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・2011.8.30(その3) 
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森田実の言わねばならぬ【710】平和・自立・調和の日本をつくるために [710]
《新・森田実の政治日誌》マスコミを叱る〈21〉代表選直後のマスコミ報道に問題あり/民主党内の新たな対立抗争を煽り立てるマスコミの政治報道の狂気性を憂う/NHKの誤報の底にある「政治記者、デスクの劣化」 
「争気ある者とは、与(いたずら)に弁ずる勿れ」(荀子)
 8月29日の民主党代表選において野田佳彦財務大臣が代表に選ばれた。これによって菅首相が仕掛けた「脱小沢」によって惹き起こされた民主党内の紛争に、結着がついた。ここで民主党は団結しなければならない。野田新代表は「ノーサイドにしましょう」と宣言したことで、紛争は終わりにしなければならない。
 ところが、マスコミは小沢一郎元代表の新人事への注文発言を大きく報道している。これは、民主党がせっかく平和を回復した瞬間に、マスコミが民主党内の新たな紛争を仕掛けたに等しい愚行である。
 小沢氏はどうしてこのように次々と紛争を仕掛けるのだろうか。小沢氏には野田新代表の動きをしばらく客観的に見るだけの余裕もないのだろうか。あまりに性急すぎる。焦っているようにすら見える。精神的に不安定になっているのではないか。そんな気がする。あまりにも性急すぎる。
 より問題なのは、マスコミの政治部が民主党の新たな抗争を仕掛けていることである。
 マスコミは争いが好きであるが、度が過ぎている。マスコミはいま、政策の議論をバックアップすべきなのに、相変わらず「政局」中心の報道ばかりしている。猛省を促したい。
 マスコミは、これ以上日本の政治を乱してはならない。
 もう一つある。NHKの誤報である。NHKは決選投票直前に、馬淵氏が「海江田氏以外に投票するよう自陣営に呼びかけていた」と放送した。私はこれを聴いて「おかしい。誤報ではないか」と感じた。馬淵氏が小沢氏の側に近いことを知っていたからだ。NHKはあとになって訂正したが、こんな誤報はめずらしい。政治記者、政治部デスクは、どうかしている。馬淵氏は、自らは独立独歩を宣言していたが、民主党内では小沢氏の別働隊と見られていたのだ。NHKは反省してほしいと思う。マスコミはデマゴーグに騙されないようにしなければならぬ。(つづく) 
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