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連携強める小沢･鳩山新党結成のﾀｲﾐﾝｸﾞ
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2011/7/27 日刊ゲンダイ ：「日々担々」資料ブログ
菅退陣―代表戦のｼﾅﾘｵは絶望的
退陣3条件が整っても辞めるつもりなどｻﾗｻﾗない延命第一首相に､民主党執行部は手も足も出ない｡菅退陣で代表選というｼﾅﾘｵだってどうなるか分からない｡そんな絶望的状況を打ち破るには､かつて代表を務めた小沢一郎や鳩山由紀夫が本気で動くしかない｡ｽﾞﾊﾞﾘ新党結成だが､｢9月の臨時国会が最大のﾎﾟｲﾝﾄ｣という声まで出始めた――｡
26日午前､衆院第1議員会館内の会議室に40人あまりの民主党議員が集まった｡｢動物愛護管理法改正を検討する議員連盟｣の総会が行われたのだが､異様だったのは報道陣が50人近くも詰め掛けたことだ｡いったい､何があったのか｡
｢この議連は鳩山ｸﾞﾙｰﾌﾟ幹事長の松野頼久元官房副長官が会長を務めていますが､この日の総会には議連の顧問になっている動物好きの小沢､鳩山両氏が参加したのです｡それで政局がらみの話が飛び出すのではと､色めき立った記者たちが駆けつけました｣(民主党関係者)
小沢は｢法改正の中身はよく知らないが､松野さんに呼ばれたので来ました｡とにかく動物が好き｣とあいさつ｡鳩山も｢友愛は人と人だけではない｡人間と犬や猫との友愛も極めて大事だ｣と述べるにとどまり､きな臭い話は一切なかった｡
ﾏﾆﾌｪｽﾄをめぐり謝罪発言をした幹事長の岡田を痛烈に批判した鳩山と､ｸﾞﾙｰﾌﾟ若手と3夜連続の会合を始めた小沢｡菅降ろしさえできない執行部､ﾀﾞﾌﾞﾙ選発言までして居座りを決め込む菅に愛想を尽かしている2人が､この先どう動くのか｡
◆9月臨時国会で内閣不信任案―解散なら一気に
｢動物議連は侮れませんよ｣と政治ｼﾞｬｰﾅﾘｽﾄの鈴木哲夫氏がこう言う｡
｢松野氏が会長を務めている議連に2人そろって参加したことで分かるように､小鳩連合の結束･連携を強化していく場にしようとしています｡今後の政局をにらんで2人がさまざまなｼﾅﾘｵを描いているのは間違いない｡問題は菅首相の出方です｡自民党が態度を硬化させているので､特例公債法案の会期内の成立が困難になっています｡となると､9月に臨時国会を召集せざるを得ない｡そこで野党が再び内閣不信任案を出してきたら､解散に打って出る可能性がある｡小沢･鳩山連合が動くのはまさにそのﾀｲﾐﾝｸﾞ｡鳩山邦夫元法相も加えた新党結成の可能性がｸﾞﾝと高まります｣ 解散になれば､執行部がもくろむ退陣―代表選のｼﾅﾘｵは吹っ飛んでしまう｡国民に公約したﾏﾆﾌｪｽﾄを平気で踏みにじるような民主党に､もはや政権政党の資格はないのは誰の目にも明らか｡
小沢･鳩山が新党結成に動くことは､有権者にとってもﾌﾟﾗｽ｡その時期が確実に近づいている｡
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