能性に言及した。

　これに対し、海江田経済産業相は同日の衆院東日本大震災復興特別委員会で、「（原子力技術は）歯を食いしばって安全性を高める努力をしなければいけない。（高速増殖炉の）もんじゅについてもその中の話だ」と述べ、核燃料サイクルの意義を強調し、閣内での認識の違いが改めて表面化した。

　海江田経産相は、菅首相の「脱原発」表明についても、「首相が個人的発言と言っており、それを共有しているかどうかは鴻毛こうもう（おおとりの羽毛）より軽いと思う」と述べ、中国の歴史家、司馬遷しばせんの書を引用しながら、脱原発を内閣で共有する必要はないとの認識を示した。

　また、「日本の原子力技術をゼロにしていいのか、議論が足りない」と述べ、首相の方針に異を唱えた。 　

コメント
01. 2011年7月21日 05:05:23: gv3g2pIdNc 確かに、菅の考えは「鴻毛より軽い」。 嘘つきの馬鹿が総理首相では、復興もそうだが議論さえ前に進まない。
02. 無段活用 2011年7月21日 05:12:39: 2iUYbJALJ4TtU : h9Bo7LwcEU 既に日本の大学で「原子力工学科」の看板を掲げるところはない。原子力をやりたい 若い人がいないのだ。日本の原子力技術は一世代かけて、確実にゼロになる。これは 仕方がない。 だから、今ある技術を、全ての原発の解体・埋葬のためだけに使うべきだと思う。 それでも、残された時間は30年。足りないくらいだ。 原発が無害ならば良かった。日本の石炭産業はスクラップされたが、唯一、釧路の 海底炭鉱が生き残り、世界最高級の採炭技術の維持・継承と、海外研修生の受け入れ を行っているようだ。原発が無害なら、それもできただろう。 しかし、私も甘かったと思う。日本の原発は一世代かけて安楽死する。だから、声を 上げて反対を唱え、事を荒立てることを憚った。私も「安全神話」を信じていた。そ して、福島の事故を見ることになった。取り返しのつかない事をしたと、粛然とした 気分になることがたまにある。
03. 2011年7月21日 09:06:39: rFD4bFvk6w ”思慮深さが欠落した不条理男”海江田万里は政治家の器ではない、が証明された。 元経済産業大臣経済評論家として執筆に講演会に活動の場を移しなさい。、
04. 2011年7月21日 10:22:50: FKGTI7fXrk 海江田は与謝野に後れを取りたくないというだけで内閣に残っているのでしょう。
05. 2011年7月21日 10:29:00: c8HdAjvjlU そもそもが原子力技術などと偉そうに言える物ではなかった事が福島で露呈したのではないのか。 事故後の右往左往を見るにつけ、情けなさでがっかりする。 安全委員会のデタラメなど、どの面下げて人前にでられるのか。 こういったパープーが責任者でいる集団に、もったいないと言える技術なんぞある筈がない。 ゼロにする以前にゼロだろうが！
06. 2011年7月21日 10:41:28: vfBWJn6RgM 現在の空気だと、経産の商用炉には非難ごうごうで、文科の研究炉実験炉は黙認のようですから、原子力技術はゼロにはなりそうもありませんね、運用を誰かが引き継ぐでしょうから。 文科はどう考えているのでしょうか。 ともかく、脱原発については、まだまだ議論が足りないのは確かでしょうね。

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