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<平成大衆意識>雑感(4)  人間狩り 「世川行介放浪日記」より
http://www.asyura2.com/11/senkyo116/msg/840.html
投稿者 みちばたの蝶 日時 2011 年 7 月 21 日 21:39:27: JxOH7lIi5LSzQ
 

マニュフェストが「甘かった」という「謝罪?」といい、この国の民主党は、もう「政党」としての体をなしていないようです。

http://blog.goo.ne.jp/segawakousuke/e/e2e19d33cdbb04be689164eca6b58245

<平成大衆意識>雑感(4)  人間狩り
2011年07月21日 18時03分37秒 | 05 文学篇

 昨夜、ネットのニュースを見たら、
 民主党の倫理委員会が、
 小沢一郎から出されていた、「裁判の結果が出るまでの党員資格停止」処分に対する不服申し立て、
 を却下し、
 続いて、常任幹事会がその処置を了承したことにより、
 小沢一郎に対する処分は確定した、
 と報じていた。

 その却下理由は、
「起訴された事実に変わりはない」
 というものだったらしい。
 ただ、付帯意見として、
「小沢氏が岩手県選出の国会議員として被災地の復興に携われるよう、
 執行部に配慮を求める意見を添える」
 だという。
 倫理委員長の渡部恒三民主党最高顧問の言によると、
「政治とカネの問題は、政治家が最も襟を正さなければならない問題であり、
 党としても厳しい対応をしなければならない」
 のだそうだ。

 漫談で人の笑いを誘って生きてきた人間が、真顔を装って語るとどんな無残な内容になるのか、
 政界漫談師渡部恒三は、僕たちに見せてくれた。

 どれほどの人が気づいているのかしらないが、
 今回、政権政党民主党が、「起訴された事実に変わりはない」と正式に表明したことにより、
 僕たちは、戦後昭和を支えてきた、一つの理念を、完全に失った。


 「第四の権力」呼ばれる「マスコミ(orマスメディア)」の<人間狩り>が露骨になり始めたのは、
 昭和50年代、
 「今太閤」ともてはやされていた、時の天下人田中角栄(故人)を、
 最高権力の首相の座から引きずり下ろし、
 その絶大だった政治影響力を根こそぎ奪い取り、
 強靭そのものみたいな田中角栄の精神を追い詰め、再起不能の病に導き、
 最後は政界から放り投げるみたいに追い出した、
 その抹殺劇の成功を得てからだった。

 その時の<人間狩り>の根拠は、「クリーンな政治を!」というスローガンで、
 論理自体は、奇麗事ばかりを言う既成左翼陣営で使い古された三流論理だったが、
 そう言われると、「それは結構なご意見で」としか言いようのない「美しい」スローガンだから、
 庶民にとって耳あたりのいいスローガンであったことは確かで、多くの支持を得た。

 角栄抹殺劇の成功に気をよくしたマスコミは、
 その後も、その論理を表に高々と掲げて、
 何人もの政治家を
 検察による起訴、それからのマスコミによる追放キャンペーン、政界追放、
 というパターンで、追い落としていった。

 マスコミがキャンペーン追放に利用したのは、
 昼のワイドショーだった。
 政治や社会など考えたこともないような低能芸能人を司会者にした上で、
 「家庭の主婦」をメインにした、あきらかに社会音痴の女性視聴者たちをスタジオに招いて、 
 あたかも彼女たちが、「世論」の代表者であるかのように扱い、
 自分たちマスメディアの思惑に沿った意見を誘導し、
 疑わしきは罰す。
 これを<人間狩り>の基本姿勢として、
 その意見を「世論」であるかのように大げさに報道し続け、多くの<人間狩り>を成功させた。

 やがて彼らは、
 その対象を、政治家だけではなく、芸能人、一般人にまで拡げ、
 この国において、マスコミ(マスメディア)主導の、広汎な<人間狩り>が行われるようになった。


 そこにあったのは、
 <超法規的な正義>の主張、だった。

 僕たち<戦後知性>は、
 「疑わしきは罰せず」という法理念を生きてきたわけで、
 「疑わしきは罰す」という姿勢には異和を覚えていたのだから、
 この時、
 戦後の法理念を土足で踏みにじった<人間狩り>に対して、
 昂然と「異議申し立て」をしなくてはいけなかった。

 しかし、
 僕たちもまた、十分に臆病であり、怠惰であったから、
 それを、たった一人、思想家の吉本隆明に任せただけで、沈黙し続けた。
 そして、
 平成に入って、「オウムサリン事件」が発生するに至って、
 「疑わしきは罰す」の姿勢が強くなり、別件逮捕が横行した。
 しかも、
 そうした風潮を公然と批判してきた吉本隆明は、
 オウム真理教の麻原教祖を評価していたため、疑心の眼で見られるようになり、
 もう、異議申し立てをする骨太な人間が存在しなくなったため、
 この国を、「疑わしきは罰す」という風潮が覆いつくしてしまって、今日になった。


 大衆の間で法意識が変化していくことは、よくある話で、別にどうってことはない話だが、
 ただ、
 冷静に今現在の<人間狩り>状況を考察すると、
 この状況は、別に、目新しいものでも何でもなく、
 戦前の、
 マスコミ・官憲・大衆が一体になった、「非国民キャンぺ−ン」とまったく同一のものであることに、
 僕たちは気づく。

 つまり、
 この国は、「本卦がえり」をしているにすぎない。


 哀しいではないか。
 と僕は思う。
 太平洋戦争で莫大な同胞の命を犠牲にして得た理念が、
 国を挙げて、国民に教育啓蒙を施し続けてきたにもかかわらず、
 わずか60数年で、だらだらと元の木阿弥と化す。

 この国の<負の大衆意識>の頑強さに、僕たちは、永久に太刀打ちできないのだろうか。


 いま、
 師匠田中角栄抹殺劇から始まった<人間狩り>が、
 田中角栄の弟子であった小沢一郎への追放劇で集大成されようとしている。
 「疑わしい」だけで、小沢一郎は、自らが主導した政権交代の現場から排除されてしまった。

 これは、小沢一郎が好きとか嫌いとかの次元の問題ではない。
 僕たちは、
 民主党倫理委員会とやらの、「起訴された事実に変わりはない」という公式見解が、
 いかに安直な法認識の中で決定されたものでるあるかを、見なければならない。
 漫談師の渡部恒三なぞどうでもいいが、
 民主党の現在の実力者のひとりである仙谷由人も枝野幸男官房長官も、
 弁護士であるそうな。
 彼らは、いったい、どんな法認識で法曹界を生きてきたのだろうか。
 戦後法理念のどの部分を抱きしめて、政治活動をしてきたのだろうか。
 僕には、どうも、よくわからない。


 だらしない風化の時代に入って、
 この国は、戦後守ってきた理念が、なし崩し的に崩れ始めている。 
 ひょっとしたら、もう、この風潮に歯止めをかけることは、金輪際無理かもしれないなあ、
 と思う時、
 僕は、ついつい、
 <野垂れ死にをも許される自由>への憧れを、抱きしめ直してしまうのだ。
 

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コメント
 
01. 2011年7月21日 22:06:58: tTrD7tBRQs

http://blogs.yahoo.co.jp/sayuri_sas_00117/28498286.html
戦前から官僚機構は力のある政治家を排除する論理として「金権政治」を使ってきた。
星亨や原敬など、明治、大正時代に官僚と戦った政治家はみな官僚から
「金権政治家」のレッテルを貼られ、新聞に批判されて、憤った国民に暗殺された。
官僚機構が権力を脅かされると「カネのスキャンダル」を持ち出すのが昔からの常套手段なのだ。

http://esashib.web.infoseek.co.jp/ozawa01.htm
作家の新野哲也氏は、著書「だれが角栄を殺したのか?」で、ロッキード事件の本質をこう評した。
「官が、はっきりした意思をもって政治を圧倒した。それ以来、日本の政治は検察の恫喝(どうかつ)に尻尾を丸めた負け犬同然となった。そしてその一方で、公然と検察ファシズムが進行した。政と官の力関係がこの時はっきりと逆転したわけだが、政が官にねじ伏せられることは、取りも直さず民が公権力に屈服させられたことを意味する」
 しかし、政権交代で時代は変わったのだ。検察が万能じゃない。

日本ほど政治権力よりも、行政権力に迎合した「司法」と「マスコミ」はない。
他では使いものにならない無知無能な行政官僚群が、
更に無知蒙昧なインチキ司法とインチキマスコミを操っているのである。
ところが国民は昔から「司法」と「マスコミ」に良いように信じ込まされ赤子のように教育されてきた。
無能な番犬でしかない「インチキ司法」や「インチキマスコミ」に、
あたかも権威があるように刷り込まれて来た。
自分が選んだ政治家を自分でバカにするように訓練され手なずけられて来たのだ。
それが日本の民主主義である。
http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-40.html


02. 2011年7月21日 22:23:57: iEvoasvbnc
はいはい、もっともらしい文章を、
使い込み野郎が書いてます。

何が等価交換だ、蝶捻転。


03. 2011年7月21日 22:27:57: iEvoasvbnc
カネの切れ目のちゃぶ台返し

04. 2011年7月22日 00:54:47: sfRa8l37Gs
田中先生の政治的影響力は総理を辞めてからのほうがあったのではないでしょうか。
まあ倫理委員会の決定は残念かもしれませんが谷垣総裁なんかも法学部ですから小沢先生の事件もでっち上げとわかってて利用しているのではないでしょうか。マスコミの世論誘導もひどい気がしますが、政治家もこれを利用している部分もあるから「疑わしきは罰せず」という法意識も浸透しないのかも知れませんね。ただ、「疑わしきは罰せず」、「疑わしきは被告人の利益に」どちらでもいいのでしょうが、これは犯罪事実があって意味を成すのであって別裁判とはいえ共謀の調書が否定されてますから犯罪事実そのものが無くなってしまったわけで、いまだに政治とカネで小沢先生を批判してる連中は意味わかっているのでしょうかね。

05. 2011年7月23日 23:02:49: DNZTBAK9tY
皆さん いろいろ意見をご苦労さん

日本では民主主義も議会政治も根付かない、

与えられた憲法も議論できず、無視して小泉は自衛隊派遣、

国民は見て見ない振り、、民主主義意識ゼロ。

小沢を封じ込め、これは小沢の作戦負け、利益を国民(気分屋)にだけ見せて

官僚、組合連合、検察警察 経済団体連合へ見せなかった(嘘でもいいから見せ金でもよいから)

だから 選挙後 潰された 結局騙されたのは国民 しかも低層国民だけ

民主党員の九割は詐欺師/ペテン師/つまり嘘吐きの集団、その代表が管なおと。

選んだ相手が悪すぎたね 小沢さん。

後の祭り

残るは オクラホマ、ノルウエーの極右テロだけ

今後 の 楽しみ 5.15 & 2.26 そして 予定は 8.15 



06. 2011年7月24日 21:38:47: cEtpSjFayc

ブログで一般庶民を<人間狩り>している世川行介、それを取り巻く世川信者たち。

もういい加減「小沢ネタ」に喰らいついて、生き恥を晒すのはやめたらどうですか?


07. 2011年7月24日 21:54:31: iEvoasvbnc
>>6さん、同感。

小沢ネタ=飯のネタ
いくらなんでも金銭トラブルで排除された人間を持ち上げるなよ
国民会議の内紛というが、羽田事務所の名前が出てこなくなったのは
どうしてだと思う?
蝶さんが持ち上げて、サイフが増えても
飲み屋のツケに使われるだけだよ。

売文業っていっても実質タカリで食ってるだけだし


08. 2011年7月29日 15:56:12: iEvoasvbnc
ほらほら、世川さんが新しい部屋を所望してるよ
新しい部屋と二人分の生活費も必要らしい
今回は別れる詐欺ですね

09. 2011年7月29日 20:38:56: iEvoasvbnc
あはははは
(たるごや)さんが、狙われてるw
これだけ持ち上げられたらサイフに昇格しちゃうわな

10. 2011年8月05日 22:24:55: iEvoasvbnc
「事件」て、運動費使い込みのことでしょ。
じゃあ、オマエ一人がやったことだろ。

11. 2011年8月09日 22:06:21: iEvoasvbnc
でたぁ
世川得意の詭弁

小沢と同様に、1から100まで清廉潔白じゃないとさ

旧郵政監察室の口座照会依頼は入出金のデータのみ
どうやって入出金を捏造できるんだ?
データを金融機関の勘定を遡って訂正するのか?
通帳は世川が持ってるのに、それとの整合性が無くなるだろw


12. 2011年8月11日 22:58:15: iEvoasvbnc
あらあら、
小沢への「取次ぎ詐欺」始めちゃったよ

「小沢からの手紙」で、味しめちゃたんだね


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